PART-1
D.C 〜ダ・カーポ〜 メーカー:サーカス
アーク 様
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地雷警報! 誰彼 〜たそがれ〜 メーカー:リーフ
あるか 様
 地雷の威力はゲームの出来だけでなく、期待度や使ったお金、使った時間(短い、すぐに嫌になる、逆に長くやって酷いオチ)なども関係すると思うので、落ち目とはいえリーフで「シナリオ重視+シリアス+ノベル」と自称していた誰彼が「シナリオがダメ」ではやっぱり地雷と呼ばれても…(踏んだひとも多そうだし)

 (あるか様)
地雷警報! Touch me 〜恋のおくすり〜 メーカー:ミンク
Loushe 様
 地雷を踏むために買ったようなソフトです(笑)。
 「Love mate」という同じソフトハウス、同じ原画家さんのゲームをやって、余りのアホっぷりについつい前作であるこれを買ってしまいました。
 このゲームはおさわりシステム(だったかな?)というのが売りなのですが、あまり意味がないというか、どっかで見たようなというか…・(苦笑)
 シナリオもあってなきが如し、どうしようもないです。
 原画の福永ユミさんが好きでなければ全く意味がないでしょう。

 結論:福永ユミCG集ということに決定!(核爆)ゲームとしては地雷。
痴漢者トーマス メーカー:Xuse:ザウス
オジンガーZ 様
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追憶(Windows) メーカー:Purple
あるか 様
ジャンル:ADV 機種:Windows95〜(XPでも互換モードで動きました)

発売日:2000 7/28 定価:8800円
購入日:2002 7   購入:980円
クリア率:100%


●ストーリー

 天満神社の跡取りとして生まれ、陰陽師としても育てられた天満武は母と異母姉の死による虚無を抱いたまま三人の美しい巫女たちと変わらない日常を過ごしていた。
   そんな武に前世の記憶が覚醒を始め、前世と現世で彼ら彼女たちの恋心が交差する……。
 

●感想

 とりあえずこのゲームに「巫女さん萌え!」とか「泣き」とか「深いシナリオ」とかを期待してはいけません。そういうゲームじゃありませんから。
   
 このゲームの特徴は「愛憎入り乱れて行動的なヒロインたち」です。
 
 前世関係者が一人を除いてみんな同じ家に住んでいるうえ(母親代わり、義姉、兄弟のように育った従姉弟)、ゲーム開始時点で主人公と母親代わりのヒロインは恋人なので、前世の記憶がそれぞれに戻るにつれてドロドロしていきます。
 
 ハッピーエンドルートのほうは嫌味や口喧嘩程度でまだおとなしいのですが、バッドエンドルートは本領発揮!

・義姉が「慰めるため」と称して主人公に抱かれ、それをわざわざ現恋人に言いに行く→思いつめた現恋人が包丁を持って主人公の枕元に!!

・現恋人と別れて義姉とくっついたと思ったら「今だけ」と言われて従妹を抱く主人公→それを義姉が目撃→「わたさない!」と義姉が従妹をはさみで刺し殺す!!

などおもいっきりやってくれます。
 
 文章の書き込みが弱いので状況のわりには「イタイ話」になってないのですが、恋愛物とか純愛物とかに分類されるゲームでちょっとした嫉妬ぐらいならともかく、こういうのは結構少ないのでそこだけは楽しめました。(嫉妬したヒロインが次のシーンでお弁当を作っていたときに「まさか、次は毒殺っ!?」とヘンな想像まで……)

 ただマイナス要素が多すぎます。
 
OPアニメと本編で雰囲気と絵が180度違う(ちなみにサビが島歌)
マニュアルのキャラ紹介で前世の話が殆どネタばれしている
各ヒロインで共通部分が多すぎる(+スキップが既読判別しない)
付属の自称「全般フルアニメーションの外伝CD」、各エンディングに出るパスワードを入れて見れるのは「Hシーンのアニメ1分半(声無し)」×2と「壁紙」だけ。
 しかもAviとBMPでそのまま入っているので、じつはパスワードなんて入れなくても。(普通外伝なら「本編では描かなかった前世のエピソード」とか「エンディングのその後」とかにしないかな……)

 そして一番はやっぱり「シナリオがダメ」ということでしょうか。
 
 まず前世の話を見ても、今同じ時間の同じ場所に転生者がそろった理由に説得力が全くありません。
 理由としてよくあるのは「特殊な力を持っていて敵と戦うため」ですが、それがない場合は前世に「転生してまでやりたい事」と「強い思い」が感じられることが必要です。
 しかし、このゲームの主人公は前世で処刑されるときに、”なんとなく”「好きな人たちになにもしてあげられなかったな」と思う程度です。
 

 次に現世ですが、前世の記憶に目覚めた理由が「たまたま前世の関係者が転校してきて、その人がなぜか鬼の魂を持っていたから」です。

 しかもそれが分かるのが「最後にセリフで説明するから」だけだったりします。
 つまりこの話の前世の記憶には目覚める必然がない、「目覚めないほうがよかったかも」というオチになるんですがそれも「最後に淡々とグチの様なセリフで説明する」だけなのでなんだかなーという感じです。

 さらに街で起こっている「連続猟奇殺人事件」は実はたいして主人公たちと関係なかったり、前世の因縁で主人公を憎んでいて「殺してあげるから……」なんておいしいセリフを言ってくれる転校生の扱いがいい加減だったり(攻略可能で憎悪と愛情の紙一重の感覚をちゃんと描いてくれたら評価は大幅にあがったのに……)、前世で結ばれなくてやっとくっついたヒロインと最後の数分で説得力なく別れたり、ダメな所を挙げだすと止まりません(笑)。


●最終評価

 「やりたいことは色々あるみたいだけど、話をドロドロさせる以外全部失敗しているゲーム」というところでしょうか(あと、原画と塗りは結構雰囲気がいいかな)。


●おまけ

 ここまで読んで「前世ネタ」「陰陽師」「連続猟奇殺人事件」「殺してあげるから……といきなり言う転校生」など某名作を思い出しませんでした?
追憶 (PC-9801) メーカー:ベルダ
あるか 様
ジャンル:ADV 機種:PC9801(WIN版も有り)

発売日:1996 11/21 定価:8800円
購入日:2001 4   購入: 100円
クリア率:数%

●ストーリー
 卒業から1年、警備員のバイトとして母校に戻ってきた主人公を待っていたのは様子のおかしい先生や後輩、さらに廃校間近という事実だった。
 荒廃の理由を探すうち、主人公は不思議な人物と出会う。
 「ずっと待っていました。この学園をどうか救ってください…」
光に包まれ1年半前、自分が生徒会長だった頃の母校に戻った主人公は運命を修正することができるのか……。
 
●感想
 このゲームを一言で言えば「歩いても歩いても歩いても歩いても何も起こらない学校を、ひたすら歩くゲーム」です。
 マップ移動の無い、コマンド移動のみの同級生といったシステムなのですが、
1. 朝から夜まで学校内を歩けるのに一回の移動で経つ時間が数分
2. 時間が重なるイベントは少ないので、数時間に1度学校内のどこか1ヶ所でしか起こらないイベントを探してひたすら歩くことになる(それでもイベントを見逃す)
3. ほとんどの時間を無意味な移動に使うのが嫌になり、眠ったりして時間をつぶす(飛ばす)様になる
4. さらにイベントを見逃しフラグを立て損ねる
5. フラグが経ってないので次のイベントが起きない

 そして4,5を繰り返すことにより最終的には絶対にイベントの起きない学校の中を歩くだけの状態になってしまうのです!!(笑)
 広さとイベント数のバランスが取れてないゲームはよくありますが、このゲームはバランス取れなさすぎ……


 ちなみに、ディスクの中には「@HINT.DOC」という名前で

 「このゲームがムズ過ぎて投げてしまいたくなったあなたにゲームのヒントをメモしておきます。」

という言葉と共に下の例

(例)
文化祭2日目
保健室   9:00〜9:59
(フラグ**1)が立っていると
イベントが起きます。
 (フラグ**2)が立つ。 

のような感じでエンディングまで載っているテキストが入っていますが、これは製作者の”最後の良心”と見るべきでしょうか?
 それとも「ゲームバランスが取れてないって自覚してるなら、売る前にどうにかしろ……」と呆れるべきでしょうか?

 数%しかやってない+先が少し気になるので地雷とは呼びませんけど(シナリオと絵は”悪くは”ないみたいなので、いつか気が向いたら”答え”を見ながら続きをやってみるかもしれません)。
地雷警報! TWINWAY メーカー:Studio e・go!
漣蓮 様
鷹羽飛鳥
 これですね。聞けば私以外にもわりと不評なこのソフト、私はこのメーカーのファンと言うこともあって、学園モノ初挑戦に期待を持って買わせていただきました。が…
 「だめじゃん…ぜんっぜんだめじゃんっ!!!」
 そう言わざるにはおけない出来でした。まず襲いかかってきたのがフリーズの嵐。
 おそらくは初回分のみなのでしょうが、CDROMをプレスする工場側のミスでまともに動かないモノを製品として出したようです。後に正常動作するROMが送られてきましてその中にそうした内容の謝罪文が入っていましたし、エゴさんからメールも頂きましたから間違いないでしょう(ですので中古でこれを買おうと思っている方、注意です)。
 で、まともに動くことを確認してプレイ…話がカスカス
 学園モノなのに授業風景がない…「偉大な兄の存在に悩む主人公」という設定がまるっきり生かされていないシナリオがある…ゲーム途中からはHばっかし…最後はとりつくったようにハッピーエンド…
 だめじゃんっ!! ダメダメじゃんっ!!
 このソフトで学ばせて頂いた教訓は…「メーカー買いは地雷原に素足で飛び込むようなもの」と言うことでした。しかもなんだか最近のエゴさんって私の嫌いな陵辱系の匂いが漂いだしたし…

 (漣蓮様)
 ダメージは受けなかったような気がしますが、とにかく薄っぺらさに辟易したような気がします。
 一番良かったところが、女の子のアイコンの変化だったというのは内緒です。

 (鷹羽飛鳥)
地雷警報! 翼のはためき メーカー:シェイプシフター
亮くん 様
 一応ノベルタイプのADVゲームなのですが、システムが腐ってます。

 メッセージスピードの変更が出来ない、フォントの変更が出来ない、バックログが読み返せない、メッセージスキップが既読未読の区別をしてくれないなど、
 ノベルゲームとして最低限の礼儀すら守ってないうえに、ろくにオプションもありません(ToT。

 そのうえ、クリアした後はクリアデータをセーブした後にそれをロードして最初から始めないと前回クリアのデータが反映されないという「雫」仕様…

 おーーーーーい、これ2000年発売のゲームだぞーーーっ!!!

 シナリオのやる気なさもシステムに負けていない!
 世の中に絶望している青年(名前がユウキ…(--;)が自殺を決意した夜に、自称天使女の子や不死の女性、さらには自称悪魔の男などと出会い一悶着あった後結局死ぬのをやめました…というストーリーなのですが…

 山なし! 落ちなし!! 意味なし!!!

 とんでもなくトンチキなストーリーです。
 しかも短いし…(選択肢が最大で5つ、最小で2つしかない)、半日で全クリア可能です。

 また、主人公のモノローグは絶望していると言うよりは単にやる気なし君のそれですので、はっきり言ってかなり脱力します(メモオフの智也とは別ベクトルでムカツク)。現代の世の中がつまらないと感じている高校生の思考そのものを見事に描写しているといえましょう。

 その世の中をつまらないと感じている主人公の気持ちを体感させるためにゲームそのものをつまらなくするとは、なんと斬新な演出だなと思わず感心してしまいました(嘘)(^^;。

 このメーカー、それまでまったくのノーマークだったのですが、本作で一気に要注意メーカーに(^^;
地雷警報! D 〜その景色の向こう側〜 メーカー:Pure Platinum
てく 様
 つまんね〜、ひたすらつまんね〜

 なんか自然とか過去とか云いたいのかもしんないけど分かりずれ〜(難しい事を言ってるのではなく、単に何を言ってるのか分からない…笑)

 まあ、絵を期待して買ったのだが、少ないエッチも必然性ゼロ。
 必然性無くても良いから「男装の麗人」のエッチシーンがあれば評価も変わるのだが、単なる服脱いだだけ(しかもパッケに載ってる)の絵。
 さすがカーネリアン様、運が悪いね。

 結論『カーネリアン』作品で買って良いのは「顔の無い月」とロボットの奴だけ(タイトル忘れた)
 特に「顔の無い月」は完成度高いっす!(注:ショタの存在に寛容な人に限る)
PLAYSTATION ツインビーRPG メーカー:コナミ
流竜馬 様
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DEEP/ZERO メーカー:セレン
梨瀬成
 パラメーター型SMシミュレーションで、タイプとしてはかつてのヒット作「カスタム隷奴」に似ている。
 CGを埋める、高ポイントを狙う、インターネットランキングに参戦してみる…遊び方も結構イロイロでなかなか楽しませてくれる。
 実際、ゲームの出来としてはかなり工夫が凝らしてあり、長く楽しんでもらおうという気合が感じられるのは実にイイ。
 ストーリーは皆無に近いので、このコーナーでしか取り上げるコトは出来ないが、凝り性の人にはゼヒともオススメ!

●一口メモ:しかも、これだけ遊べて定価が3980円
 秋葉原で買えば、実質3000円程度で購入出来てしまうんだから…うーん、太っ腹!
 CGだけしか取り柄のない他の凡百のソフト群は少し見習ったら?
ドリームキャスト D+VINE[LUV] WIN版「D+VINE[LUV]」本評論 メーカー:プリンセスソフト
流竜馬 様
梨瀬成
 以前、友人に勧められたものの、当時パソコンが無くて諦めていた作品なのですが、DCに移植されたおかげで遊ぶことができました。
 
<ストーリー>
今はもう失われた古代文明の財産である「旧世界の遺産」を探して冒険している主人公・ハイドは古代の遺跡が見つかったと言われる洞窟のある辺境の街「アーヴィル」を訪れた。
 そして、問題の洞窟へ早速足を踏み入れたハイドは洞窟の中で記憶喪失の少女・ユウラと出会う。
 彼女の正体は一体?そしてこの洞窟の奥には何が待ちかまえているのであろうか!?

<内容評価>
・基本はかっての名作「ゼルダの伝説」や「聖剣伝説」同様の王道アクションRPGなため、誰でもやり易いゲームです。
 しかも、「自己流の戦闘」「アイテム集め」「女の子とのCGありイベント探し」など幅広い遊び方ができるため、本当に長く遊べる作品です。
 それに、川上とも子さんや南央美さんや井上喜久子さんなど声優陣が良くて、キャラにも合ってたので、会話シーンが楽しめたのもポイントでした。
 
・最近…いや、PS2が出た頃くらいから「ムービーなどの演出」ばかりに重点をおき 「ゲームそのものを楽しめない」ゲーム…すなわち「演出ゲー」が大量に発生したためゲーム界の先行きが不安になってたものですが、これをやったおかげで安心できました。
 演出や萌えだけでなく、ゲームの中身で勝負できるこの作品は間違いなく「名作」と言えますね。
 
・あと、記憶喪失の少女・ユウラは結局「聖剣伝説」のヒロイン同様結ばれない結末を迎えてしまいましたが、その別れがあったからこそEDが活きてきたので納得はしてます。
 でも…「ハッピーエンド至上主義」の方には辛いでしょうね…

 (流竜馬様)
 レビューでも書いた事なんですが、例えシステムが古くてビジュアルとかがポリゴンじゃなくても、ゲームとして根本的に面白ければ評価されるべきだと思うんですよね。
 隠れた名作、なんて言うと大げさなんですかね? 俺っちは、この作品のスタッフの「やる気」をとても評価しています。
 2の噂も一時期出たんですが、原画の本田直樹さんが今度のエルフの新作「らいむいろ戦記譚」の原画をやるという事なので、どうやら単なる噂だった様ですね。
 個人的にはアイテム増やして(オイ)2、熱烈希望なんですが。
 
(梨瀬成)
 いえ。
 大げさなんかじゃなく、今時ここまでハマれる作品は文句無しの名作と言えると思います。
 今や完全に演出に頼りきっているスクウェア等のメジャー会社も見習って欲しいですよね。
 
もし「2」が出たら絶対買ってたでしょうね。
 それくらい熱中性のある作品でした。
 
 (流竜馬様)
ドリームキャスト デ・ジ・キャラットファンタジー メーカー:ブロッコリー
流竜馬 様
 先日、電撃プレイステーションを読んでいたらこの作品の移植決定記事が載っていたので、以前プレイしていたこの作品についてのレビューを書きたくなりました。


>ストーリー

 ゲーマーズの常連であり「でじこ」こと「デ・ジ・キャラット」が好きな主人公「きだに たかあき」(変更可能)はいつものようにでじことラ・ビ・アン・ローズのケンカに出くわし、いつものようにその様子を眺めていると、ケンカの最中に突如発生した不思議な穴にでじこ達と共に吸い込まれてしまいました。
 彼が目を覚ますと、そこは見たこともない森の中で、ゲーマーズでも秋葉原でもありません。
 おまけに近くにいたでじこは記憶を失ってますし、森を出てみればそこは日本どころかまるでRPGのようなファンタジー世界ではありませんか!!
 …果たして彼とでじこ、そしてはぐれたうさだ達は元の世界に戻れるのでしょうか!?


>キャラ紹介

○きだに たかあき(変更可能)
 名前の由来は「ブロッコリー」の代表取締役社長・木谷高明氏なこの物語の主人公で、でじこのことが好きな14才の少年である。

○デ・ジ・キャラット
 デ・ジ・キャラット星の第一王女で、通称「でじこ」。
 現在は地球のゲーマーズでお手伝いをしながら女優を目指している。
 性格は生意気で狡猾、でもちょっとうかつ……だったが、今回は記憶喪失のため、とても同一人物とは思えないほど大人しい少女である(核爆)。

○プチ・キャラット
 でじこと一緒にデ・ジ・キャラット星からやって来た無口な少女で、通称「ぷちこ」。
 実は凄まじい毒舌家で、時にはでじこ以上に凶悪なことも考え付くが、根は優しい。

○ラ・ビ・アン・ローズ
 ゲーマーズのお手伝いをしているでじこのライバル。
 本名は「うさだヒカル」だが、その名で呼ばれると大激怒するぞ(笑)。

○ゲマ
 でじこのお目付け役で、日々でじこの暴走を止めようとしている真面目な奴だが、いつも散々な目にあわされる「損な役回り」担当キャラである(笑)。

○雛菊(ひなぎく)
 主人公達が立ち寄った町に住む巫女さんで、多少気弱なところがあるものの芯は強く、優しい少女である。

○ルーン
 翼の生えた少年で、ケンカっ早いところがあるものの世話好きなイイ奴である。
 双子の弟・ルナを養うために町でアクセサリーなどを売っている。

○ルナ
 ルーンの双子の弟で、活発な兄とは対称的に大人しい。
 兄と違って体が弱く、飛べないことが悩みである。

○カイン
 セシルの兄である貿易商のお坊ちゃんだが、家は継がずに騎士の道を歩んでいる。
 普段はラ・ビ・アン・ローズに骨抜きの軟派男に見えるが、根は実直な熱血漢である。
 そして、度々のアプローチの甲斐あってか彼女にそれなりの好意を持たれるようになり、カイン&セシルルートのEDでは彼女が彼のプレゼントであった交換日記を大事にし、いつか再会の日まで大事に書き記すようになるまでに進展しました。

○セシル
 おっとりした世間知らずのお嬢様で、カインの妹。
 頭は良いのだが、多少天然ボケの気もある。

○ウェンディ

 森に住むシーフで、幼少時に森に捨てられた過去を持つものの、持ち前の明るさで元気に頑張って生きている。

○エリカ

 数年前に主人公達の立ち寄る町の保安官(代理)として派遣されてきた女性で、男勝りで豪快ではあるが優しくて面倒見がいい。

○カレラ

 科学者の父親と常に対立し、親子ゲンカの毎日を繰り返している錬金術師で、夢はマッドサイエンティストのお約束「世界征服」です(笑)。

○鈴(りん)

 森の奥に住む角の生えた少女で、周囲からは邪神の使いと噂されているが、実はその正体は邪神を封印している存在である。

○邪神

 今回の事件の原因であり、どのキャラのストーリーでも倒すべきラスボスです。
 外見は子供ですがとにかく性格は凶悪で、その喋りっぷりは確実にムカつきます(怒)。


>内容評価


 ゲーム自体はは典型的アドベンチャーで、序盤の選択で攻略対象が決まる「みずいろ」や「機動戦艦ナデシコ〜The blank of 3years〜」のシステムが導入されており、クリアする(ハッピーエンドを見る)毎に分岐(攻略対象)が増えるようになってます。
 選択肢は簡単なものが多いですが、最後の邪神との戦闘時はゲームオーバー送りになるものもあるので要注意です。

 また、肝心のストーリーは言わば「主人公の成長物語」でした。
 この物語の主人公は「本っっっ(中略)っっっ当に情けないヘタレ」で、まさに「のび太」同然です。
 台詞はとても年相応とは思えませんでしたし、体力は何とぷちこ以下という情けなさ!
 少しは「ミス・ムーンライト」の主人公・秋葉こうき(素手で暗殺者撃退)を見習え!!
 最初は「こんなキャラ嫌だ」とさえ思ってましたが、そんな彼も終盤では汚名を返上します。
 彼は次第に「今の自分にできる何かをしよう」とするようになり、今回の事件に関わったキャラ達の精神的サポートを果たすのです。

 基本的にはどのストーリーでも邪神を倒すのは第三者ですが、その”きっかけ”は彼無しでは掴めなかったほどでした。
 そして…どのキャラのEDでも基本的には「皆を異世界に誘い、利用しようとした邪神が倒されたことで、皆は無事に秋葉原のゲーマーズ帰ることができた…が、記憶を取り戻したでじこは異世界での記憶を殆ど覚えていなかった…」という結末なのですが、それでも彼はあの世界での思い出を大切にし、前向きに生きていくようになるのです。
 これは序盤のヘタレっぷりを払拭するには充分でしたよ!!
 特に最後まで自分が成すべきことをキッチリやり遂げたエリカEDは良かったッス。


 …そんなわけで、この「デ・ジ・キャラットファンタジー」は結構楽しめた良作でしたが、一つだけすっごく気になる問題点がありました。

 それは…「主人公の名前入力に漢字が使えない」ことです!!

 何故ひらがな&カタカナだけなの〜〜〜!?
 移植版では改善してね!!
Des Blood4 メーカー:イリュージョン
エンジェル・ハイロゥ 様
 WIN98 Me 2000 XP
ジャンル 3Dガンシューティング+ADV
発売日&価格 2002年9月13日 9800円(DVD版)/2002年9月27日 9800円(CD版)

<ストーリ>
 遠い未来、火星に人類が進出してすでに半世紀。
 火星はテラフォーミングが施されて多くの地球人が移り住み、地球との定期便も航行していた。
 その定期便には一人の少女とペットのフェイが故郷である火星を訪れようと搭乗していた。
 しかしそのシャトルはネオマージアンを名乗る革命組織の襲撃をうける事となる。
 彼女に秘められた力をめぐる陰謀がうごめき出したのだった…

 我らが3DエロゲーメーカーIllusionの最新作です。
 姉妹ブランドのTeatimeはデフォルメ利かせた漫画的なキャラが売りですが、こちらは写実的なキャラとなっています。
 数年にわたって研鑽してきた3Dの実力は?

 結論から言うと驚異的なレベルアップを成し遂げています。
 2年前にでた3は例えるならセガサターンの3D格闘ゲームキャラでエロ、でしたが本作はPS2の3D格闘ゲームキャラでエロです。
 3と4のポリゴンキャラを並べてみると3日間くらい笑えるかもしれません。
 4月に姉妹ブランドから出た「雪蛍」をも遙かに凌ぐ出来でしょう。
 
グラフィック面では何の問題もありません。
 問題はゲームデザインとシナリオにあります。


<ゲームデザイン>

 システム的には3DポリゴンRPGに近い印象です。
 ポリゴンで構築されたダンジョンに仕掛けられた謎を解きつつ奥へ進んでボス敵と戦闘、勝利すればシナリオが進行する形式です。
 戦闘シーンがガンシューティングになっている事が特徴です。

 問題はダンジョンが広すぎる事。
 子供だましのような単純な仕掛けしかない事を広さでカバーしているかのようなダンジョンです。
 延々延々延々走り回って少々苛つきます。
 また進むのに必須のアイテムが何でもない通路に落ちていたりします。
 見落としたらそのだだっ広いダンジョンを駆けずり回る羽目になり、ストレス溜まります。

 戦闘も問題。
 主人公視点の画面に切り替わり、画面上を飛び回る敵キャラへ照準を合わせてクリックすることで攻撃します。
 敵が滅多に攻撃してこないので楽勝。
 雑魚戦闘では戦闘中にカップ麺作りにいってもOKでは? と思える程。
 オマケに敵が攻撃モーションに入ってもすかさず攻撃を当てれば怯んで攻撃を止めてしまうので、基本的に撃ちまくっていればボスを含むほとんどの敵をあっさり倒せてしまいます(徹甲弾や炸裂弾は有料ですが、通常弾は無制限なので好きなだけ撃ってOK)。

 また、3ではそのガンシューティングもフライトシミュレーションやカーレース式などいろいろ趣向を凝らしていたのですが、今回はそれらも無し。
 ゲーム部分が退化してどうするんですか? 

 そうそう、セーブは移動中は随時可能で全50箇所。
 重要なイベントごとに行われるオートセーブが50の計100。
 Hシーン回想とBGM鑑賞あり。


<シナリオ>

 恐ろしい事にまったく完結していません。
 主人公に秘められた力があること、その力は星の意志と呼ばれるものと関係しているらしい事はわかりましたが、それらが何なのかはまったく明らかにされません。
 革命軍とも全然決着がついていませんし、ラスボス自体も単なる革命軍兵士でリーダーでも何でもないというお粗末さ。
 酷い事にエンディングで思いっきり次回作への伏線。
 要するに最初から続編前提のゲームだったという事。聞いてないよー!


<主要キャラ紹介>

●イスカ

 主人公。 
 赤ん坊のころ火星で拾われ、以後地球で育つ。
 本人自身気づいていない強大な力を持っている。
 養父はその力を知っていたらしい。
 基本的にH無し。
 ただし、戦闘やミニゲームで負けるとHシーンが見られる。

●フェイ
 イスカと共に拾われたリスのような猫のような小動物。
 緋石という特別な瞳を持ち、そのためにイスカは革命軍に狙われるはめに。

●リティス
 革命軍の切り札にして、革命軍リーダーの愛人。
 緋石という特別な瞳をもち、レギオン機関という家電から兵器にまで使われる動力機関に干渉する能力がある。
 ビキニみたいな服とその上から羽織った半透明のローブ(?)がチャームポイント。Hあり。

●マーリィ
 自称トレジャーハンターのおば・・・お姉さん。
 タカビー系で、ノッポと太っちょの2人の子分がいる。
 緋石に関する知識を持っており、フェイを狙っている。Hあり。

●バエル
 革命軍の女性仕官で革命軍リーダーのラークレイに片想い。
 階級は大佐でエンブレイスというゼータガンダム似の機動兵器に搭乗。
 一応ラスボス。Hあり。

●ラークレイ
 革命軍のリーダー。
 かつて地球を追放された名家の出身で復讐のために決起。
 だが自分のやっていることは結局自分と同じ境遇のものを増やすだけではないかと悩んでもいる模様。
 リティスとH

●サイファー
 イスカを助けてくれた少年。
 育った孤児院が襲撃されて幼馴染たちと自身の左腕を奪われ、復讐のためにラークレイを狙う。
 左腕の義手はマシンガンとビーム砲が仕込まれている。H無し。

●ガストン
 革命軍に雇われたならず者。
 どう見ても中盤までにはやられる2流悪党な外見ながら、やたら渋くて格好いい声です。
 

<エロ>

 PS2級の3Dで描かれたキャラによるエッチシーンはお見事の一語につきます。
 お触りシステムの応用であれやそれやこれな事ができて、その行為に対してちゃんとリアクションを取りあらゆる角度距離から見る事が出来ます。
 もうDOAだって敵じゃありません。
 問題は量が少ないこと。
 オマケ的なものを含めても5つ。
 あと、一枚絵によるものが7つばかりありますが、ポリゴンHを見た後だとちょっと物足りない。


<総評>

 非常に微妙な出来です。
 シナリオ未完はフォローのしようがありませんが、グラフィックとエロは良くぞここまで、と感嘆を禁じえませんし、戦闘や謎解きが簡単すぎるというのも私が洋物3Dゲームをかなりやった事があるからで、案外2Dエロゲーばかりやってた方にとっては丁度良いのかもしれません。
 そんなわけで微妙な評価。
 続編待ちかなあ?


<追記>

 快適に遊ぶにはそれなりのハイスペックが必要です。
Xbox Dead or Alive XtremeBeachVolleyball メーカー:テクモ
山科海音 様
 「Dead or Alive XtremeBeachVolleyballっつー特殊極まりないものてのも、如何なものかと我ながら思いますが…
 白状すると私、このソフトのために箱を買いました。
 スーファミ以来、買ったコンシューマ機がこれってのは人としてどうかと本気で問われそうですが、開き直ってレビュー行きましょー!


<ストーリー>

 「DOA3」でザックが優勝したパラレルワールド。
 優勝賞金を使いザックは念願だったラスベガスでの豪遊を果たし、結果彼は持ち前のノリと強運で莫大な金を手に入れる。
 そしてその金を資金に南の島を購入し各種施設を整えると、過去のDOA参加者の中の「女性だけ」にDOA4開催の手紙を送ったのだった…。


<システム>

 ゲーム期間は14日間で、キャラを選びほかのキャラとコンビになってビーチバレーをしたり水着や雑貨をプレゼントしたりしながらバカンスを過ごす、というのがベース。
 またビーチバレーは多数ある水着の購入資金源ともなっており、パーフェクト勝ちすると一試合につき最大17,8万(通貨単位:ザックw)ほど稼げる。

 操作は、パーフェクト勝ちを狙うと少々煩雑になる、とはいえ慣れれば大して難しくないし基本的に簡単で問題はないが…それとは別の理由でバレーが面倒になってくる。

 その理由が大量にある水着

 各キャラごとにショップ売りの水着が決まっており、それをほかのキャラに着せたい場合はプレゼントして受け取ってもらう必要があるのだが、各キャラの水着には他のキャラに受け取ってもらいにくいもの(キワドイ水着やそのキャラのイメージに沿わない水着)があり、それを受け取ってもらうには何度も送らなくてはいけないので金がかかる。
 資金源はバレー以外にも「ぴょんぴょんゲーム」とカジノの二つあるが、前者は見入りが少なく後者は確実性がない(というより大概スるはめになる)、よって確実かつ定期的に安定して稼げるバレーが収入源となるけど、稼がなければいけない額が大きすぎるので(フルコンプ目指すと1キャラで億単位・バレーの収入は上記の通り)、後半になるとやるのがいやになりました…。

 また、バレーができる場所に人がいない時、そこを選択すると使用キャラの視点変更・ズーム可なムービーが流れるんだけど、それの鑑賞モード(18禁ゲーにおけるCG鑑賞)がないのが痛すぎます
 ユーザーの99%が、バレーよりそこを楽しみにしてるのに(ぉぃ


<グラフィック>

 全て3Dだけどもかなり綺麗。
 キャラだけでなく、背景というか周辺環境も細かく作りこまれている。
 キャラが飛んだ時やボールの影、周りに生えている椰子の木が風にゆれたりといった点には好感が持てる。

 しかし、一部のキャラの髪が固まってゴツゴツした動きになったり、全員かなりの巨乳・爆乳なはずなのにティナ以外は皆普通の大きさにしか見えなかったり(笑)といったところは要進歩。


<サウンド>

 声は、まぁこんなものじゃな いかな?
 特にこのシリーズのファンではないし、ゲーム中台詞パターンは大した数はないのでこれといって違和感はなし。
 BGMはオリジナルではなく、過去にヒットした洋楽の中から夏っぽい曲を使用しているので評価はナシ。
 そのうちの一曲がコンビニで流れ出した時は、笑いがこみ上げてきましたが。

 あと、Xboxが持つ録音機能を使ってCDから録音した曲をBGMにすることもできるので、自分のお気に入りの曲を沢山入れてやる、なんて楽しみ方もできます。


<キャラクター>

・かすみ
 日本・抜け忍。
 水着名は植物・花の名前。
 あやねと仲が悪い。
 かわいい水着中心で清楚下着風もアリ。
 B89

・ヒトミ
 ドイツ・空手少女。
 水着名は星座の名前。
 かわいい系中心でチアガール風もアリ。
 B90

・エレナ
 フランス・オペラ歌手。
 水着名はカクテルの名前。
 クリスティと仲が悪い。
 普通の水着に高級下着風もアリ。
 B90

・レイファン
 中国・太極拳使いの女子大生。
 水着名は鳥の名前。
 ティナと仲が悪い。
 普通の水着中心だが吊りバンド水着がエロい
 B87
 
 ・クリスティ
 イギリス・暗殺者。
 水着名は宝石の名前。
 エレナと仲が悪い。
 露出度高め。
 他のキャラでプレイ時に、結構高価な水着を送ってきたりする。
 B93

・リサ
 アメリカ・研究者。
 水着名は女神の名前。
 露出度最高。
 局所を宝石で隠しただけとかV字の水着とか…
 シリーズには今作で初登場。
 大会が無いのはわかっていて、他のキャラの案内役になる。
 ティナとは親友。
 B92

・ティナ
 アメリカ・プロレスラー兼モデル。
 水着名は星の名前。
 リサとは親友。
 露出度高め。
 他のキャラから水着を送るには一番てこずる。
 B95

・あやね

 日本・忍者。
 水着名は妖精の名前。
 かすみと仲が悪い。
 普通の水着に加えスク水なども…
 B93


<総評>

 普通に評価すると、格闘ゲームの外伝という性質上、ゲーム中のストーリーがない点や鑑賞モードの不備、水着集めにかかる手間といった点からいまいちという評価にならざるを得ませんが、このゲームを買った人にとって必要なのはDOAキャラの乳揺れ(笑)なので、まぁ概ね満足できるといったところです。

 水着集めに時間がかかるのも、あくまでフルコンプを目指した場合の話ですので、それにこだわらずに自分の好きなようにプレイできるという自由度もあります。

 ちなみに私はフルコンプしましたが、各キャラ307着・総計2456着(雑貨など含めると5004アイテム)を集めるのに353時間かかりました

 多分こんな時間プレイしたのこれが初めてですよ(^^;
地雷警報! デッド・オブ・ザ・ブレイン(PC-9801) メーカー:フェアリーテール
後藤夕貴 様
 本格ホラーと銘打っていたので購入してみたら、SFなのか近未来モノなのかアクションなのかADVなのか全然わからない…というか煩雑な作りでした。

 いわゆるゾンビが人を襲ってなんぼという話なのですが、当初特殊な薬品が流出したために発生したバイオハザードだった筈なのに、いつのまにかアンドロイドが脳波を飛ばして死体を操っていたという設定に変えられており、しかもそのアンドロイドが街のおエライさんの姿を偽装していて…あれれ、だんだん自分でも訳わからなくなってきた〜(@o@)>?

 とにかくホラー物好きが講じて購入したのに、思わず顔面大滑走500メートル級の出来でした。
 いわんやこれが続編が登場し、PCエンジンソフトになった時には世の中信じられなくなりましたが…
デミウルゴスの娘〜瞳の中の巫女姫〜 メーカー:CAT WALK
ANTITHESIS 様
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地雷警報! 天使達の午後2 〜美奈子〜(PC-8801) メーカー:ジャスト
後藤夕貴 様
 これは凄い! 醜悪もいいところ!!
 生まれて初めて“モニターを窓の外に投げ落としたくなった”程の怒りを買ったタイトルです。

 …つか、今更PC-8801っつーのもアレだけど…(笑)


 主人公は、同級生の女の子とそういう関係にある人なんだけど、色々あって男との経験もしちゃうと(ま、この辺はわりかし普通)。
 それに嫉妬した相方(なぜかロリ系で、男人気があるらしく…)、そこらの男達を集めて、主人公を襲わせる計画を立てます。そして見事なまでに罠にはまってぐ〜るぐ〜るされるんですが…
 …ここまでは、いい。かなり無理ありますけど。
 で、オチ。

 複数の男にレイプされて茫然自失状態の主人公に、相方が近付く。
 相「ごめんなさい、私寂しかったのー☆ ごめんなさーい♪(ホントは泣いてた筈)」
 主「そうだったの。いいのよ、ごめんね…」
 相「うん、大好き♪」甘え甘え
 で、元のサヤにもどってハッピーエンド!

 ………
 ……
 …

 せ、せめて一太刀浴びせてくれるっ!!
 ええい、放せ、放すのじゃ三太夫ーっ!!

 人間、怒りに駆られると普段重くて持ち上げられない物でも、遠くに放り投げる事ができるのだと知りました。

 なんでも聞く所によると、「天使達の午後」の古いタイトルはいずれも高額プレミア対象になっているとか。
 しかし、決して内容の高さで評価されているわけじゃないんでしょうね。懐かしさというかノスタルジー(怒)というか…

 本作のキャラデザの人も、当時は「内臓レディ」とかいう漫画描いていたものですが(遠い目)…
天使のいない12月 メーカー:Leaf
オジンガーZ 様
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地雷警報! セガサターン 電脳天使SS メーカー:徳間書店インターメディア
流竜馬 様
Mr.Boo
 昔PCで「電脳天使(デジタルアンジュ)」という作品があり、後に内容を追加されPCエンジンに移植されました。
 そして、このシリーズはセガサターンにも進出したのですが、これは「移植」ではなく、「登場人物が同じであった新作」だったのです(後述)。

 ストーリーは(事細かに紹介するとかなりの量になるので)軽くまとめると、地球人類を滅ぼすべきか否か判定する「最後の審判(1999年7の月)」のために神・リガルードの命を受けて地球人の審査に来た天使たち(各々役目は異なる)と、審判の結果がどう出ようと人類を守ろうとする堕天使たちに関わる羽目になった主人公・英貴也(はなぶさ・たかや)と彼女達の織り成す物語なのですが…

 この作品はトンデモアニメにありがちな「いきなりED」を迎えるのです。
 前に紹介した地雷「EVE ZERO(PS版)」とは違って、EDがハッピーもバッドも含めて複数あるのはいいんですが、そこに至るまでの過程をバッサリ切り捨てるなんて前代未聞ですよ…(大汗)

 しかも、衝撃はこれだけではありません。
 実はこの作品は『PC&PCエンジン版の「前世」の話』であって「電脳天使」ストーリーをオフィシャル通りに追っていくならば…
『この時代の地球と人類は結局「最後の審判」によって滅び、後に再生(転生?)を迎え、PC&PCエンジン版へと繋がる』
 ようになっているのです…(汗…詳しくは電脳天使関連HPで今でも調べられます)
 前作より前の時代を扱ったものは数多くあれど、ここまでショックを受けたのは「EVE ZERO」以来ですよ(いくらハッピーエンド分岐があるとはいえこれでは…)。

 (流竜馬様)
 懐かしや、「デジタルアンジュ」…
 元々の原点「初恋物語」から抜き出された部分を、今は無き雑誌「テクノポリス」で漫画連載してのゲーム化でしたね。
 世界を審判するオカルトチックな設定と、メカニックな感じがあいまって興味をひかれたものです。
 確か、漫画の方はゲームのためのイントロだったために、途中で終わってましたっけ。
 当時はパソコンがなかったためプレイできず、PCエンジンに移植されて、買ったはいいけど遊ぶのを後回しにしていたら、いつのまにか奥の奥へ行ってしまい、未だにプレイしてなかったりします(笑)。
 BOOも数年後に移植された、サターンの全然違うキャラには驚かされました。
 もっとも、これなら違うキャラにも納得ですが。

 「デジタルアンジュ」の方が、終末と再生の物語である以上、どうしてもそれに従わざるを得ないはわかります。
 しかし、転生させても結局やることが同じなら、何のために作ったのやら…
 PCエンジンまでの時点でまとまっているだけに、破綻をきたさないための前世のはずが、これでは意味無しですね。
 BOOは「終わりから再生」ネタって言うのはお約束の割に好きじゃありません。
 今がだめでも次はうまくいくだろうという、保険の要素が感じられますから。
 アニメの「ガルフォース」(古いなぁ)もその前後を作って無駄に広がってしまいましたし。
 「火の鳥」みたいに、繰り返しに対する俯瞰の視点に立つならまだしも、プレイヤーは繰り返す当事者になるのだから、その後どうなるか解っている事をやらされるのはやりきれないものがありますね。

 ところで、「テクノポリス」に連載されていた漫画に「インジェカーシス」(矢野健太郎著)がありましたが、この話も最後は世界を(というより地球そのものを)破壊してしまった主人公が、最後に自分の望んだ世界を作り直していましたが…テクノポリスってこんなのばっかりだったかな?
 今にして思えば、他にも、さとうげん氏、みんだ☆なお氏といった怪しげな漫画家の面々が、各々のコーナーを持っていましたしねえ…
 当時の最先端? を行く、不思議な雑誌だった気がします。
 たぶんまだ、家のダンボールの中に数年分が保管されているはず…捨てられていなければ(笑)。

 (Mr.BOO)
to… メーカー:あんく
オジンガーZ 様
 主にキャラ絵買い。
 それと先日の「たっちー」と同じく、この「あんく」というメーカーもダーク系のイメージの強い所。
 ここも今回は純愛ゲーと来ましたので、お手並み拝見。


(ストーリー)

 主人公、酒井隆則はこれといった将来のビジョンも無い、そこらへんに転がっていそうな中途半端なフリーター。
 悪友、三村とともに海辺の町の民宿の長期バイトとして働く事になる。
 その町で、様々な女の子と出会ってムフフ…なお話し。


(システム)

 MAP移動形式で会いたいキャラを選んで、会話するタイプのADV。
 ただ、MAP移動画面の時はセーブができないという欠点が…
 MAP画面でそこにいるヒロインのミニキャラも表示されるので、普通にプレイすれば迷う事はないはず…。


(絵)

 原画は榊MAKIさんという方。
 今回が初原画らしいですが、なかなかの高レベル。
 万人向けの可愛い絵柄だと思います。
 実際私も絵買いでしたから。
 イベントCGでの目パチ、背景の雨や台風の表現など、常に動きを付けているのは評価してもいいでしょう。


(音楽&音声)

 ボーカル曲はOPとEDの2曲。
 音楽自体は夏の雰囲気が出ていたと思います。

 …が不満なのはED
 曲自体に問題は無いのですが……

 スタッフロールと共になり始めるEDテーマ(ここは普通)。
 ところが、サビに入るのがスタッフロールに「END」と出るころになってから、いいところでフェードアウトしていく素敵な仕上がり…。
 ……ボーカル曲にした意味が何処に?
 サントラ買わすためにワザとやったのか?……

 ヒロイン陣はフルボイス。
 声優さんは長崎みなみ歌織の実力のある有名どころで安心。
 あと最近、個人的にお気に入りの一色ヒカル女史の起用もポイント高し。


(シナリオ)

 もうベタの極み
 笑えるぐらいに先の展開の読めること読めること(笑)。
 各ヒロインのシナリオはほぼ独立していて共通ルートがあまり無いため、2回目以降も同じくらいのプレイ時間がかかります。

 しかし問題は、メインヒロインの美帆と他4人のヒロインのシナリオで主人公の性格がまるで別人。
 美帆ルートでは彼女が不器用ながらも、好意を伝えてようとしてるのが分かっていながら、ウダウダとテメエの頭の中だけで屁理屈こねて逆に傷付けるイラつくへタレ野郎。

 かと思えば他のヒロインのルートでは一変。
 「かまわないで!」「ほっといて!」とヒロインから拒絶されようが、めげない、懲りないの押せ押せ野郎。
 この性格のギャップと海辺の町が舞台といい、某老舗メーカーの某人気ファミレスシリーズの3作目と酷似してると思えるのは私だけか…?


(キャラクター)

〇小笠原美帆(おがさわら みほ)CV:榊原ゆい
 メインヒロイン。
 たまたま民宿に一週間部活の合宿で泊まりに来た学生。
 素直でいい子だが、すさまじく内気の引っ込み思案。
 自分で自分を積極的に変えたいと思っている。
 合宿が終わって一度去ったあと、今度はバイトとして、再び民宿にやってくる。

〇北沢真理(きたざわ まり)
CV:一色ヒカル
 バイトをしている旅館に近い海辺でどんよりと佇んでいる少女。
 暗い。
 ただじっと、いつも暗い表情で海を見つめている。
 パケ絵からして、美帆と並んでのメイン級の扱い。
 イベントCG枚数も一緒だし。
 意図的にか、美帆とは「陰」と「陽」を思わせる対照的なキャラになっている。

〇白石今日子(しらいし きょうこ)CV:長崎みなみ
 主人公の働く民宿でバイトをしている地元の子。
 民宿以外にもいくつものバイトを掛け持ちしている。
 両親を亡くし多額の借金を抱えているが、暗さは無くいつも明るく振舞う、元気な女の子である。
 何故かメインヒロインよりもイベントCGの枚数が多い。
 「長崎みなみ」だからか?

〇冴木陽子(さえき ようこ)CV:歌織
 旅館のオーナーで、主人公の雇い主。
 明るくて、常に周りの世話も焼く姉御肌な女性。
 さんざんお見合い話しを持ってこられては辟易している。

〇三村里美(みむら さとみ)CV:桜川未央
 主人公の悪友、三村の妹。
 大のブラコン。
 兄を追ってバイト先までわざわざやって来た。
 見た目も、オツムもお子ちゃま。


(エロ)

 各ヒロイン2回あります。
 この手の純愛モノはクライマックスに薄い本番を一回やってEDというパターンが多い事を思えば、まあ頑張った方でしょう。
 野外プレイ率が妙に高いです。
 各ヒロインの2回のうち1回は野外。


(総評)

 良い意味でも悪い意味でも典型的ベタな凡作
 ダーク系のメーカーの純愛モノへの転換ゆえ、無難にまとめようというのは分からなくもないですが、もう少し冒険しても良かった気が。

 あまりに無難すぎてこのレビューでも他に何を書けばいいのやら(汗)

 1プレイ時間の時間もそれほど長くないので、お手軽ゲーと割り切った方が良いでしょう。
 あまり感動を期待すると、地雷のおそれ有り

 キャラ絵は上出来なので、シナリオの方をもう少し練れば、次回以降も期待してみも良いのでは。
トゥインクル・レビュー 「トゥインクル・レビュー」本評論 メーカー:F&C
鷹風虎徹 様
 実は、今年初Hげーむはこれだったんですが、ちょっとした理由でプレイを止めました。
 
 ハッキリ言って「早苗さん強すぎ! 彼女以外眼中無し!!!

 一体、彼女のどこが裏方なのであろうか?
 始めっから主人公と相思相愛だし、ヒロイン(と思われる)希を完全に食った存在感。
 正に「真のヒロイン・早苗」です。
 きっと3ゲージで瞬獄…(以下略)
地雷警報! TOON 〜トゥーン〜 「TOON」本評論 メーカー:TEATIME
オジンガーZ 様
梨瀬成
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地雷警報! 同窓会again メーカー:F&C
まぐろ
 前作は未プレイなので比較は出来ませんが
 私には「水谷とおる画集」の価値しか見出せませんでした。

 今のF&Cからキャラクターの設定とCGをとったら何が残るのでしょうか。
 そういった意味では「CANVAS」は成功なのかもしれないです。
 なんかOVA化みたいなので人気はあるのでしょう。
 かという私もかなりはまりましたし。

 面白くないと思いつつ結局ここのゲームを買ってしまうのは過去を美化しすぎなのかもしれません。
PLAYSTATION 東京魔人学園朧奇譚 メーカー:アスミックエース
流竜馬 様
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PLAYSTATION 東京魔人学園外法帖 メーカー:アスミックエース
流竜馬 様
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PLAYSTATION 東京魔人学園剣風帖 メーカー:アスミックエース
流竜馬 様
 今度は「魔人学園」シリーズの元祖で攻めてみます。


<ストーリー>

 巨大な気脈の通路…その名は「龍脈」。
 龍脈の気を制した者は世界を制することもたやすい力を得られるという。
 1998年、東京に眠る龍脈は活性化の時を迎え、龍脈の気による特異能力者や異形の化物の出現などを促していた。
 
 そんな時、一人の少年が新宿の真神(まがみ)学園に転校してきた。
 彼の名は「緋勇 龍麻(ひゆう たつま)」(変更可能)。
 彼の転校を機に、「宿星」に選ばれた少年少女達の闘いが幕を開ける……。


<メインキャラ紹介>

・緋勇 龍麻(ひゆう たつま)

 明日香学園から転校してきた、不思議な魅力の主人公。
 古武道を修得しており、そこいらの不良相手にはまず負けない戦闘力を持つ。
 次々と起こる怪事件に関わっていくうちに、彼の出生の秘密が明らかになる。
 
・蓬来寺 京一(ほうらいじ きょういち)
 剣道部部長で、幼い頃から剣術修行してきただけあって、剣の腕は超一流。
 頼れる熱血正義漢だが、遊びと女好きでお調子者なのが難点。
 
・醍醐 雄矢(だいご ゆうや)
 メインキャラ5人組のまとめ役で、常に肉体鍛錬を怠らない真面目なレスリング部部長。
 小蒔に恋心を寄せているが、奥手な性格のため、うまく言い出せない。
 
・美里 葵(みさと あおい)
 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、性格良しの上に、周囲から嫉妬されたことなどない人望の持ち主である生徒会長。誰にでも優しい聖女のような女の子。
 
・桜井 小蒔(さくらい こまき)
 葵の親友で、弓道部部長。ボーイッシュで、男女共に人気が高いが、京一はよく「男女」呼ばわりするため彼との喧嘩が絶えない。(笑)


<ゲーム内容>

・システム

 以前に紹介した「外法帖」にも引き継がれたシステムで、恋愛要素ありの(学園)アドベンチャーと、シミュレーションバトルの両方が楽しめる美味しいシステムです。
 ゲーム難度も程良い加減で、初心者でもやりこみプレイヤーでも楽しめます。
 
・恋愛要素
 このゲームの魅力の一つで、後に発売されたファンディスクも使用することで全仲間キャラのEDが見られます。(「剣風帖」ではメインキャラのEDしかありません)
 以前「外法帖」レビューでも書きましたが、「男性ED」も存在します。


<総合評価>

 ストーリー、キャラクター、音楽、ゲームバランス、おまけ要素…
 無名作品から一気にメジャー作品にのし上がっただけあって「名作」と言うほかありません…。
 「時々、戦闘時にフリーズが起こる」
 「文字がやや読みにくい」
 「攻略対象とのEDに必要な条件に差がありすぎる」
などの欠点はありますが、それをあまり気にしない程の熱中性があるのが何よりも大きかったですね。
 もう4年も前の作品ですが、今でもお薦めできますよ。
その他ハード 東京魔人学園符呪封録(ワンダースワン) メーカー:アスミックエース
流竜馬 様
 今まで「魔人学園」シリーズを色々紹介してきましたが、今度は「魔人学園」シリーズ唯一の「カードバトルゲーム」という異色作で攻めてみます。


<ストーリー>

 1998年12月、凶星の男「柳生 宗嵩」の急襲によって重傷を負った主人公「緋勇 龍麻」(変更可能)は一命を取り留めたものの、意識はまだ戻っていなかった。
 そして、生死の境をさまよっていた龍麻の魂は謎の女性の声に導かれ、自分達の世界とは微妙に異なる世界(パラレルワールド)の「東京」にたどり着く。
 
 龍麻はここで出会った勧請師の少年「矢村 俊」と巫女の「水兼 伊涼」と協力し、この世界に災いをもたらす「邪気」と「大罪」を封じていくが…一連の事件の元凶に近づくにつれ、俊に苦悩が見られ始める。これは一体何を意味するのか!?
 そして龍麻は事件解決後、元の世界に戻ることができるのか!?


<キャラ紹介>

●緋勇 龍麻(ひゆう たつま)

 東京都立真神学園の3年生で、古武道の達人。
 今回は魂が異世界に召還されてしまい、矢村俊の「氏神」としてこの世界の怪事件に挑むことになる(今回は名前だけでなく性別変更も可能で、俊と伊涼との各2パターンの交流が可能です)。
 
●柳生 宗嵩(やぎゅう むねたか)
「魔人学園」シリーズの「悪の顔役」。
 江戸時代生まれで、偶然会得した仙術により、不老不死の肉体を持つ魔人。
 この世の支配者となるべく「龍脈」の気を狙ってきたものの、その度に緋勇の血を引く者&その仲間に倒され続けた。
 
●矢村 俊(やむら しゅん)
 氏神を召還し、現世に具現化できる勧請師で、現役高校生。
 性格は物静かで真面目なカタブツである。
 
●水兼 伊涼(みずかね いすず)
 「邪気」を封印できる力を持つ巫女で、俊の幼なじみ。
 温厚で人懐っこく、龍麻ともすぐに仲良くなれた。
 
●焔羅(えんら)
 矢村家の氏神。この世界で知り合った龍麻の魂を自分の代理の氏神に任じた。
 
●高丸(たかまる)
 かつて「鬼」と称された一族「陰の者」の棟梁。
 俊と伊涼の先祖と焔羅に一族を滅ぼされた恨みから、輪廻の理を無視し何度でも蘇り、復讐のために戦い続ける男である。
 
●天探女(あまのさぐめ)
 とある事件のために天の神々に封印され、天への復讐を企てる女神。
 今回の一連の事件の最重要人物である。
 

<内容評価>

 ゲーム形式は今まで同様のアドベンチャー&バトル時はカードバトルというシステムで、勝負に勝つたびに新しいカードを入手できるので、お気に入りのデッキを組むことができます。
 また、カードは同じカードでも特殊能力が違う場合があるので、本当に幅広い組み合わせが可能です。
 アドベンチャーもカードバトルも本当にテンポ良く進めることができるので、遊び易さは満点といっても差し支えありません。
 
 しかし…いい所ばっかりではありません。
 カードは一度の勝利で結構入手できるため、必然的に話が進めばカードが余りまくります。
 この時の処理作業は面倒でしたよ。


 それに、ストーリーにも難はありました。
 ネタバレになりますが…

 龍麻は数々の事件を経て、喜びや悲しみを経験し、一連の事件にカタをつけてから俊や伊涼と別れ、元の世界に戻るのですが…言ってしまえば今回の戦いは「すべて異世界の神々の掌の上で起こったシナリオ通り」だったということです。
 今回の敵「高丸」も「天探女」も悪く言えば「シナリオのために作られた悪役」でした。
 彼らは最終的に憎しみの心から開放されていきましたが…僕から見れば「それまでにシャレにならない人生を歩まされ続けた」としか思えませんでしたよ…


<総合評価>

 最初は人気ゲームにありがちな「他ジャンルに走った(こういうのは駄作が多い)」ことが原因でひいていたのですが、いざプレイしてみれば「驚きの秀作」でした。
 僕は今回のシナリオは好きになれなかったものの…ゲーム自体の出来が良かったので総合的に見て「いいゲームを買えたなぁ…」と思いましたよ。
地雷警報! To Heart 「ToHeart」プレイステーション版大特集 メーカー:リーフ
REM 様
後藤夕貴
 アルバムモード。
 整頓コマンドを選択すると、CG達成率がクリアされてしまうという最低なバグが…

 因みに友人の買った通常版にはお約束のVer1.02FDが入ってました。

 (REM様)
 私が初回版を購入した段階で、FDはすでに添付されていましたね。
 ただこれは、商品についていたのではなくてお店で販売時に添付していたというもの。
 パッケージングに間に合わなかったんでしょうか。

 (後藤夕貴)
地雷警報! ドキドキしすたぁパラダイス メーカー:Light
王児 様
山科海音 様
Mr.Boo
  2/14発売のゲーム。
 授業途中で抜けてまで買ったのに〜(号泣)。
 シナリオ最悪でした。
 テキストも、キャラも馬鹿すぎます。
 あり得ません。
 特に主人公の中2童貞のエロ本読みすぎ、みたいな性格はひたすら鼻につきます。
  しかも
 ●雪奈を抱く
 ●瑞葉を抱く
 …とか何この選択肢? 序盤の段階からですよ? アホかと
 いくら、エロを大事にしたゲームとはいえ、これは無いと思った。
 キャラの個性を完璧に潰してしまって、本末転倒もいいとこです。
 雰囲気? なにそれ?
 キャラのグラフィックがすこぶる綺麗で可愛いのに、完全に台無しです。
 萌えません。
 しかもお気に入りの瑞葉は、微妙に声優さん外れてるし…
 …今日貰ったカタログでもみて、痛み止めを選ぶ所存。

 今回のダメージは大きかったです。
 これは回避率結構低いゲームだったと思います。
 なんせ絵が良すぎますからね。
 しかし、実際はエロもシナリオも激薄。
 シチュエーションなんてあったもんじゃないです。
 アナザーストーリーなんて他力本願な機能まであるし…
 大体、主人公以外男がいないって時点でおかしいのです、このゲームは
 まさしく血のバレンタインでした。
 致命傷です。
 潔くアヌビス(PS2)買えばよかった…くっ(泣

  プレイしていて、いろいろ思うとこがあったので、レビューさせていただきます


シナリオ
  ん〜7点(100点満点中)
 せめて標準値までいってほしかった…
 良質とまではいかなくても、それなりに筋は通して欲しかったです。
 とりあえず問題点をあげますと…

初めから主人公対して「異常なまでの恋心を抱いてる女キャラ」
 出てくる女性キャラが全て主人公を溺愛してます。
 はねつける女性キャラもいなければ、邪魔する男もいません。
 つまり、主人公には一切の障害がないのです。
 これは非常に不自然で、ストーリー全体にしまりがなくなっています。
 やたらと閉鎖的なストーリー進行もイマイチ。

セリフ
 頼むから年相応を匂わせる発言をしてください、以上。

ツッコミが下手
 ショボイ会話のなかにも、それなりに面白いギャグありました。
 しかし、全てのキャラが、見事にツッコミを外しまくっているせいで、強烈に白けます。
 「家族計画」並の鋭いツッコミはいりませんが、せめて場を保てるセリフをお願いしたい。

通り一遍なテキスト
 同じような状況に対し、まったく同じ表現を乱発しちゃってます。
 「あなた、それしか言えないの?」と、つっこんでやりたい…

ED
 さよなら。
 なんの感情も湧きません。
 「なに? これって終わりっていうの?」と思うエンディングが山ほどあったです。

CG&H
 そもそも、俺がこのゲームを買った理由がこれです。
 とにかくCGが綺麗&可愛い。
 グラフィック面は◎。
 Hは初めは薄く感じました。
 が、 後からどんどん追加されていくイベントはなかなかの高水準でした。
 特にどんぶり系のイベント。
 相変わらずテキストには萎えさせられますが…
 それでも、この分野に関しては満足点です。
 合計200近い、Hシーンの多さもよいです。

システム
 自動文字送り以外全部あった、以上<ぇ
 回想モードはありませんでしたが、これはHシーンの量を考えると妥当な判断かと…
 システム面での文句はないです。
 バグもなく動作も軽い。

音楽
 OPはちょっと引いてしまいました(汗
 それ以外は、ゲーム雰囲気に沿ったイメージで良好でした。

音声
 音声は◎です
 瑞葉の声がちょっと変かな〜とおもいましたが、それ以上に各声優さんが上手かったです。
 さすがに実力派ぞろいだったので、声に関する問題はありません。


総合評価
 シナリオ&テキストがダメ過ぎました、あまりにも…
 意外とエロがよかったし、ストーリーの約8割がHシーンだったので、途中から気にならなくはなりましたが…
 ストーリーを大事にする人はには地雷。
 エロ重視の人には並もしくは良作、といった印象でした。

(王児様)
 私はこれ、買ってないけどデモだけみました。
 するとどうでしょう、のっけから立ち絵がメトロノームのように左右に振れているじゃああ〜りませんか!
 これにはどうにも笑いがこみ上げてきて仕方なかったですね…。
 本編はアレでも、デモでは革新を起こしましたね。
 未だかつて立ち絵を揺らすなんて手法を使ったところを知りませんよ、ええ。
 歌は駄目でもその他が素晴らしくシュールな味を醸し出してました、まる。

(山科海音様)
 恐るべき選択肢、そして性格付け。
 HPのキャラ紹介の下にある、果てしなく軽いノリの会話に一抹の不安はありましたが…
 キャラにおんぶにだっこの姿勢にゲームの痛々しさを感じる気がします。
 プレイヤーのCG回収作業を序盤から予感させますね。

 キャラのみゆえの有効な楽しみ方がゲームとはかけ離れたものになる、悲しいことです。
 犯るゲーだからといって、シナリオから何からすべて後回しにしてもらっても、プレイヤーに苦痛を与えるばかりでは、何のためのエロゲーか。
 絵だけなら、CG集の方がまだ楽しめるかもしれません。
 笑えるけど笑えないデモ。
 ゲームに使われるCGを多用するのは常套手段なので今更あれこれ言うことは無いですけど、絵に棒をつけた紙芝居のような動きで左右に規則的にゆれる様は不思議な感じです。
 まだ、歌の背景で本気で紙芝居をやっていてくれた方が面白い手法と思えたかもしれません。
 ご都合主義の塊ですね。

 …他に言うことが出てきません…

 CGは一番のウリ、かつ唯一のウリですが(笑)、テキストさえなければ期待通りと言った所でしょうか。
 枚数に関しても申し分無しなのですから、やはり作品そのものの出来が情けないのがいとあはれなり。

(Mr.BOO)
ときどきシュガー メーカー:ザウス
アーク 様
難易度 やや難(分岐が分かりづらい)
備考 指摘されるまで「どきどきシュガー」だと思ってた…

ストーリー
 浪人生の主人公・武野慎治は茶道家元である母親から家を追い出される形で、幼い頃よく遊びに来てた田舎町の別荘の管理人として御武町にやって来る。
 冬間近のこの町で、彼は甘くて切ない恋に出会うことに…


システム
 既読スキップ、シーン鑑賞、音楽モードといった基本的なものは完備しており、立ち絵に吹きだしを付け感情を表す手法も好印象です。
 ただ、いちいちスタート画面に戻らないとゲームを終了出来ないのが玉に傷です。
 また、各キャラのトゥルーEDを見るとそのキャラ毎のシステムボイスが手に入ります。
 完クリした後早速設定…「あ、あの…ウィンドウズ起動します!!(絵麻)」「し、新着メールですよう?(絵麻)」「ウィンドウズを終了しまーす(くくり)…げはぁぁ!!(萌死)。

 本作はエロとストーリーを両立させた「フローラリア」で評判の高いザウスの新作で、購入する前から期待していましたが期待を裏切ることなくエロエロでした(笑)。
 いや、もうすごいです。
 ヒロインが全員主人公にラブラブなのはともかく、和服、巫女服、青姦、3P、風呂場でのフェラ等、純愛和姦系でここまでやってくれるとは…
 各声優さんの演技も上手くやはりエロゲーはこうでなくっちゃと感心しました。
 かといって、ストーリーがそっちのけという訳ではなく非常に丁寧に作られており、大変充実したソフトです。


登場人物
堤亜緒
 本来別荘を管理している堤夫妻の孫娘。
 入院している祖父と付き添いで看病している祖母にかわり、実質別荘を管理している。
 無愛想というか、かなりずれた思考の持ち主。正体は慎治の人格と山の霊気が融合してできた虚像。
 おそらく物語の根幹を成しているであろうメインヒロイン。
 自分はこの子を最後に回していたので、他ルートでは無愛想さが目に付いたのですが、彼女のルートに入ってやられました(笑)。
 ただ、彼女の正体が明らかになるこのルートを見ると絵麻ルートでの絵麻との友情物語や両親のおばかコントが色あせてしまうのが欠点ですね。

榊原くくり
 神社の一人娘。
 幼い頃御武町に来ていた主人公と一緒によく遊んでいた。
 非常にほのぼのした性格で性知識の疎い彼女が、だんだんエロエロになっていく様はすごいの一言です
 シナリオもほのぼのとしている反面、一歩間違うと主人公の人格が崩壊してしまうというBADENDもあるので気が抜けません。

桐嶋絵麻
 和菓子屋の娘で亜緒の親友。
 故郷である御武町と家業である和菓子を嫌っており都会に憧れている。
 萌えです、はい。
 本来自分は萌えという概念は無視してプレイするんですが、この子にはやられました。
 声優が北都南さんである事も大きいですね。
 「えー、一目惚れですよ。悪いですか!?」「(ちら)」「ほ、本日は大変お日柄も良く、ありがとうございました!!」等、萌える要素を挙げればきりがありません。

武野千尋
 主人公の義妹。
 慎治を追いかけて芳生と共にやって来る。
 慎治にべったりと甘えており、慎治に近づく女性を悉く敵視する。
 声優さんが同じなせいか、まんま「シスタープリンセス」での「料理の出来ない白雪」です。
 え? 白雪から料理をとったら何にも残んない? はい正解です。
 正直、最初はべたべたしてるだけで無茶苦茶うッとしいです。
 まあ後半になって、自分の認識と現実の重みの差を知る展開は高評価ですね。
 後、3Pルートで芳生を篭絡していく様は魔女というかなんというか、幼い顔して怖い物がありました。

古河芳生
 主人公の許婚。
 母親の弟子で慎治のお目付け役として御武町にやって来る。
 男のような名前にコンプレックスを抱いている。
 少なからず慎治のことを想っているが、許婚という立場で母親に媚をうっていると思われたくないがため言い出せないでいる。
 このソフトを購入する最大の要因だったのが、パソパラ誌上で見た和服姿の芳生でした
 いやー和服でしっとり美人に弱いんですよ。
 ただ、千尋と彼女はどうもサブ扱いされているようで、ストーリーがあっさり目だったのが残念です。


総評
 全体的な流れとしては、彼女たちとの交流のなかで親のスネをかじって甘えた生活を送っている自分を見つめなおすという物で、非常に好感がもてます。
 ただ、決意の表明で終わってしまうので、その後の行動と結果も描かれていれば良かったのにと残念です。
 しかし、そんな欠点が吹き飛ぶほどの魅力がこのソフトはあります。
 はっきり言って買いの一言でしょう。

追伸
 慎治の母「あんたそっちで脳内恋人でも作ってるじゃないでしょうね?」脳内ってあんた、2ちゃんねらーですか(笑)。
地雷警報! ときめき聖サクラ学園 〜めざせコスプレクィーン メーカー:ペパーミントKids
通りすがりの日雇いSS下級小隊指揮官 様
 98の使いまわしで金取る気か?
PLAYSTATION ときめきメモリアル2 「ときめきメモリアル3」投稿評論 メーカー:コナミ
流竜馬 様
⇒ 長文投稿(本文はこちらへリンク)
PLAYSTATION2 ときめきメモリアル3
〜約束のあの場所で〜 「ときめきメモリアル2」投稿評論
メーカー:コナミ
流竜馬 様
ファイン 様
⇒ 長文投稿(本文はこちらへリンク)
地雷警報! DoNoR メーカー:ルージュ
王児 様
Mr.Boo
 このゲームの地雷っぷりに関して、特筆すべき点が『視点型凌辱ミステリー・ノベル』というこのゲームジャンルです。
 つまり、小説であるために、物語中の選択肢は一切ありません
 この時点でADVだと思っていた人には既に地雷です。
 そして問題なのが、僕が今このゲームの地雷っぷりを何処から解説するべきか全然わからないこと(爆)。
 とにかくツッコミどころ満載で困ります。
 ストーリーは長いので省くとして…


ストーリー&システム面
 男女の主人公、「竹村将一」と「川奈双葉」のストーリーをプレイ後「完結編」に行き着くのですが、はっきりいってその前に確実に萎えます
 小説であるだけに、ストーリーの長さに伴って凄まじい文章量になるからです。
 読んでられない
 要点だけを飛ばしながら読んでも完結までに1週間はかかります。
 しかも、その文章自体が貧弱で、まるで中学生の書いたポルノ小説みたいな印象です。
 キャラクターのリアクションや思考も薄い薄い。
 簡単に次のセリフが読めてしまい、はっきりいって面白くない。
 シナリオ自体はなかなかのものですが、それを彩る文章が死んでいる状態です。
 それに、ストーリーを見る限り、どこが「陵辱」なのかまったくわからない
 日の初めに「『プレイルーム』というところで必ず女性が犯される」というのもなんかこじ付けっぽいです。
 途中から和姦入ってますし…
 それ以前にHシーン自体が多くないです


画像
 キャラクター画像に関しては文句なく美麗だと思います。
 体の線とかも…うん、エロい(爆)。
 ただ、その繋ぎの画像(背景など)が最悪です。
 明らかに加工写真。
 フォトショップクラスのソフトを持ってれば誰でも作れるお手軽さです。
 人が撃たれるシーンや、夢の中での出来事は、それらしいイメージ画像で誤魔化されている始末。
 使いまわしも多い。
 大体、メディアがCD-ROM一枚って時点でおかしいとは思ったサ…
 唯一評価するとすれば、Hシーンに関してだけは使い回し画像がほとんどないこと。
 Hだけ見てりゃ飽きません



 キャラの声は各自のイメージにはまる感じでいいと思います。
 BGM関しては鬱です。
 使い回し多数、音質悪い、音量小さい
 ものによっては流れているのかいないのか、全然わからないほど音量のない曲もありました。
 最低でも、スピーカーの音量をMAX近くにしないと聴こえません。


価格
 8800円。
 さようならです(俺は中古で買いましたが…)。
 妻みぐいの偉大さがわかった瞬間


 掻い摘んではこんな感じです。
 多分誰も持っていないと思いますが、大部分の憎しみを込めてこのレビューさせていただきました。
 補足になりますが「どう考えても犯されるはずの無い女たちを、どうしようも無い男達が犯していく」この売り文句も偽り、もとい地雷です。
 だって、主力? の女性キャラの半分以上が「強姦されない」でした。
 一応、半分以上キャラは犯されます。
 ただし和姦&ノーマル… しかも男の主人公は、エロゲーらしからぬ普通な性格になっていて、ゲーム中「甲斐性無し」とは言われてますが、はっきりいってガード硬いです。

 だからHもなし。
 ラストに一回あったかな〜くらいです(うろ覚え)。
 中学生というのは言い過ぎだっかもしれませんが、文章はかなり幼稚です。
 最低限状況がつかめる程度の文面で、小説というにはかなり厳しいです。
 キャラだけは立派です。
 だから騙されました(泣)。

(王児様)
 とりあえず「どう考えても犯されるはずの無い女たちを、どうしようも無い男達が犯していく」と言うくだりの売り文句からでしょうか(笑)。
 何かに付けて「強い女」と「どうしようもない男」を強調するところに既に強引さを匂わせていているのがなんとも言えません。
 妙にシナリオの中身があるだけに、苦しみながら先へ読み進まざるを得ない状況を生む…
 何か自分の「犯る気」を陵辱されているような気分になります

 VIPERシリーズのキャラような(顔は置いといて)体つきと色使いは張りがあっていいです。
 和姦への移行はともかく、力が入っている事だけは伺えます。
 背景はその反動で力が入っていないのかもしれません。
 そりゃぁHは女性を見ていれば背景を気に留めることは無いですけどねぇ…

 看板に偽りあり…ってそんなにアバウトでいいのだろーか?
 「陵辱ネタ」といい「どうしようもない男」といい、もはやプレイヤーをおちょくってるとしか言い様がないですね。

(Mr.BOO)
地雷警報! とらかぷっ! メーカー:PULLTOP
来 様
Mr.Boo
 絵柄の可愛さに惹かれて買いましたが、騙された!!と思いっきり後悔。
 何故ならこのゲーム…っとその前に紹介をしておきます。

 舞台は3柱の神様が、四方山(よもやま)に溢れ出す『黒』と呼ばれる怪物たちを、退治にやってくるお祭りが行われる地方都市・四方山町。
 ここに引っ越してきたばかりの主人公は、わがままな神様「桜姫(おうき)」にパートナー・共に『黒』を狩る『獲り手(とりて)』に選ばれてしまう。
 主人公は3柱の神様たちと、それぞれの獲り手達の織り成す、騒がしくも楽しい一ヶ月の祭を過ごすことに。

 AVGとSLGが合体したゲーム。
 しかし、このゲームの落とし穴は…パートナーを選べない&ヒロイン単独攻略ができない!! ことでしょう。
 パートナーは、わがままで主人公を下僕扱いする、とんでもなく態度のでかい虎娘・桜姫だけで、他の神様のパートナーにはなれません。
 ここで桜姫に魅力を感じなかったらやる気は激減。
 わがまま・馬鹿・野蛮系ヒロインが好きなら大丈夫ですが。
 次に、エンディングは必ずそれぞれの神様&それぞれのパートナーというセットエンディングしかなく、単独攻略はできません。
 更に、ヒロインの中で万人向けと思われ、前人気の一番高かった正統派美少女・竜ノ神の竜娘「静波(しずな)」は あろうことか自分のパートナー・夏葉(なつは)に最初から最後までらぶらぶ状態。
 攻略しても、結局最後まで彼女の心は夏葉第一に占められてるので、エンディングを見ても空しさしか感じません。 あれだけ夏葉とのラブラブぶりを見せられちゃあなあ…仕方なく主人公を二の次に選んだって感じで。
 ヒロインも、ほとんどがわがまま・野蛮・馬鹿系(いわゆる明るい系)で占められてるので、かなりマニア向けになってます。
 唯一の救いである清純派ヒロイン静波があれじゃあ…オレは清純派じゃなけりゃやなんだー!! って人は暴れまわること間違いなし。

 グラフィック、システムの出来が良い分、そういった点で万人向けにできなくなってる残念なゲームです。
 とりあえず前述のとおり、ヒロインは野蛮系が好きなんだ!! って人はお薦め。
 清純派ヒロイン好きの人にとっては理不尽すぎるクソゲーといっていいでしょう。
 プレイヤーによって良作とも駄作ともなりうる不思議なゲーム。
 野蛮系・態度でかい系嫌いのオレにはやっぱり地雷ゲーでした。

(来様)
 ヒロイン単独攻略ができないのは、制限を設けることで、組み合わせによるパターンの拡大を抑えようとしたんでしょうが、好みの女の子を決め打ち出来ないのは釈然ぜんとしませんね。
 クリアするのには大して時間がかからないと聞きますから、主人公=プレイヤーを置いていっちゃいけませんよね、やっぱり。
 シミュレーションをこなして数時間って言うのは、ボリュームの薄さを感じさせますね。
 女の子が偏るというのは、果たしてどれくらいの繰り返しプレイが出来るのやら。
 攻略とは関係無い部分で、「黒玉」をいかに多く集めるかに力を入れたりするような、やり込める部分をもっとアピールした造りにしてもよかった。
 シナリオはともかく、ゲーム自体比較的簡単に終わってしまうなら、まして考えることが前提のシミュレーションならなおさら、女の子とは別に「何度でも出来る」ための部分が欲しい。
 シミュレーションらしからぬ手軽さは、時間に追われるBOOにとって魅力的に見えますが、物足りないかな、やっぱり。
 人間はおとなしい人がいません。
 にぎやかなこともこのゲームのウリの一つなのでしょうが、どうせなら野獣のようなHシーンも加えて、獣姦まがいのプレイでも入れておいた方が、よりお勧めする方向性がはっきりしたでしょう。
 女の子のかわいさと(おそらく)ノリだけでは、受け入れられることは難しい、と身体を張って表現した、ある意味教訓めいたゲーム

(Mr.Boo)
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