第151回 ■ BANDAI SPIRITS S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法)「仮面ライダーBLACK」
2021年5月2日 更新
前回の更新から、約三年と九ヶ月……
非常に長い間を空けてしまいましたが、皆様ご無沙汰しておりました。
「人生に玩具あり2式」、ようやく更新することが出来ました。
この間、私生活上で色々あったのですが、それはまぁどうでもいいので置いておくとして。
2021年4月末。
新型コロナ第4波の影響により、二度目の自粛を強いられたGWの第一日目。
私達、特撮好き&可動フィギュアファンが、長年待ちに待ったアイテムが、とうとう発売されました。
時を越えろ! 空を駆けろ! この星のため!
悪を討つシルエット! 黒い騎士!
仮面ライダーBLACK!!
2013年11月に一度リニューアルしたBLACKが、今度は真骨彫製法で再降臨。
その拘りの造型と可動ギミックは、ちょっとした脅威です。
そんな訳で、更新復帰第一弾は、これを取り上げさせてもらいました。
S.H.フィギュアーツ(真骨彫製法) 仮面ライダーBLACK
2021年4月29日発売(一般販売)。
全高は約14.8センチ(頭頂部まで)。
手首6種12個付属。
予備アンテナパーツ一組(二本)付属。
価格は7,700円(税込)。
仮面ライダーBLACK。
1987年10月4日から1988年10月9日まで、毎日放送TBS系列にて全51話が放送された、帯番組の仮面ライダーシリーズとしては8作品目にあたる「仮面ライダーBLACK」の主人公。
体内に「太陽の石(キングストーン)」を内包し、徒手空拳で闘う。
世紀王専用の生体マシン・バトルホッパーを駆り、また超高速要塞ロードセクターというマシンも併用するという、「仮面ライダースーパー1」に次ぐバイク二台を所持するライダーでもある。
これまで、仮面の下に人間の顔が存在する仮面ライダーは存在したが、BLACKの姿は本体である“バッタ男”が黒い装甲で包み込まれている状態で、そのため関節各部に外殻とは異なる生体組織状の繊維が覗いている。
また、変身シーンでは光太郎の顔が一瞬バッタ男に転じ、更に外殻が纏わりついていくプロセスが描かれている。
前作「仮面ライダースーパー1」などと比較すると非常にシンプルな能力設定で、ベルト部にキングストーンのパワーを集約して自身の能力を向上する「バイタルチャージ」からのライダーパンチ、ライダーキック等の体術が必殺技。
また、キングストーンの力を使って状況打破を狙う「キングストーンフラッシュ」なども使う。
日食の日に生まれた南光太郎は、同じ日に生まれた親友・秋月信彦の家に引き取られ、兄弟のように育てられてきたが、ある日突然ゴルゴムの三神官に誘拐されてしまう。
信彦と共に「ゴルゴムの世紀王ブラックサン」として改造手術を受けてしまったものの、ゴルゴムのメンバーであり信彦の父である総一郎の手により、脳改造の前に脱出に成功。
以降、自ら「仮面ライダーBLACK」を名乗り、ゴルゴムと闘うことを決意する。
しかし、同じように改造手術を受けた上、脱出出来なかった信彦は、宿敵シャドームーンとして復活、光太郎の前に立ち塞がることになり……
(第107回 S.H.フィギュアーツ「仮面ライダーBLACK」&「バトルホッパー」リニューアルバージョン より引用)
さて、真骨彫BLACKです。
長く可動フィギュアコレクターをされている方ならご存知の通り、仮面ライダーBLACKは、これまであまり造型面で評価の高かった商品が殆どないという、非常に難しいタイトルでした。
否、正しくは造型面に関しては(バンダイ以外を含めると)そこそこのグレードのものはあったのですが、経年劣化やら可動のショボさなど、また別な面でケチが付き易く、造型も可動も両立している優れ物、と云われると、例を挙げるのが難しいものでした。
このS.H.フィギュアーツシリーズでも、BLACKは過去二回商品化していますが、約12年前に発売された第一弾は、もはや何の冗談だとしか思えないアレな出来栄え、約7年7ヶ月前に発売されたリニューアル版は、出来こそ格段に良くなったものの、やはり本編のBLACKに似ているかというと、微妙な感が拭えないレベルでした。
とはいえ、決して悪いものではなかったのですけども。
真骨彫BLACKの情報解禁は、2020年10月26日でした。
この情報は、当時かなりの衝撃でして、真骨彫シリーズの中でも結構反応が大きかったように感じられました。
各匿名掲示板やSNS上での反応をざっと見た限りでは、「ついに来た!」的な反応が多く見られ、期待も高まっていたようです。
詳しくは後述しますが、同時に、膨れ上がる不安も囁かれていました。
本商品の予約は、2020年11月6日16時解禁。
案の定、と云うか当然の流れで、当日の予約はやっぱり瞬札。
筆者も含め、ほんの数分? の争奪戦から弾かれた人達はとても多かったらしく、もやは予約成功は一種の奇跡みたいな印象すらありました。
この、殆ど「某ソシャゲでSSRや星5クラスの新キャラをシングルガチャで一発抜きする」かのような、回線速度と再ログインが憎いという状況に苛まれ、発売当日までヘイトを溜めた方も多かった? のではないのでしょうか(多分)。
んで、肝心の発売日はどうだったのか、というと、やはりいつもの真骨彫クオリティ(※購入難易度の話)という感じだったようです。
意外にあっさり入手出来た人もいたかと思えば、複数の店舗を巡っても全く入手が叶わなかったという人もいたようで、お手軽に購入出来るとはとても言えないようですね。
この辺り、都内と各地方都市、はたまた田舎の街でかなりの温度差があったと思われますが、決して潤沢ではないと言っても過言ではなかったのでしょう。
そろそろ、本商品の仕様について触れて参ります。
まずは、前後比較。
今回のBLACKから、(フィギュアーツとしては)新しい試みが行われています。
それは、「一部関節等に軟質素材を用いる」というものです。
本商品だけではなく、2021年7月発売予定の「真骨彫ウルトラマンティガ」にも採用されるものなのですが、予約開始当時から、この点について多くの不安の声が聞かれました。
というか、筆者も今尚不安を拭えない状況なので、似たような声を意識して拝見していたせいかもわかりませんが……
画像の青色部分が、軟質素材を使用した部位です。
一部、公式ページの情報と食い違っていますが、実際にはこれが正解です。
具体的には、両肩内側・ベルト部分(バックル除く)からパンツ部分にかけて・両足首、が該当します。
尚、公式ページでは「太ももの付け根部分」も軟質素材としていますが、実商品はプラ製になります。
肩部分は、先の通り軟質素材で関節が覆われている状態の為、可動フィギュア特有のライン途切れ
がありません。
フィルブローンの再現もなかなかで、肘や膝関節などプラ製部分との違和感もなく、さすがの一言です。
この状態でも、上腕のロール軸はしっかり独立可動するので、軟質素材が引っ張られて捻れるようなこともありません。
…が、しかし、可動範囲に影響を及ぼすという、予想通りの問題がありました。
実は真骨彫BLACKは、昨今の可動フィギュアでは積極的に取り入れられている「肩のスイング機構」が殆ど機能していません。
全くないわけではないのですが、上の画像が精一杯で、肘を伸ばした状態での両腕の交差は不可能です。
参考に、リニューアル版BLACKの肩スイング範囲の画像を。
これは、真骨彫BLACKが旧商品に見劣りしてしまうポイントの一つです。
フィルブローン再現に注力するあまり、軟質素材を使用したせいで大胆なスイング機構を取り入れることが出来なかったため、このように可動範囲に制約が生じたのかな? と思えました。
この肩スイング機構の可動範囲の狭さが、細かなポージングに影響を及ぼします。
BLACK特有のファイティングポーズである、仮面ライダー2号の変身ポーズに似た構えですが、スムーズに持っていくことが難しくなります。
一応出来ることは出来るんですが、軟質素材部分に負担をかける可能性もあるので、これはちょっと気になるポイントですね。
もう一つの難点として、「肩がいつの間にか下がる」というのもあります。
真骨彫BLACKの肩周辺の関節は、決して緩くなくむしろ固い部類に入るのですが、何故か気がつくと肩全体が下がっていたりします。
これは具体的な原因が良くわからないのですが、もしかしたら、軟質素材の張力が関節を押し下げている……とか?!
と、このように、肩周辺に関しては、軟質素材を取り入れた効果があまり有効に発揮されているとは言い難い印象を受けます。
また、一部では早速「破れた(裂けた?)」という報告も見受けられ、どうやらそう遠くないうちに嬉しくない影響が出そうな予感です。
まあ、軟質素材を使用した時点で、どう頑張っても免れない事態が、いずれ起こる訳ですが……
今回は、装甲全体にアクション用等スーツの皺再現や、シボ加工など質感再現が重点的に行われており、リアリティがハンパないです。
前腕や太もも付け根の皺など、使い込まれたスーツ感が堪りませんね。
また、股関節はリニューアル版のアレンジではあるのですが、前よりも不自然さを感じさせない外観になっています。
……って、写真だと違和感あるかもですが、実物を手に取ると、本当に気にならなくなると思いますよ。
バックル部分アップ。
今回の塗り分けは、さすがの一言に尽きます。
幅約1.3センチの大きさに、ここまで細かな塗装を施しているのは、本当に驚嘆です。
しかも、エナジーリアクター部分にはちゃんとモールドまで再現されています。
タイドステイダーやパルストリガーまで、きっちり塗り分けされてるとか、どんだけ精度の高い塗装なのかと!
何度も書きますが、これ、幅が1.3センチ程度しかないんですよ!
前屈が微妙だったリニューアル版に対し、今回は結構曲げられます。
しかも、バックル部分がパンツに潜り込む構造だった前作に対し、今回はバックルの裏に上半身の銀色部が食い込むという、まあありえそうだなと思える構造になっています。
またそれに伴い、ベルト部分が多少伸びるようになっていて、ここでは軟質素材が活かされています。
ただし、バックルの裏側と腹部の銀色部分が接触するわけなので、擦れによる塗装剥げが発生するかもしれません。
脚の可動範囲は、見た目の印象に反して(?)結構広いです。
前後には、ほぼ180度の開脚が可能。
しかも、関節保持力も結構固めなので、脚が勝手にへたれたりはしません。
横方向へは、このくらい開きます。
しかも、足首の内側への可動範囲もかなり広めなので、こんな体勢でも自立します。
尚、足首は横方向外側への可動範囲だけが些か狭いだけで、前後への傾倒もそこそこ広めのクリアランスを誇ります。
真骨彫BLACKの左足のつま先には、シフトガード(シフトペダルを押し上げる際の、靴へのダメージを軽減するもの)までしっかり再現されています。
これはバリや成形不良ではなく、しかも2パーツに跨って繋がっていますので、意図的に付けたもの。
当然、右つま先にはありません。
スチール写真などをよほど注意深く見ていないと気付かないような、かなり細かい部分まで拘って作られていることがわかります。
このように、非常に優れた可動範囲を誇る真骨彫BLACKなのですが、膝立ちさせると、どうしても斜めになりがちです。
まあこれは、可動範囲の問題というより、脚の造型のせいという気もしますが。
先で説明した軟質素材のパンツですが、これを利用することで、太ももを水平以上に上げることも可能です。
こんなに湾曲しても、軟質素材の張力で押し戻されることはありません。
これはなかなかのもの。
……と、ここまで融通の利く脚部の可動範囲なんですが、残念ながら「S.H.フィギュアーツ ロードセクター」には上手く搭乗させることは出来ませんでした。
股関節の前屈がまだまだ不足なこと、その結果尻部の位置が前方にずれ、脚が適正の位置に行かないこと、加えてロードセクターのハンドルが握らせ難い&外れやすいなどの難点が重なり合って、無理のようです。
何故ロードセクター? とお思いの方もおられるかと思いますが、筆者がもう三度のご飯よりも大好きなのでこのロードセクターは、リニューアル版BLACKには些か大きすぎ、尚且つ可動範囲の問題で完全には上手く乗せられないという問題があったのです。
今回の真骨彫で、BLACKのサイズが大きくなったのでイケるかなー? と思ったのですが、残念ながら及びませんでした。
これは、真骨彫対応のバイクを 新 造 形 で 発売して頂くことを祈るしかないようです。
ただ、車体のサイズ自体はそんなにスケールずれしておらず、むしろベストマッチなので、横にBLACKを立たせて飾るのには充分役立つかと思われます。
――バトルホッパー?
論外です。
バイクに乗せるのは残念な結果でしたが、単独でポージングを楽しむ分には、下半身の可動範囲はそれほど問題にはならないと思われます。
商品情報が出たばかりの時、些か不安だったキックポーズの不自然さも、実際に弄ると気になることはなく、きっちり決まります。
付属品一覧。
一番上が、予備のアンテナになります。
アンテナを取り外す時は、出来るだけ根元に近い部分を指先で摘んで、ちょっぴり揺するようにしながら少しずつ引き抜くと、問題なく外せます。
手首は、握り手がないという残念な点はありますが、一応必要な形は全部揃っています。
「リニューアル版仮面ライダーBLACK」との比較。
背の高さはだいたい同じくらいですが、各部の解釈がこれほどまでに違うと、改めて驚愕します。
当時にして、細すぎるという評価を受けてはいたものの、リニューアル版はそれなりにリアリティがあるものと感じられたものですが、さすがに今となっては……ですね。
とはいえ、可動範囲やバイク系フィギュアーツとのプレイバリューなど、真骨彫にはない魅力もある上に、なにより価格が半額以下というコスパの高さもありますから、個人的には住み分けが出来ていると考えています。
加えて、シャドームーンやRX、バイオライダー、ロボライダー、ともすればライドロンとも絡められますし、ガシガシ遊ぶには、まだまだリニューアル版は価値が高いのではないのでしょうか。
シャドームーン(旧版)との比較。
さすがに、お兄ちゃんと弟というくらい、背丈の差が生じています。
とはいえ…発売からもうすぐ十年経とうというのに、そんなに見劣りした印象がないシャドームーン……すごいなあ。
以下、適当にポージング。
定番の……
「仮面ライダー!」
「ブラァック!!」
グッ。
「キングストーン・フラッシュ!!」
バイタルチャージからの……
「ライダー、パァンチ!!」
「ライダーキィック!!」
おお、決まる決まる実に決まる!
以上、真骨彫製法「仮面ライダーBLACK」でした。
【総評】
文句なしの造型、水準以上の可動範囲、そして何より「本放送当時から求めていたリアルなBLACK」が、ようやく手に入るという感動。
長い長い、途方もなく長いトンネルをようやく抜け、心から欲しかったBLACKに出会えた。
そんな感動を味わわせてくれる、そういった意味では非常に貴重な商品であったと思います。
真骨彫で出るまではクウガもそうでしたが、BLACKは本当に微妙なバランスが要求されるもので、これまであまり造型面で恵まれたとは言えない媒体でした。
なんせ、ちょっとでもバランスが狂うと「コレジャナイ」になりますからね。
そんな事情もあったため、予約時の瞬札も理解出来ますし、また買えなかった人達の慟哭にも同情出来ます。
ただでさえ人気の高い仮面ライダーですから、長年求められていた物が来るとなれば、そりゃあファンの多くは注目しますもの。
しかも、これまでの蓄積で充分信用に足るブランドとなった真骨彫ですからね。
評価は当然のようにうなぎのぼりになるわけです。
しかし、問題点というか不安点もあります。
先に述べた通り、「軟質素材」と「樹脂部品(ABS等)」は非常に相性が悪い素材で、そう遠くない将来確実に問題が発生するという、避けようのない事態が発生します。
過去にもいくつか、関節を軟質素材で覆ってシームレス化させた商品が各社より発売されましたが、その殆どが経年劣化により目も当てられない惨状を迎えました。
具体的には、プラパーツの侵食(溶解)・極端な変色・硬化による破損・可塑剤気化による加水分解(濡れやべたつき)発生など、本当に様々です。
こういう避けようのない問題が起きるため、これまで可動フィギュアのノウハウを蓄積してきた各メーカーは、布を使用したり、シームレス機構を避けたりして対策を講じて来ました。
……なのに、何故今更?
ぶっちゃけてしまうと、今回の製品を弄ってみた限り、軟質素材を使用する必要性がありません。
というか、避けようのない経年劣化というリスクを代償にしてまでやるべき事とはとても思えず、リニューアル版みたいに、プラパーツのみでもより高いクリアランスは発揮出来た筈です。
確かに、見た目は自然になるので印象は様変わりしますし、個人的には全面否定はしたくないのですが、「何故?」という疑問はどうしても拭えません。
この辺りは、購入者各位の価値観により左右される問題なので、ここで是非を断ずることはしてはいけないと思っていますが、一応、頭の片隅に残しておいてもいいのではないかというポイントになるかと思っています。
それよりも、BLACKが出たことで今後の展開に非常に大きな期待が持てるようになったのが、何より嬉しいことです。
誰もが「RXは確実に来るだろう!」と考えているでしょうし、筆者も同様なのでそこは期待したいものです。
ついでに、ロボライダーやバイオライダー、シャドームーンまで一気に突っ走って欲しいですね〜。
2021年5月初旬現在、まだ次のアナウンスは聞こえて来ませんが、今後に大きな期待を以って行きたい。
そんな気持ちにさせられる逸品、「真骨彫 仮面ライダーBLACK」でした。
2021年5月5日 追記:
尚、このサイトでは、発売時期の辺りでどのようなことが起きたかもまとめている主旨の為、以下の、あまり宜しくない件にも触れておこうと思います。
2021年4月3日。
この日は、「仮面ライダー生誕50周年」ということで、数多くの仮面ライダー新企画が発表されました。
「シン・仮面ライダー」と、仮面ライダーWからの派生作品(漫画)である「風都探偵」のアニメ化、そして仮面ライダーBLACKのリブート作品「仮面ライダーBLACKSUN」。
いずれも注目度の高い作品にちなんだ新企画の為、ファンの多くは歓喜し、期待に胸躍らせたようです。
……が、しかし、この発表内容に不満を漏らした人物がおりました。
そう、仮面ライダーBLACKこと南光太郎を演じられた、倉田てつを氏ご本人です。
この日、ライブ配信アプリ「17live」での配信にて、同氏が「仮面ライダーBLACKSUN」の企画発表について触れており、「俺、仮面ライダーあんま好きじゃないから」「たまたまライダーやってたっていうだけで」「コメントは出さない」等の発言を行いました。
これが、「何故50周年の日にこんな事を?」「今までBLACKやRXの絡みで散々語ってきたのに、矛盾している」「ショックだった」等と指摘され、ネット上で大炎上。
同氏の人気に大きな陰りを見せる大事件に発展しました。
その数日後、倉田氏は配信上の発言について謝罪。
この辺りについては、また別な問題が生じたのですが、一応、炎上自体は落ち着きを見せる流れとなりました。
この一連の問題が、よりによって真骨彫BLACK発売月に発生したこともあり、ネット上では、多少なりとも影響が気になる雰囲気にもなりました。
中にはBLACKに対する熱意と関心を削がれ、購入を躊躇う人の意見も散見されましたが、その人達が実際に購入を取り止めたのかどうかはわかりません。
商品と上記の件は全くの無関係、と割り切って購入する人もいたでしょうし、実際に品薄になるほどだったので問題は殆どなかったと思われますが、一応、この時期にそんな出来事があったという事を、ここにまとめておきたいと思います。