第89回 ■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツ」

2012年10月14日 更新

■ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツ

 

 2012年9月22日発売。
 同時販売物は、「仮面ライダーフォーゼ モジュールセット04」「ボウケンレッド(轟轟戦隊ボウケンジャー)」。
 2012年9月の発売・配送ラインナップは、以下の通り。

  • 9/29「レッドバスター(特命戦隊ゴーバスターズ)」
  • 9/25(配送開始日) 「マグナギガ(仮面ライダー龍騎)」「リブラ・ゾディアーツ(仮面ライダーフォーゼ)」「キュアマリン スーパーシルエット(ハートキャッチプリキュア!)」「デカブルー(特捜戦隊デカレンジャー)」(すべて魂ウェブ限定)

 全高は約14.3センチ(頭頂部角除く)。
 合計4種8個の手首付き。
 バリズンソード付属。
 バリズンソ−ド刀身(伸びたバージョン)付属。
 コズミックスイッチ4種付属。
 スイッチ未装填ソケット1点付属。
 フードロイド・ナゲジャロイカ(変型前後)計4点付属。
 台座などのオプションはなし。
 価格は税込3,360円。

 

 仮面ライダーフォーゼ・コズミックステイツ。
 フォーゼがNo.40「コズミックスイッチ」を使用して変身した、事実上の最終形態。
 賢吾が最後にロールアウトさせたアストロスイッチは、誤作動ばかりで全く効果を現さない、謎のアイテムだった。
 その頃、朔田流星の出身校・昴星高等学校は、天ノ川学園高校からの交換編入生・山田竜守(アリエス・ゾディアーツ)によって理不尽な支配を受けていた。
 アリエスの存在を追って昴星高校に向かう仮面ライダー部だったが、流星は友人の井石二郎を眠りから覚ますため、どうしてもアリエスの力を利用しなければならなかった。
 山田と接触し、彼と取引した流星は、仲間である如月弦太朗を攻撃し、彼を殺してしまう。
 最大の障害フォーゼを取り除いた山田は、仮面ライダー部を巻き込み更に学園支配を強めていく。
 タチバナの逆鱗に触れたためメテオの資格を失った流星は、アリエスの力で約束通り二郎を目覚めさせてもらったものの、自分の本心を裏切って弦太朗を殺してしまったことを悔やんでいた。
 そんな彼は、仮面ライダー部を救うため、変身なしでアリエスの前に立ち塞がる事を決意。
 その一方で、賢吾はタチバナの知恵を借り、コズミックスイッチを介してコズミックエナジーを注ぎ込むことで、弦太朗を死の淵から救い出そうと試みる。
 コズミックエナジーが込められたフォーゼドライバーの起動によって無事復活した弦太朗は、黄泉の世界で見た仮面ライダー部の想いを受け、再び昴星高校に向かう。
 生身で闘い、ぼろぼろになった流星を救った弦太朗は、彼の行いを許す。
 ようやく流星と「ダチの証」を交わせた弦太朗は、コズミックスイッチを使って変身。
 全てのアストロスイッチを吸収してコズミックステイツに変化したフォーゼは、バリズンソードでアリエスを圧倒、これを撃退した。

 

 コズミックステイツは、仮面ライダー部全員の友情がなければ変身が出来ないという風変わりな条件があり、これが満たされない状況下(メンバーの離反など)では変身出来ない。
 実際には、メンバーに対する弦太朗自身のメンタリティがスイッチに影響を及ぼすことが直接の原因で、弦太朗が後にこれを自覚することで枷はなくなった。
 40種類のアストロスイッチ全ての能力を、自在に操ることが出来るようになったが、これまで不可能だった「同じソケットに属するスイッチ能力を同時使用する」事まで可能となった。
 能力操作スタイルはこれまでと違い、胸のタッチパネル(スイッチングラング)を押すことでベルトに装填されてない36種類のスイッチのナンバーを指定し、発動する。
 例えば、ランチャースイッチを押してから「32(フリーズ)」を押すと、ランチャーモジュールから発射されるミサイルに冷凍効果が付加する(どちらも□ソケット対応なので、それまでは併用できなかった)。

 

 専用武器(モジュール)は、バリズンソード。
 外殻を閉じた槍型のブーストモードと、外殻を開いたスラッシュモードがあり、グリップ近くのレバーで切り替える。
 ○ソケット対応のアストロスイッチと連動し、電撃や炎など様々な効果を付加した攻撃が可能になる。
 コズミックスイッチも対応可能で、ブーストモード時に接続・リミットブレイクすると、ワープゲートを発生させて敵ごと宇宙空間まで移動可能となり(ワープドライブ)、スラッシュモード時に接続・リミットブレイクすると必殺技「ライダー超銀河フィニッシュ」を繰り出せる。
 また、メテオスイッチを装填して使用したこともある。

 

 さて、コズミックステイツです。
 この後もまだフォーゼシリーズの展開は続くわけですが、ひとまずこれで一段落です。
 出来やプレイバリューについて色々言われ続けたフォーゼですが、今回は割と無難にまとまった良い商品となった感があります。
 ただ、非常に好き嫌いが分かれるデザイン&劇中活躍だったこともあり、突出した人気は得られませんでした。
 逆に言えば、手軽に手に入る良玩具だということにもなるかと。
 そんなわけで、今回はこの商品について触れて行きます。

 

 まずは、前面・背面対比。
 最終フォームにしては、あまり派手さを感じないスタイルです。
 肩のウィングが個性放ってますが、それ以外は実に無難なスカイゼル
 というか、四肢がこれまでと同型だからというのもあるんでしょうか。

 

 頭部アップ。
 劇中マスクより隈取が細めになってますが、それ以外は特に問題らしいこともなく。
 それより、目の形状と眉間がようやくイメージ通りになりました。
 なんだ、やりゃ出来るじゃん。
 なんで今までやらなかったんだよ。

 

 別角度から。
 いい具合のツリ目です。
 そうそう、こういうのでいいんだよこういうので。

 

 各モジュール基部は、形状はそのままで配色が変化してます。
 基本、ここにモジュールを着ける必要がなくなったためか、スリープ状態になっているような感じで個人的に大好きです。
 メタルブルーとシルバーの組み合わせって、とてもいいものです。

 

 とはいえ、ジョイント構造は同じなので、従来通りモジュールを装備させることは可能です。
 右腕にモジュール装着とか、設定無視の組み合わせも可。

 

 胸部タッチパネル部アップ&フォーゼドライバー。
 スイッチパネル部は、かなり細かく印刷されているので再現度はなかなかですが、目が悪い人には判別が厳しいかも、という感じの細かさです。

 

 フォーゼドライバーは、若干これまでのものと色が変わっているようです。
 ○ソケットに刺さったコズミックスイッチの存在感が激しいですが、ご想像の通り、大変良く干渉いたします。

 写真だと、ドリルスイッチがON状態のようにも見えますが、実際はちゃんとOFFです。

 

 付属するコズミックスイッチ内訳。
 左から順に、

  • フォーゼドライバー装着用・OFF
  • フォーゼドライバー装着用・ON
  • バリズンソード装着用・OFF
  • バリズンソード装着用・ON
  • スイッチ未装填ソケット

 今回は、取り除くタグはありません。

 

 まず、「フォーゼドライバー装着用・ON」から。
 透明なカバーが展開して、内部のスイッチが露出していますが、細かいパーツの割に塗装が丁寧で、大変良く出来ています。
 ただし、指が引っかかったりして、フォーゼドライバーからとても外れやすいので、注意が必要。

 

 こちらは、「フォーゼドライバー装着用・OFF」。
 透明カバーが閉じてます。
 驚くことに、カバー下はちゃんと赤いスイッチと黄色い部分が塗り分けられています。
 最近は細かいところまで手を入れてくれるようになりましたね。

 

 「バリズンソード装着用・OFF」。
 殆ど使うことはなさそうな部品ですが、こういうのもちゃんと付属してくれるところが嬉しいというものです。
 こちらも、カバー下の塗装はバッチリ。

 

 「バリズンソード装着用・ON」。
 リミットブレイク時はこちらを使用。

 

 「バリズンソード装着用・OFF」は、ベースステイツに持たせるなど活用法は様々。
 空ソケットと併用することで、変身直前の状態も再現可能。
 こうなると欲しくなってしまうのが、アリエスゾディアーツ……

 

 コズミックスイッチを、装填。

 \ コズミック! /

 

 パーツを差し替えて、スイッチON!

 \ コーズーミー-ック オン /

 

 先ほども触れましたが、コズミックスイッチは上に長いため、上半身との干渉が頻発します。
 下手に屈伸させると、ポロリと行きます。
 ポーズを着けて飾る場合は、むしろ最後にスイッチをはめるくらいの感覚でやった方がいいかもです。

 

 また胸のタッチパネルですが、非常に残念なことに、可動範囲の都合上指が届きません。
 画像のが限界。

 

 次に、ウィング型の肩パーツ(スペリオルフラッパー)について。
 こちらは、胴体側に接続されていて、基部はボールジョイントです。
 しかし、殆ど上下方向に回転するのみです。
 若干前後にもぶれるんですが、あってなきが如しな範囲。

 

 前方向から腕を上げた場合、ここまでが限界となります。

 

 後ろ方向から回せば(人間には出来ない動きを妥協すれば)ここまで上げられます。
 というわけで、正直なところ、これかなり邪魔。
 他では腕の可動を妨げないと書かれていることがありますが、全然嘘です。
 相当な障害になっています。
 デザイン上仕方ないし、確かにこれが最良の解釈だとは思いますが……
 けどこれ、肩パーツに接続したらもっとうざかっただろうなあ。

 

 バリズンソード。
 まずは、ブーストモードから。
 FMCSと異なり、アーツ版は単独変形します。

 

 別角度。
 グリップ周辺のブースターもしっかり再現。

 

「バリッと開いて――」
 外殻展開。
 こちらは手動で行います。
 レバーも可動はしますが、さすがに連動はありません。
 中からは、短縮状態の刃部分が収納されています。

 

 外殻は、180度回転させてストッパーに固定。
 といっても、ただ接触してるだけでカッチリはまってるわけじゃありません。

 

 ここまでの状態の全貌。
 ここから、さらに刃部分が伸びるわけですが。

 

 横から。
 刃部分は根元から取り外し可能で、伸びた状態の刀身と交換します。

 

「ズンと伸びる!!」

 刀身を差し替えた状態。
 赤いクリア部がとても綺麗です。
 刀身も外殻の内部モールドも細かくて、大変良い質感です。

 

 展開中のモーションを、コズミックステイツに再現させることも可能。
 ……ではあるんですが、可動範囲の関係でスムーズにはいかず、いささかコツが必要です。
 また、劇中同様の構え方はかなり厳しいです。
 手首のスイング幅の問題ですね。

 

 レバーを掴むため、武器持ち手は左手も付属。
 これでマシンマッシグラーにも乗せられます。

 

 手の平部分は、バリズンソードのグリップに合わせた溝が掘られているため、ある程度しっかり握らせられます。
 ――が、保持力は正直、そんなに強くないです。

 

 コズミックステイツは、地に足を付けるより浮かせた方がかっこいいかなと、勝手に思ったり。
 そうなると、欲しくなるのは専用台座ですが、残念ながら本商品には付属しません。
 まあ魂ステージを買えば済む話なんですが、これには一応対応策があります。
 詳しくは後述。

 

 んで、せっかく可変機構のあるバリズンソードがあるのに、肩周辺の可動が大きく制限される都合、思うがままのポージングが取りにくくなっているのは残念なところです。
 また、ウィング状パーツを無視したとしても、今回は肩関節そのものの可動範囲がこれまでより狭く、これも制約を与える原因になっています。
 最初は個体差かと思ったんですが、どうも胴体の構造の影響のようです。

 

 コズミックスイッチを、バリズンソード用に交換。

 

「抜いて、刺す!」

 グリップ底部の穴に、コズミックスイッチを差し込みます。

 

 リミットブレイク・ワープドライブ。
 劇中では呼称はついにありませんでした。
 宇宙空間から体育館まで、ゾディアーツをどこにでも運搬します。

 良く見ると一部間違ってるんだけど、まぁいいや!

 

 続けて、スラッシュモードのバリズンソードに、コズミックスイッチを装填。

 

「抜いて、刺す!」

 それにしても、なんでいちいち刺し直すギミックにしたんでしょうね。
 まぁ、それ以外に新しいギミックをスタートさせる選択肢がなかったんでしょうけど。

 

 リミットブレイク「ライダー超銀河フィニッシュ」。
 宇宙空間で使用することが前提の技のようですが、地上で使った方が多かったような印象があります(検証してないけど)。

 写真は撮ってませんが、差し込むスイッチはコズミック以外にも「ファイヤーステイツ」付属のリミットブレイク用ファイヤースイッチが装填可能です。
 エレキスイッチは、余分な部品も付いているため、残念ながら不可です。

 

 「ライダーキック」!
 最終回に放った、まさかの直球技。
 これまでの左足蹴りではなく、右足蹴りになっているのも芸コマです。
 決定打にこそなりませんでしたが、超新星サジタリウス・ゾディアーツの攻撃と引き分けるという、かなりのパワーを発揮してました。
 モジュールの力で戦うフォーゼが、身体のみの技を放つという演出は、唸らされます。

 

 今回付属するフードロイドは「ナゲジャロイカ」。
 劇中では、さりげにバガミール以上の活躍をしていたのですが、それでもイマイチ目立てませんでした。
 今回は、変形前(フードモード)・変形後(ロイドモード)・変形後(キャリーモード)、そしてツナゲット(連結モード)の組み合わせ。
 可動などの類は、一切ありません。

 

 ロイドモード。
 ナゲイオ、ナゲスト、ナゲメデ、ナゲロパとNo.37ジャイロスイッチが装填されています。
 ツナゲットは、この大きさにも関わらず表情がきちんと再現されています。
 出来は十二分。
 スイッチとツナゲットは、取り外せません。

 

 こちらは、フードモード。
 ただの塊。
 ナゲジャロイカのマークが可愛らしい。

 

 キャリーモードとツナゲット・連結モード。
 残念ながら、個別のツナゲットは付属しません。
 後部トレイ部分に、他のフィギュアーツ・フォーゼシリーズに付属するフードロイドを乗せられます。

 

 リアビュー。
 毎度思うんですが、本当に良く出来てます。
 コズミックステイツと直接絡ませるプレイバリューがないのが残念ですが、こういう小物に気を配ってもらえるのは本当に嬉しいものです。

 

 ナゲジャロイカの大きさは、対比的にこのくらい。
 かなり大きめのチキンナゲットといった感じ。

 

 「仮面ライダーフォーゼ・ベースステイツ」との比較。
 大まかなシルエットは、あんまり変わってないのがわかります。
 細かい部分を強調した感じでしょうかね。

 

 以上、コズミックステイツでした。

 さっき軽く触れた「専用台座」ですが、実はコズミックステイツ用の魂ステージが存在しています。
 それについては、「S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーフォーゼ・クローモジュール&コズミックステイツ魂ステージ」の項で詳しく触れて行きます。

 

 とりあえず、これでTV本編でメインで活躍したステイツは、全て揃いました。

 フォーゼシリーズは、今後もWEB限定で「メテオフュージョンステイツ」などが続きますが、とりあえずの締めアイテムとしては、申し分ない出来の商品だと思います。
 非常に満足度の高い商品で大変結構なんですが、あえて何か呟くとしたら、最初からこのグレードでやって欲しかったかなぁと……

 

 さて、フォーゼシリーズはこの他、仮面ライダーメテオ/メテオストーム仮面ライダーなでしこが発売済みで、更にはWEB限定で劇場版登場のキャラがいくつか控えています。
 ですが、ひとまずフォーゼ系のレビューはここで一旦休止したいと思います。
 正しくは、ラストにモジュールセット04と05のみ取り扱いますが。

 でもせっかくなんで、せめて「仮面ライダーなでしこ」だけでも軽く触れておきたいと思います。
 以下、超短縮レビュー。

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■ S.H.フィギュアーツ仮面ライダーなでしこ

 

 2012年1月25日〜2012年4月9日まで、「魂ウェブ」上にて受注受付。
 2012年6月23日配送開始(24日頃到着)。
 同時配送物は、下記参照。
 2012年6月のラインナップは、以下の通り。

  • 6/9「仮面ライダーフォーゼ モジュールセット02
  • 6/23 「仮面ライダーライア(仮面ライダー龍騎)」「仮面ライダーメテオ(仮面ライダーフォーゼ)」
  • 6/23(配送開始日) 「腑破十臓(侍戦隊シンケンジャー)」(魂ウェブ限定)
  • 6/30 「アキバレッド(非公認戦隊アキバレンジャー)」「デカレッド(特捜戦隊デカレンジャー)」

 全高は約14.2センチ(頭頂部角除く)。
 合計4種6個の手首付き。
 ロケットモジュール付属。
 モジュール装着時用右肘パーツ付属。
 専用台座付き。
 価格は税込3,465円。

 「仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX」に登場。
 昴星高校生徒・美咲撫子の姿に擬態した“宇宙生命種SOLU”が、フォーゼの闘いを見て更に姿を変えたもの。
 SOLUには知性や感情はなく、ただ身近な者を模倣しているだけで、なでしこもフォーゼの不完全コピー体に過ぎず、そのためモジュールもロケットモジュール以外使用出来ない(使用していない)。
 後に感情を得て如月弦太朗と心を通わせ、フォーゼにロケットスイッチスーパー1を託すことになる。

 専用台座付きと書いているものの、撮影に使っているのは別の魂ステージだったり。
 両手を握り合わせた手首や、ロケットモジュール装着時に発生する隙間を埋める肘パーツなど、他であまり見られない部品が付属するのが特徴です。

 

 女性ライダー初のフィギュアーツ化ということで、注目を集めたなでしこですが、若干体型がロリっぽい点を除けば、可動、造型共に殆ど問題ありません。
 いささか顔が縦長という、フィギュアーツ独特の問題点はありますけどね。
 腰周辺の可動は特に優秀で、範囲の大小というよりも動かせる形が良く、女性らしい捻りなども再現可能。
 劇中の、妙に色っぽい動きをある程度再現可能です。
 ベルトの斜めがけを保持するため、左腰部分に小さなストッパーが設けられているのもおいしいポイントです。

 唯一、足首の可動アーマーがやたら外れやすい個体が多く含まれているという問題点があり、形状の都合補正も難しいようです。
 あとは、全身くまなく銀色の塗装が施されているので、塗装剥げを気にする方は早めにコーティングをかけるといいかなと思います。

 簡易レビューは、こんなところで。

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【買ってみて一言】

 

 コズミックステイツについて。
 顔の模様や可動範囲など、細かい問題点はあるものの、全体的な出来はかなりのもので、フォーゼシリーズとしてはトップクラスの完成度なのは間違いありません。
 全体の塗装も綺麗&上品で、何よりこの高級感がたまりません。
 また、スイッチやフードロイドなどの細かな塗装が、より完成度を高めています。
 個人的な話で恐縮ですが、購入時はあまり出来に期待してなかったのですが、開封してポーズ取りを行ってみて、一気に評価が高まりました。

 次に、仮面ライダーなでしこ。
 ギミックや可動よりも、個人的には女性的なラインに力を注いで貰いたかったんですが、今回はまだ思い切りが足りなかった感があります。
 腰幅と太股と尻は、もう少しだけ張りが欲しかったですね。
 そうすることで、ポージング時のメリハリがもっと付いたんじゃないでしょうか。
 とはいえ、こういう体型が良いとする人も多いと思いますので、この辺は人それぞれかなと。
 いずれにしても、なでしこの可動フィギュアとしては、非常に良く出来た商品なのは間違いありません。

 あー、あえてもう一つ付け加えるなら。
 指先はもっと細くスラッとした形状にして欲しかったかなぁ。

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