第83回 ■ バンダイ 特命戦隊ゴーバスターズ「バスターマシンCB-01 DXゴーバスターエース」

2012年3月5日 更新

 今回は、FMCS以来の低年齢対象商品です。
 そして、実に6年と半年ぶりに現行戦隊玩具レビューになります。
 つうか、間を空けすぎだろと我ながら。
 というわけで、本当に久々にスーパー戦隊ロボのレビューを行ってみたいと思います。

■ バスターマシンCB-01 DXゴーバスターエース

 

 2012年2月25日発売。
 大きさは、ビークルモード時・全長約22.8センチ、最大全幅約11センチ(リアウィング以外)。
 メガゾードモード時・全高約20.7センチ(頭頂部まで・ツノ除く)、最大全幅約16.3センチ。
 取扱説明書付属。
 価格は、税込5,040円。

 

 ゴーバスターエース。
 2012年スーパー戦隊シリーズ「特命戦隊ゴーバスターズ」に登場するバスターマシン(巨大メカ)。
 通常は車両形態「バスタービークルCB-01チーター」で基地内ドックに格納されており、有事の際はエネルギー管理局特命部・黒木司令の承認を経て、ダミービルから緊急発進する。
 レッドバスターとその相棒・バディロイド「チダ・ニック」が搭乗することで変型し、ノーズ部分にチーターの頭が出現する「バスタービークルCB-01チーター(第二形態・専用名称なし)」、動物型の「バスターアニマルCB-01チーター」、そしてメガゾード形態「ゴーバスターエース」となる。
 ただし、バスターアニマルはメガゾード化の途中経過ではなく、完全な別モードであり、戦況に応じて使い分ける。
 バスタービークルは高速移動用、バスターアニマルは複雑な地形での移動・急襲用(※第一話を観る限り)、ゴーバスターエースは対ヴァグラスのメガゾード(※敵巨大メカも同じ分類名称)戦に利用。
 専用のソードで敵を斬り、シャットダウン(撃退)する。

 ゴーバスターエースは、バスターマシン合体の中核となる存在でもある。
 単独での活動・戦闘も充分こなせるのだが、他のバスターマシンと合体することで更なる強化が図れる。
 「GT-02ゴリラ」「RH-03ラビット」と三体合体することで、更なる巨大メガゾード「ゴーバスターオー」になる。

 

 さて、DXゴーバスターエースです。
 画面の雰囲気がいつもと違いますが、実は今回から撮影環境を大幅に変更しました。
 撮影ブース、照明、カメラ設定など全くの別物になったため、未だ手探りで見苦しいかもしれませんが、ご容赦ください。

 物凄く個人的な話ですが、車両メカに弱い筆者は、第一話のメカ演出で一気に魂持って行かれてしまいました。
 初登場から一週間も経たずに現役戦隊ロボ買うなんて、何年振りだろう……てなもんです。

 今回は、単独変型ロボ&4モード変型、非合体1号ロボが単体で、しかも本編放送前に発売(第一話の前日)と、実に話題性に富んでいます。
 単体発売の1号ロボというと、過去には「五星戦隊ダイレンジャー」の龍星王くらいしか例がなく、今となってはとても新鮮な気分です。

 

 本商品は、先の通り単独で4モード変型をこなせるという、これまでの戦隊ロボと比較するとかなり異質な性質で、バンダイ製品というよりはタカラ商品(あえてタカラトミーとは言わない)に近いテイストを感じます。
 もっとも、ここからのプレイバリュー拡張でそういった印象も払拭されるのかなとも思いますが。

 

 非合体の単体複数変型というと、パッと出てくるのが「海賊戦隊ゴーカイジャー」の2号ロボ「豪獣神」ですが、あちらは3モード変型の上、ゴーカイオーの合体拡張パーツという側面もあり、若干テイストが異なるような印象です。
 それ以外だと、合体形態のバリエーション(ファイブトレーラーやイカロスハーケン、天空気殿、タイムロボetc)が殆どでしたから、“これまでのスーパー戦隊としては”画期的です。
 個人的に、かなり思い切った事やったなぁと思えてなりません。
 無論、「スーパー戦隊としては」という部分は強調ポイントです。

 

 それではまず、ビークルモードから。

 「バスタービークルCB-01チーター」。
 劇中呼称は(第一話時点で)CB-01。
 全長38.7メートル、全高12.8メートル、全幅19.2メートルの車両型巨大マシン。
 無人走行が可能で、黒木司令の承認後、発進専用のダミ−ビルから射出発進する。
 ノーズ部先端が展開可能で、レッドバスターとチダ・ニック(バイクモード)は、追いつかれるような形でここから内部に収納・搭乗する(搭乗直前、ちゃんとブレーキをかける演出がある)。
 内部ではチダ・ニックが融合、バイクモードのハンドル部分(チダ・ニックの頭部)がそのまま操縦桿になる。
 走行・戦闘時は制御・計算をチダ・ニックが、操縦・攻撃をレッドバスターが行う。

 発進シーンだけでなく、搭乗時・変型時にも複数のナビゲーターによるアナウンスが行われ、大勢のスタッフによって稼働しているという演出がある。

 

 CB-01チーター。
 これまでも、クーペタイプの車両型マシンは色々出て来ましたが、今回はカラーリングや各部形状など、これまでにない攻撃的な性格で、これだけ見ると余り戦隊メカっぽく感じられません。
 しかし、それがまた面白く、筆者はそこに惚れて速攻買いしました。
 車両メカ好きには、なかなかたまらん色気を持つマシンです。
 それだけに、バイクのハンドルで運転するのが納得行きませんが(仕方ないとはいえ)。

 

 変型合体前提のメカではありますが、車両として必要なボディラインは、良く再現されています。
 特に、アメリカンマッシブカーを彷彿とさせるリアフェンダー形状は、たまらなくマニア好みです。
 フロント部分はシボレーコルベットを思わせるスタイルですが、リアはムスタング的なラインのようです。

 

 やや煽りアングルで見ても、凄い説得力が感じられます。
 黒いカラーが全体を引き締めていて、スポーティさすら感じるほど。
 久々にハァハァ出来る玩具です。

 ドア部分から出現するガトリングガンは、さすがに再現されていません。

 

 フロントビュー。
 前面の白い部分は全てライトで、下の方の8つの丸はフォグランプ? です。
 リトラクダブルヘッドライトじゃないところに、時代の進歩を感じさせます。
 横幅は、パッと見の印象より広いようです。

 

 サイドビュー。
 こうして見ると、運転席(に該当する部分)が意外に縦長なんだなとわかります。

 ドアの辺りから飛び出ているのは、ドアミラーです。
 きっとそうです、そうに違いありません。
 位置がずれてないかとか、爪生えてないかとか、そんなのは気のせいです。
 ちなみに、これは撮影用モデルも同様の形状なので、玩具独自解釈ではありません。

 

 リアビュー。
 低い車高、肉厚で幅広い車体。
 なんてエロ……カッコイイのでしょうか。
 まさにアメ車。
 テールランプはありません。

 後述しますが、独特の接続方式のリアウィングは、ロボの両手で握られるような形で固定されています。

 

 本商品付属のチダ・ニックと共に。
 対比はこれくらいですが、当然のように劇中準拠ではありません。
 ただ、玩具的にはいいバランスかなと。

 

 シャーシ側はこんな感じ。
 赤い部分が多くて車の裏側としては変なんですが、劇中でもこの通りなんで問題ないっす。
 ロボの後頭部が見えるので、どの辺りが頭かすぐ解ります。

 尚、タイヤはプラ製、タイヤはプラ製です。
 超大事な事なので二度書きました。

 

 タイヤは、このように外側の一部だけが回転、それ以外はジョイント及びその基部になっています。
 このジョイントは、後述するバスターアニマル形態時に使用されます。

 

 トミカと比較すると、こんな感じです。
 実際は一般車両は対比的にもっともっと小さくなる筈なんですが、ビークルモードでディスプレイする際は、こういった製品を並べるのも良いかもしれません。
 また、トミカより小さな食玩系を併用するのもオススメです。

 意図せずロングノーズ型マシンだけで並べてしまった……

 

 レッドバスターの相棒、バディロイド「チダ・ニック」。
 変型するまで、モチーフの動物が何か解らないモモタロスポジションの方向音痴。
 本来なら、ゴーバスターエースの変型にチダ・ニックは必要ない筈ですが、本商品では物理上の問題で別パーツ化しなければならない部品をバディロイド化させ、無駄な余剰にならないよう工夫しています。
 まぁ、とは行ってもトランス某マーのヘッドロココとかナントカいう奴で、とっくに使われていたアイデアなんですが。
 この辺の解釈も、先で記した「タカラ臭」の要因の一つですね。

 

 前面。
 ご覧の通り、要は「レンジャーキー」と似た様な……というかそのまんまの構造です。
 言うまでもなく、折れ曲がる腰部分以外に可動部位はなし。
 背面側にある大きな赤い部分は、後述する大生首です。

 

 側面から。
 このように、チダ・ニックの背後にはチーターの生首が接続されています。
 というか、むしろニックの方が生首に付いてるというべきか。
 バランス上、ニックの足だけで自立させられないため、立たせる時はこうなります。

 

 背面。
 大きなテーブル。

 

 レンジャーキーを手に入れたので、比較。
 適当に回したガシャポンなので、比較対照が「チェンジドラゴン」なのはご愛敬。

 

 チダ・ニックは、劇中ではCB-01の中に乗り込んで一体化するのですが、本商品では自身がチーターヘッドに変型します。
 所謂玩具オリジナルギミックって奴です。
 変型方法は実に単純で、ただ脚を折り畳み、チーターヘッドを起こすだけ。
 まさにゴーカイチェンジ。

 

 変型完了状態。
 折り畳んだ脚と上半身は特に何かで固定されることはありませんが、保持力は充分で勝手に元に戻ったりはしません。
 ちなみに、脚部裏にあるジョイントは今回未使用です。

 

 合体(本来なら変型ですが)準備。
 まず、CB-01のノーズ部分を持ち上げます。
 劇中でも実際にここが展開して、レッドバスターとチダ・ニックを収納しますが、さすがに搭乗用ステップを伸ばす事は出来ません。

 

 開口部を正面から。
 内部下側にあるくぼみは、チダ・ニック(チーターヘッド)を固定するための部分です。

 

 開口部に、チーターヘッドを接続し、蓋を閉じます。
 蓋をしない状態でもロックがかかっているので、軽く振った程度ならヘッドが外れる事はありません。

 

 変型(玩具的には合体)完了。

 「CB-01チーター」。
 全長45メートル、全高12.8メートル、全幅19.2メートル。
 チダ・ニック搭乗・融合後のスタイルで、本来はチーターヘッドが内部からせり出す。
 通常形態とは異なるモードだが、特に呼称は変化しない。
 側面部(ドア)に格納型のガトリングガンを装備。

 つまり、ヘッドが出てるってのは誰かが乗ってるよって証明ですな。
 タクシーのアレみたいな

 

 フロントビュー。
 いきなり印象が豹変しました。

 

 サイドビュー。
 車に動物の顔が付くって、そのまんまだとえらくアンバランスに思えそうですが、不思議な一体感を覚えさせられる気がします。

 

 リアビュー……だと通常形態と区別がつかないので、後方斜め俯瞰で。
 とらえ方によっては、異形のスーパーチャージャーを搭載したアメ車みたいにも見えます。

 

 初めて商品情報を見た時、ぶっちゃけ「ないわー」と思ったんですけど、いざ実際に手にしてみると、それまで単なる車に過ぎなかった物がいかにも戦隊メカっぽくなるような気がしてきて、個人的に大ありになりました。
 それと、なんとも言えない異形感がたまらなく、流線も変化していることもあって別な個性が際立ったように感じられます。

 

 では、そろそろ変型プロセスを。
 CB-01の側面部を、下方向に折り畳みます。
 フロントフェンダーからドアまでと、リアフェンダーでそれぞれ個別に畳む必要がありますから、実際には4カ所折り曲げる必要があります。

 

 両方の側面部を折り畳んだ状態。
 なんか、旧バット某ビルが変型したミサイルみたいです。

 

 ちょっと手順が違うかもしれませんが、尻尾の変型過程。
 まずは、リアウィングを片側に引き寄せます。
 何故右と書かないかというと、ウィングの基部が回転可能なので、向きによっては左寄せになる場合もあるからです。

 

 リアウィングを垂直にします。
 この時、ウィングを充分に寄せておかないと引っかかります。

 

 ウィング全体を下に向けて、尻尾完成。
 この時可動させる部分は、ゴーバスターエースの肘になる部位です。

 

 先に折り曲げたフロントフェンダーから、前足を引っ張り出します。
 さっきドアミラーみたいと書いてた部分ですね。

 

 続けて、リアフェンダーから後ろ足を引き出します。
 足の一部が黒くなっていて、ボディの一部を構成しているのが解ります。

 

 内側に折り込まれている状態の脚を、引き起こします。
 これで変型完了。

 

 「バスターアニマルCB-01チーター」。
 全長61.3メートル、全高23.3メートル、全幅17.4メートル。
 頭だけでなく、全身がチーターのように変型した状態で、道幅の狭いエリア内の高速移動や回り込み、または急襲行動に適した形態。
 走行能力・ジャンプ力に優れ、柔軟なボディを駆使して戦う。
 両肩部にビームガンを装備。

 CB-01事実上の第二形態。
 動物型メカが合体するパターンは、「超獣戦隊ライブマン」以降今まで沢山ありましたが、ビークルモードからロボット、アニマル形態両方になれるパターンは、シリーズ初です。
 アニマル形態からロボへというなら、龍星王・ウォンタイガー・ダイムゲン(ダイレンジャー)、サイダイオー(ゲキレンジャー)、モウギュウダイオー(シンケンジャー)などありますが、そこに更にひと味加わった感じです。
 あくまで、戦隊としてはですが。

 

 フロントビュー。
 ボディを折り畳んだので、かなりスマートになりました。

 

 サイドビュー。
 長い、とにかく長い!
 この状態で、本体全長約23.3センチ、尻尾まで含めると約35センチにも達します。

 

 斜め後方から。
 尻尾はロボット時の武器でもあるため、劇中みたいにしならせたりは出来ません。
 軟質樹脂ではありますが、指で曲げたりは無理。
 せいぜい基部から左右に振るのが限度です。

 へっへっへっ、さかりのついた雌犬みたいに尻尾振りやがって。

 

 リアビュー。
 足ほっそ。
 写真だと尻尾がしなって見えますが、おそらくこれは変型を繰り返すうちに赤い部分にしごかれるため、癖がつくのではないかと思います。

 

 チーターヘッドは、もちろん口の開閉が可能。
 ただしあまり大きく開くと違和感が生じます。
 可動軸が目立ってしまうからですね。

 

 ビークルモードからアニマルモード、ロボットモードの変型というと、真っ先に思い出されるのがタカラの勇者シリーズ玩具。
 「勇者特急マイトガイン」に登場したボンバーズ(トライボンバー/バトルボンバー)は、スーパーひたちや新幹線、成田エクスプレスが、それぞれ恐竜やライオン、鳥に変型する上にロボットにもなる(加えて合体もこなす)という、無駄にプレイバリュー溢れる(褒め言葉)玩具でした。
 同様のコンセプトで、他にも「勇者指令ダグオン」のダグシャドー、ガードタイガー、ガードウルフ、ガードホーク(シャドーダグオン)なんてのもありました。
 まあ、メーカーも時代も全然違うので単純比較は出来ませんが、「ゴーバスターズ」に登場するバスターマシンが似た様なスタイルである事は間違いありません。
 上記で挙げた三段変型ロボ達は、いずれもビークル・ロボ・アニマルのどれに主眼を置いて造型するか(他の2つは著しくプロポーションを崩す可能性が高い)といった課題がつきまとっていましたが、本商品はどうでしょう?
 やはりというか、同様のジレンマを引き継いでしまった感は拭えません。
 劇中と全く同じ造型や可動を、というのはさすがに無茶ですが、どうしても妥協を挟まなきゃならない面は生じるわけで、このバスターアニマルはそういった一面が大きく出てしまったモードと言えるでしょう。

 とはいえ、これはこれで玩具的に愛でる意味はありますし、なによりまだまだプレイバリューは広がるんですから、ないよりはあった方が楽しいというものです。

 

 それでは、いよいよメガゾードモードに変型です。
 わかりやすくするため、ビークルモードから始めます。
 チダ・ニックを変型させ、チ−ターヘッド状態にしておきます。

 

 まずは、脚部変型から。
 黄色い丸で囲まれたトップの突起を押しながら、フロント部を展開します。
 スイッチは左右一つずつあります。

 

 フロント部を展開した状態。
 劇中だと、チーターヘッド付き状態からこの変型をこなし、ヘッド部がそのままエースの胸までスライドするのですが、さすがにその行程は再現不能です。

 

 展開したフロント部を、それぞれ引き延ばして固定します。
 写真は、右側を伸ばし切った状態。
 カチッとラチェット音がします。

 

 両側を伸ばしたら、今度は前面部のハッチを開きます。
 これがつま先になります。

 

 バスターアニマルの時同様、リアウィングを横方向に寄せます。
 写真では右に寄せてますが、ウィングの向きによっては左寄せでも可。
 ウィングをスライドさせる方向は、ウィングパーツ上に浮き彫りされている三角マークを参照します。

 

 リアウィングを立てます。
 これもバスターアニマルと同じですが、この変型は一旦ここで終わり。

 

 本体を立て、車体後部を左右に展開します。
 エースの頭部がここで露出します。

 

 展開した車体後部を、カチッとハマるまで下ろします。
 まだ剣を握りっぱなし。

 

 車体後部(以後、肩と表記)を前向きに回転させます。

 

 肩に収められていた腕を引き下ろします。
 独特の形になっている左手が、注目箇所です。

 

 肘下(前腕)を回転させて、腕の向きを調整します。
 同様の過程を、右腕にも施します。

 

 ビークルモード時のリアウィングですが、取り外す事なく変型を完了させられます。
 写真は、ここまでの変型行程での位置。

 

 ソードの基部がボールジョイントになっているので、このまま引き起こして逆手から順手にします。

 

 正位置。
 この写真ではネジ穴がある側が正面向いてますが、当然反転させられます。

 

 この時点までの状態・全身。
 胸の大きな穴に、これからチーターヘッドをはめ込みます。

 

 チーターヘッドを装着した状態。
 気分はチェインジ・ファーイバード! とか、4人の子持ちの金色野郎とか。
 胸の奥のタカラ物さ未来さ。

 

 第一話劇中の変型を良く見ると、チーターヘッドは下から起き上がるような形で胸に接合しますが、本商品でもそのシチュエーションはナンチャッテ再現出来ます。
 本体内に入っているのはチダ・ニックだけですが、そちらにもジョイントがあるので固定バッチリ。
 重さに負けてチーターヘッドがポロリすることはありません。

 

 ツノを上げ、バイザーを寄せれば、変型完了。
 このシチュエーションはたまりません。
 バイザーがちょっと上に行きすぎかな? と思って本編見返したら、劇中もだいたいこんな感じでした。
 最近は再現性高いなぁ。

 

 「ゴーバスターエース」。
 全高38メートル、全幅30メートル。
 CB-01チーターが変型したメガゾードで、レッドバスターとチダ・ニックが搭乗、操縦。
 コクピットは単座式。
 肩から発射するミサイルと右手のソードが武器。
 ヴァグラスのメガゾードが転送された後に緊急発進、「エネトロン」奪取を防ぎつつシャットダウン(破壊)するために活動する。
 ビークルモードを経ず、最初からメガゾード形態で発進するケースもある。
 機動性に富み、ジャンプからのパンチや斬撃を繰り出す。
 基本的に外部装備は使用しないようだが、ソードは予備があり、必要に応じてドックより転送される。
 この形態からバスターアニマルにチェンジしたり、また戻ったりする事が可能。

 ブルーバスターが搭乗する「GT-02ゴリラ」と、イエローバスターが搭乗する「RH-03ラビット」と合体、中核となることで「ゴーバスターオー」が完成する。
 また、それ以外のバスターマシンとの合体も考慮されている模様。

 

 ようやくゴーバスターエースです。
 劇中まんまのプロポーションとはいきませんが、出来はかなりよさげで、戦隊ロボ玩具としては充分すぎる格好良さを発揮しています。
 今回は、腕部の自由度がそこそこあるため、単なる棒立ちにはならないという利点があります。
 細かい部分を、以下で見ていきます。

 

 フロントビュー。
 大きな肩と、小型の頭、細身のボディのバランスが面白いです。
 ちなみに、首や脚部の可動は完全にゼロ。
 腕部も、手首回転はありません。
 まあ、戦隊ロボは変型合体ギミックに関連する部位が副産物的に可動する程度なんで、はなから可動範囲に期待しちゃいかんのですが。

 

 サイドビュー。
 とにかくデカイ肩が目立ちます、自己主張しすぎなくらい。
 こうしてみると、脚が伸びてる気があまりしませんね。

 

 リアビュー。
 上に向いた後輪を見ると、「トランスフォーマーバイナルテック・オーバードライブ」を思い出します。
 背中の上2つのジョイントは、劇中ではスラスターとして使用されてました。
 しかも、形状もこのままで。
 あれで笑った玩具者も多かったのでは?

 

 上半身アップ。
 配色や形状など、これまでの戦隊ロボのセオリーに従っているようで、しかしてどことなく逸脱しているようにも思える、不思議な魅力があるエース。
 現時点で間違いなく言えることは、コアロボとしては非常に個性的で完成度も高い逸品だということでしょうか。
 まあ、ハイエイジトイと同じような物を求めて、可動範囲やプロポーションを比較するのは論外ですから、低年齢対象玩具製品としては、と付きはしますが。
 というか、そういうのを求めて語っちゃいけないよね。

 

 ソードですが、持ちっ放しではなく取り外し可能です。
 というか、梱包時は別になっていますから、自分ではめないとなりません。
 しかし、ボールジョイントの径に対して左手首の穴が小さい様に思えるため、最初はかなり緊張します。
 筆者も、初めて開梱した時はかなり戸惑いました。
 はめるために特に裏技的なものは一切なく、一気に押し込むしかありません。
 あえて言うなら、手の平に対して垂直に押し込むとか、摩耗が心配なら予めシリコンスプレーを吹いておくくらいでしょうか。

 

 さて、お気づきの方も多いと思いますが、ゴーバスターエースにはここまで全く未使用のジョイントが沢山あります。
 最も目立つのが、この肩の穴。
 かなり口径のある、クリックジョイントですね。
 今後の拡張性を期待させます。

 

 肩上面には、正面や表に向かない「ゴーバスターズ」のマークロゴが。
 これも、今のところ未使用です。
 ビークル時は、シャーシ後部に位置するため全く目立ちません。

 

 肩の側面、ビークル時のリアテール周辺にも、使われていないジョイントが。
 これは右側にも存在します。

 

 背中、腰、脚裏側……要するに後ろ側の黒いジョイントも全て未使用です。
 戦隊1号ロボというと、未使用ジョイントを探して今後のスーパー合体的な展開を妄想するのはもはや定番ですが、それにしても今回はえらく多い気がします。

 まあ、かと思うとアバレンオーやダイボウケンみたいにフェイクで終わってしまう場合もあるので、油断ならないんですが。

 

 先程、腕部の自由度について触れましたけど、補足があります。
 確かに可動範囲は広いのですが、写真のように、前に向けると腕全体が浮いてしまうという弊害が生じます。
 これは、腕の付け根が肩ブロックの前面に付いている上、肩の回転軸が後ろ寄りになっているからです。
 正直、あまりカッコイイ動きとは言えません。

 

 横から見ると、もはやギャグ以外の何物でもありません。
 こんな感じですから、必然的に取れるポーズには限界が生じます。
 可動には期待しちゃいけません。

 

 しかし、何もかも駄目というわけでもありません。
 なんと、ソードの両手持ち上段構えが標準で行えてしまいます。
 ゴーバスターエースがこんな動きをするのかどうかはわかりませんが、嬉しいものです。
 変型の都合で、左手で右手を包む形状になっている点が大きいです。
 ソードも手の中で回転させられますから、まるでこのポーズを取らせるための構造にすら思えてしまうほど。

 

 なんとなく、傍に飾られていた「S.H.フィギュアーツ仮面ライダーフォーゼ・ベースステイツ」と比較。
 フォーゼが14センチくらいなので、エースのボリュームがどれくらいかわかるかと思います。
 本来なら、他の戦隊ロボと比較するべきなんですが、倉庫の奥から引っ張り出せません……

 

 「アストロスイッチEX ロケットスイッチ・スーパーワン」との比較。
 何故これと比較するのかは謎。
 わかる人だけニヤければいいのです。

 

 最後に、パッケージを。
 今回は、かなりコンパクトなサイズです。
 縦約26センチ、横約22センチ、奥行約10センチ。
 比べたわけではありませんが、だいたいいつもの半分くらいの大きさです。

 

 裏面。

 

 右側面。

 

 左側面。
 こちらは、公開当初はネタバレになるため、モザイク表示していましたが、劇中に登場する直前に差し替えました。

 

 3月24日発売の「RHー03ラビット」(左)と「GT-02ゴリラ」(右)。
 こちらについては、いずれ近いうちに……

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【買ってみて一言】

 

 ここまでの内容を見て頂ければお分かりかと思いますが、筆者個人としての評価はとても高いです。
 久々に買った戦隊ロボ、しかも速攻で入手したという点、また車フェチの欲望を程良くくすぐる魅力などが合わさっての結論ではありますが、出来るだけ客観的に見た場合でも、現状は高評価出来る商品ではないかと実感出来ます。

 ただ、あくまで「現状は」と付きます。

 これはゴーバスターエースに限った話ではありませんが、戦隊ロボの場合、単独商品として見た場合と、全商品出揃った後の総合プレイバリューを比べた際、評価が逆転するケースが多々あります。
 代表例がこれですが、他に例を挙げたらきりがありません。
 これから一年かけて様々な展開をしていくだろうゴーバスターズ関連商品、今の時点では全く予測不可能ですが、まずは良い意味で驚かされる事を期待して、更には「あの時エース買っといてよかった!」と実感させてくれるようになってくれる事を祈らずにはいられません。

 でもまあ、そういう話は抜きにして本商品のおさらいをして締めにしたいと思います。

 「DXゴーバスターエース」は、一見いつもの戦隊ロボっぽく思えますが、細かい所に劇中情報との密接なリンクが窺え、制作側との上手な連携を感じさせる点が魅力的です。
 ビークルモードも、一部玩具での再現不可能なギミックこそありますが、可能な範囲で上手く劇中のイメージを再現しています。 
 アニマルモードはかなり癖が強いですが、玩具的な面白さを再確認させてくれる要素ですし、何より単なる副産物的なプラスワンモードに甘んじていない所が立派です。
 メガゾードモードは、もはや言うことはなく、これだけでも充分過ぎるほどの迫力と説得力を持っています。
 このノリで、今後のシリーズも突き進んで欲しいものです。

 が。
 それでも、これで5000円台の価格というのは、正直高すぎると言わざるを得ません。
 感覚的な話で恐縮ですが、これなら適正価格はだいたい4000円前後程度がいいところじゃないかと思えます。
 ゴーバスターズロボットシリーズのスターターで5000円というのは、今後の商品展開を含めて考えるとちとハードルが高過ぎではないでしょうか。
 なにせ、ブルーバスター、イエローバスターのバスターマシンと合わせると、それだけで11,000円越えですからね。
 せめて、4番目以降の展開は価格を抑えて欲しいところです。

 尚、メーカーによる「今後発売予定の全ロボと合体する予定あり」といった業者向け告知があったようですが、これにより今年は全ロボ同時合体があると解釈したファンが多いようです。
 ですが、この告知内容では「エースは全ロボと“一通り”合体出来る」とも読めるわけで、今の段階では早計な判断は出来ません。
 果たしてエンジンオーG12やサムライハオーのような展開になるか、それとも旋風神+天空神や轟雷神+天空神のようなバリエ合体で留まるか、注目のしがいがあります。

 とにかく、楽しみな一年になりそうな予感ですね。

 

 そして、次に控えるは“合体の勇姿”……!!

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