第46回 ■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「仮面ライダーアギト」1

2009年11月24日 更新

 玩具レビュー用に使用していたデジカメ故障&買い替えのため、えらく間が空いてしまいましたが、ようやくレビューの本格再開です。
 当初の予定ではSHFアギトはレビューしない予定でしたが、その後基本フォームが揃ったのでまとめて取り扱うことにしました。

■ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーアギト:

 個別解説に入る前に、「フィギュアーツ仮面ライダーアギト」の特殊な販売形態について軽くおさらいします。

 SHFアギトは、当初は基本形のグランドフォームのみの発売とされていまして、「SHF仮面ライダークウガ」のような別フォーム発売のアナウンスは全くなく、そのためファンの多くが不満を感じていました。
 これは、グランドフォームの発売が初めて告知された2009年3月頃から発売後(6月末)までの話で、一時期はフレイムフォーム・ストームフォームの商品化はほぼ絶望視されていました。
 普通なら、もし発売予定があればグランドフォームよりやや遅れて告知されるだろうと思われたためです。
 結局、アナザーアギト以外に「仮面ライダーアギト」関連の他商品発売告知がないまま、グランドフォームが発売されてしまいました。
 クウガの時は他の基本フォームも同時発売だったこともあり、WEB上ではアギト差別を恨むような発言も飛び交い、中には「実はクウガ・マイティフォーム以外のものは全然売れなかった」という情報をピックアップしながら、今後も可能性はないと主張する人も出ていました。

 ところが2009年7月に入り、突然「魂ウェブ」上のブログでフレイムフォーム・ストームフォームが発売されるという電撃発表が行われました。
 7月は「仮面ライダーBLACK RX」しか発売予定になかったこともあり、残念がっていた人達にはこれ以上ないほどの朗報となりましたが、やはりどうしても唐突感は否めませんでした。
 告知から実売まで一ヶ月を割るという過去に例のない異常事態に、ファンの間では大きな動揺が起こったようです。

 ですが、この電撃発表には恐ろしい記述も見られました。
 なんと、フレイムフォームとストームフォームは、全国のジャスコ店舗のみの限定販売になるというものでした。
 ご存知の通り、ジャスコは地方こそ店舗数は多いものの、都心部にはほとんどなく、また玩具取り扱いをしていない所も多いのです。
 しかも、過去何度か行われた「ジャスコ限定販売」で苦い思いをした人はこれを朗報とは受け取らず、逆に血で血を洗うような争奪戦勃発を懸念しました。
 その後、発売日が近づくにつれ様々な事情が判明し、ファンは益々焦燥感を煽られることになりました。
 この辺りの状況については後に詳しくまとめますが、このような特殊な発売形式があったということだけ、まずは頭に入れておいてください。

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■S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーアギト(グランドフォーム)

 2009年6月27日発売。
 同時販売物はシリーズ中にはないが、一週間前に「アナザーアギト」が発売されている。
 全高全高14センチ(ツノ含まず)、全2種の手首付き。
 頭部(前面のみ)二種類付属。
 台座などのオプションはなし。
 価格は税込2,625円。

 仮面ライダーアギトの基本形態にして、最もバランスの取れた姿。
 あかつき号の中で「光の力」を司るオーバーロードに出会い、人類の中に眠っている「アギトの力」を覚醒させられた津上翔一(本名・沢木哲也)が変身する。
 のほほんとしてどこか浮世離れした性格の翔一と同一とは思えないほど、的確かつスマートな戦闘でアンノウンを撃退する事が可能で、後にこれは翔一の“闘争本能”によるもの(翔一の通常意識とは無関係)だと判明する。
 物語後半からは、翔一の意識を維持したままアギトに変身出来るようになり、そのため様々な葛藤が発生することになる。

 従来の仮面ライダーのスタイルを踏襲した徒手空拳戦闘タイプで、必殺技は「ライダーキック」。
 ただし他のライダーのそれとは大きく異なり、発動前にホーンクラウンが展開、さらに足元にアギトの紋章型エネルギーフィールドを発生させこれを吸収、敵に叩きつけるという独特のスタイルを持っている。
 また、キック直前と直後に「居合い斬り」を連想させる腰を落とした構えを取り、これがアギトの代表的なポーズと広く認識されている。

 変身ベルト・オルタリングを操作することで、剣を使うフレイムフォームと薙刀を使うストームフォームに姿を変えることが出来る。

 仮面ライダークウガに続く、平成ライダー初期を代表する主人公ライダー。
 造形面では発売前の試作写真の時点から大変評判が良く、また実売後も評価を維持するという珍しい商品でした。

 クウガ同様、ツノ(ホーンクラウン)がかなり大きくアレンジされているので、若干? の違和感あり。
 でも今回は、大きさよりもむしろ分厚さの方が気になるかもしれません。
 ちなみに筆者は充分許容範囲に感じるので、この辺もクウガの時と同様、評価は人によるのではないかと思います。

 アギト特有のギミック「ツノ展開」は、装着変身同様パーツ交換で再現します。
 顔パーツ交換は前面部のみなので、取り外すとシャプレー星人化します。
 これだけ見ると不気味ですが、実はこの構造のせいで、目立つ利点と欠点がそれぞれ一つずつ発生しています。

 ノーマル時はちょっと気になったツノの大きさですが、開いてしまうと案外気にならないような気がします。
 厚みの問題も、これなら全然いいかもしれないですね。

 まず利点としては、クウガの時にあった“複眼内部のモールドが引っ込んでいる感が解消された”というものがあります。
 アギトの目部分が別パーツ化したためなのか、クウガの時とはパーツ分割方式が変わったみたいで、赤いフード部分が薄くなり、モールドを再現している部分(頭の中の銀色部分)との距離が縮まりました。
 この影響で、複眼周辺がくぼんで目が小さく見えてしまう(またはクマが発生する)という難点はほとんど感じません。

 逆に欠点として“顎を引き辛くなった”という点もあります。
 アギトのマスク前面部は、接続すると後頭部とほぼ完璧に面イチになるほどぴっちりハマるのですが、そのためマスクを外すためのとっかかりが大変少なくなってしまいました。
 これに対応するためなのか、アギトは顎部分が他のライダーよりもやや大型化しています。
 ここに指を引っ掛けて、マスク前面部を取り外すわけです。
 その機構自体には何の問題もありませんが、強度確保のせいか顎が分厚くなっており、そのため顎を引く動作がほぼ不可能になってしまいました。
 これは、普通に飾っている時にはあまり気になれませんが、ライダーキック時に大きな悪影響を及ぼしてしまい、「キック中なのに対象物に目線を向けられない」形となってしまいます。
 これを解消するには、顎の内側を削るしかなさそうですが、筆者は怖くて試していません。

 それ以外は、ほとんど文句なしの大変良い造形のマスクで、フィギュアーツの中でもトップクラスのいい顔なのですが、実は意外なところで損をしてたりします。
 パッケージに入っている状態でみると、何故か頭が若干潰れて見えてしまうのです。
 つまり、縦に長い楕円形の頭が円形っぽく感じられるわけですね。
 それに伴って、目や口の大きさのバランスがやや狂って見えてしまうこともあるようです。

 筆者も、当初それでかなり戸惑ったのですが、思い切って買ってみたらパッケージの外から見るのとまるで違っていたので驚いたものです。
 先日再販版を見たのですが、やはり同じように不細工っぽく見えてしまっていて、わかってはいるもののなんだか奇妙な印象を抱いてしまいました。

 パッケージの顔部分アップ。
 印象が全然違って見えるのがおわかりかと思います。
 どうも、パッケージに入っている時点で若干上方向を向いてしまってるため、そんな風に感じるようです。
 勿論、これは単に「そう見える(こともある)」ということで、商品の問題というわけでは全然ないんですが。
 もし、店頭でパッケージを見て「出来悪いなぁ」と感じられた方は、参考にしていただければ幸いです。

 両肩のアーマーの銀色が、おかしな部分まで塗られています。
 内肩の三角部分は、本当は抜きだったような。
 気になる人は、色を剥がすか塗り潰すかなどの対応をした方がいいかも?

 基本体型はSHFクウガとほぼ同じで、両腕の上がる限界も同様。
 特に下半身基部は、まんま流用のようです。
 そのため、股関節部分の曲げ具合はあまり良くなく、同時にクウガの時の特殊な曲げ方が応用出来ます。

 上の写真の右足が、通常の曲げられる限界。

 太股上部を腰パーツに被せるように工夫すると、ここまで曲げられるようになります。
 ただし、長時間この姿勢を維持させると股関節がクタクタになるようなので、注意です。
 うちのもかなりヘタれてしまいました。

 その他可動範囲についても、クウガにほぼ準拠。
 逆に言えば、クウガを持っていればアギトの可動範囲についてだいたい把握できます。
 より具体的に言えば、ディケイド&ディエンドには及ばず、BLACK&RXには若干足りず、といったところです(ただしディエンドの首可動範囲については例外)。

 だからといってポージングが不自由とか、そんな事は全然ありません。
 劇中のものをはじめとして、かなり自由度の高いポージングが楽しめます。

 足の裏のモールドはこんな感じ。
 ちょっと甘いですけど一応ちゃんと再現されてます。

 ご存知の通り、SHFアギトは劇中の着ぐるみとは体型も四肢の長さもバランスも全く異なるのですが、不思議と違和感が少ない気がします。
 この辺は人により感覚が異なるかもしれませんが、アギトの表情は動き・姿勢にかかっている部分も多いため、そちらによりイメージの補完がされやすいのかもしれません。
 あくまで私見ではありますが。

 さて、細かなポイントを抜きにすれば総合的完成度はかなり高いアギト・グランドフォームですが、予想外の部分に無視し難い大きな問題を抱えていました。

 それは、同梱された手首が、たったの二種(計四個)しかないということです。
 なんとこの商品は、握り拳と指を開いた平手しかありません。

 この時点までで「比較的少なめ」と言われていたのは「仮面ライダークウガ・ドラゴン/ペガサス/タイタンフォーム」で三種類でしたが、握り拳・武器持ち手・平手(指開き)という内訳でそれぞれ利便性の高い物だったせいか、特に目立つ文句は出ていませんでした。
 しかし今回は、アギトの特徴的なポーズを取るために必要な手すらないので、相当な文句が出たようです。
 まあ、武器がないフォームだし、この時点ではまだフレイムフォームやストームフォーム発売も確定していませんでしたから、武器持ち手がないのは仕方ないとは思いますが、それにしても寂しすぎる内容です。
 一時は「ツノ展開マスクが付属したためコストダウンを計る目的で手首がオミットされた」などという噂すら流れていました。

 ちなみにこの手首二種のみのブーイング騒動は、「SHF仮面ライダーザビー」で再び巻き起こります。

 アギトの手首問題が非難を浴びた理由は、もう一つあります。
 以前「仮面ライダーBLACK RX」のレビューでも触れましたが、RXとBLACKとアギトは手首が完全同一パーツです。
 これがオリジナル造形のものならまだ解りますが、流用品であり武器持ち手や指揃え平手の存在が判明しているわけですから、同梱数の少なさに怒るファンがいるのも道理でしょう。

 「仮面ライダーBLACK」の時も、“武器を持っていないから”武器持ち手が付属しないという公式コメントに非難が集中しましたが、今回はそれ以上かと。
 手首を用いたポージングの表情付けはユーザーが判断するわけですから、「〜だからいらない筈だ」「必要ない」という理由で部品を削られるのは、やっぱりどうかなと思うわけです。

 ちなみに、この問題は後日意外な形で補われることになります。

 「仮面ライダーBLACK」「同・RX」を持っている人なら、手首を流用することでもう少しだけプレイバリューの拡張が可能です。
 でも、指揃えの平手だとキック時のポーズはなんかちょっとイメージが違ってしまいます。
 紋章発生直後、左腰側に右手を回す際の手の形として、かろうじて流用出来るくらいでしょうか。

 もう少しだけ手首関係に突っ込んでみましょう。
 その後発売された「フレイムフォーム」「ストームフォーム」と絡めて遊ぶ場合、グランドフォームの武器持ち手がないと“フォームチェンジ途中のシーン”が再現出来なかったりします。
 アギトのフォームチェンジは

  1. オルタリング(ベルト)のサイド部分を叩く(バックル中心部の色が変化)
  2. グランドフォームの状態で、それぞれのフォームの武器をオルタリングのバックル中心部から取り出す
  3. 武器を構える
  4. 体色が変化する

 というプロセスを踏みます。
 なので、フォームチェンジ直前を再現したい場合は、フレイムセイバーに右、ストームハルバードに左の、グランドフォーム用持ち手が必要になります。
 当然ながら、フィギュアーツの「フレイムフォーム」の右手は赤い色が塗られた物のみ、「ストームフォーム」は青い左手しかありませんから、どちらか一つしかない場合、このシチュエーションは再現不能になります。
 フレイムには左の、ストームには右の武器握り手があり、こちらはグランドと同じ仕様なので両方持っていれば問題ないんですけど、これはちょっと残念ですね。

 まあ、とはいえ……
 取り出したばかりの武器は柄や刃が閉じている状態だし、オルタリングの色は改造でもしない限り変えようがないから、どっちみち完全な再現は不可能なんですけどね。
 あくまでそういう事を思いついた人向けの参考ということで。

 以前にも書きましたが、RX用の武器持ち手は「DXポピニカ・マシントルネイダー(以下オリジナル版と表記)」のグリップ保持に最適なサイズで、むしろこれに合わせて作られたんじゃないかとすら思わされるほどピッタリです。
 オリジナル版や、後述する「SHF仕様・マシントルネイダー」との相性はバッチリ。
 長時間グリップを握らせていても、保持力が落ちるということはありません。

 以下は、オリジナル版マシントルネイダーとの比較。
 過去に出たライダー&バイク玩具の組み合わせの中で、これは最高レベルのマッチングです。
 実物の対比とは当然違うわけですが、それでもこんなにバランスが良いです。
 マシントルネイダーの元車はHONDA VTRファイアーストームで、1000ccの大型二輪です。
 なので、ボディやタンクの横幅は少し分厚いくらいがちょうど良いかと。
 フルカウルタイプのバイクのライディングスタイルの完全再現は不可能ですが、可動幅のおかげで相当違和感を薄めることが出来ます。

 装着変身版アギトは上体の反らしが不可能だった上、脚部可動に制約が多かったため、ライディングポーズに無理ありまくりでしたが、今回はかなりマシになっています。
 ただ、オリジナル版マシントルネイダーにはフットステップが存在しないため、やはりどうしても足の置き場が変になってしまいます。 
 一応、スタンドを畳めば擬似フットステップっぽくなるので、ある程度脳内補完は可能です。

 「仮面ライダーW」のフィギュアーツも出ることですし、同タイプのバイクである「マシンハードボイルダー」も、是非商品化して欲しいものです。

 こんなに良いバランスのマシントルネイダーですが、残念ながら「スライダーモード」になるとアンバランスになってしまいます。
 バイクが小さすぎるんですね。
 と言っても、これは商品のせいというより「こっそり巨大化している」劇中のスライダーモードの方が悪いんですが。

 これでは、「仮面ライダーアギト」40話や「仮面ライダーディケイド」12話みたいにG3-Xを一緒に乗せるのは無理ですね。
 ああ、でも後者は本質的に別物だし、不思議変形FFRだから関係ないか。

 装着変身を乗せるとこんな感じ。
 バイク形態時はやや小さすぎだったアギトも、この形態だと丁度良いバランスになります。
 当然、工夫すれば装着変身G3-Xも搭乗可能。

 よく誤解されてますが、オリジナル版マシントルネイダーに付属していたアギト人形を接続する磁石は、バイク側には内蔵されていません(アギト人形の足側にある)。
 そのため、フィギュアーツや装着変身のアギトを立たせる時、磁力に頼ろうとするのは間違いです。
 絶妙のバランス感覚で立たせるしかない! わけです。
 今なら「魂STAGE」を併用して横から支えるのも良いでしょうけど、やっぱりここは意地を通していただきたいところ。
 いや嘘ですけど。

 装着変身「仮面ライダーアギト」との比較。
 8年という時の流れを感じさせられます。

 アギトの素体は装着変身二代目のもので、初代クウガになかった「腰の回転」が加わりましたが、それ以外はほとんど先代と同じです。
 太股の回転軸がないとか、肩アーマーのはね上げ式接続がないとか、今から見るといろいろ辛い仕様なわけです。
 また、頭が縦に潰れていてまん丸だとか、鼻筋の金色が途切れているなどの非難も沢山あったものです。
 今となっては懐かしい話ですが、そういった部分が全て改善されたフィギュアーツを改めて見てみると、本当に嬉しくなります。

 まとめ。
 グランドフォームは、部分的に好き嫌いが分かれる箇所がありますが、フィギュアーツの基本仕様に慣れた人にとっては、かなり理想的な完成度だと思われます。
 また慣れてない人でも、入門向けとしてはかなり良いものではないかと。
 ツノの大きさや手首の数などの問題は無視出来ませんが、逆に言えば、それらをあらかじめ理解した上で臨めば決して悪くないものでしょう。
 特に、「マシントルネイダー」各種との関連プレイバリューは最高ですし、(後述しますが)「フレイムフォーム」と「ストームフォーム」があれば、「トリニティフォーム」の再現も可能となり、他商品を絡めた際のプレイバリューの拡張ぶりは相当なものでしょう。

 気になる人は、とりあえず買ってみてもいいのではないでしょうか?

 続けて、基本形態のバリエーション「フレイムフォーム」と「ストームフォーム」ですが、その前に両商品にまつわる特殊な事情について触れておきましょう。

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【アギト・フレイムフォーム&ストームフォームの販売形態】

 ちょっとレビューから脱線します。

 「SHF仮面ライダーアギト・フレイムフォーム&同ストームフォーム」は、2009年7月頭に、突然「魂ウェブ」上のブログで発売発表されました。
 発売日は7月25日だったので、告知から実売まで一ヶ月を割るという、まさに電撃発表でした。
 しかも、発売形態が「ジャスコ限定」という特殊なもの。
 これはイオン系列店舗という意味ではなく、あくまでジャスコONLY。
 このため、ジャスコ店舗が少ない都心部や大都市部、或いはジャスコすらない地方の市町村在住のファンは、かなり困惑させられました。
 
 ジャスコ限定販売は、これまでも「仮面ライダーカブト CORダークカブト」や「仮面ライダー電王 ウラタロスイマジン 未契約Ver.」のような、メイン的ポジションに相当する商品シリーズからやや外れた物で行われた例がありましたが、フィギュアーツのような主力系シリーズでは初でした。
 ただ、この発表の頃は「いずれWEB上でも通販したい」といった旨の書き込みが魂ウェブのブログ上にあったため、ファンの多くは安心していました。

 ところが、この通販を匂わす書き込みは、翌日に削除されてしまいました。

 この書き込み及び削除は意図せぬ陽動効果を発揮してしまったようで、「いずれWEB通販されるのだから」と呑気に構えたファンと「削除された事に危機感を覚えた」ファンの温度差を広げる役割を果たしてしまいました。
 また、後に各ジャスコでの実売数が各10〜40(報告のあった最大数)程度しかない事、店舗によっては抽選販売が行われる事などが判明し、どうしても実売で入手したいファンの間で熾烈を極める情報戦が展開しました。

 結局、関東地区などの人が多く集まりそうな店舗では即日完売、逆に地方ではかなりゆとりで購入可能という相当な違いが発生。
 それでも、さすがに数日でだいたい完売してしまったようで、一時はネットオークションの相場もさほど上がらず、その気になれば定価プラスアルファ程度の価格で購入することも可能でした。
 この時点では、まだWEB通販の可能性を信じている人も多かったようで、無理にオークションでプレ値価格を支払う必要はないと考えられていたようです。
 ところが、実際に「魂ウェブ」上で通販受付開始されたのは、フレイムでもストームでもない「SHF仮面ライダーアギト・トリニティフォーム」でした。
 このため、ずっと通販待ちをしていたファンの人達は随分激怒されたようです。

 2009年11月17日までは。

【S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーアギト・フレイムフォーム】へ

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