2009年11月24日 更新
■S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーアギト(フレイムフォーム)
2009年7月25日、ジャスコ限定発売。
同時販売物は「SHF仮面ライダーアギト・ストームフォーム」。
全高約14センチ(ツノ含まず)、全3種の手首付き。
右手パーツは指の上面・甲部分に赤い塗装あり。
フレイムセイバー(展開後)付属。
台座などのオプションはなし。
価格は税込2,625円だが、店舗・通販(後述)実売価格は2,480円。
仮面ライダーアギトの特殊形態で、右手にパワーバランスが集中した赤い姿。
オルタリングの右側を叩くようにして変身し、ベルトのバックル中心部は赤色に変わる。
徒手空拳で闘うグランドフォームに対し、大振りの剣を使用して戦うタイプ。
炎の力を用い、超越感覚を利用する事も可能という設定になってはいるが、後者に関しては劇中で明確に示されたことがないため、実質設定のみのものとなっている。
必殺技は「セイバースラッシュ」「セイバーブレイク」。
フレイムセイバーを二本使い、二刀流必殺技「ダブルセイバースラッシュ」を使ったこともある。
グランドフォームにあった「必殺技発動前にホーンクラウンが展開」はないが、代わりにフレイムセイバーの柄部分が展開する。
劇中の使用頻度は低く、また印象的な場面もあまりなかったため、基本形態の中では最も地味な存在と化している。
「フレイムフォーム」。
グランドフォーム発売当時は全くアナウンスがなかったため、(基本4フォームが同時にアナウンスされたクウガとの比較もあり)一時期は商品化が絶望視されていました。
基本仕様は、当然グランドフォームと同じですが、右肩と右上腕&前腕部が完全新造パーツで、胸部とベルト中心部の色が赤色に変わっています。
その他、右手首にも赤い彩色が施されました。
形そのものはBLACK系統とまったく同じ。
右肩パーツは、装着変身と比較するとかなり大きな対比になっています。
はね上げ式接続のおかげで、こんなに大きくてもあまり可動の支障になりません。
奇妙なことに、ベルトの後ろ側の塗装がハンパになっています。
グランドでは赤く塗装されていた部分が、なぜか銀色のまんま。
これは、ストームフォームも同様。
残念ながら、フレイムセイバーの柄部分は展開後のみで、通常時のものはありません。
どうしても欲しいという人は削り落とすしかありません。
当たり前ですが、一本しか付属しないので二刀流の再現も不可。
まあ、そこまで求めるのは酷というものでしょうが。
ようやくアギト用の武器持ち手首が付属しました。
まあ、「SHF仮面ライダーBLACK RX」からの流用品なんですけど。
左手はグランドフォームにも使用可能。
同様に、ストームにはグランドにも使える武器持ち右手が付属しますから、両方揃えばようやく三種類目の手首補完が叶います。
残念ながら、全身の赤色はなんだか彩度が低く薄ぼけて暗い感じになっていて、イマイチピンと来ないです。
もう少し自己主張の強い、くっきりした赤でも良かった気がしますが。
特に胸は、下地に塗った銀色がまだ乾かないうちに上塗りしたため、赤と混じってしまったようにも見えてしまい、お世辞にも良いとは言い難いです。
もっとも、これは端の辺りを見ると判別出来る程度で、パッと見はさほど目立ちません。
柄が長いので、フレイムセイバーの両手持ちも可能に。
もし、武器持ち手が右手のみだったらどうしようと思っていましたが、杞憂に終わったようです。
なんとなく出来心で居合い風ポーズを取らせてみたり。
フレイムセイバーは、ABS製でカッチリしています。
かなり大きな造りで、モールドも塗装もしっかりしていてかなり良い感じ。
装着変身版はPVC製で、しかも刃部分がダルダルだったので、このシャープな出来は本当に嬉しいものがあります。
勿論、重さなども全く問題なく、重さで腕がだれるとかはナシ。
装着変身版フレイムセイバー(右)との比較。
造形に関しては、圧倒的にフィギュアーツ版(左)の方がイメージに近いです。
ただ、刃部分の赤がなかったりと、一部塗装のオミットが計られています。
とはいえ、装着変身版の方も宝珠状部分の色など、若干イメージの異なる彩色が施されているので、どっちもどっちという感じです。
フレイムフォームといえば「カラスまっぷたつ」が印象深いですが、他にこれはって活躍のシーンがあった記憶が……忘れてるだけかな?
装着変身との比較。
装着変身版は、先で紹介したグランドフォームからパーツ差し替えで再現可能でした。
上腕部の色変化は、「装着変身・仮面ライダークウガ・ペガサスフォーム」の左上腕のように、ぶっといリングパーツをはめ込むことで再現しています。
装着変身版の肩アーマーは上から肩全体を掴むように接続する都合、腕は横方向にほとんど動かせなくなるという欠点がありました。
せっかくなんで、オリジナル版マシントルネイダーにも搭乗させてみました。
色のバランスがしっくり来ます。
かっこええのぅ、かっこええのぅ。
スライダーモードにも。
構造上、フレイムフォームの右肩及び右腕は取り外し可能です。
何が言いたいかというと、そういう事が可能なんです。
■S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーアギト(ストームフォーム)
2009年7月25日、ジャスコ限定発売。
同時販売物は「SHF仮面ライダーアギト・フレイムフォーム」。
全高約14センチ(ツノ含まず)、全3種の手首付き。
左手パーツは指の上面・甲部分に青い塗装あり。
ストームハルバード(展開後)付属。
台座などのオプションはなし。
価格は税込2,625円だが、店舗・通販(後述)実売価格は2,480円。
「ストームフォーム」。
仮面ライダーアギトの特殊形態で、左手にパワーバランスが集中した青い姿。
オルタリングの左側を叩くようにして変身し、ベルトのバックル中心部は青色に変わる。
徒手空拳で闘うグランドフォームに対し、大型の薙刀を使用して戦う。
風の力を用い、ストームハルバードを振り回すことで突風を巻き起こす。
敏捷性が高まるフォームとされているが、「フレイムフォーム」における超感覚とは違い、28話にてクウガ・ドラゴンフォームを思わせる超高度飛翔能力を見せた(言い換えればその回以外では全くない)。
必殺技は「ハルバードスピン」と「ハルバードブレイク」。
「必殺技発動前のホーンクラウン展開」はなく、またフレイムセイバーの柄部分展開に相当するギミックもないが、ストームハルバードは取り出し直後と戦闘使用時で刃部分の展開と柄部分が伸びるようになっているため、実は一番変化が大きい。
劇中では、マシントルネイダーとの絡みを含めたバリエーションのある戦闘シーンを披露したことでも知られる。
尚、劇場版「PROJECT G4」には未登場。
引き続き、ストームフォーム。
フレイムフォーム同様、基本仕様はグランドフォームと同じです。
ボディカラーの青は、フレイムフォームとは違ってかなりハッキリした色味です。
メタリックブルーが実に映えています。
手首は、左手の甲と指上面に青い彩色が施された開き手・武器持ち手・握り拳が付属。
ただ下地のせいなのか、青色があまり目立ちません。
当然、反対側の右手も同じものが揃っているので、これとフレイムフォームがあればグランドフォームの手首がもう一種類増えることになります。
ストームハルバード。
残念ながら短縮(変形前)版はナシ。
かなり柄が細くなっているため、劇中のイメージからかけ離れた感がありますが、それでもやっぱり嬉しいものです。
ただし、持たせる時には注意が必要です。
ストームハルバードは、柄の部分を武器持ち手の指の隙間に滑り込ませる必要があるのですが、これで柄を折ってしまうこともありえます。
上の画像の場合、矢印の指している“手首の近く”辺りを押さえましょう。
手首から離れた辺りを押さえて持たせようとすると、折れやすくなります。
本来ならストームハルバードの柄はもっと太い方がイメージ通りな気もしますが、こういう事情を考えると、むしろこれくらいの細さで正解だったのかな? とも思わされます。
アギトに限った話ではないですが、フィギュアーツの手首や肩・腕の可動幅の制約のせいで、劇中のように長物をブンブン振り回すイメージでポージングさせるのは、ちょっと厳しいようです。
手首がもっと甲の側に反ることが出来ればいいんですが、そこまで求めるのは酷でしょうね。
蛇足ですが、ストームハルバードの撮影用プロップはドえらく重たいシロモノだったそうです。
劇中ではそんな雰囲気あまり感じませんでしたが、実際は相当な苦労があったようです。
しかし、ストームフォームはまだこれを両手で持っているだけマシなわけで……
スーツアクターさんの苦労がしのばれます。
ストームフォームは、マシントルネイダーと絡むイメージが比較的強い気がします。
使用頻度というよりは使用されたシチュの印象が強いというべきでしょうか。
次回予告で、ストームハルバードを持ったままで搭乗するアギトは、なかなかかっこよかったですね。
……よくよく考えると、アレってものすごく危険な撮影だったんじゃないかな。
装着変身との比較。
装着変身版は、先で紹介したグランドフォーム・フレイムフォームからパーツ差し替えで再現可能。
肩構造の弱点は当然そのままです。
装着変身版のストームハルバードはPVC製のため、折れる心配はないのですが若干しなりやすいです。
でも、なんとなく他の装着変身付属の長物武器(レンゲルラウザー等)に比べると、へたれにくい印象があったような。
装着変身版もフィギュアーツと同様手首を引っこ抜いて差し替えるんですが、前期の「装着変身・仮面ライダークウガ」が、同一構造にも関わらず手首を取り替える必要性がまったくない構成だったため、アギトを手にするまで「手首が抜けることを知らなかった」という人が結構いたようです。
装着変身版のストームハルバード(上)との比較。
劇中のイメージとしては、装着変身版の方が似ているようです(意外とぶっとくてでっかいんですよね)。
刃部分の色や、柄の金色部分の縁取りなど、フィギュアーツ版はかなり塗装がオミットされていることがわかります。
ただし、フィギュアとの対比としてはやはりフィギュアーツ版の方がいいのかな。
グランドフォームとフレイムフォーム、ストームフォームが揃うと、当然やりたくなるのが「トリニティフォーム」。
フィギュアーツは、肩アーマーと腕が肩ブロックから取り外せるようになっています。
これを利用して、三体を組み換えることで簡単にトリニティフォームの再現が可能です(改造の必要なし)。
ただし、オフィシャルのギミックではないため、破損の危険も伴う可能性もゼロではありません。
やってみたいという方は、くれぐれも自己責任で。
同じように、フレイムフォームから取り外した右肩と右腕、ストームフォームから外した左肩と左腕を、グランドフォームに接続します。
腕を差し込む時は、少し強めにグッと押し込むとうまく固定されます。