第183回 ■ グッドスマイルカンパニー「THE合体 ペガサスセイバー」4/6
2026年9月23日 更新

こちらは「THE合体 ペガサスセイバー」のレビュー4ページ目となります。
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■ ホークセイバー:

全長12.5メートル、重量29トン。
鳥型形態の全長は8メートル。
最高速度はマッハ4.5。
スカイセイバーがセブンチェンジャーに倒され大破した後、星史の前に現れた不思議な鳥が、光の洞窟内にあった鳥型の巨岩と融合した事で復活した8番目の勇者。
礼儀正しい性格で、空中散歩が趣味。
別名「悪と戦う渡り鳥」。

他のセイバーズと反対に、ホークセイバーは変型すると大きくなります。
単純計算で1.5倍の肥大化で、また他のセイバーズのビークルモードと比べてもかなり小さめです。
で、本商品では逆に一番大きくなっているんですが、そこはまあ苦笑いで。

全長約25.4センチ、全幅約24.5センチ(翼を閉じた状態。最大展開時約36.5センチ)、奥行約22センチ、重量約405グラム。
めっちゃでかくて重たい!

変型合体のしわ寄せを最も大きく食らっているのが、このホークセイバーです。
翼の付け根の位置、ボディの幅、脚の大きさなど突っ込んだらきりがありません。
これまでのセイバーズも、劇中や当時品のスタイルからかけ離れたものが殆どですが、もうこれは本商品の特徴という事で以降は触れないで行きたいと思います。

ホークセイバー鳥型形態は、トップヘビーなボディを細い脚二本で支えるスタイルのため、取れるポージングが非常に限定されます。
また飛翔姿勢も少々無理のあるもので、ぶっちゃけ鳥という感じはほぼありません。
一応専用台座があるので、飛んでいる姿勢でディスプレイする事は可能ですが、それについては後述します。

フロントビュ―。
迫力あるスタイル。


サイドビュー。
脚部はもっと自由度が高く、より深く屈ませることも出来るのですが、自立するのはこれが限界です。

バックビュー。

頭部アップ。
なかなかのイケメンフェイス。
嘴を開くことが出来ます。

首を動かす事も出来ます。
360度回転、俯き、見上げ全て可能。
特に見上げは、飛翔ポーズの都合結構大きく上げられます。

セイバーズ、ビークルモード(一部鳥)で集合。
ホークセイバーのラスボス感が凄い。
ホークセイバーの背中には、後述するセイバーアーチェリーを背負わせています。
■ ホークセイバー変型:

ここからは変型に触れて行きます。
先に言うと、ホークセイバーは一旦全体をバラし、再度組み立て直す“組み換え方式”変型です。
なお今回の変型については、撮影の都合上専用台座(詳細は後述)に載せた状態で進行します。

まず尻尾と足首を外します。

翼を取り外します。

頭と背中の一部(同一パーツ)を取り外します。

翼の根本のパーツを折り畳み、足首を変型させておきます。
足首の後ろ爪を前に回し、左右の爪を閉じます。
この行程で、足首と本体を繋いでいたジョイントが底面に移動します。

先程外した背面パーツを折り畳み、頭部に対して水平に揃えます。


鳥の顎を上げ、喉の辺りからロボットの顔を引き出します。

鳥の顔を戻し、ロボの顔の上に被せるようにします。

ボディの変型に移ります。
両肩の辺りにある黒いパーツを左右共に引き起こします。

黒いパーツを両方上げたら、側面にあったパーツを取り外します。


ボディを横から。
上部にある赤い塊のようなパーツを引き起こします。


赤いパーツの角度を変えて、押し込みます。

脚部パーツを左右共に、いっぱいまで折り曲げます。

また向きを変えて。
先程動かした赤いパーツの左右に接続されていた、黒いパーツのついたブロックを開きます。

先程ボディの横から取り外した黒いパーツのジョイントを折り畳みます。

白い三角のパーツを開き、足首を構成します。
以降、これは“膝下パーツ”と呼称します。

ボディと先程の膝下パーツを再接続します。
接続する箇所は、赤い方に付いている黒いパーツです。

膝下パーツの上部スリットに、ボディの黒いパーツを後ろからスライドインさせます。
これで脚部が完成。

ボディに戻り、白いブロックを左右から押し込んで幅を縮めます。



白いブロックの各部位を動かし、その際に生じた空間には蓋をしていきます。


後ろ側のダクト状の部分にも蓋をします。



手首の一部を展開して、内部に収納されている手首を取り出して前腕を形成します。

背面の赤いブロックを、左右に分割します。

腹部を覆うように配置されていた左右と後部のスカートパーツを引き下ろします。
特に後部のスカートは、先程二分割した赤いパーツがこの位置にあるうちにやらないと、干渉のため動かせなくなってしまいます。

スカートパーツを所定の位置に動かした後、分割した赤いパーツ全体を背中に移動させます。

先程変型させた足首パーツを、両肩に接続します。
接続するジョイントの位置は、肩にある二つの穴の上の方になります。

取り外した尾パーツを、胸に接続します。
ジョイントは、胸筋の辺りと腹部下の二か所。

尾パーツを左右に開きます。

翼を接続します。
接続する部分は、黄色い丸で囲んだ突起です。

開いた赤いパーツの、この部分にジョイントを差し込みます。

次に頭部を接続します。
ジョイント部はこの二か所。

頭部パーツのジョイントはこの位置。
丸と四角で囲っている部分を、一つ前の画像の同じ形の囲い部分に接続していきます。

まず先に背中側のジョイント(黄色い四角)を嵌め込み、その後に首下のジョイント(黄色い丸)を嵌め込みます。

ホークセイバー変型完了。

ホークセイバー・ロボットモード。
四体中一番がっしりかつバランスの良い体型。
めちゃくちゃマッシブなスタイルがカッコイイですね。

ホークセイバーは、四体セットの一体にしては非常にボリュームのある個体です。
その分、単独での弄り甲斐は相当なもので、これ単独でもかなりのグレードです。
同時に「これ単体でいくら分なんだろう?」という下衆な勘ぐりもしたくなっちゃいます。
……二万円くらいなのかなあ?

ロボットモード・フロントビュ―。
全高約25.2センチ(翼最頂部まで。頭頂部約22.5センチ)、全幅約26.2センチ(翼を閉じた状態。最大展開時約41センチ)、奥行約11.5センチ
腕が太く長いのが特徴。


サイドビュー。
大型のランドセルを背負い、そこから羽根が生えているような構造です。

バックビュー。
意外なことに、羽根持ちの人型メカには珍しく、羽根を前後に動かすことが出来ません。
要するに、羽ばたく動作が取れないということですね。
その代わり、ジョイント部を中心に回転させることは出来るので、羽根を拡げる動作は可能です。

頭部アップ。
シャトルセイバータイプの顔で、他同様かなりのイケメンフェイス。
ゴーグルの奥の鋭い目もばっちりです。

肩と腕の可動について。
腕は横方向に殆ど開けず、また上腕ロールも肩アーマーの干渉の為にほぼ回せず。
肘は90度以上曲がります。

先の行程で押し縮めた肩を拡げれば、腕の開きはもう少し改善出来ます。

両脚の可動はこのくらい。
意外と後方へも動かせるようになっていますが、反面前へはあまり動かせません。
そして膝は、膝裏の赤いブロックの干渉のせいで90度ちょい以上は曲げられません。

横方向への可動はこの通りで、180度拡げられます。
足首は爪先のみの可動で、画像のが精一杯。

とりあえず膝立ちは可能。
これが出来るのは、ホークセイバーが本商品中唯一となります。
こんな感じで可動範囲はそこそこ広いのですが、小さく接地性が低い爪先及び足、トップヘビーなボディに背中の巨大な羽根など重量的なバランスが悪いため、自立性は非常に悪いです。
直立状態でも足を八の字にしないと後ろに倒れかねない程なので、ここは正直もうちょっとなんとかして欲しかったところです。
例えば台座を鳥型モードのみじゃなく、ロボットモードの補助にも使えるようにするとか……

とはいえ、ただの棒立ち&前腕と太腿が申し訳程度に存在する程度で、お世辞にもスタイルが良いとは云えなかった当時品に比べれば、もう比較すること自体が失礼っていうくらい素晴らしいバランスだし、何より合体後にも大きな影響を及ぼすようなものではないので、個人的には些細な問題なんじゃないかなと感じます。

「THE合体 ガ・オーン」との比較。
背の高さこそガ・オーンの方が高いですが、全体のボリュームはホークセイバーの方があるように思えます。
というか、今となってはガ・オーンも線が細すぎて、違和感を覚えるようになって来ましたね。

しつこく「真骨彫 仮面ライダーカイザ」との比較。
1/12サイズ可動フィギュアと比べると、その巨大さがよく分かります。

そしてセイバーズ全員で比較。
三人の頭がホークセイバーの腰の高さ!
うわ、こりゃやっぱり二万くらいの文字数


ホークセイバー専用台座。
高さ約9.8センチ、全幅約8.3センチ、奥行約7.1センチ。
高くなっている方が前です。
尚、こちらは他の三体と違って武器の固定は出来ません。

しかし、後述するセイバーアーチェリーの固定用ホルダーパーツをホールドすることは可能です。
ホークセイバーの台座はペガサスセイバー時でも流用可能で、ペガサスセイバーにセイバーアーチェリーを持たせた際の余剰パーツ固定に役立ちます。

ホークセイバー・鳥型モードを載せた状態。
こちらも固定が効き、簡単には外れません。
それよりも、脚をしっかり曲げておかないと足先が地についてしまいます。

飾れるのはいいんだけど、なんかこう……あまり鳥が飛んでる感じがない……

ホークセイバー自体は持てませんが、セイバーアーチェリーを背面に装備することは出来ます。
まずアーチェリー(弓)を二つに分けます。

二つのパーツを繋ぐ軸を、折り畳みます。

セイバーアーチェリー固定用のホルダーパーツを、弓で挟み込むようにして接続します。
右にあるのは、セイバーアロー(矢)です。

矢をホルダーパーツに挟み込むようにします。
ちなみに、矢の軸は金属製です。


一つにまとめたアーチェリーは、鳥型形態の背中にホールド出来ます。

ロボットモードの背中にホールドする場合は、弓を二つに分けて左右に固定し、片方に矢をアタッチメントごと接続する形になります。

以上、ホークセイバーでした。
組み換え合体は当時品からの伝統なんでそれはいいとして、ちょっと悪い意味でややこしい部分が多く、また変型時の可動箇所に癖の強い部分が多いせいか、他の三体と違って手軽に変型を楽しむという感じにはイマイチなり切れない気がします。
ただ、ホークセイバーの全体が大きくなったおかげで、ペガサスセイバー時のプロポーションが整うのもまた事実なので、一概に問題点ばかりと指摘するわけには行かない歯がゆさもあり。
まあ要するに、ペガサスセイバー合体の為、一番しわ寄せが行ってしまった存在であると云えましょう。
とはいえ、だからといって適当なスタイルになっているわけではなく、ヒロイックなプロポーションにまとまっているのはやはり流石と言うしかありません。
ホークセイバーの問題点を是とするか非とするかは人それぞれだと思いますが、これの真価はこの後に発揮される。
それだけは間違いない事だと思います。
さて次ページでは、いよいよ「“空の3体合体”スカイセイバー」に触れて参ります。
