■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「仮面ライダーインペラー」

2014年5月4日 追加

 このページは、様々な事情から本格的なレビューページを作成するほどではないかなー……と個人的に判断した商品を紹介しています。
 ミニレビューですらなく、本当に商品紹介程度のページです。

 

 2013年11月22日〜2014年1月8日まで、「魂ウェブ」上にて受注受付。
 2014年4月18日配送開始(19日頃到着)。
 2014年4月のラインナップは、以下の通り。

 全高は約14.3センチ(ツノ含まず)。
 合計6種11個の手首付き。
 ガゼルスタッブ付属。
 アドベントカード3点付属。
 専用台座付属。
 価格は税込4,104円。

 

 「仮面ライダー龍騎」12人目のライダー・インペラーが商品化。
 これで、残すところあとファムのみになりました。
 なんか既に、龍騎の価格が信じられないような事態になって久しいですが、何にせよ発売してくれたことは嬉しいものです。

 

 仮面ライダーインペラー。
 2002年度放送「仮面ライダー龍騎」の10番目、そして最後に出てきた仮面ライダーで、40話から44話にかけて登場。
 大会社の社長の勘当された御曹司・佐野満が変身する。
 右膝に、召喚機ガゼルバイザーを装備している。
 それまでにも何度か敵として登場したモンスター・ギガゼールの一匹と契約しているが、こいつがガゼール系モンスターのリーダー格だったようで、結果的にその配下の別モンスターも引き連れ、王蛇とは別な理由による「複数の契約モンスター持ち」になった。
 ムエタイを主体とした格闘技を使い、一対のドリル状の槍・「スピンベント」のガゼルスタッブを武器とする。
 それ以外には特に武装を持たず、自らの戦闘力で勝負する。
 ファイナルベントは、ガゼール軍団を敵に向かわせ、連続攻撃でしばき上げてから最後に左膝蹴りでトドメを刺す「ドライブディバイダー」。

 

 しがないフリーター生活を営んでいた佐野満は、神崎士郎の誘いを受け、一攫千金を目的にライダーとなったが、一人で戦おうとはせず、自分の力を他のライダーに売り込んで傭兵として戦う事を望んだ。
 龍騎達ライダーの対立を観察した上で、まず真司・蓮達に売り込みを行ったが断られ、次に香川教授(オルタナティブ一派)側にも売り込みを行うしたたかさを見せる。
 だが突如父親が死亡し、次期社長として迎え入れられる事になってしまったため、一攫千金を夢見る必要がなくなりライダーをやめようとするが、すでにそれは許されない状況となってしまっていた。
 最終的に、意気投合した筈の東条悟・仮面ライダータイガの不意打ちを受けて逃走し、さらに王蛇から追い討ちをかけられ、カードデッキを破壊されてしまう。
 変身能力(=現実世界に戻る能力)を失った状態でミラーワールド内に取り残された佐野満は、鏡の向こう(現実世界)の婚約者の姿を見つめたまま、無念の叫びと共に消滅した。

 

 複雑なスリットも、見事に再現されている頭部。
 胸元の金色の紋章も、非常に綺麗にタンポ印刷されています。

 

 真骨彫カブト並の、ハイキック姿勢もばっちり決まります。
 今回に限り、何故か左脚付け根(股関節)に、クリックが仕込まれています。
 しかも、横方向のみで、前方向には作用しません。
 この横方向クリック、なんとたった一箇所のみしか固定ポイントがないため、脚の開き具合は閉じ・斜め横の二通りにしか調整出来ません。  実際は、その中間くらいの位置で止めることも可能ではあるんですが、何かのはずみですぐ戻されます。
 別にポージングの補助になっているわけでもないため、何故こんな機構が付いているのか、全く謎です。  一部では、何かしらの製造ミスがあったのではないか、という予想も囁かれていましたが……

 

 足首は当然ダイキャスト製で、右脚付け根にはクリックがないため、ガゼルバイザーを構える片足立ちも普通に再現可能。
 ムエタイっぽいポーズも出来ます。
 この辺り、装着変身時代の踏襲ですね。

 

 ガゼルバイザーの展開ギミックは、膝の二重関節を利用した方式で、これも装着変身と全く同じ。  今回は、ガゼルバイザーの上半分が指などにぶつかり、よく外れてしまうようです。
 気になる人は、接着しちゃってもいいかもしれません。

 
 

 当然、ガゼルバイザーにアドベントカードを挿入するポーズも、再現可能。
 勿論、片足立ちの状態でもOK。
 バイザーに差し込んだカードは、ひっくり返せば簡単に取り出せます。

 

 ファイナルベント「ドライブディバイダー」。
 よく右膝での蹴り技と誤解されがちですが、実際は左膝を当てる技です。
 ガゼル軍団がいなかったら、恐らく一番地味なファイナルベントだったんじゃないかなあ?

 

 スピンベント「ガゼルスタッブ」。
 やっぱりデカかった。
 持たせるのが、非常に面倒です。

 

「俺達、友達だよな!」

 

 インペラー専用台座が付属。
 仕様は当然、ACT-4。

 

 台座に飾った状態。

 

「ごめん、君は大切な人だから、君を倒せば僕はもっと強くなれるかもしれない」
「何考えてんだよ!!」

 非常に出来が良く、しかもスタイルも(妙に太い体型の)劇中のスーツを程よくスマートに調整した感じで、特段大きな違和感もなく、満足度は非常に高い商品かと思います。
 それにしても、とにかく左脚付け根の謎仕様……これだけが、引っかかります。

 さて、2014年5月初旬現在、まだ最後のライダーのアナウンスは全くないわけですが。
 龍騎ライダーコンプリートは、果たしていつになることでしょう?

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