第41回 ■ バンダイ 超合金魂「六神合体ゴッドマーズ」1

2008年10月12日 更新

 2008年3月29日。
 かつてアニメファンに強烈なインパクトを叩きつけた、究極のスーパーロボットアニメの主役ロボ達が、ついに発売されました(半年ほど前に…)。

 ――六神、轟臨!!

 
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 26年の時を経て、六つの誓いが今、一つの勇気になる!
 超合金魂シリーズがスタートして10年、いつかはきっと来ると信じ続けてきましたが……ついに!
 嗚呼、まさに感動、感激であります!
 なんか前にも何度もえらく感動していたような気がしてなりませんが、しちゃうもんは仕方ないんです!
 すみません、今回筆者は、正常な思考能力を完全に失っています。 
 個人的に、史上最高のロボットアニメだと信じて疑わない「六神合体ゴッドマーズ」(勿論異論は覚悟の上だけどあくまで個人主観だしぃ♪)。
 もう発売してから半年以上経ってしまいましたが、今回はこれを取り扱ってみます。
 ありったけの愛情と熱意がこもり著しくバランスが狂うと思いますが、苦笑いしながら生暖かく見守っていただければ幸いです。
 魂ガンバスターの時同様、以下は主題歌脳内リピート状態でお付き合い願いたいと思います!

 で、今回は5ページ編成ですが、これは画像ファイル数が全157枚、容量5.4MBというとんでもない量に達してしまったためで、負荷軽減目的の分割処置です。
 各ページ共えらく細切れな内容になっちゃってますが、ご容赦下さい。
 というか、こんなに沢山画像加工してりゃ、半年くらい経つわな……。

●超合金魂 六神合体ゴッドマーズ  定価24,150円(税込)

 
  • ガイヤー本体
  • スフィンクス本体
  • ウラヌス本体
  • タイタン本体
  • シン本体
  • ラー本体
  • クラッシャー1号本体
  • クラッシャー2号本体
  • クラッシャー3号本体
  • ガイヤー用平手パーツ×2
  • スフィンクス用開き手パーツ×2
  • ゴッドマーズ用握り拳×2
  • ゴッドマーズ用武器持ち右手×1
  • ディスプレイ&スタンドパーツ×全5
  • 明神礁石像(全3パーツ構成)
  • マーズフラッシュ(剣)
  • 取扱説明書

 2008年3月29日発売。
 税抜価格で23000円台という、2008年10月現在までのリリース済み商品中では最大価格を誇る。
 あらゆるスーパーロボット作品の中でも、屈指の豪華構成である「六体ものロボットの合体」を見事に再現しているだけでなく、現代の技術で各関節の可動幅を向上させ、更に(劇中描写とは異なるものの)複雑な変型ギミックを盛り込んでいる。
 後述するが、本放送当時の商品「DX超合金 六神合体」で問題視されていた「各ロボの腕の行き場問題」などは、完全にクリアされている。
 それだけでなく、オマケ……と称するにはあまりにも造り込み過剰な(褒め言葉)コスモクラッシャーが付属し、こちらも三機合体を見事に再現している。
 単に技術向上・豪華化させただけでなく、各ロボットの対比も出来る限り違和感がないように調整しており、更にスフィンクスやラー、シンなどは他の超合金魂単独ロボとほぼ同じ大きさにされるなど、シリーズ商品を並べて飾った場合の見栄え・バランスも考慮されている。
 また、ロボットの構造やデザインに、「超合金魂ボルテスV」同様の前商品リスペクトと思われるラインが多分に盛り込まれている感もある。
 その他、単にロボットが積み重なるだけに留まらない、これでもかという工夫が組み込まれており、その一つひとつに感嘆させられる。

 詳しくは後述するが、商品規模に対してディスプレイ用アイテムの数とサイズが極小である事も特徴で、下手をすると過去最小規模の可能性もある(明神礁石像を含めるとその限りではないが)。

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●六神合体ゴッドマーズ・作品解説:

 1981年10月2日〜1982年12月24日まで全64話放送された、スーパーロボット系アニメ作品。
 東京ムービー新社製作で、前番組「太陽の使者・鉄人28号」と共通世界観を持っている。
 横山光輝作「マーズ」が原題だが、内容はほぼ原型を留めないほどアレンジされており、本来は敵同士だった筈の六神メカをすべて人型にした上に合体させ、更に巨大なロボットに進化するという驚きの設定にしてしまった。
 迫力あるイントロとスピード感を併せ持つオープニングテーマと、どこか哀愁を感じさせるエンディング、そしてそこに重なる独特なセンスの映像も魅力的で、ロボットアニメファン以外の注目も多く集めたが、後に登場人物の一人・マーグに対する女性ファンの人気が過熱。
 所謂「やおい」をはじめとする同人誌人気が爆発し、現在においても尚匹敵するものがほとんどないほどの巨大ジャンルにまで発展した。
 尚且つ、一貫性のある長大なストーリーの面白さや意外性、演出力の高さも突出しており、更にガイヤー以下五神ロボに“搭乗者を設定しない”事で神秘性を持たせる事にも成功し、結果、主人公明神タケル(マーズ)+六神ロボ<ゴッドマーズという、単なる足し算を超越した存在感を生み出す事に成功した。

 反面、「ゴッドマーズが合体後ほとんど動かない」「ロボットの活躍シーンがドラマパートに押され気味」「バンクシーンが妙に多い」といった弊害も生み出してしまったが、それを差し引いても、80年代初頭の全アニメーションのトップクラスに位置する作品だった事は間違いない。
 
 尚蛇足だが、「太陽の使者・鉄人28号」もその後めでたく超合金魂化が決定した。

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●六神合体ゴッドマーズ・ストーリー:

 西暦1999年、人類は既に地球を開発し尽くし、宇宙へと関心と興味を向けている時代。
 太陽系外進出の足掛かりとなる冥王星基地建造計画は、突如出現したギシン星の刺客により致命的なダメージを受けてしまった。
 彼らは、地球の宇宙進出を阻むために活動を開始したのだ。

 17年前にギシン星のズール皇帝によって地球に送り込まれた主人公・マーズは人間爆弾であり、同じくギシン星から共に送られて来たロボット・ガイヤーに内蔵されている反陽子爆弾を爆発させることが出来る。
 そんな彼は、地球で明神博士とその妻・静子に育てられ、明神タケルという地球名を授かった。
 やがて成長し、大塚長官の推薦により地球防衛軍のコスモクラッシャー隊に入隊したタケルは、ある日ズール皇帝から「地球を破壊せよ」というテレパシーを受ける。
 そんなズール皇帝の命令に反したタケルは、裏切り者としてギシン星の刺客から命を狙われる。
 もし刺客に倒されてしまえば、彼は結局地球を破壊してしまうことになるのだ。
 最初の敵・バールとの戦闘中、無意識にガイヤーを召喚したタケルは、辛くもバールの駆る巨大メカ・バルバラを破壊する事に成功する。
 謎のテレパシーに導かれながら、タケルは生まれ持った強力な超能力と、ガイヤーの力を駆使してギシン星の刺客やそれの操る巨大ロボット達と死闘を繰り広げる。

 そしてその頃、世界各地の遺跡群の中に封印されていた謎のロボット達が覚醒し、五つの閃光となってタケルの許へと飛翔していた。
 五体のロボットは、タケル(マーズ)を守護するため、彼の実の父イデアがガイヤーと共に開発・派遣したものだった。
 スフィンクス・ウラヌス・タイタン・ラー・シンの五体は、タケルの意志と叫びに呼応し、ガイヤーを核として合体、ゴッドマーズへと姿を変える。
 何者をも寄せ付けぬほどの超絶パワーを発揮するゴッドマーズによって、ギシン星の刺客達は次々に倒されていく。

 だがやがて、その刺客の中には、タケルにテレパシーを送り続けていた実の兄・マーグも加わり……

 先述の通り、本作は重厚な大長編で、現在ではほとんど見られなくなった壮大な大河ドラマだった。
 当初は2クールの放送予定だったが、関連商品及び番組自体の人気があまりにも高かったため、最終的ニは5クールにまで延長された。
 本編は三部構成になっており、第一部「ギシン星編」では、六神ロボ&地球防衛軍VSギシン星の刺客との戦い、第二部「マルメロ星編」では、プラス超能力者とマイナス超能力者の確執による反乱・革命劇の渦中に巻き込まれたタケルとコスモクラッシャー隊の物語、第三部「地球編」では、これまでのすべての物語の裏で暗躍していたズール皇帝との最終決戦までを描いた。
 物語だけでなく、数多い登場人物それぞれに確立した個性を持たせ、印象を強めつつ物語を進行していた点も見逃せず、単にごく一部の特定キャラだけが活躍しているような薄い内容に堕する事なく長丁場を乗り切った事は感嘆に値する。
 
 本作は、「機動戦士ガンダム」よろしく本編の編集版的内容の劇場版が製作され、88年にはOVA「17歳の伝説」が作られた。
 特に前者では、劇場版オリジナルシーンとして「マーグの全裸洗脳シーン」が挿入され、大変な話題となった。
 云うまでもなく、これは男性キャラのヌードシーンで、悦ぶ層はものすごーく限定されていた。
 その他、マーグ死亡後は葬儀まで行われ、「あしたのジョー」の力石徹葬儀イベントと並び奇異な催しとして未だに語られる事がある。

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●六神ロボ:

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 六神ロボは、ガイヤー・ウラヌス&タイタン・ラー&シン・スフィンクスの六体で構成されるロボット軍団の総称で、劇中でもこのように呼称されている。
 4段階に分かれてサイズが異なり、上記の順で小→大となっていく。
 五神ロボは、元々はガイヤーと共に働くために(劇中のマーグの発言による)作られたサポートロボットだったが、製作者であるギシン星科学庁長官イデアは、こっそりゴッドマーズに合体できるように後付け改造を施した。
 そのためか、内部に収納されるガイヤーには大きな変型ギミックは存在せず(せいぜい首が伸びるだけ)、ゴッドマーズの外観は五神ロボのみで構成されている。
 この合体システムは「宇宙大帝ゴッドシグマ」と「闘士ゴーディアン」を合わせたもので、ポピー(当時)としては、それまでのDX超合金シリーズにおける一つの集大成的なものにする意欲があったらしい。

 ガイヤーを除く五神ロボは、ガイヤーの反陽子エネルギーを吸収して稼働し、タケルのピンチを自動的に察して出撃する。
 後に、マーグから譲り渡されたロケット(文献によってはペンダントとあるがロケットが正しい)を通じて命令・操作を行えるようになるが、ガイヤーだけはタケルの脳波に直接反応・起動する。
 ガイヤーの胸部、突き出た部分の下側の斜面からけん引ビームが照射され、タケルはここから内部に入り込んでコクピットに座る。
 タケルが乗り込むことでガイヤーの動きは更に人間的になり、躍動性と運動性を増すが、単独でもそれなりに戦闘を行う(主に肉弾戦)事が可能。
 ガイヤー戦闘時のアクションはかなり独特で、中には「カエル飛び」と称される奇妙なポージングもあるが、困ったことに超合金魂ではこれを再現できるよう、わざわざ股関節部分が引き出し式構造になっている。

 六神ロボは、いずれも手に持ったり身体に付属させるような武器を一切持っておらず、ガイヤーの衝撃波(タケルの手から発するものの強化版。「しょぅおげきはっっ!!」と発音するのが正しい)をはじめとして、胸などから各種光線を照射して戦う。

 六神ロボは、合体後も含めてほとんどが滞空状態で活動し、その見た目に反してほとんど地に足をつける事がない(陸上戦がまったくなかったわけではないが、バンク使用の弊害としてそういったイメージが刷り込まれている節もある)。

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■ガイヤー:

 

 第一話より登場。
 全高15メートル、全重250トンのロボットで、明神礁の石像の中に待機しているが、タケルの脳波に反応して飛翔して来る(呼び出しの場面で脳波を示す画面と効果音が入る)。
 ちなみに、石像は発進の度に崩れ落ちるが、戦闘が終わるとガイヤーに破片がまとわりつき、元通りに復元されるようになっている(第二話にそのシーンあり)。
 原作「マーズ」の名称は「ガイー」と微妙に異なっており、よく混同される事がある。

 武器は、タケルの超能力を増幅した衝撃波などで、その他格闘戦を行う。
 だが、実はタケルが操縦していなくても衝撃波を出せるようで、事実第一話では内部に収納したタケルの意識が回復していないにも関わらず、衝撃波で敵を攻撃していた。
 かなりの高速で飛行できるようだが、宇宙空間では更に加速力を高め、恐らく亜高速ないしは光速に達しているのではないかと思われる描写もあり、冥王星のタケルの呼びかけにも反応して飛来する(しかも、ちゃんと到着までのタイムラグまで演出に加えていたりする)。
 蛇足だが、劇中では惑星間を大きくまたぐほどのテレパシーが、ほとんどタイムラグなしで届くという「光速を超越する通信」がしょっちゅう出てくるが、実はこれSF知識としては矛盾ではない(テレパシー伝達には距離・速度は関係ないとする説があるため)。
 劇中では、冥王星付近で通常の通信にラグが生じたり、通信到達限界距離があったりと妙に緻密な描写をしている事もあるので、恐らくこのテレパシー演出も故意犯的なものだろう。

 

 本放送当時、崖の上から身を投げつつガイヤーを呼ぶタケルと、その後に石像の中から発進するガイヤーを指して「タケルの異常な滞空時間」「ガイヤーのとんでもない飛翔速度(そんな速度で飛んできたらタケルが吹っ飛ぶ)」等、愛のあるツッコミが各所で多発していた。
 反陽子エネルギーで稼働するが、そのエネルギーを爆発に利用して地球を破壊する事も可能。
 第一部「ギシン星編」ラストでは対ズール皇帝戦でゴッドマーズ全体のエネルギーを使い切ったが、その際自爆機能を失ったらしく(ただし劇中では具体的な説明はなくかなり有耶無耶)、それまではタケルの味方側のキャラクター達にも恐れられていた。
 身が軽く、派手なアクションを連発するが、先述の「カエル飛び」をはじめ珍奇なポーズも数多く、本来求められている以外の部分で印象深かったりもする。

  

 さて、ようやく製品レビュー本文(笑)。

 本商品のガイヤーは、高さ約9.7センチのサイズに対して全31箇所もの可動箇所を持つ。
 ちなみに、これの前に発売されていた「超合金魂バイカンフー」付属のロム・ストールは全30箇所の可動箇所を誇るが、両者共に装着変身の可動率を上回っているというのが凄い。
 ちなみに、ロムより1つ多い可動箇所は、後述する股関節。

 

 スマートで長い手足、細長い頭部というガイヤー独特のスタイルは完全再現。
 かなり自由にポージング可能で、だいたいの動きはこなせてしまう。
 腕が前方にもスイングできるため、やや癖がつくものの、胸の前で手首を交差させたりも可能。

 

 うまくバランスを取れば、片足立ちも可能。
 これはどちらかというと、パーツの重量配分と足首関節の強度による賜物。

 

 股間部は引き出し式になっており、これにより前方へ脚を伸ばすことや、なんと正座まで可能ならしめる。

 

 勿論、これは「カエル飛び」をわざわざ再現するために組み込まれたギミックで、合体等にはまったく関連付けられておらず、完全な“ネタ”的構造となっている。
 とはいえ、これのおかげで脚部の可動幅は想像以上に広くなっている。
 似たようなギミックは「超合金魂・鉄人28号(旧)」「同・ボルテスV」にもあるが、それが応用されたのかも。

 

 股関節のおかげで、こんなポーズまで楽にこなせてしまう恐ろしさ。

 

 ガイヤーは、上半身と脛部分、脚部付け根周辺、足首(踵)が合金製で、あとはすべてプラパーツ。
 それでも、サイズの割には結構重い(約30グラム)。
 両手首は、開き手に交換が可能。

 

 胸のフード部分には、うっすらと搭乗者(マーズ)が確認できるようになっている。
 ガイヤーって……有視界操縦なのね。
 あと意外に知られてないけど、コクピットの中には複数人搭乗可能。
 というかマーグが死んだのって、ガイヤーのコクピット内だしね。

 

 後に詳しく触れるディスプレイ台を利用して、飛翔ポーズで飾る事もできる。
 腕の形も、当然あのように決められる。

 

 …んだけど、実際やってみると、この腕の角度というか形の再現が、意外に難しいのね。
 かなり微妙な調整が必要みたい。
 この辺は、各自こだわりの見せ所かも。

  

 旧・六神合体版のガイヤーとの比較。
 スタイル向上は当然としても、かなり印象が異なっている。
 旧版は、胸が展開して搭乗者を模したブロックパーツを収納できるようになっていた。

 

 合体プロセス説明時にも触れるが、魂ガイヤーには首が伸びるギミックは搭載されていない。
 旧・六神合体版と比べてもっとも大きな違いかもしれない。

 

 とにかく関節が多い&可動幅が大きいため、劇中の派手すぎる動きがかなり再現できるのがありがたい。
 大きさの割りに顔などもしっかり造形・塗装されているし、また関節がふにゃふにゃという事もないため、筆者はかなり完璧な出来なのではと感じる。
 もっとも、ものすごく細かい所を見ると、胸のフード部分がやや小さいとか、後頭部の一部に首関節がはみ出している上にそれが白いため、若干違和感があるなどの問題点も感じられてくるが、これらはほとんど粗探しのレベルではないかと思われる。

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●スフィンクス:

 

 本編には第二話より登場。
 全高25メートル、全重300トンという六神ロボ最大の体躯を誇る二号ロボ。
 エジプトにある妙に角張った石像内に潜んでおり、マーズの意識や命令に反応して出撃する。
 ちなみに六神ロボは、普段収納されている石像ごとギシン星から射出されている(ご丁寧に底面にはロケットブースターが付いている)。
 中には地面や海中からせり出して来たのもあるが、スフィンクスは石像ごとピラミッドの近くにズトンと降り立ち、そのまま居座っているという図々しさだったりする。

 特に目立った能力はなく、体当たり攻撃(スフィンクスアタック)くらいしかないが、最も大きい上に形状が独特のため、実は六神ロボの中で一番目立っていたりする。
 また、13話ではズール皇帝の巨大な分身に対して「梅干し」を食らわせていた。

  

 魂版は、全高約16センチ、肩幅約9.5センチ。
 合体時は、ゴッドマーズの中核(頭部・胴体・太腿部分)を構成。
 内部にガイヤーを収納する事が可能。

 

 ガイヤーと比較してはいけないけど、この体型の割に結構な関節可動率を誇る。
 腕は、手首の可動が横回転のみな点を除きほぼ自在に可動する。
 変型の都合上、両肘が180度くらい上方向に回せる。
 脚部は、付け根が前方方向のみ曲がり、膝(足首?)は折り曲げられる上に横方向への回転が可能。
 残念ながら頭部は無可動だが、それは構造上やむなしというところ。
 だが、実は前面ハッチを少し開けてやると、ゴッドマーズ頭部とのどんでん返しギミックを応用することで少しだけ上方向に向けられる。

 …と書いてたら、閲覧者の方から「スフィンクスの頭は動くぞ」との指摘が。
 驚いて動かしてみたけど、全然ピクリともせず……パキッと音がするまでは。
 ハイごめんなさいでした! 横方向のみですがちゃんと動きました! 訂正しましゅぅぅぅ!!
 よくわからないけど、筆者のスフィンクスは中で何か微妙に癒着? してたみたい。

 

 ガイヤー以外で唯一交換用手首が付属。
 開き手を装備することで、後期OP風のポーズも再現可能。
 ってかどんなんだか忘れた。

 

 頭部アップ。
 当時から思ってたけど、この頭だけ見るとスフィンクスというよりピラミッドだよね。
 目の下には銀色の塗装がしてあるんだけど、この写真はそこに目の黄色が反射している模様。
 見方を変えると、頬を赤らめてるように思えてなんか可愛いね。

 

 バックル部分は半透明パーツになっていて、ここに面白い仕掛けがある。
 詳しくは後述するが、単独の状態では特に目立つポイントはない。

 

 旧版スフィンクスとの比較。
 おおまかなボディラインはほとんど変化していないものの、実際の構造はまったく異なっている。
 魂版の合金パーツは、ボディ前面(上部ハッチ除く)・背面・太腿付け根軸部分。
 頭部・肩〜腕、脚部はABS製。
 約380グラムと、これだけでかなりの重さがある。
 数値だけだとピンと来ない人には、「定形外郵便発送すると、梱包なしでも390円も送料がかかる」と言えば伝わる?

 

 背面比較。
 さすがに魂版はすっきりしているが、旧版は……
 バンダイの伝統芸と言われた「余り物は背中に」が、ここに見られる。
 そしてこの伝統は後に引き継がれ、やがて魂ガンバ(以下略)

 

 魂版スフィンクスは、デザインとギミックの都合上可動とは無縁そうなスタイルになってしまっているが、それでも可能な限り動かそうという工夫が見られて、大変好感度が高いアイテムとなっている。
 あえて残念な点を挙げるなら、足が後方にまったく動かないことだろうか。
 この構造はゴッドマーズ時にも影響しており、ポーズの表情付けに制約を加えてしまった感は否めない。
 最も、これは耐久性の問題、自立性・バランスの関係などが絡んでいるせいかもしれない。
 実際、後方への脚部可動が加わると、ガイヤーの脛部分に大きな干渉が発生してしまう。

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