第138回 ■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「ビートチェイサー2000」
2016年1月29日 更新
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「仮面ライダークウガ」二台目のバイクにして、劇中では初の“クウガ専用”バイクとなった「ビートチェイサー2000」が、プレミアムバンダイ限定品として発売されました。
真骨彫版アルティメットフォーム発売が決定し、更にはライジングマイティの画像まで公開され、この時期になって突然熱を帯びだしたクウガ系商品ですが、今回はこのBTCS2000を、取り扱ってみたいと思います。
■ S.H.フィギュアーツ ビートチェイサー2000
2015年8月25日〜10月20日まで、「魂ウェブ」上にて受注受付。
2016年1月19日配送開始(26日頃到着)。
同時配送物は、下記参照。
2015年12月のラインナップは、以下の通り。
- 1/16 「ファイヤー(特警ウインスペクター)」「オビ=ワン・ケノービ(スターウォーズ Episode I)」
- 1/19(配送開始日) 「仮面ライダーチェイサー(仮面ライダードライブ)」「トランクス -Premium Color Edition-(ドラゴンボール)」(すべて魂ウェブ商店限定)
- 1/23 「東條 希〜僕らは今のなかで〜(ラブライブ!)」「ブルース・リー」
- 1/25(配送開始日)「超合金×S.H.Figuartsアイアンマン マーク44 ハルクバスター(アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン)」「波風ミナト(NARUTO疾風伝)」「オメガモン『ぼくらのウォーゲーム!』(デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!)」(すべて魂ウェブ商店限定)
- 1/30 「早乙女らんま(らんま1/2)」
全長約18センチ(前輪から後部タンク末端まで)。
真骨彫「仮面ライダークウガ・マイティフォーム」用手首二個付属。
魂STAGE固定用パーツ付属。
後輪スタンド付属。
価格は4,968円(税込)
ビートチェイサー2000(BTCS2000)。
「仮面ライダークウガ」33話より登場した、トライチェイサー2000(TRCS2000)の後継機。
無公害イオンエンジン「アレグロ」のチューンナップ版が搭載され、最高時速420km/hに達する科警研開発のスーパーマシン。
トライチェイサー2000と同じ「トライアクセラー」で起動する。
想定外だったゴウラムとの合体の影響により、急激な金属疲労を起こして故障してしまったTRCS2000を基に、ゴウラムとの合体を予め前提に考案・設計された車両であり、いわば作中に於ける初の“クウガ専用マシン”。
ボディは新型形状記憶合金BT鋼が採用され、更に、合体時にゴウラムに供給するための補給用液体金属を注入したタンクを二機装備する。
後部には緊急停車用のパラシュートも装備。
パトライトやサイレンも搭載しており、これによって警察の協力を得て目的地まで迅速な移動が可能となる。
マトリクス機能により、五代雄介等常時は銀地に青いラインが走る「ブルーライン」となり、クウガ搭乗時は黒地に赤いラインの「レッドライン」に変わる。
ベース車量は、TRCS2000と同じガスガス社のバンペーラ250.
この車両とゴウラムが合体したものは「ビートゴウラム」と呼ばれる(但し劇中での呼称はなし)。
尚、ビートチェイサー2000といえばクウガ・ライジングマイティの組み合わせがイメージされがちだが、本編内でライジングマイティがBTCS2000に搭乗したことは一度もない。
46話の対ゴ・ガドル・バ戦の際は、BTCS2000を降りた後にライジング化(以降定着化)し、それ以降変身後に乗ることはなかった。
さて、ビートチェイサー2000(以下BTCS2000と表記)です。
基本構造は、先に発売された「トライチェイサー2000」とほぼ同じで、そこに若干ギミックが追加された程度なのですが、ボディカラーや面構えがカラッと変わっていることもあり、印象は全く異なります。
まずは、フロントビューとリアビュー。
ややライトが暗めになっています。
劇中だと、結構ハッキリしたイエローライトだったので、これだと面構えが変わって見えてしまいますね。
サイドビュー左右。
TRCS2000同様、元車両の関係でアンシンメトリーになっています。
スタンドも、右側にあります。
フロントカウル。
共通点は多いものの、TRCS2000とは全く異なる面構えになっています。
ウィンカーランプは、クリアパーツ使用。
先の通り、ライトが暗めなのが残念なものの、造形自体は凄く良いです。
フロントカウル横には、パトライトが収納されている設定。
DXポピニカ版同様、今回もしっかり仕込まれています。
パトライトの蓋? があまりにもぴったりとフロントカウルにくっ付いているので、最初はギミック排除なのかと思ったくらいです。
実際は、パトライトの後ろ側を指で押さえれば、簡単に開けます。
パトライト部分は、クリアパーツ。
メーターはシールで再現。
かなり細かいですが、マトリクス用のテンキーが表現されています。
放送当時発売されていた「DXビートゴウラムセット(以下ポピニカ版と表記)」よりも、劇中に近いレイアウトになっています。
前輪部アップ。
ケーブル類の表現はなし。
ホイール内径が、金色に塗装されています。
エンジン「アレグロ」周辺。
非常に良く作りこまれていて、質感抜群。
TRCS2000と同じものですが、やっぱり良いものです。
エンジン周りは、バイクのさりげないチャームポイントだと思います。
カウル部の銀色のクウガマーク(リント文字)は、今回縁取りはなくなりました。
一見TRCS2000と同一に思えるボディ側面ですが、ラインに合わせたスジ彫りが違うものになっています。
リアカウルから、後輪部周辺にかけて。
ゴウラムの餌(?)である液体金属入タンクも、しっかり再現。
今回も、当然サスペンションギミック搭載です。
マフラー(タンク)は、下方向に若干可動させることが出来ます。
デフォより上に動かすことは出来ませんし、ゴウラム合体スタンバイ状態のように、下方向に展開することは不可能です。
可動後は安定するため、指を離しても元の位置に戻ったりはしません。
TRCS2000の時は抜けなかったアクセラー(右ハンドル/起動用キー&警棒)は、今回抜き取りが可能になりました。
残念ながら、トライアクセラー※は付属していません。
ちなみに、左側のハンドルは引き抜けません。
※ビートチェイサー起動用のアクセラーも、TRCS2000用と同じ名称です。
真骨彫「仮面ライダークウガ・マイティフォーム(以下、真骨彫クウガと表記)」を搭乗させてみます。
TRCS2000同様、今回もグリップ握り手首が左右付属します。
搭乗状態を真横から。
特に問題なく搭乗させられますが、充分に脚を前に曲げないと、尻が若干浮き気味になってしまいます。
TRCS2000同様、今回も魂STAGE固定用パーツが付属。
装着も同じ方式で、本体下部に後ろからスライドさせて嵌め込む形式です。
今回もダイキャストは使用されていないので、真骨彫クウガを乗せたままジャンプした姿で飾ることが出来ます。
ただしその場合、支柱のネジはきつめに調整した方が宜しいかと。
後輪固定用スタンドも、当然付属。
後輪の安定性は充分です。
適当に何枚か。
フィギュアーツ「トライチェイサー2000(TRCS2000)」と比較。
フロントカウルとタンク、ボディカラーのせいで、同じバイクが原型とはとても思えないほどの印象の違い。
DXポピニカ「ビートゴウラムセット」付属のビートチェイサーと比較。
奥の方がポピニカ版です。
ポピニカ版(左)とのフロントビュー・リアビュー比較。
ポピニカ版の方が全体的に車高が高く、ボディの縦の厚みが大きいようです。
ポピニカ版(左)とのサイドビュー比較。
この比較が、形状の違いが最も良くわかるかと思います。
しかし、長い間ポピニカ版を見慣れていたせいか、こうして比較するとフィギュアーツ版の方に違和感を覚えてしまいがちです(※フィギュアーツ版の方が、実車に近いスタイルです)。
「DXビートゴウラムセット」付属の五代フィギュアを搭乗させてみたところ、殆ど違和感なく乗せられました。
ただ、ハンドルを握らせる・外す時にちょっと無理がかかるので、折らないように注意が必要です。
というか、(フィギュアの材質上癒着の問題もあるし)乗せないのが一番いいんですが。
特に意味もなく、一つ前に発売されたカブトロー&仮面ライダーストロンガーと共に。
甲虫ライダー同士!
パッケージは、最近のプレバン商品のパターン通りブラインドタイプ。
ブリスター内訳。
以上、ビートチェイサー2000でした。
残るはいよいよゴウラムだけとなりましたが、果たしてどういう形式で出るのか?
それ以前に出るのか? トライorビートゴウラムの処理は?! など、気になる点はまだまだ残されますね。
【買ってみて一言】
TRCS2000同様、大変良く出来た商品で、真骨彫クウガと組み合わせれば非常に遊び甲斐のあるアイテムです。
先の通り、ライトが暗いのでここだけ凄く気になるのですが、それを踏まえても有り余る魅力があると思いますし、何より安っぽさが感じられないのが実に良いです。
当初は、何故プレバン行き? と疑問に思ったものですが、良く考えるとTRCS2000の売れ残り状況や、かつてポピニカ版がやらかした(?)超叩き売りの状況を踏まえれば、この判断も仕方ないのかなと妙に納得出来たものです。
それはともかく、これでクウガの相棒的存在は出揃いました。
この後、真骨彫にてクウガ・アルティメットフォームがプレバン限定で7月発売決定、さらにライジングマイティの一般販売も確定しました。
実質的な二周目開始の気配が漂い始めていますが、果たして派生フォームはどうなるのかな? と、個人的にはそっちの方が気になってしょうがありません。
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