■ BANDAINAMCO 暴太郎戦隊ドンブラザーズ「DXオミコシフェニックス」

2024年3月4日 追加

  「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の放送中のファイナルアイテム・オミコシフェニックスです。
 DXオニタイジンDX虎龍攻神と紹介してきて、これをレビューしないわけにはいかないと思ってはいたのですが、実は筆者は「DXドンブラスター」を持っていない為、充分なレビューが出来ないしなぁ……と、躊躇っておりました。

 しかして、やっぱり触れておく価値はあると思うので、今回「超ショートレビュー」としてアップすることにしました。

 

 というわけで、今回はドンブラザーズの変身アイテム「DXドンブラスター」とのプレイバリューをオミットした、ロボット玩具とのプレイバリューのみに特化したレビューとなりますので、予めご了承ください。

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■オミコシフェニックス:

 

 2022年10月15日発売。
 価格は、7,150円(税込)。
 ロボタロウギア暴太郎極×一点付属。
 ボタン電池LR44×3個付属。
 パッケージサイズは、縦17×横30×奥行10センチ。

 

 オミコシフェニックス。
 33話より登場。
 脳人ソノイとの対決に敗北し、半死半生の状態に追い込まれた桃井タロウは、桃谷“危ない”ジロウによって救われ、五色田介人による手術とゼンカイザーブラックが抽出したエネルギーにより復活。
 この時得た、「鬼頭はるか・猿原真一・雉野つよしと三人の脳人」のエネルギーの影響で、ドンモモタロウはオミコシフェニックスを指笛で召喚する能力を獲得。
 ドンブラスターにオミコシフェニックスを合体させ、ゴールドアバターチェンジを経てゴールドンモモタロウに二段変身したタロウは、脳人との賭けに負けて二度目のヒトツ鬼化を果たした雉野「太陽鬼」を撃退、彼を元に戻した。
 尚、オミコシフェニックス自体についての言及は全くなく、他の要素同様にまたも唐突に現れる。

 

 さてオミコシフェニックスです。
 全長約25.7センチ、最大幅約37.8センチ(両翼展開時)、最大全高約10.9センチ。
 重量約310グラム(電池込)。
 翼のメッキが美しい、金色のメカです。

 全然関係ない話ですが、ドンブラザーズ放送終了後しばらく後、地域のお祭りがあって、その際子供用のお神輿を見たのですが、その最長部にまんまこれと同じスタイルの鳳凰の飾りが乗っかっているのに気付きました。
 そうか、このちょっと特徴的なスタイルは、まんまお神輿の飾りから持って来ているのね、と妙に納得しました。

 

 本商品は、「DXドンゼンカイオー」以来出ていなかった電飾ギミック搭載です。
 絶縁体を引き抜くと「オミコシフェニックス!」 とボイスが鳴ります。
 実際には「おムぃコシフェニックスっ!」って感じの発音です。

 この形態で後部のボタンを押すと、押した回数によって様々な効果音が出ます。

 

 後部ボタンを押すと本体前部のクリアブルー部分が点灯します。
 ボタンは、以下の通り押した回数により鳴る音が変化します。
・1回押し:鳴き声
・2回目:爆発音
・3回目:鳴き声+効果音
・4回目:爆発音×2回

 

 オミコシフェニックス前面。

 

 側面。

 

 背面。

 

 上面。
 翼の末端部には他と異なる赤色メッキが施されています。

 

 翼を下向きに畳んだ状態。
 こちらは「DXドンブラスター」との合体体勢になります。
 すみません、先の通りこここから先の合体後のレビューは出来ないのです……

 

 翼を平行にしたまま閉じた状態。
 単独で飾るなら、おのずとこの体勢になりそうですね。

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■オミコシ大合体/トラドラオニタイジン極:

 

 それではいよいよ「オミコシ大合体」です。
 オミコシフェニックスとトラドラオニタイジンの合体です。

 ひとまず、トラドラオニタイジンに合体済みの状態からスタートとします。

 

 まず、トラドラオニタイジンをこの状態まで分解します。

 

 トラドラオニタイジンの胸部の下部、ドンロボゴクウでいうところの腰部を180度回転させます。

 

 トラドラオニタイジンの右腕・ドンロボボルトの腰部分にある赤いジョイントに、ドンロボゴクウ腰部のジョイントを接続します。

 

 合体後、ドンロボゴクウの胸部を閉じてドンロボボルトの脚を包み込むようにします。

 

 キジンソードを合体します。

 

 次に、オミコシフェニックスをこの状態まで分解、ついでに付属の「ロボタロウギア暴太郎極」も用意しておきます。

 

 オミコシフェニックス後部とキジンソード先端を合体させます。

 

 続けて、オミコシフェニックス本体下部をキジンソードのグリップ側に接続します。
 この時、「超!ロボタロウ合身!!」という声が鳴り、更に「大合体! 大合体!(以下リピート)」と続きます。
 イントネーションは、あえて文字にすると
「んちょお! るるるぉぼたろうぐぁっっっしんっっ!」
 ってな感じの、所謂舌巻き&力み系発音です。

 「大合体」は他玩具における待機音にあたり、次のギア接続までずっと鳴り続けます。
 ぶっちゃけ、すっげぇうるさい……

  

 オミコシフェニックス本体下部の向かって右側にドンロボゴクウの尾(剣熱烈貫戟)を、更に左側にドンロボボルトの背中パーツ(神盾撃器)を固定します。

 

 オミコシフェニックス本体下部にドンロボタロウの胸部パーツを接続、その後に「ロボタロウギア暴太郎極」を接続します。
 その際、接続音と 「完成!」というボイスが入り、更にサンバっぽい短いテーマ&「マンボ!」という掛け声が鳴ります。
 更にその後、花火の効果音と共に 「一騎当千! 鬼退治ぃ!」というボイスが鳴って終了します。

 尚、この状態でギアだけを外してしまうと、「セイヤ、セイヤ! セイヤセイヤセイヤセイヤ!」というやかましいにも程があるボイスが延々鳴り続け、大変に鬱陶しいです(キジンソードが外れている状態では鳴りません)。

 また、キジンソードが接続された状態でギアだけを取ると、「ゴールドンロボタロ斬! エンヤラヤー!!」というボイスが鳴ります。

 

 オミコシフェニックスの尾部分から、表面部分にくっついているパーツを取り外します。

 

 取り外したパーツ同士を合体させます。

  

 余った尾パーツは、オニタイジンの尻部分に接続しておきます。
 ジョイントは矢印が示す部分にあります。

 

 キャアァァァ!!

 

 ドンロボタロウの頭部に、オミコシフェニックスの尾パーツの一部を被せるように合体させます。

 

 次に、アイマスク部分を接続します。
 ジョイント部は尾パーツの方にあります。

 

 更に、口部分を覆い隠すようにもう一つのパーツを接続します。

 

 ドンロボゴクウのジョイント部と、オミコシフェニックスのパーツの裏側にあるブルークリア部分を接続します。

 

 完成・トラドラオニタイジン極!

 

 トラドラオニタイジン極。
 36話より登場。
 ヒトツ鬼“救急鬼”との対峙したトラドラオニタイジン(但しこの時のイヌブラザーは、獣人版の犬塚翼が強制的に変身させられたもの)が、戦闘中にオミコシフェニックスを召喚、オミコシ大合体して登場。
 ゴールドンランスと神盾撃器、熱烈貫戟が合体した「ゴールドンランス極」を装備し、必殺技は「トラドラ奥義・銀河桃一・ドンブラファンタジア極」。
 尚、「ゴールドンシールド」は腰部後方の装甲とマスク部分に転用される都合、この形態では装備しない。

 

 トラドラオニタイジン極・正面。
 全高約39.4センチ(両肩最長部まで)、最大幅約37.8センチ(胸部プレートの末端間)。
 総重量は、なんと約2,106グラム!!

 

 トラドラオニタイジン極・背面。
 右腕のごつさと尻部分の装甲が特徴的です。

  

 側面。

 

 ここまで大きく膨れ上がると、(前段階の合体の時点で既に、ですが)さすがに可動はかなり厳しくなります。
 せいぜい脚を前に少し出す程度、腕を肩から前に出すくらいが精一杯。
 また腕の形が形なので、劇中のように武器を持って軽々と振り回すというような真似は到底不可能です。
 この画像も、出来るだけ大きく動かしてみた結果ですが、これが限界……。

 

 頭部アップ。
 トラドラオニタイジンから更に形状が変わり、ドンオニタイジンの顔も完全に隠れてしまっています。

 

 「ブラックオニタイジン」との比較。
 大元のオニタイジンと比べると、こんなに変わっています……と言いたいけど、撮影スペースの都合であまり対比になっていない気が……。

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■超オミコシ武装:

 

 順番が前後しますが、最後にドンオニタイジンとの合体「超オミコシ武装」についても触れて行きます。

 

 まず、ドンオニタイジンをこの状態まで分離させます。

 

 先と同じように、オミコシフェニックスを分解します。

 

 ドンオニタイジンの胸部に、オミコシフェニックスを接続します。

 

 オミコシフェニックスの尾パーツから、マスクを取り外します。

 

 ドンオニタイジンの頭部に、真正面からマスクを取り付けます。
 カブトは取る必要はありません。

 

 残った尾パーツは、そのまま左手に持たせて「ゴールドンシールド」にします。

 

 トラドラオニタイジン極の時と同じく、オミコシフェニックスのボディパーツとキジンソード、ギアを合体させておきます。

 

 ドンオニタイジンの胸部パーツを接続した後、側面部にあるレバーを引くことで、グリップを引き出しておきます。

 

 完成・ゴールドンオニタイジン!
 34話より登場。
 タロウが無意味に難癖をつけた為、おでん屋台の主人「ヒトツ鬼“特捜鬼”」が正体を現し暴走。
 ゴールドンモモタロウが撃退した後に巨大化したため、巨大化オニタイジンとオミコシフェニックスがオミコシ大合体を果たし、ゴールドンオニタイジンとなる。
 「ゴールドンランス」と「ゴールドンシールド」を装備し、必殺技は「不桃不屈・ドンブラユートピア」。
 48話では、全身金色になっている。

 

 頭部アップ。
 全く印象の異なる大型の前面マスク。
 派手派手ですが、なかなかのイケメンです。
 ただ、額部分の「暴」の字が非常に大きく尚且つ前部に飛び出ているので、目が結構隠れてしまいがちです。
 個人的には、こちらがトラドラオニタイジンの顔であって欲しかったかなあって。

 

 ご覧の通り、頭部と胸部が変わったくらいなので可動範囲はドンオニタイジンに準拠しています。
 ただ、多少前のめりな姿勢になっても「ゴールドンランス」が支えになるのて、転倒は多少防げそうです。

 

 当然「DXブラックオニタイジン」とも合体可能です。
 最初はあんまり印象変わらないかなと思ったのですが、じっくり見てるとやはり結構違って見えるもんです。
 黒の効果で引き締まった感ありますね。

 

 というわけで、「DXオミコシフェニックス」でした。

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 本来であれば、「DXドンブラスター」とも絡めてのレビューにすべきところでしたが、先のような理由でオミットせざるを得ず、大変申し訳ありませんでした。

 総評として、本商品は「合体するためだけのパーツ」以外の何物でもないといった評価です。
 もっとかみ砕いて言えば、強化形態で増強させる部位だけをかき集めて、それをフェニックス型にしたというだけでしかありません。
 ぶっちゃけ、単独では殆ど遊びようがないという感じですね。
 少なくとも、ドンオニタイジンや虎龍攻神、ドンブラスターのいずれも持たない状態でこれだけ買う意味は、殆どないかと思います。

 これ、一般販売商品のファイナルアイテムってマジか……

 まあでも、二色メッキは綺麗だし、成形色もメッキ部分との相性が結構良いので、意外と飾っておく分にはいいのかもしれません。
 それに何より、トラドラオニタイジンやオニタイジンを過剰にデコレートするには必須なアイテムなのが大きいですね。
 いろんな意味で、ドンブラザースっぽいアイテムと云えるかもしれません。

 

 けど……うん、まあ、その。
 正直、戦隊ロボ玩具としては、個人的にかなりビミョ〜〜……かなあ。
 これだけで従来の戦隊ロボ一体分の価格というのも、なんかもにょりますわ。
 でもまあその辺は、人によりけりなのかなあとも思います。

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