■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「(旧)サイクロン号」

2014年11月2日 追加

 このページは、様々な事情から本格的なレビューページを作成するほどではないかなー……と個人的に判断した商品を紹介しています。

 

 2013年8月10日発売。
 同時販売物は、「セーラームーン(美少女戦士セーラームーン)」「リュウレンジャー(五星戦隊ダイレンジャー)」。
 定価は、4,200円(税込)。
 2013年8月のラインナップは、以下の通り。

  • 8/2「キュアピース(スマイルプリキュア!)」
  • 8/24「仮面ライダーブレイド
  • 8/24(配送開始日)「アポロガイスト仮面ライダーX)」「ボウケンブラック&ボウケンブルーセット(轟轟戦隊ボウケンジャー)」「仮面ライダービーストハイパー(仮面ライダーウィザード)」「仮面ライダーウィザード・ランドドラゴン」「仮面ライダーウィザード・ハリケーンドラゴン」
 

 旧サイクロン号。
 「仮面ライダー」第1話より登場した、ライダーバイク第1号。
 本郷猛が(旧1号時代)普段乗っているバイクが変型するという設定で、劇中でも変型プロセスが描かれていた。
 当初は移動手段、戦闘時の武器の他に、(関節的な意味で)変身アイテムとしての存在意義もあり、仮面ライダー1号は当初、これに搭乗することでベルト(タイフーン)に風を受けて変身していた。
 14話の「仮面ライダー2号」編以降も登場し、その際は旧2号が愛用。
 その後も仮面ライダー1号(桜島)登場時まで使用されました。
 なお、本商品は俗に云う「Bタイプ」の立体化で、フロントカウル前面部の(口のように見える)インテークはない。

 

 旧サイクロン、念願のフィギュアーツ化。
 また、「仮面ライダーBLACK」系を除くと、シリーズ初の昭和ライダーバイクとなります。
 サイクロンの立体化は、これまでも数え切れないほど沢山ありましたが、1/12サイズ対応で手軽に弄れる玩具商品というのは、意外に数がありませんでした。
 近いものとして「ポピニカ魂」版がありましたが、あちらは装着変身でも乗せるのに苦労するほど小さく、また付属の旧1号フィギュアが、せっかく優秀な関節可動機構を持っているのに着せ替え式コスチュームにしたせいで、張力に負けてポーズが崩れるわ癒着はするわで、非常に扱い辛いことになってしまいました。

 

 昨今のフィギュアーツバイクの仕様に則り、今回もダイキャストは未使用。
 そのため、結構ボリュームがある割に軽めの車体となっています。

 

 6連マフラーは、試作時は色が妙に暗めになっていましたが、実物はいい色合いになっています。
 なお、このカラーは旧1号使用時のものです。

 
 
 

フロントビューとリアビュー。

 

 サイドビュー。

 

 フロントカウルアップ。

 

 ハンドル周り。質素な造りをかなり忠実に再現しています。
 自動操縦切替スイッチボックスも、きっちり再現。

 

 エンジン部分の作り込みも、なかなか細かくて雰囲気出ています。

 

 スタンドは二脚式。
 実車はややハの字型でしたが、本商品は垂直になっています。

 

 右側フットペダル周辺。
 手持ちの資料が少なくてこの辺りはっきり断言出来ないのですが、独特な形状のブレーキペダルも向きなど忠実に作られているようです。
 ただ、比較したデータが後年製作されたレプリカ車両の画像のみなんで、実物はどうだったかはちょっと自信ないです……

 

 後輪には、例によってサスペンション搭載。

 

 シート部分は、取り外しが可能になっています。
 何故かというと……

 

 このように、厚みの違う二種類のシートを差し替えられるようになっています。

 

 こちらは薄いシートに差換えた状態。
 これは、ライダー搭乗用パーツらしいのですが。

 

 フィギュアーツ「仮面ライダー旧1号」を搭乗させた状態。
 実際に搭乗させてみるとわかるのですが、どちらのシートでも、実はあんまり大きな違いは感じられません。

 

 なお、この旧1号は、目の塗装を剥がしています。
 何を思ったのか、フィギュアーツの旧1号は、目の色が赤に近いオレンジに彩色されています。
 それがど――――――にも我慢出来なかったので、(本来改造やリペはしない主義なんですが)やっちまいました。
 レビューしなかったのは、このように手を加えたからであります。

 

 搭乗状態を、後ろから。

 

 フットペダル周辺は、ライダーを乗せた状態だとこうなります。

 

 ハンドルは、いつものように交換式です。

 

 旧1号との比較。
 出来ることなら、複眼を薄ピンクに塗りたかったが……

 

 フルカウルタイプのバイクに乗せる都合上、若干コツが必要になります。
 コツとしては、尻を置く位置を先に決めてから足の位置や腕の関節を調整します。

 
 

 フィギュアーツ「仮面ライダー1号(桜島Ver.)」を搭乗させた状態。
 これなら、色を変えずともしっくり来ます。
 ……マスク造型の違いに関しては、目を瞑る必要がありますけど。

 

 以上、旧サイクロンでした。

 ちなみに、「仮面ライダー旧2号」を搭乗させる場合、拘るのであれば、マフラーの色替えと、リアカウルの三角マークを消す必要があります。
 まあ、面倒&細かいことを気にしないのであれば、そのままでもいいと思いますけどね。

 なお、この旧サイクロン、発売後さほど間を置かずに市場から姿を消したようです。
 タイミング悪く入手出来なかった人や、後から集め始めた人のためにも、是非再販して頂きたいものです。

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