プレミアについて・脱線
「価値の下がったおいしい物を狙う法」
後藤夕貴
更新日:2006年3月19日
 さて今回は、タイトルに反してプレミア度外視の話題をしてみたいと思います。

 これまでで、プレミアの付き方や傾向などをさらりとなぞってきましたが、コレクターアイテムの種類を問わず、どのジャンルでもおおまかに似た様な事態は発生しているものなのです。
 高い物にはそれなりの値段がつく理由があり、価値が落ちる物もまた同様。
 それを理解していないと、買う側も売る側も損をしてしまうわけです。

 しかし、それでも欲しい物は欲しいのです。
 物欲というものは、性欲と食欲に並ぶ人間の欲望です。<違

 それでは、今回は「欲しい物をなるべく安く手に入れる方法」を検討してみましょう。

 まず先に、以下に書く事はすべて確実に行えるものではなく、あくまで「これまでの話題を踏まえた机上論」に過ぎない事をご理解ください。
 とはいえ、一応筆者が実践してそれなりの結果を得たものばかりですけど。
 ここに記された方法を試して、うまくいかなかった&かえって損をした、などというクレームを寄せられても、当方では一切責任が取れませんので、あくまで、今後の「安買いオペレーション」の検討用素材としてのみ、ご活用ください。

 それから、重要事項。
 「安く買う」というのは、あくまで「相場最大値よりいくらか安めに買う」という意味であり、決して「定価より格安で買う」「叩き値で買う」という意図ではありません
 定価の数倍の価格でも、相場より安く買えれば良し、と判断していますので、その辺お間違えのない様、予めご理解ください。

 プレミアが付いた品物を安く買う場合のセオリーは、以下の通りです。

  • 待ちに入る
  • あらゆる販売媒体をチェックする
  • オークションを利用する
  • 物々交換を利用する
 これらを一つずつ見てみましょう。

1.待ちに入る
 以前にも記したとおり、たとえ今は高額でも、時間経過と共に評価が下がり、思わぬ価格暴落が発生する品物があったりします。
 代表的なものが、第2回でも触れた「ガシャポン」で、一部例外はあるものの、だいたいのものが短いスパンで価格暴落を発生させる傾向があります。
 これは、ガシャポンのみならずブラインドボックストイも同様で、例えば発売当初は大人気&争奪戦になる「S.I.C匠魂」も、ほとんどのシリーズが再販後に価格暴落を起こします。
 時には、ボックス丸ごと3,000円とか(注:定価だと\500×12個で6,000円)。
 ブラインドボックストイは、時折予想外の価格変化を見せる場合がありますから、数をさばいている店舗の価格状況を確認しておいたりするといいでしょう。
 もちろん、地域や販売形態によってはその限りではありませんが…

 なお、ここで注意しなければならないのは、このような「価格暴落の隙を突く」やり方は、個人売買間ではほぼ確実に通用しないという点です。

 個人売買の場合、いくら人気がなくても、価格付けは出品者の一存にかかっていますから、その人が思い入れている物であれば、超絶不人気でも高額提示される危険が高いのです。
 また、値引き交渉も難しいでしょう。
 自分のコレクションを売る人は、その商品がもっとも人気のあった時期の価格帯を基準に計算しますから、「売れなくて叩き売り」という概念にはまず辿り着きません。
 相場を知らない、或いは何かしらの理由で興味を抱く人がやってくるのを、長期スパンで待ち続けているケースもあります。
 要するに、「売れてしまえばこっちのもの」論ですね。
 さらに言えば、規模の小さなコレクターショップでも同様の概念を持っている場合があり、もう100円でも高いようなアイテムが、平気で2,000円くらい付けられている事もざらです。
 しかも、年単位で店に並べられていたりね(笑)。

 逆に、個人間であっても安価で品出しをしてくれる場合もあります。
 これはおおまかに2タイプに分かれるケースでして、一つは、自分の思い入れと商品の実際の人気度合いを区別して評価できる人が関わっている場合。
 めぐり合う機会はかなり少ないと思いますが、こういうタイプの人は常に相場をチェックし、かつ自分の感情を価格に反映しないので、かなり信用に足ると思われます。

 もう一つは、転売屋崩れ
 転売屋については第2回でも触れましたが、要するに大量に仕入れたのはいいけれどアテが外れてしまい、さばききれない在庫の山に悩まされてしまったタイプですね。
 これはもう同情の余地はないのですが、見方を変えれば、その商品の人気のなさをもっとも痛感している存在でもあるので、信用の有無はともかく安価では買えるわけです。
 以前紹介した「マックスファクトリー・霞」の膨大な在庫が、部屋の中で雪崩れを起こしたという転売屋もいたそうなので、彼らも彼らなりに大変のようです。

 いずれにしても、ガシャポンやブラインドボックストイなどは、人気継続期間が短いものが多いので、どうしても欲しいものがあったら待ってでも狙う価値ありです。

 しかし、(何度も引き合いに出しますが)ユージンの「ヴァンパイアセイヴァー PART-4」のように、壮絶な争奪戦を展開させた上各所で品不足が長期間発生、なおかつ再販される様子もなく、完成度の高さも広く認められている上に、定価の数倍の価格がついてもほぼ確実に売れてしまうようなモンスターアイテムは、この条件にまず当てはまりません。
 せいぜい、現在の相場より若干安く入手できるかどうか、というのが限度でしょう。

 つか、再販してよユージンお願いだからさあ(泣)

 ガシャポンだけではなく、待ちに入るのは他のアイテムでも有効です。
 「本当にプレミアが付く価値があるのか微妙な品物」というのもありまして。

 たとえば、今から十年前後前の商品とか。

 一言に十年と云うと結構な時間が経っている気がしますが、実は全然大した事のない期間です
 二十代前半くらいの人だとかなり昔に感じるかもしれませんが、十年というのは実はごく最近の事に過ぎず、プレミア的にも、大した期間にはなりません。
 むしろ、十年を越えた時点から、本当の評価が始まると言ってもいいかもしれません。
 今から十年くらい前の商品は、古さも完成度も中途半端なものが多いです。
 というより、ここ数年の進歩がすごいため、相対的にそう感じるだけなんですけど。
 いずれにせよ、一部の例外を除き、十年前くらいの商品はあまり評価されていないのが実情で、中古屋では長い間叩き売り対象にされている物も少なくありません。
 この場合の「叩き売り」とは、定価と同等という場合も、一応含む事にします。
 プレミア価格を基準にしたら、それでも割安って事になりますからね。
 
 この場合の判断基準は、キャラクター商品なら番組そのものの人気、アイテムそのものの人気、その後人気熱が冷めていないかどうか、という部分です。
 もし、これらがすべて成立してしまっているとしたら、たとえその後十年経っても、安価化は難しいでしょう。
 ただし、だいたいの場合は、このいずれかの要素が崩れているものです。
 そうなると、極端な品不足でもない限り、ある程度腰を据えて待っていれば、いずれはチャンスが巡ってくるでしょう。

 ただし、タカラの「勇者シリーズ」のような例外的なジャンルもあります。
 90年からスタートした勇者シリーズは、番組放送終了後からしばらくの間、主役以外のロボット玩具は低い評価を受け続けてきました。
 特に「伝説の勇者ダ・ガーン」以降はこの傾向が顕著で、ランドバイソンやスカイセイバー(注:ペガサスセイバーではないところがミソ)、ガ・オーン、「勇者特急マイトガイン」のマイトカイザー、「勇者警察ジェイデッカー」のデュークファイヤー、「黄金勇者ゴルトラン」のレオンカイザーなどは、中古屋常備の叩き売り用在庫の代表でした。
 ところが、現在はこのいずれも、それなりに高い評価を得始めています。
 これは、「勇者王ガオガイガー」から勇者シリーズを知った新規ファンが、過去シリーズを遡り始めたり、過去作品がピックアップされる機会が増えたための影響でしょう。
 リアルタイムでの人気は頭打ちでも、購入層が入れ替わればその限りではないと。
 勇者シリーズを子供の頃に見ていた世代が、玩具コレクションを始められるくらいの年代になった、というのも大きいかもしれませんね。
 やっぱりシリーズ物は強いということでしょうか。

 とはいえ、そんな例外的な商品群にも、意外な抜け穴があったりします。
 先の通り、これらのシリーズの中には、かつて不良在庫としてのさばっていたものが多く含まれているのです。
 という事は、当時の価値感のまま現在もなお販売し続けている中古業者が居るかもしれません。
 というか、実際筆者はいくつか見ているのですが。
 そういう所をこまめにチェックしておくと、意外な価格で良いものが買える場合もあるわけです。
 確率は低く、ほとんど運任せですが、覚えておく価値はあるでしょう。

2.あらゆる販売媒体をチェックする
 また勇者シリーズの話になって恐縮ですが、最近、筆者は「超巨大合体グレートエクスカイザー」の限りなく新品に近い状態の物を入手しました。
 一部経年劣化による材質破損が見受けられましたが、当時の定価より若干安いレベルで入手できたので、大満足でした。
 しかし本来なら、これらは定価の倍くらいの値段が付けられていてもおかしくないほどのものです。
 では、なぜそんな安価未満で買えたのでしょうか?

 実はこれ、多分に「マスターピース版キングエクスカイザー」発売が影響しているようです。

 2005年12月9日発売の、タカラ製「マスターピース版キングエクスカイザー」は、現在の技術と新解釈でエクスカイザーの合体と関節可動、ギミック再現を試みたアイテムで、当然放送当時の「巨大合体キングエクスカイザー」よりも遥かに高い完成度・プレイバリューを誇っています。
 また、2006年3月24日には「ドラゴンカイザー」のマスターピース版も発売が決定しており、しかもこれらは合体可能!
 最新技術による「グレートエクスカイザー」を誕生させる事ができるわけです。

 …ということは。
 当然、旧版アイテムへの注目度や購入意欲は、傾向として減退する兆しが見えます。
 筆者は、その隙をうまく突いて、そこそこおいしい物をゲットできたようです。

 復刻版が出た時も、人気(需要)減退の傾向が発生しやすくなります。
 勇者シリーズも、過去に「新世紀勇者復活計画」や「超勇者復古列伝」シリーズとしていくつかの主役ロボが復刻されていますが、これらの登場も、多少なりとも需要に変化を与えたようです。
 「新世紀勇者復活計画」は意外に流通量が少ないのか、そんなに大きな変化を与えた印象がありませんが、「超勇者復古列伝」登場によるマイトガイン等の価値感は、多少変化が見られたようですね。
 もっとも、オリジナルと復刻は完全な別物と割り切る人も居ますし、実際評価も変わりますから、一概に言いまとめる事は出来ないのですが。
 でも、復刻版自体の数が減ってくると、結局また品不足→価格高騰化のコンボが発生しやすくなりますから、オリジナルの安価購入を狙うなら、復刻版がまだ多く出回っているうちに動くのがいいでしょう。

 なお、このパターンは「コミックスのコレクション」には、案外当てはまらなかったりする場合があるようです。
 コミックスの復刻の場合、装丁・厚さ・一部内容表現が変わってしまうケースが多いため、まったくの別物として捉えられるためです。
 もちろん、内容が読めればいいという人も居ますし、作家によってはそれにより価値が下がるケースもあるのですが、ほとんどが別物扱いとなります。
 だから、いつまでたってもオリジナルの価値が下がらなかったりするんですよね。
 オリジナルの装丁と形が魅力だ、という人が居ますから。
 極端な話、そういう所が好きな人は、中身なんか読めなくっても全然構わないわけです。

 多少危険な賭けではありますが、「福袋」を狙うという手もあります。

 これは、その販売店の過去の傾向・既に購入した人の内訳暴露情報などを充分に吟味し、決断したら即行動に移る覚悟が必要です。
 或いは、傾向や対策など度外視し、勘だけで突っ走るのもアリ。
 その代わり、旨味のあるアイテムとそうでない物をどれだけ掴まされるか、保障はまったくなくなってしまいます。
 自分が欲しい物を確実にゲットするという目的においては、あまりにも精度が低いやり方ではありますが、「特に買いたいとは思わないけど、ついでに手に入るならなかなかおいしいかも」という程度の微妙極まりないアイテムを入手するには、案外無視できないものだったりします。
 ただし、人気商品が大量混入される可能性が高い店舗の福袋は、それだけで争奪戦になる場合があります。
 また、お正月用の福袋となると、一年前の情報が意外に重要性を帯びてきます。
 結局は、情報収集能力と行動力、そして「運」が必要とされますが、一度は挑戦してみたいものですよね。

 在庫過多の商品処分として使うケースもあれば、本当の意味で「当たり」を混ぜる場合もある「福袋」。
 重要なのは、お店の「福袋というものに対する考え方」を読み取る事でしょうかね。

 2005年末極端な在庫不足から、争奪戦に発展した「SRDX翠星石」が混入した福袋の存在も確認されています。
 やっぱりバカにできない場合もあるんですよ。
 キーッ。

 トイ系のイベントに行くというのも、良い方法です。
 ここでは、様々な価値感に基づく出品がありますので、現行・旧商品問わず、意外な発見が期待出来ます。
 ワンダーフェスティバル、ワールドホビーフェスティバル、スーパーフェスティバル、トイフェスティバル等、各地で様々なイベントが開催されます。
 残念ながら、そのイベントのほとんどが1,000円以上の入場料を必要としますが、出かけてみる価値は高いでしょう。
 筆者は、「特捜戦隊デカレンジャー」のデカレンジャーロボを、放送年のGW中(放送開始約3ヵ月後)に半額買いし、「仮面ライダー剣」の装着変身一式を、放送期末頃に500円均一でまとめ買いしました。
 また、数年前定価の数倍に達した入手困難なガシャポンセットを、たった500円未満で手に入れた事もあります。
 さらに、放送中品薄で結局入手できなかった「S-RHF仮面ライダーファイズ・ブラスターフォーム」を、翌年GW中に半額で買いました。

 こういうケースが、常にありうるわけです。
 なかなか捨てた物じゃないですよ。
 意外や、トイ以外の掘り出し物が見つかるケースもありますし。

3.オークションを利用する
 オークションで古物アイテムを狙うのも、悪い手ではありません。
 ネットオークションは、その商品の本当の価値がさらけ出される事が多々あるので、意外に需要は高いのです。
 ショップで二万円もするものが、オークションに出してみたらたったの数千円程度しかつかなかった、などというケースはザラです。
 もちろん、人気のあるものはあっという間に高騰してしまいますが、中には不思議なほど値段がつかない物が見受けられたりします。
 現在の品物の評価を知るには、最適かもしれません。

 ただし、中には当然あらたな相場を作ろうと暗躍したり、これまでの価値感を根底から覆そうとする人達も居ますから、情報をそのまま素で受け止めるわけにはいきません。
 また、オークションとは全然関係ないところで一時的に話題になったため、普段の相場が数百円だったのに、ある時期だけそれが十倍近くに跳ね上がった同人誌なんてものもありました。
 こういった変動要素が常に付きまとうものの、ある程度の期間チェックして、おいしい物を探すには、大変便利です。

 でも、ネットオークションは「めんどくさい」というイメージが付きまといます。
 利用者には、出品者・落札者いずれも例外なく、ある程度以上の誠意とまめさが求められますし、それが不充分な人は自然淘汰されるシステムになっていますが、これが「めんどくさい」というイメージを助長しているようです。

 つまり、「ズボラ」な人には利用できないシステムになっているわけです。
 逆に言えば、まめな人ほど美味い話を沢山見つけられるんですけど。

 Yahooオークションは月額利用料294円、出品手数料が1商品につき10.5円、落札手数料が落札額の3%(税抜)がかかりますが、落札専門の場合は利用料のみで済みます。
 また、銀行口座や郵便口座を持っていれば利用できます。
 決して、ネットバンクに必ず口座を設けなければならないわけではありません。
 利用申請から実際に登録されるまで若干のタイムラグがありますが、それさえ乗り切れば、結構簡単に利用できるようになります。

 出品・落札いずれにもそれぞれ独自の暗黙ルールがありますし、中には詐欺目的の出品や、落札者を勘違いさせやすい「アフェリエイト出品」なるものも横行していますが、オークション豆知識系サイトを熟読すれば、すぐに対応できるようになります。

 オークション上でおいしいアイテムを見つける理屈は、舞台が変わっただけで先の1〜2の理屈がそのまま適応されるわけですが、オフラインのみでなく、オンライン上での調査も加われば、発見確率は純粋に倍増するわけですね。

 オークションを利用する場合は、くれぐれも送料に注意。
 いくら落札額が安くても、バカみたいに高額な送料を要求してくるアホ…もとい、横着者がおりますので、不明点はガンガン質問しましょう。
 で、質問の返答がなかったり、誤魔化されたりしたら、どんなに良い品物でもスルー確定。
 さもなければ、安物買いのナントヤラ以上のダメージを負いかねません。

・物々交換を利用する
 これはちょっと難易度が高いですが、うまくしたら最低限の出費で欲しい物が手に入る可能性もあります。
 同好の士と知り合える場を見つけたり、同じ趣味を持つ友達と交渉する場を設けたりして、お互いの不要品を提示しあうわけですね。
 うまくいけば、不要・必要の品をそっくり取りかえられます。

 ただし、この場合問題になるのが「価格差」です。

 世の中、太っ腹な人も居ればセコイ人もおり、またその両方の要素を持つ人もいます。
 例えば、定価8,000円(ただし実売は3,000円程度)の品物との交換に、等価金額8,000円分の品物を要求してくる人が居ます。
 つまり、たとえ定価3,000円でプレミア価格8,000円が相場となっているアイテムを交換対象として持っていても、同じクラスの物を二つ用意した上、さらに2,000円分の上乗せを要求してくるわけです。
 逆の例ももちろんあり、定価3,000円プレミア価格8,000円の品の交換に、“定価”8,000円分もしくは同じくらいのプレミア価格が付いている物を要求してきたり。
 この上、それぞれの要不要の概念が関わってきますから、交渉は難儀になります。
 このように、価値感の異なる人同士がそれぞれの主張を叩き付け合うと、泥沼化してしまう場合があります。
 また、遠距離交換の場合、よほど相手が信用に足る人物でない限り、品物の行き来がうまく行かず、最悪の場合「物だけ受け取ってトンズラ」される危険も高まります。

 こういうのを防ぐためには、誰かがルールを設け、その中でやりとりするしかありません。
 言い換えれば、ネットオークションもその応用形態なわけです。
 品物の交換相場の考え方、連絡・取引上の決まり事、禁止事項をしっかり設け、それに従わない人は排除するという「鉄の掟」がないと、交換希望者は安心して利用できなくなりますし、また利用者は増えません。

 ちなみに、これらの条件を見事にクリアして、すでに長期間問題なく運営を続けている交換サイトがいくつか存在しています。
 また、オフ会を主催して、その中での生の交換会を行うケースもあるようです。
 こういうものは、出来る限り積極的に利用したいですね。
 交換の場合、オークション以上に「それぞれの価値感」が際立ってしまいますが、逆を返せば「価値はあるけどもういらん」という人とのめぐり合いも期待できるわけです。
 安価で良い物を入手するためには、やはりチェックしておきたいものですね。

 こちらと相互リンクしていただいている、「交換したり提供したり」さんが、完成品フィギュアやガシャポン、ホビー各種を対象に、金銭を絡めない物々交換掲示板を運営しています。

 交換ではありませんが、フリーマーケットに行くというのも良い手です。
 ただし、圧倒的に中古品(しかも子供が遊び倒したダメージ品)か多いですが(笑)。

●まとめ
 焦らず、じっくり腰を据えて、時間をかけて様々な情報媒体を観察・調査していけば、それだけでかなり欲しい物にめぐり合える筈です。
 新鮮な話題に乗り遅れる危険はありますが、本当に欲しいと思っている物をどうしても手に入れたいという場合、これらの方法を用いる事は決して無駄ではないでしょう。
 今回はトイ系またはその関連のコレクターアイテム系に話題を絞りましたが、ジャンル・カテゴリーが変わっても、理屈はほとんど同じです。
 100%万全のフォローが出来る手法ではないですが、利用する人の立ち回り方次第では、限りなく完璧に近づく事は出来るかも?!
 どちらにしろ、研究の価値はあるでしょうね。

 言うまでもなく、ここで述べてきた方法以外の有効な手段があるかもしれません。
 筆者は思いつきませんでしたが、もし何かあるようなら、それを徹底的に極める事で、より探索率が高められる事でしょう。
 結局のところ、これもまた精進なのですね、はえはえ。

 というわけで、筆者は今もなお、オークションや各種情報掲示板を行き来して、商品情報を拾うのであります。

 → NEXT COLUM

→「気分屋な記聞」トップページへ