第60回 ■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「仮面ライダークウガ・ライジングフォーム」1
2011年6月4日 ライジングタイタン新規追加
2010年10月3日 更新
フィギュアーツ・仮面ライダークウガシリーズもいよいよ最後。
締めを飾るのは、ライジングタイタンフォームです。
二年にも及ぶ長丁場でしたが、とにかく嬉しいものです。
フィギュアーツ・クウガ、全12フォーム13体勢揃い!
Wの時といい、我ながら馬鹿なことをしたもんだとしみじみ思わされます。
後悔はしてないけどね。
■ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダークウガ「ライジングタイタン」
2010年11月1日〜12月13日まで、「魂ウェブ」上にて受注受付。
2011年3月30日配送開始(31日頃到着)。
同時配送物は、同シリーズ中にはなし。
2011年3月の一般販売ラインナップは、以下の通り。
- 3/19 「キュアブロッサム」(ハートキャッチプリキュア)「キュアマリン」(上同)「仮面ライダーオーズ・ガタキリバコンボ」
- 3/26 「シンケンゴールド」(侍戦隊シンケンジャー)
全高は約14センチ(ツノ含まず)
合計3種6個の手首付き。
ライジングタイタンソード二本付属。
台座などのオプションはなし。
価格は税込3,150円+送料・手数料。
EPISODE24「強化」より登場で、ライジング系で最初の登場となったフォーム。
すれ違い様に首を切断して人間を殺す未確認生命体第36号(メ・ガリマ・バ)と対峙したクウガ(五代)は、マイティフォームを経てタイタンフォームで戦いを挑む。
その途中、ガリマの鎌の一部を奪い取りタイタンソードに変換するが、その時ソードに不思議な電光が迸り、先端が一瞬別な形状に変化するという現象が発生した。
その後、飛来したゴウラムと合体したトライチェイサー(ブラックヘッド)で突進をかけたクウガだったが、ガリマはゴウラムの角から受けた封印エネルギーを消去して逃走。
パワーを使い切ったゴウラムは、バラバラになって崩れ落ちてしまった。
その後、五代は沢渡桜子を訪れて碑文解読結果の参照を依頼する。
「聖なる泉 涸れ果てし時 凄まじき戦士 雷の如く出で 太陽は闇に葬られん」という警告文に不吉な予感を覚える桜子だったが、五代は「大丈夫」と告げ、続けて科警研へと向かった。
榎田に協力を依頼し、放電実験(と思われるもの)を施された五代は、これまでにない新しい姿のクウガになる事に成功した。
一方、爆死は免れたものの身体に蓄積したダメージに苦しめられていたガリマは、ラ・ドルド・グ達にタイムリミットの忠告を受け、ゲゲルを再開する。
ガリマのゲゲルのルールは、「JR総武線お茶の水駅10時57分発の千葉行き電車4両目に乗り合わせた客に香の匂いを染みつかせ、それを追跡して殺害する」というものだったが、皮肉にもその中には桜子も含まれていた。
ガリマに発見され、追いつめられる桜子だったが、絶体絶命の窮地を五代に救われる。
再びタイタンフォームに変身してガリマに挑むクウガだったが、またも電光が全身を駆け巡り、紫色の鎧をまとう姿に変化した。
しばしの交戦の後、先端部が大きく肥大化したタイタンソードを腹部に突き立て、一撃でガリマを葬り去るクウガだったが、変身はすぐに解けてしまった。
フィギュアーツ・仮面ライダークウガのラストを飾ったのは、ライジングタイタンフォームでした。
一時はどのイベントで販売されるのかと言われていたものですが、意外や? ストレートにWEB限定通販となりました。
とにかくこれで、フィギュアーツライダーシリーズでは初のフルコンプとなりました。
大型化したタイタンソードには、期待通り細かなリント文字が刻み込まれています。
ライジング化で増設された金色部分も同様。
思ったより薄っぺらな形状なんですが、存在感はバツグンです。
ライジングタイタンのボディのリント文字は、タイタンの時そのまんま。
今回注目の完全新規造型・ライジングタイタンソードの全体。
ショートソードくらいの長さだったタイタンソードが、こんなに長く大きくなりました。
正確に比較したわけじゃないんですが、劇中よりも大きくて? ハッタリが利いている気がします。
これだけの長さがありますから、剣先を接地させておけば、後述する「スッポ抜け」対策にもなったりします。
タイタンソードの比較。
ノーマルのタイタンソード約10.3センチに対して、ライジングタイタンソードは約13.3センチ。
なんと3センチも伸びてます!
ライジングタイタンの身長が14センチなことを考慮すれば、どれだけデカいかお分かりかと思います。
こうしてみると、グリップ末端部や刃の根元辺りの造型が全く別物になっていることが解ります。
ライジングタイタンソードは、ギリギリだけど両手持ち可能。
相変わらず、片手だけでの保持力は相当弱いので、どうしても安定させたいなら両手持ちにさせるのが無難かと。
せめてもうちょっとだけ、グリップを太くしてくれれば良かったんだけどねぇ。
とはいえ、やっぱりかっこいいのでなんとなく許せてしまうわけですが。
装着変身の時も「剣、デカっ!」と思ったもんですが、今回もなかなかのインパクト。
てなわけで、真っ向からのぶっ刺し「カラミティタイタン」。
ライジングタイタンといえば、EPISODE35「愛憎」でゴ・ジャラジ・ダにかましたメッタ斬り&ブッ刺し→切り裂き、に尽きるでしょう。
クウガファンの中でも思わず退いた人がいると言うほどインパクト大の場面。
適当にやってみたはいいけど、剣が長すぎてなかなか難しいものです。
斬られ役は、たまたま手近に落ちてたトラストさん。
手甲のプリントは今回も問題なし。
タンポ印刷バッチリ決まってます。
前面・背面比較。
もはや特にこれといって語るべきポイントはないんだけど、やっぱり紫色が大半を占めるカラーリングは独特です。
紫と金って、他にない独特の高級感が感じられていいですよね。
太めのスタイルが増えてきたフィギュアーツ・ライダー系ですが、タイタンフォームは鎧がごついおかげでその中にあってもあまり際立って浮くことはないようです。
存在感ありまくりの巨大な肩アーマーのおかげですね。
タイタンフォームとの比較。
他の三種に比べて一番違いが大きい組み合わせです。
今更ですが、ライジングタイタンの足首がつや消しでないのが、ちょっと残念であります。
タイタン同士背中合わせ。
五代クウガとユウスケクウガが揃い踏み出来れば、こんな構図も可能だった? ってなイメージ。
今回の目玉。
なんと、ライジングタイタンソードは二本付属します!
何故二本なのか、というのは、「仮面ライダークウガ」本編を通しで観ていた人なら理解出来る筈。
正直「二本あれば理想だけどまずありえないだろうな」と殆どの人が思っていたのではないかと予想されますが、こういう“まさか本気でやるとは”的なサービスは嬉しいもんです。
ダブルライジングカラミティタイタン。
懐かしいなぁジャーザたん人気。
ちなみにライジングタイタンソードは二本重なって収められているので、初見時は一瞬ギョッとする事があったり。
大型の剣というと、これよりちょっと前に発売された「フィギュアーツ・シンケンレッド」付属の烈火大斬刀があったせいか、今ではあまり驚くこともないかもしれません。
これさえなきゃ、アーツ武器最大のインパクトだったかもしれない? のに。
ちなみに手の保持力ゆるんゆるんなので、シンケンレッドに持たせるような感じで大斬刀を構えることはできませんでした。
やったところで意味なんかないんだけど、なんとなく……
同じ三月発売勢と、記念撮影。
以上、ライジングタイタンでした。
ライジング系の中では最大の注目点を持つフォームですが、やはり基本形が既に発売された商品ですから、「剣が二本」以外特に多く語る部分はありません。
ライジング商品化の時点で分かり切っていたことではありますが、ここまでくるともはやこれはフルコンプを狙うマニア向け商品といった印象でしょう。
今では入手困難になった、クウガのノーマルフォーム三体の代用としてライジングを購入、というのなら意味はあるかもしれませんけど。
あとは、単純にノーマルよりもライジングが好きだという人向け?
とにかく、ライジングタイタンの存在意義は「ラストを締めてくれた」というのが一番重要なところで、それ以外は購入者次第といったところでしょうか。
このライジングタイタン、他のライジング系同様今となってはもう中古店やネットオークションから入手するしかありませんが、個人的にはライジング系で一番オススメです。
印象的な活躍も多かったし、何より初のライジングフォームですからね。
とにかく、デッカい剣を振り回すクウガということで、かっこよくディスプレイまたはブンドドして頂きたいものです。
2010年10月1日〜3日にかけて、秋葉原UDXにて「魂ネイション2010」が開催されました。
今回の会場限定販売品の一つに、ライジングペガサスとライジングドラゴンをまとめた「S.H.フィギュアーツ仮面ライダークウガ・ライジングセット(正式名称は下記サブタイトル参照)」がありました。
■ 魂ネイション2010会場限定販売 S.H.フィギュアーツ
仮面ライダークウガ「ライジングドラゴンライジングペガサスセット」
2010年10月1〜3日東京・秋葉原開催「魂ネイション2010」会場にて先行販売。
その後、2010年11月12日〜2011年1月17日まで「魂ウェブ」で受注受付(4月28日発送)。
それぞれ全高約14.5センチ(ツノ含まず)、全3種計6個の手首付き。
ライジングドラゴンロッド・ライジングペガサスボウガン付属。
台座などのオプションはなし。
価格は税込6,000円。
「クウガ・ライジングマイティ」「仮面ライダージョーカー」に続き、本商品はイベント会場限定発売「S.H.フィギュアーツ」第三弾となる。
■ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダークウガ・ライジングペガサスフォーム
EPISODE25「彷徨」より登場。
ライジングタイタンフォームに続き、ライジング系としては二番目の登場となる。
50秒間しか変身していられないペガサスフォームからの二段変身で、この姿も30秒という制限がある。
未確認生命体第37号(フクロウ種怪人ゴ・ブウロ・グ)が出現、空中から吹き矢でペレット(消化不能物を粘質液で固めたもの)弾を射出し、狙撃した人間を心筋梗塞で死に至らしめるゲゲルを開始。
一条の指示とアイデアから、新宿のビル街で37号を迎撃しようとするクウガ・ドラゴンだったが、先手を打たれペガサスへの超変身を阻害されてしまう。
なんとかペガサス化を果たし、37号の翼の羽ばたき音から位置を割り出そうとするクウガだったが、その時、突然ビリビリが発動。
巨大なペガサスボウガンを持つ、ライジングペガサスフォームに変身した。
突然の変化に戸惑ったのか、クウガは射出直前で左腕を撃たれてしまう。
だが、制限時間による変身解除(グローイング化)直前に放った三発の圧縮弾のうち、最後の一発が37号の左翼を射抜いた。
咄嗟に翼をもぎ取り、胴体(ベルトのバックル)への封印エネルギー流入を防いだ37号は墜落し、初戦は引き分けに終わった。
後日、隅田川沿いの柳橋にて、クウガは翼を再生させゲゲルを再開させた37号と再戦する。
トライチェイサー運転中に37号からの先制攻撃を受けたクウガ・ペガサスは再びライジング化し、遙か上空から狙撃する37号の羽音をキャッチ、見事三発の圧縮弾を胴体に命中させた。
37号は空中で大爆発を起こし、再戦はクウガの勝利に終わった。
まずはライジングペガサスから。
言うまでもないですが、実質的には限りなくリペに近いリデコ品で、仕様は「ペガサスフォーム」と変わりません。
正確には、ベルト部分も「アメイジングマイティ」他と同様なので、今回新規パーツとなるのはライジングペガサスボウガンの一部パーツだけになります。
可動箇所・範囲も当然そのまんまなので、ボウガンを構えるポーズもしっかり決まります。
ボウガンの可動は今回もあり。
武器持ち手を利用すれば、弦?を引く動作も再現出来ます。
前後比較。
腰の裏の表記がやっぱ嫌。
相変わらず、右上腕が太いです。
手甲の紋章ですが、今回もばっちり綺麗に印刷されています。
翼みたいな部分のヌキは最悪埋まっててもしょうがないかなと覚悟していたので、個人的にはとても嬉しいです。
それにしても、アメイジングマイティのは一体なんだったんだ……
こころなしか、今回ボウガンが若干持たせ難いような気がします。
手首もボウガンのグリップも以前と同じだし、セット時はしっかり握ってくれるのですが、気が付くと手の中から外れていることがしばしば。
ボウガン本体が重くなったせいでしょうか?
どのみち、深刻な問題では決してないので、やや気になる程度でしかありませんが。
ライジングペガサスボウガンは、装着変身のように(本体に対して)極端に大きすぎるということはなく、適度なサイズに止まっています。
若干ライジングパーツの幅が小さいかなとも思ったんですが、劇中のと比べるとそんなに変わらないようです。
実に良く出来てる。
ライジングペガサスボウガンと、ペガサスボウガンの比較。
金色部分の塗装が明るくなっています。
一見全くの別物なんですが、どうやらライジングのは、ノーマルのボウガンの一部に手を加えた物に、新規パーツを横付けしてる構造みたいです。
ライジングパーツと本体の隙間を除いてみると、ノーマル側面部にある金色ラインの痕跡が見えます。
ボウガン側面比較。
ライジングの方は新規パーツで斜めになっているため、正確な比較にはなってませんが。
グリップの太さや形状も、写真だと違って見えますが実際は同じです。
……比較写真の意味ない。
ペガサスの時によく指摘されていた「目の色が薄い」という問題は、残念ながら今回もそのまま継承されています。
ただ、心なしかごく僅かに今回のが濃い気もしなくもなかったり。
この辺は個体差もあるでしょうから、あまり参考にはならないと思いますが。
その他、ツノの大きさもこれまでと同じ。
首の長さは気になりません。
股関節の可動範囲も従来のままなので、例の裏技で足を前に大きく出してみたり。
新しい商品でこれをやるのは、ちょっと度胸が要ります。
「クウガ・ペガサスフォーム」との比較。
ベルトと武器、金色塗装を除くノーマルとの違いは、足首が半光沢塗装になっている程度。
ライジングマイティがつや消しだったので、この差はあまりいただけないです。
アメマもそうだけど、せめて統一して欲しい。
EPISODE39「強魔」にて、地下鉄大江戸線地下資材基地で未確認生命体第43号(サソリ種怪人ゴ・ザザル・バ)を仕留めた際のポーズが、これでやっと再現できるようになりました。
改めて画面見たら、以前撮った写真と全然ポーズが違ってるのに気付けました。
可動範囲の都合でこれ以上の屈伸は無理ですが、真横から見る分にはいい感じかと。
ただしこの回だけ、ゴウラムに合体してるビートチェイサーがブルーラインだから、今から探すのはちょっとやっかい?
せっかくなんで、角度変更で。
これじゃ膝立ちしてるのわかりゃあしない。
フィギュアーツ仕様のゴウラム系、早く出て欲しいですね。
以上、ライジングペガサスでした。
個人的にはライジングペガサス大好きなので、今回の商品化はとてもありがたかったのですが、ライジングドラゴンとは別売りでもよかったのでは? とも感じました。
とはいえ、あまり人気のないフォーム同士セットにするのも手段としては正しい気もするし、微妙ですね。
とりあえず、ノーマルペガサスの出来に満足出来る人は、是非手にとっていただきたいと思います。
関節ふにゃふにゃもないし、安心していじれるのも嬉しいものです。
武器も大型化して、ポージングの迫力が増すのも楽しいですからね。
■ S.H.フィギュアーツ 仮面ライダークウガ・ライジングドラゴンフォーム
次は、ライジングドラゴンです。
仮面ライダークウガ・ライジングドラゴンフォーム。
EPISODE28「解明」より登場。
ライジングタイタンフォーム・ライジングペガサスフォームに続き、ライジング系としては三番目の登場となる。
こちらも、他のライジング系同様30秒という時間制限がある。
登場回数が大変少ないフォームとして有名で、メインで闘ったのは「解明」での対・未確認生命体第38号(海ヘビ種怪人ゴ・ベミウ・ギ)戦のみ、しかもその時間も短い。
それ以外では、EPISODE41「抑制」にて対・第44号(サメ種怪人ゴ・ジャーザ・ギ)戦で使用されたくらいだが、この時はライジングタイタンフォームへの繋ぎ的な役割でしかなかった。
海に関連するエピソードとよく関わっているが、対戦した怪人が二回とも女性だったというのも面白い。
未確認生命体第38号は、ショパン「革命」の音符に従い、音階と同じ頭文字のプールで音符の数だけ人間を襲い、被害者の胸に零下100〜150度の物体を当て瞬時に心臓麻痺を起こさせるというゲゲルを行っていた。
しかし、警察によりプールはすべて営業停止にされているため、「ミラージュホテル」内のプールで二人殺した38号が次に向かうのは、頭に「ソ」が付く海岸だと推測された。
外浦海岸に現れ、若者一人を殺害した38号は、逃げまどう者達を狙おうとするが、そこに五代と一条が駆けつける。
早速クウガ・ドラゴンフォームに変身して闘う五代だったが、38号は自分の足首に付けられたアンクレットを取り外し、それを基に新しい鞭を作り出し応戦してきた。
鞭が命中したドラゴンの左肩が、瞬時に凍り付く。
ついにはドラゴンロッドまで凍結破損し、反撃の術を失ったドラゴンだったが、海岸に流れ着いた流木を発見、これを基に新しいドラゴンロッドを生成しようとした。
その瞬間、全身に電流が迸り、ドラゴンはライジングドラゴンフォームに変身。
流木は、巨大な刃を先端に備えた新しいロッドに変化した。
腹部にライジングドラゴンロッドの攻撃を受けた38号は、そのまま海の彼方まで放り投げられ大爆発を起こした。
だがその様子は、ゲゲルの監視役である未確認生命体B9号(コンドル種怪人ラ・ドルド・グ)と、後に第39号と呼称されることになるカメ種怪人ゴ・ガメゴ・レ(の人間体)に全て見られていた……
前後比較。
肩の金ラインがいささか細すぎるような気もしますが、割と再現度は高いようです。
それにしても、黒い肩アーマーが青くなっただけでこんなに印象が変わるというのも、面白いものです。
シャレで流木付けて欲しかったな。
こちらも、手甲のタンポ印刷再現はバッチリ。
実に綺麗なものです。
ドラゴン同様、目の色も濃いめなので顔も引き締まって見えます。
ライジングペガサス同様、こちらも基本的には「ドラゴンフォーム」と変わらない造りです。
ドラゴンロッドは、今回完全な新規です。
若干短めな感じもしますが、実際にはドラゴンロッドよりもかなり長めに作られています。
このライジングドラゴンロッドですが、なぜか梱包時にはブリスターの中に収納されていません。
袋に詰められてブリスターの裏側にセロテープで付けられています。
ブリスター自体は使い回しではなく新規のようなのに(同数の手首構成で武器なしのブリスターというパターンは他に存在しない)、なぜこれだけ別梱包なんでしょう?
ライジングペガサスボウガンは、ちゃんとブリスターの中に入れられたのに。
どうも一部ではライジングドラゴンロッドが短すぎると考えてる人がいるようですが、それは誤解です。
ドラゴンロッドが縮んでいる状態で、ライジングパーツが付いているのが正しい形です。
装着変身版では、少しだけ伸びた状態でパーツが付いているのですが、実際はこのように柄の端とライジングパーツが重なっているのが正解です。
この辺は、EPISODE28の対ベミウ戦を見ればよくわかりますので、気になる人はDVDなどで確認してみるといいでしょう。
本商品のライジングドラゴンロッドは柄の部分が短く見えますが、実際にはドラゴンロッドと同じ長さです。
16.6センチだったドラゴンロッドの全長に対して、ライジングドラゴンロッドの長さは18.6センチと、2センチも長くなっています。
ライジングパーツの長さは、一番長い部分で約6.2センチです。
蛇足ですが、もしライジングドラゴンロッドが完全に伸びた状態でパーツを付けていた場合、全体の長さは約23.6センチ(クウガの身長の約1.6倍)にもなってしまい、とてもじゃないけどバランスが良いとは言えません。
長くなった分、ハッタリ効果も強まってポージングの幅も広がる……ような気がします。
ただライジングドラゴンって出番が少なかったのもあって、印象的な独特のポーズってほとんどないんですよね。
ベミウ仕留めた時の技はスプラッシュドラゴンと同じだし。
なので、劇中の動きとは関係ない好きなポージングを楽しむのがベストかと。
ドラゴンロッド比較。
縮んだ状態でライジングパーツが付いている設定のため、他の武器にない半円状のパーツ(ドラゴンロッド時の先端)が特徴的です。
この角度だと見えないけど(角度揃えると傾く…)、ライジングドラゴンロッドの柄の部分にも、ちゃんと金色ラインとリント文字の刻印があります。
ドラゴンフォームとの比較。
こちらも、足首が半光沢塗装になっています。
それ以外は、ベルトと金塗装を除けば特に変化はありません。
あえて挙げれば、ツノの色が暗めになっているので、いささか印象が変わっている気もします。
なんとなく、ドラゴンフォームと揃い踏み。
DCDクウガとオリジナルクウガの揃い踏み、と考えればこれはこれで味が出るかも?
その形状もあって、ライジングドラゴンロッドは槍のように持たせるのもいいかと思います。
決め技も先端で突き刺しだしね。
金色部分の干渉ですが、幸い今回は(ライジングペガサスも含め)特に問題はないようです。
どうしても気になるという人は、肩やベルト部分にトップコートしておくのもいいでしょう。
あと、今回もツノを曲げると表面にシワ入りますから注意が必要ですね。
というわけで、ライジングドラゴンでした。
――つーか、今回も書くことがほとんどない!
リペorリデコ商品の宿命みたいなもんでしょうか。
濃いめのメタリックブルーと明るい金色の組み合わせはなかなかカッコイイので、なんとなく手にとって色々ポーズをつけてみたい衝動に駆られます。
いい物なんだけど、特筆すべき物がないってだけで、決して問題のある構成ということではないです。
個人的には、ドラゴンフォームを持っている人でも是非手にとってみて欲しいと感じます。
【重要】フィギュアーツ・ライジングドラゴンに“も”異変?!
2011年6月現在、ライジングドラゴンの前腕部にも退色現象の発生が確認されています。
こちらについては、後日改めて情報をまとめますので、今しばらくお待ちください。
「ライジングドラゴンライジングペガサスセット」のボックスです。
いつものような魂ネイション限定品テイストな外箱で、この中に2つの商品がまとめられています。
外箱の中に、ライジングドラゴンとペガサスの個別ボックスがまとめられています。
こちらが、それぞれの個別パッケージ。
ライジングマイティと同じデザインで統一性があり、コレクターとしてはとても嬉しいものです。
【買ってみて一言】
ライジングセットですが、こちらは「魂ネイション2010」の限定品の中でもあまり好評とはいえなかったようで、かなり余裕をもって購入出来たようです。
筆者は初日夕方6時に会場に行きましたが、その時点で並び待ち一切なしで購入出来ました。
こちらと「S.I.C.ワイルドカリス(再販)」は、後日WEB受注が確定しているという事情もあるせいか、或いは他商品はWEB抽選販売になっていたせいか、ずいぶんと温度差が出た印象です。
WEB上でも、製品そのものについての話題はあまり見かけることがない雰囲気でした。
実質リペ商品に限りなく近いものですから、その反応も予想は出来た感がありますが。
そのせいもあってか、こちらは「アーツクウガのフルコンプを狙う人向け」という色合いが強いようです。