第141回 ■ バンダイ 手裏剣戦隊ニンニンジャー「シュリケン合体DXバイソンキング」01

2016年4月2日 更新

 

 今回は、今更なレビュー・シュリケン戦隊ニンニンジャーのロボ玩具第三弾「DXバイソンキング」です。
 諸事情あり、DXシュリケンジン他のレビュー準備に時間がかかり過ぎ、出し遅れも甚だしい状況となってしまいましたが、ひとまず今回で終了です。
 「DXライオンハオー」「DXゲキアツダイオー」は、収納スペースと撮影ブース的な問題で、見送りとなってしまいましたので、取り扱いなしです、ごめんなさい。
 というか、今回のレビューの撮影で、完全に撮影ブースのスペースが限界でした……

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■ 手裏剣戦隊ニンニンジャー シュリケン合体DXバイソンキング

 

 2015年4月25日発売。
 価格は、7,344円(税込)。
 ロデオマル、バイソンキングバギーのセット。
 バイソンライフル一点付属。
 オトモ忍シュリケン一種付属。
 ボタン電池LR44×2個使用(商品に組込済)。

 

 バイソンキング。
 「手裏剣戦隊ニンニンジャー」忍びの10「ヒーハー! 金色のスターニンジャー」より登場。
 キンジ・キタガワが変身するスターニンジャーのオトモ忍「ロデオマル」と、「バイソンキングバギー」が合体して誕生する巨大カラクリロボ。
 必殺技は「バイソン・荒くれバスター」。
 シュリケンジンと合体することで、「キングシュリケンジン」になる。
 また、「ライオンハオー」&「シュリケンジン」と合体することで「覇王シュリケンジン」に、「ライオンハオー」&「ゲキアツダイオー」と合体することで、「覇王ゲキアツダイオー」になる。

 ロデオマルとバイソンキングバギーは、伊賀崎好天の自叙伝を参考にキンジがインターネットで魂入れを発注し、カラクリ技師・雑賀鉄之助が作業を行った結果誕生したもの。

 

 さて、バイソンキングです。
 ロデオマルとバイソンキングバギーの合体とありますが、実際は限りなく単独変型に近いシチュエーションの玩具で、遡れば「グレートタイタン」や「ギャラクシーロボ」に端を発する流れの延長線上にある存在かもしれません(※個人研究の範疇)。
 しかして本編中唯一、全ての合体バリエーションに関わっているという重要ポジションでもあり、ニンニンジャーの世界では重要な存在感を誇っています。

 

 ロデオマルと、バイソンキングバギーの比較。
 ロデオマルは、全高約12.3センチ。
 バイソンキングバギーは、全長最大約27.5センチ(前輪〜後輪)、最大幅約23センチ(前輪左右間)。
 ロデオマル基準で見ると、バギーの大きさがちょっとした脅威。

 

 それではまず、ロデオマルから。
 これまでのニンニンジャー関連玩具のレビューで、散々取り上げてますが、改めて。

 

 前後比較。
 腕がかなり特殊な形状ですが、これは合体に特化した結果です。
 この状態からの変更は、残念ながら出来ません。

 

 頭部アップ。
 良く見ると、スターニンジャーのマスク同様、星マークがモチーフになっているのがわかると思います。

 

 変型の都合上、首は上方向にかなり動き、最大でここまで可動させられます。
 ただし、横方向には全く動かせません。

 

 全体の可動範囲は、こんなところです。
 両肩は前後回転可能なものの、下回りで後方に回すことは全く不可能。
 画像の左腕は、上方向からの回転です。

 

 シノビマルとの比較。
 全体の大きさは、おおよそ同じくらいです。
 なんかオトモ忍シリーズでの比較で散々引っ張り出したんで、今更必要ないような気もしますが。

 

 バイソンキングバギー。
 バイソンキングのボディほぼ全てを構成するため、先の通りかなり大型になっています。
 茶色のボディと、赤いタイヤが良い塩梅。

 

 別角度。
 コロ走行可能ですが、タイヤは全体が回るわけではなく、外側寄りの一部のみが回転し、それ以外は固定となります。

 

 バイソンキングの武器「バイソンライフル」は、この形態時は左脇から飛び出るマフラーとなっています。
 横出しマフラー大好きです。

 

 前後比較。
 前輪の横幅に対して、後輪の幅が狭いのが特徴。
 最後部には、オトモ忍シュリケンを接続しています。

 

 サイドビュー。
 ボディの隙間のせいか、前輪ホイール部分があまりタイヤっぽさを感じさせないせいか、この角度だと車両メカっぽさが幾分薄まる気もします。

 

 ロデオマルを搭乗させる際は、このようなポーズを取らせる必要があります。
 こうしてみると、かなり可動箇所と範囲が大きいようにも見えますが、実際は先の通りです。

 

 この姿勢で、上から被せるようにロデオマルを搭乗させます。
 手は、ちゃんとバーを握るような形になります。
 肩の底面にジョイントがあり、これでバイソンキングバギーに接続するので、しっかり安定します。

 

 シュリケンジンは、1/12可動フィギュアを搭乗させることが可能でしたが、今回はバイソンキングバギーに乗せるくらいなら対応可能でした。
 勿論、それなりの可動範囲は必要ですが。

 

 シノビマルは、とりあえず乗っけられるってだけでした。

 

 続いては、バイソンキングへの変型です。
 変型といっても、差換え変型なので、特段凝ったギミックのようなものは殆どありません。

 

 まず、オトモ忍シュリケンとマフラーを外します。

 

 続けて、ロデオマルが乗っているコクピットブロックを、丸ごと本体から取り外します。
 画像ではロデオマルを取り外していますが、実際は乗せたままでも問題ありません。

 

 後輪の内側のロックを、左右共に解除。
 画像上の状態から、下のようにします。

 

 後輪を90度内側に倒し、先ほど外したロックパーツを一杯まで展開します。
 これで、足首とつま先が構成されます。
 この時、バイソンキングの脚になる部分をちょっと開いてやる必要があります。
 さもないと、左右の足首が干渉してしまうので。

 

 本体を立て、前輪から伸びている腕を真っ直ぐに整えます。

 

 先ほど外したコクピットブロックを、本体上部に接続します。

 

 牛の頭を下げ、腹部に沿うような位置にします。

 

 ロデオマルを搭乗させます。
 勿論、最初から搭乗させ続けていた場合は、ここで特に何かをする必要はありません。

 

 オトモ忍シュリケン。
 この状態で上部のボタンを押すと、

1.効果音+「オトモ忍シュリケン!」(共通音声)
2.エレキギター+「THE COME ON!」+軽快なリズムと三味線のBGM
3.効果音+BGM+「WHO ARE YOU?」「Oh,WAOO!!」+「ロデオマル!」+BGM

…という音声が鳴ります。

今までのオトモ忍シュリケンとかなり異なる音声が収録されていて、BGMも長めのものが多く、特に「2」の三味線BGMはかなり長い間ループします。
 これは、「忍者スターバーガー(変身アイテム)」との関連でロデオマル召還待機音として利用するための物のようです。

 

 オトモ忍シュリケンを、接続。
 合体させると、BGM+「ヒーハー!」「バイソン!」という音声が2ループ、その後「バイソンキング!」+エンジンを吹かす音が鳴ります。
 当然、シュリケンジンに合体させても同じ音が出ます。
 
 合体後にボタンを押すと、合体時音声の後半と同じ「バイソンキング!」+エンジン音が鳴ります。

 

 最初に外したマフラーを持たせて、「バイソンライフル」とします。

 

 変型完了・バイソンキング!
 全高約27センチ。
 両肩の大きなタイヤから下がるフリンジ状パーツと、テンガロンハット風の頭部が、いかにもガンマンといった出で立ちで格好良いです。

 

 前後比較。
 上半身がかなりごつい印象ですが、実際はボディそのものは意外に細め。
 胴体前後に付属するパーツのせいで、着膨れしてる感じですね。

 

 サイドビュー。
 これが、バイソンキング最大の特徴にして、難点。
 本来なら、こういう処置を指して難点と断じるのはどうかと思うのですが、さすがにこれは思い切りが良すぎたと云えるでしょう。
 コクピットブロックは結構固定が甘めなため、飛び出した部分が手に当たるとすぐ外れてしまいがちです。
 何より、奥行きが増加してしまっているため、置き場所に気を遣うという問題も。
 しかし、これを何とかするとなると、もはやデザインから変更加えないと厳しいものがある気もします。

 

 一応、ロデオマルの脚とステップ部分は折り畳みが可能ではあります。
 どうしても我慢ならんという人は、これで対応するしかないでしょうね。

 

 忍びの24「夏だ! 西洋妖怪ぞくぞく来日!」に登場した、バイソンキングとドラゴマルの緊急措置的合体「バイソンキングドラゴ」も再現可能。
 左腕がキングシュリケンジン状態となるため、ボリューム的にかなりアンバランスになるのですが、「バイソンドラゴソード」を右手に持たせることで違和感を軽減出来ます。
 こういう、劇中の突発的シチュエーションが玩具でも再現可能って、いいものですよね。

 

 「DXバイソンキング」自体のレビューは、一旦ここまでとします。

 次ページでは、「キングシュリケンジン」への合体について触れて参ります。

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