第49回 ■ バンダイ WFCダブルフォームチェンジシリーズ「仮面ライダーアクセル」

2010年2月15日 更新

 今回はWFCシリーズのレビュー2回目です。
 「仮面ライダーW」に登場する二人目のライダー「仮面ライダーアクセル」。
 半分ずつフォームチェンジするWに対して、自力で変形するという驚きのギミック搭載のとんでもないライダーです。
 その外観や色から、シャア○クだとか三倍速だとかバイクマンだとか、登場前は色々言われていましたが、はてさて。

 あ、すみませんがWFC04「Wファングジョーカー」は諸事情でスルーしたのでレビューなしですごめんなさいです。

●WFC05「仮面ライダーアクセル」

 2010年2月13日発売。
 同時発売物はシリーズ中にはないが、「リボル換装アクセルガンナー」が同じ日に発売。
 全高約14センチ(ツノ含まず)、付属品はエンジンブレードとアクセルドライバー(後述)。
 価格は税込2,940円。

 第18話から登場した風都警察署超常犯罪捜査課長(警視)照井竜が、謎の女性シュラウドによって渡された「アクセルメモリ」と「アクセルドライバー」を使用して変身した姿。
 ギジメモリ「エンジンメモリ」を併用し、これを組み込む事でパワーアップする剣「エンジンブレード」を武器とする。
 必殺技(メモリブレイク)は、炎熱を吹き出しながら放つ空中後ろ回し蹴り「アクセルグランツァー」。
 その他、エンジンブレードを使用したメモリブレイクも使用する。
 アクセルメモリの力を使用し、自らの身体をバイク型に変形させ、高速走行を行う事も可能(バイクフォーム)。
 更に「アクセルガンナー」というロボットから戦車に変形するメカをバイクフォーム時の後部に接続合体させ、大幅な火力強化を図る事も出来る。
 決め台詞は「さぁ、振り切るぜ!」と「絶望がお前のゴールだ」。
 

 平成シリーズになって初の、おもっくそ玩具玩具したデザインの仮面ライダーアクセル。
 なんだか戦隊シリーズ向けといった印象すらあります。
 いや面白いからいいんですけどね。

 Wの“まっぷたつ”フォームチェンジに対してバイクフォームへの変形ギミックを搭載しているのが、本商品最大の売りになっています。
 そういう玩具の場合、プロポーションが崩れるのが定番といわれていますが、今回はかなり良好でいいバランスです。

 前面・背面。
 Wもそうでしたが、結構プロポーションは良好です。
 変形の都合上、背中に吊したタイヤが異常にデカいですがこの辺はご愛嬌?

 横から見るとこんな感じです。
 オリジナルには存在しない尻尾が付属して、タイヤを支えています。
 やや前のめりになっているのは、こうしないと後ろに倒れてしまうため。
 やはりというか、重心はやや後ろ寄りなんです。

 背面のタイヤと、両すね部分のタイヤを取り外した状態。
 ここまでスッキリします。
 タイヤ類パーツが気になって仕方ないという人は、この状態にしてもいいかもしれません。
 幸い、各パーツは取り外しも取り付けも容易だし。

 いや、やっぱりちょっと寂しすぎるかな。

 脚の可動はだいたいこんな感じです。
 股関節は前方向に約90度くらい曲がりますが、後方ほとんど曲がりません。
 これは脚を垂直に伸ばした状態の話で、外側に逃がせばだいたい45度くらいまでは曲がります。
 ただしその際は、かなりとんでもない大股開きになってしまいます。

 上の写真は、両足を普通に揃えた場合の股関節を真横から見た状態。
 股関節付け根尻側のカーブラインが特殊な形状な上、脚付け根のボールジョイントの位置がやや後方にずれている(胴体の合わせ目から約4ミリくらい後方)せいか、干渉されてやや前屈み気味になってしまいます。

 このように、脚と胴体を垂直に揃えると……

 両足が自然にこうなってしまいます。
 逆に言うと、脚と胴体を垂直にすると、これ以上脚を閉じることが出来ません。
 でも、両足首のボールジョイントがかなり自由に動くので、立たせるのに全く支障がありません。
 関節強度もなかなかなので、身体が重めな割にへたったりしません。
 写真が少し左に斜めってるのは、単に筆者の立たせ方が悪かったせいで、絶対こうなるというわけではないです。

 こんな特殊な脚部構造ではありますが、可動箇所と範囲が広いため、メモリブレイク技「アクセルグランツァー」もそれっぽい範囲で再現可能です。
 でも残念ながら、胴体回転はナシ&首の横可動に限界があるため、上の写真が精一杯。

 シッポUP。
 劇中ではこんなものまったく存在せず、変形時に突然発生する「器官」です。
 シッポはまだ良いのですが、太股裏側の黒い突起が可動時に干渉したりしなかったり。

 腕や肩の可動は、結構自由度が高いです。
 背中の邪魔物は見た目の印象に反してあまり干渉しません。
 ただし、肘は二重関節ではなく、90度弱程度しか曲がりませんので……

 アクセルドライバーのハンドルグリップを掴むのは、どう頑張っても無理! です。
 あと、アクセルドライバー左側グリップのクラッチも省略されています。

 顔アップ。
 当然というかゴーグル下のモノアイ? は再現されていません。
 SHFではちゃんと再現されるか?!(つか魂フィーチャーで確認出来なかった…)
 造型は結構いい感じで違和感はほとんどなさげです。

 正面から。
 この写真だとなんとなくクリアパーツっぽくも見えるかもですが、実際はただのPVCです。

 残念ながら、首の横方向可動幅はこの写真が限界。
 一つ前の写真の状態から首だけ動かした状態なので、比較すればどれくらい動くのかお分かりかと思います。
 Wよりは、少し動くって程度かな。

 しかし上方向になると話は別で、こんなところまで動きます。
 変形の都合なんで、当然といえば当然なんですけどね。

 WFCシリーズ「仮面ライダーW」との比較。
 アクセルの方が若干背が低いですがそんなに大きな差はないので、必然的にフィギュアーツとも並び立てます。
 現時点では明確な商品化アナウンスはありませんが、アクセルのフィギュアーツもイベントで展示されていたので、後々本商品と比較すると面白そうです。

 エンジンブレードが付属。
 PVC製で無変形なので、エンジンメモリの挿入ギミックなどは期待するべくもありません(当然変形中の別形状バージョンなどもなし)。
 塗装はかなり簡略化されていますが、表面のモールドはかなり気合い入れて造型されていて質感は見事です。
 収納及び携帯は不可能なので、手に持たせる以外では余剰になります。

 さて「仮面ライダーW」は、その手の形状のせいでイマイチ武器がしっかり持てなかったのですが、今回はどうでしょう?
 結論から先に述べると、保持力はかなり改善されています。

 画像はW(ジョーカー)との手の大きさ比較。
 見ての通り、同じシリーズとは思えないくらい小型化しています。
 指一本分以上も幅が違うとは……。
 しかも、手の形状はよりリアルになっています。
 説明書によると、これは「仮面ライダーディケイド」のFFRシリーズと同じサイズだそうです。
 関連プレイバリュー拡張を呼びかけているつもりなのか! それともそんなにFFRは売れのry

 「仮面ライダーWルナトリガー」付属のトリガーマグナムを持たせてみましたが、Wよりも遙かに保持力がしっかりしています。
 実際はこれでもまだ手の中でグリップが回転してしまうことがあるのですが、Wみたいに細心の注意を払う必要はなく、複雑な調整はほとんど不要です。
 最初からこの手首を使えば良かったのに、とすら思わされてしまうほど。

 当然、エンジンブレードもしっかり持てます。
 残念ながらトリガー部分に指はかけられませんが。
 あと写真を撮り忘れてしまいましたが、なんと両手で剣を構えて振り下ろす動作も難なくこなせます。
 もっともその場合、エンジンブレードのグリップが短すぎて両手で握り切れないんだけど。

 で、これをWに持たせたらどうなるかというと……あら不思議、予想外にしっかり安定してしまいました。
 ルナトリガーは、手の形状と銃のグリップ形状の問題ダブルパンチでああなってしまったのかなぁ。

 さて、次はいよいよ変形です!
 自力FFRとまで呼ばれるアクセルの奇っ怪変形「バイクフォーム」のプロセスを見てみましょう。
 尚、以下のプロセスは説明書の記述順と異なりますのであらかじめご理解を。

 まずは、ベルトにくっついているのとは別の大型アクセルドライバーを用意します。
 この大型アクセルドライバーは、バイクフォーム時のみ必要でライダー時は完全な余剰です。
 元々ベルトに着いているドライバーは、取り外し不可。
 アクセルメモリは塗り分けなしで、バックル部全体が銀色で一括塗装されています。
 しかもアクセルメモリ(に相当する部位)は、やたらごん太な立方柱になっていて奥様もうっとり。
 

 最初に、首を上方向一杯まで曲げます。
 こうしておかないと、前輪パーツが干渉してしまうため、絶対先にやらなくちゃなりません。

 背面のタイヤを、前方に回転させます。

 タイヤを矢印の向きに90度回転させます。
 この状態でちょっと待機。

 大きなアクセルドライバーは前後逆にして、メーター部が腹部側を向くようにします。

 背中から回り込んだ前輪パーツの下側に、アクセルドライバー裏側のジョイントを接続させます。
 握ったまま合体させるも良し、先にパーツだけ接続させてから後で握らせても良し。
 ああ、メーターのモールドがないのが寂しい。

 前輪シャフトから伸びているアームの先端を、両前腕部にあるジョイントに接続します。
 前腕パーツは軟質樹脂製なので、多少位置ずれがあっても微調整可能です。
 その上でアクセルドライバーのグリップを握らせれば、前輪部はガッチリ固定されます。

 次は後輪の変形。
 両足のスネ部分だけを回転させ、タイヤパーツが両脚の内側に来るように整えます。
 ただし、つま先は元のままの向きで。
 ふくらはぎにあったマフラー状パーツが、足の甲とくっつきます(別に付けなくてもいいけどその方が一体感が出るかも)。

 左スネ部分が変形を終えた状態。
 ヒザ下にあった黒い突起が、真後ろを向く形になります。

 両足の黒い突起に付いている凸ジョイントを、太股裏の穴に差し込みます。
 矢印の位置ですね。
 これで、曲げた膝が完全にロックされます。

 左右の後輪を接続して、半円から真円にします。
 タイヤ断面部に突起と受けジョイントがあるので、これをうまくハメ合わせます。

 後輪部完成。
 続けて、シッポ部分を回転させます。

 こんな風に。
 シッポがバイクのリアシート状パーツになります。
 劇中のものはここに赤い横ラインが入っているのですが、本商品ではオミットされています。

 最後に、胸部〜腹部を引き出し、エンジン状のブロックを露出させます。
 カチッと音が鳴りロックされるまで引き出します。

 こんな感じになります。
 内臓でろん。

 以上で、「バイクフォーム」への変形完了!

 バイクフォーム前部と後部。
 正面からだとバイクの真似をした人間って感じですが、後ろから見るとほぼ完全にバイク。
 足がマフラーになりきってるのが楽しいですね。
 個人的には、もうちょっとだけタイヤに厚みが欲しかった気がしますが、そうするとライダーモードの時に何か支障が出るかな?

 サイドビュー。
 やたら車高の低いチョッパーバイクみたいな印象。
 そう考えてみると、もちっとド派手なハンドルが欲しかったような気も?
 ちなみにフットステップに相当する部分はありません。
 一見フットステップっぽくも見える脇腹から生えた黒いシャフトは、本来そこにない筈のアクセルドライバーのグリップだったりします。

 斜め前から。
 ご覧の通り、スタンド等はなく両膝を支えにして自立しています。
 一応前輪・後輪は回転するのですが、軽やかに回転する前輪に対して後輪はかなり固く、しかも足の曲げ方が不充分だと接地面が浮いてしまいがちになるので、コロ走行は難しそうです。

 斜め後ろから。
 言ってる傍から後輪を浮かせてしまいましたが、撮り直し面倒なんでこの写真は失敗例ってことでひとつよろしく。
 実際は後輪もきっちり接地しますが、太股付け根を前方(下方?)に限界まで曲げておかないとこうなっちゃいます。
 後輪周辺はこのような構造なので、アクセルガンナーのようなものを合体させるのは不可能です。

 初見でギョッとするけど、見慣れると奇異に思えて、馴染んでくるとやっぱり奇怪な独特のフォルム。
 それにしても、よくまあこんな珍奇なアイデア思いついたものです。
 ああ勿論褒め言葉ですよ、当然じゃないっスか。

 この角度で見ると、ものすごい格好してるんだなというのが本当によくわかります。
 両腕と両足はいずれもガッチリ固定されているため、一度このスタイルになるとよほどのことがない限り姿勢が崩れたりすることはありません。
 特に前輪部などは、最初からこういう造型で作られたのではとすら思えるくらいしっかり安定しています。
 これはなかなかにお見事な処理です。
 それにしても、人が変形した物にしてはなかなかにいいバイクなりきりだと思います。
 CGではなく、是非とも実車を作って撮影して欲しかったものです(無理)。

 割といい感じにバイクになり切っているアクセルな人ですが、こうしてWと並べてみると途端にスケールダウンしたような印象にとらわれます。
 というか、元々身長が同じくらいなんだからこうなるのは当然なんですよね。

 むしろ問題なのは、この組み合わせで「果たしてまともに搭乗させられるのか?!」というポイントです。
 結果は見え見えなんですが……

 搭乗させてみました。
 やっぱり、無理ありまくり!
 かろうじてまたがっている程度で、ハンドルすらまともに握れなかったり。

 横から見ると更に悲しいことに。
 んで、なんでわざわざあからさまにサイズが合わない者同士を組み合わせているのかというと、本商品のパッケージ裏に「別売りのWフォームチェンジシリーズが搭乗可能!!(原文ママ)」というコピーがあるのです。
 そこでは、アクセル・バイクフォームにまたがる(※乗っている、とはお世辞にも言えない)サイクロンジョーカーの写真が。
 そういうプレイバリューを示している割に現物がこんな有様では、ちょっとどうかと僕は思うのよ。

 まあ、商品自体の難点というよりは、パッケージのふれこみの難点なんですがね。

 代わりにもっと馴染む物はないかと、たまたま手近にあった「装着変身・仮面ライダーライア」を搭乗させてみました。
 サイズはWFCより小さいし、関節可動幅もWFCより大きい筈なので、もう少しまともなライディングポジションになるかと思ったんですが……あわわわ。

 フィギュアーツ「仮面ライダーディケイド・コンプリートフォーム」を乗せてもう少し頑張ってみましたがこの程度。
 なんだかとても楽しそうな光景になってますけど、やっぱりおかしいですよね。
 身長がほぼ同じ物同士にしては、よくやった?! 方かとは思いますが。

 他に上手く搭乗させられそうなものがないか探してみたところ、食玩の「仮面ライダーW・リボルチェンジダブルマシンシリーズ」に付属するフィギュアが、思いの外ベストマッチでした。
 こいつは関節がそこそこ可動する上に、なんとWFC同様フォームチェンジも再現可能というなかなかの優れ物で、なんとしてもまともな姿勢でアクセル・バイクフォームにWを乗せたいというワガママを果たすには最高です。
 しかもバイク付きで一個400円とリーズナブルです。
 最近とんと見かけなくなったけど。

 一応、本来搭乗させるべきマシンハードボイルダー(スタートダッシュモード)に乗せて比較を。
 こうして見ると、なかなかいいバランスに落ち着いてる感があります。
 うん、実際は何かおかしいんだけど、細かい事はいいんだよ的なノリで。

 WFCシリーズのWと、「リボルチェンジダブルマシンシリーズ」のWの大きさを比較。
 大人と子供というレベルですらないような。
 ……まあ、これくらいの差がないと実際乗せるのは厳しいですものね。
 バイクって意外にデッカイんだなぁと実感させられる瞬間。

 他にも、「S.I.C.極魂・仮面ライダーファイズ(写真はアクセルフォーム)」も、割といいバランスで搭乗させられそうです。
 ところが非常に残念なことに、付属の手首だとハンドルの口径とサイズが合わず、握らせることが出来ません!
 ああ、惜しいすごく惜しいなぁ。

 マフラー(足)の穴ですが、開いているわけではなくつや消しブラックで塗装されているだけです。
 それでも割といい雰囲気出てますけど。

 バイクフォームから戻す場合、後輪の分割がちょっとクセモノなので注意したいところです。
 結構固く結合しているため、材質の弾性に頼ってパキッと割るように分割させるのがポピュラーっぽいですが、ヘタすると中のピンを折ってしまいそうでとても怖いです。
 一応、ピンの受け側にはポリキャップのような物が仕込まれていて、横方向からの力にもある程度対応出来るように弾力を持たせているようですが、とにかく注意しながら外すに越したことはないかもです。
 筆者はさすがにまだ壊してはいませんけど、たまに後輪が片方ふっ飛んでいきます(すぐ元に戻せるので支障はないです)。

 パッケージには他にも「別売りのファイナルフォームライドシリーズと一緒に遊ぼう!!(原文ママ)」とあるので、早速試してみました。
 まずはキバアロー
 グリップ保持はしっかりいけますが、やはりというか双方立たせるにはいささかバランス調整が難儀。

 続けてファイズブラスター
 本来ならばケースが変形したスタンド(玩具オリジナル)を使用して銃身(ファイズの足から先)を安定させるんですが、そうすると位置が低くなり過ぎて、しかもアクセルまで立てなくなってしまうため、やむなくこんな感じで。
 科学忍法「魂STAGEで支えてるのが見えないようにズルしてるの術」使用中。

【買ってみて一言】

 「ダブルフォーム」というシリーズのお題を、Wとは全く違う形で果たしているアクセルは、本当に弄り甲斐のある良い玩具です。
 Wのパキパキフォームチェンジも楽しかったのですが、こちらはそれとは別の楽しみがあり、しかもWと異なり単独で満足出来る点が素晴らしいです。
 また変形行程も、FFRシリーズより凝ったものになっている点は見逃せません。
 しかも、手軽に変形させられるというのも嬉しい点です。
 もっとも前提として、「仮面ライダーがバイクに変形する」というトンデモシチュを受け容れておく必要がありますけど。

 フィギュアーツほどではないにせよ、それなりに可動箇所も多く良く動くというのもポイント高いですね。
 あえて難点を挙げるとすれば、脚部付け根に独特のクセがある事と、ボディのほとんどが成形色まんまなんで多少安っぽく見えてしまうことがあるという程度でしょうか。
 ただ成形色については同シリーズのWも同様ですし、逆に全体塗装されていたら剥げが怖くて変形が存分に楽しめないかもしれませんからね(特に前腕や太股裏の辺りとか)。
 個人的には、少しだけラメが入っている赤なので特に安っぽさは感じていませんけど。

 先でも触れましたが、「魂フィーチャーズ」で展示されていたフィギュアーツ版が発売されたとしたら、そちらは可動・ポージングを楽しむものとして割り切り、こちらは変形ギミックを堪能する事に特化させれば、両方購入してもデメリットはないんじゃないかな、と筆者は考えます。
 店頭でパッケージを見ると妙に安っぽく感じられてしまう本商品ですが、実際に手に取るとそうでもないという事がわかります。
 アクセル好きの人には、所詮対象年齢3歳以上の商品だからと偏見を持つことなく、機会があれば是非弄ってもらいたいですね。

「通りすがりのくすぐり屋が起きあがり、何かやりたそうにこちらを見ている」

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