第174回 ■ BANDAINAMCO METALBUILD「ゴッドガンダム&ゴッドガンダム弐(セカンド)」02
2026年2月19日 更新
■コアランダー:

さて、次にコアランダーです。
全長約11.8センチ、最大幅約18.4センチ、全長約37グラム。
本編で殆ど出なかった、ゴッドガンダムのコアシステムです。

Gガンダム本編では、コアランダーは登場ガンダム全てに採用されているシステムではないらしく、着いている機体・着いてない機体が存在しています。
主役格のシャイニング・マックスター・ドラゴン・ローズ・ボルトはいずれもコアランダーが採用され、個別活動する場面があるものもありましたが、ゴッドガンダムのコアランダーは登場回数が極端に少なく、29話での登場が唯一となります。

コアランダーシステムについては、Gガンダム以前にも「機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91 in U.C.0123」で同様のシステムが採用されていまして、こちらのアレンジ&簡略化が図られたものと推測出来ます。
本体の殆どがバックパックで構成されていて、コクピット部分のみがガンダム本体内に挿入されるスタイルです。
ただし、合体後にコクピットがどういうプロセスであのようになるのかは具体的な描写が皆無で、その為本作最大の? 謎となっています。

さて本商品のコアランダーですが、オールプラ製でダイキャストは未使用です。
基本的なギミックは翼の可変とコクピットの角度変更くらいのもので、特段目立った特徴はありません。

コアランダー・トップビュー。
非常に大きな主翼が特徴です。

ボトムビュー。
本体中央下部のスラスター(仮称)は、変型の都合で可動します(後述)。
残念ながら、ランディングギアのようなものはなし。
……元からなかったような気もするけど。



フロントビュ―、リアビュー、サイドビュー。
う、薄い……

キャノピー部分はクリアグリーンなんですが、その上からクリアブルー(パープル?)が吹かれていて、見る角度に応じて色が変化するようになっています。
なお、一見キャノピーが開きそうに思えますが、残念ながら展開は不可能です。

ブースター部分アップ。
判り難いですが、ブースター内側は金色に塗装されています。
またブースター自体は左右個別で上下に可動出来ます。
ゴッドガンダム時にポージングに合わせて表情付けする事が可能です。


ゴッドガンダム本体との合体プロセス。
機首を90度折り畳みます。
こうすると、自動的に機首が若干ボディ内にめり込むようにスライドインします。

コアランダーがない状態のゴッドガンダム(の背中)。
この穴に、コアランダーのコクピットを差し込んで固定します。
尚、その下にある縦長の穴は、この合体には関係ないので今回は無視してください。

接続した状態。
固定力はかなりのもので、これはゴッドガンダム内部にある二つの突起が、コアランダーの機首を左右から挟み込む形でロックするようです。
機首側面にあるへこみがそのジョイントのようです。

ブースター下の薄いパーツ(先でスラスターと表記した部分)を引き上げて完了。
ここでブースター自体を可動させて、表情付けするのもありだと思います。

以上、コアランダーでした。
だが、コアランダーの紹介はあとちょっとだけ続くんじゃ。
■新型コアランダー:

コアランダーを、新型コアランダーに変化させます。
まず、両翼を根本から取り外します。

そして新型用の新しい主翼に付け替えます。
元々ごつかったコアランダーが、更にごっつくなりました。

新型コアランダー・トップビュー。
なんとなく、生物的な翼っぽいデザインになりました。

ボトムビュー。
全長約15.4センチ、最大幅約14.5センチ、全長約55グラム。
全長と重量が大幅に増加してますね。
重さはだいたい、真骨彫製法と同じくらいです。



フロントビュ―、リアビュー、サイドビュー。
赤色は元からあった配色ですけど、比率が高まったせいで印象がかなり様変わりしています。

始めて試作品の画像を見た時は、正直どうかと思ったもんですが、実物を手にしたらこれはこれでなかなか良いなぁと印象が変わりました。
ちょっと装飾過多なコアランダーという感じで、ありかなと。
ただこの価格帯なんだから、もう一機丸々別なコアランダー付けても良かったんじゃね? と思わなくも……

以上、新型コアランダーでした。
それで、これが本体と合体することで「ゴッドガンダム弐(セカンド)」となるわけですが、ここからいきなりプレイバリューが爆発します。
この先、なんか殆どポージング集のような気もしますが、とりあえず行ってみましょう。
■ゴッドガンダム弐(セカンド):

というわけで、新型コアランダーを合体させてゴッドガンダム弐の完成です。
全高(頭頂部まで)約18.4センチ/(翼展開時)約25.5センチ、最大幅(通常時)約14.5センチ/(翼展開時)約26.7センチ、重量約345グラム。

先の通り「機動武闘伝Gガンダム外伝 The East is Burning Red」に登場するゴッドガンダムのマイナーパワーアップ機体。
背面の翼に三対三種の手持ち武器が仕込まれており、一部は組み合わせにより更に三種の武器へ変化する。
流派東方不敗は基本的に武器を使わない事が心情ではあるが、絶対ではないようで使えば使いこなせるようで、ドモン自身もあらゆる武器の使い方をマスターしている(という描写が外伝で出て来る)。
その流れでゴッドガンダム弐も(ゴッドスラッシュ以外の)手持ち武器を使うことが可能となるが、作中では手で持って闘うことはなく遠隔操作で使用するとのこと。
そのため、各武器を手に持たせてポーズを取らせることはMETALBUILDが初(というか現状唯一)で、結果的にその事が全てオリジナルのプレイバリューとなる。

ゴッドガンダム弐・フロントビュー。
やはりどうしても、通常とほぼ変わりないシルエットとなってしまいますが、背面の翼の大きさと形状が大きく変化しているので、良く見ると意外に違って見えることも?

サイドビュー。

バックビュー。
こちらは真っ赤な翼でかなり印象が違ってきます。
まるでマントのようにも見えるのがカッコいいですね。


正直、外伝の方は諸事情あって全編追えてないのですが、弐のスーパーモードがある前提でセット。
翼は、通常版と同様の展開をします。

続いてゴッドガンダム弐のメインギミックとも云える武装についてです。
このように、翼の各部位が分離する構造になっておりまして、それぞれが変型または組み換えで個別の武器となります。



偃月刀(えんげつとう)。
翼上段のパーツを取り外し、変型させて使用。
長さ約18.5センチ。
エフェクトパーツ付きで約22センチ。
折り畳み状態では約11.8センチ。
エフェクトパーツはゴッドスラッシュ同様、クリアピンク成形にシルバーのグラデ塗装。

オフィシャルのポージングを真似て。
これ、刀と付くけど実質的には「槍」ですよね。

偃月刀はグリップ部分の太さが均一でなく、また武器持ち手の指の隙間が大き過ぎる為、持てる部分がかなり限定されます。
また歪みのある形状も手伝って、持たせ方によっては「清掃用具」に見えてしまったり……?

これに限った訳じゃないですが、ネオジャパン代表MFなのに装備がチャイナ風味というこのいい感じの違和感。
流派東方不敗たるや、という感じで素敵です。

エフェクトパーツも二つ付属するので、このように両手持ちさせることも可能です。
ただ長柄物なので、某トリニティフォームにも通じる無茶さ加減が……

棍。
長さは約21センチ。
翼中段のパーツを四本取り外し、組み合わせることで完成。
ちなみに各節は約5.5センチ(ジョイント部含む)。

各節の形状の都合、接続させても綺麗な一直線にならないところが微妙にモヤります。

この翼中段の武器は、更に二種類の武器に変更出来ます。

双節棍。
いわゆる「ヌンチャク」です。
翼中段のパーツを二本取り外し、連接ワイヤーパーツを合間に繋ぐことで完成。
長さは約14.5センチ。

この装備から「連結ワイヤー」という新しい部品を使用します。
これは黒い部分がベンダブル式になっていて、中に針金が入っています。
一応自由に曲げることが出来るのですが、例によってやり過ぎると中で折れてしまう事があります。
(その旨、取扱説明書にも注意書きがあります)

連接ワイヤーは二つあるので、双節棍の両手持ちが可能です。

ワイヤー内部の針金はかなり太いもののようで、ちょこっとポージング取らせるくらいなら大丈夫だとは思いますが、金属疲労は本当に怖いので、いつ折れるかわからないものを恐々弄るのは勘弁して欲しいものです。
あと、たまに黒いワイヤー部分と赤いジョイント部分が外れますので注意。

三節棍。
長さは約38.8センチ。
翼中段のパーツを計六本取り外し、連接ワイヤーパーツを二つ合間に繋ぐことで完成。

こちらもオフィシャルの物真似。
これは製品上の問題じゃないんですけど、思った以上にポージングやりにくい武器で戸惑いました。

三節痕のカッコイイポージング、画像検索で全然引っ掛からなかった……なので「こんなもん」で。
逆に言うと、研究のしがいがある装備なのかも?

余ったパーツも無理矢理全部付けると、全長は約49.2センチに及びます。

ちなみに先端の金色部分、当初は“ランナー塗装した後に切り離したような痕跡”があって見栄えが悪いなぁと思ってたんですが、この撮影でアップにしてみて、初めてこういう塗装だったと気付いたというていたらく。
ああ老眼恐ろしや。


釵(サイ)。
翼下段のパーツを取り外し、変型させて使用。
長さ約9センチ、最大幅約2.4センチ。


先の通り、こちらはゴッドスラッシュと同じ武器持ち手を使用します。
釵っぽい構えって難しいのお。


適当な構えなど。
それにしても、本当に可動範囲が広いからポージングが色々様になるのは良いなぁ……。
■ディスプレイ(専用台座):

最後に、ディスプレイ台です。
重いMETALBUILDを飾るには不可避な存在です。

サイズは横約15センチ、奥行約18センチ。
高さは支柱の設定によって変わりますが、画像の一番低い状態で約12.7センチ、最も高い状態に伸ばして約17.7センチ。
全てのオプションを搭載した状態での全重は、約106グラム。

支柱は可動及び伸縮式で、二か所のストッパー(丸印)でロックをかけます。
黒いダイキャスト製のボタンで支柱の角度、白いバーで支柱の長さ(高さ)を調整します。
構造は、ガンプラ用スタンドやAGPシリーズ付属の台座などでもあった、あの形式の応用です。

ゴッドガンダムを飾ると、こんな感じになります。

ただし、素立ちの状態だと根本の短い支柱が浮いてる状態になってしまいます。

その場合は、支柱を回転させることでロックが解除され、若干引き伸ばすことが可能です。
これで短い支柱の上端が大きい支柱の溝に嵌り、固定されるという方式です。

より高い角度で支柱を立たせたい場合は、手前の短い支柱を取り外し、根本に別な固定用パーツを設置します。

これにより、ゴッドガンダムを浮いた状態でディスプレイすることが可能になります。
……が、後述するジョイント部の問題もあって、個人的にはこの状態ではあまり長時間飾ることはオススメしたくないですね。

さてこのディスプレイ台座ですが、実は右肩問題とは別な問題を引き起こしました。
画像矢印のちょっと出っ張った突起部分が、ゴッドガンダムのボディに差し込まれて固定するわけですが、これを取り外す際に破損させてしまうという事故が多発しました。
そもそも一番負荷がかかる部分がプラ製というのも疑問なんですけど、ここは結構高い保持力を誇る為、取り外す際にどうしても本体を揺さぶるようにして外しがちになります。
それが破損を引き起こす原因なんですけど。
その後、メーカーよりこのジョイント部分の取扱いについてアナウンスが出ました。
要は、ゴッドガンダムを取り外す際には横方向には揺すらず、 縦 方 向 に 動 か し て 外すようにという内容でした。
まあ確かに、ジョイント部の形状を考えればその方が負荷が少ないわけですが、これは第三次版に於いても取扱説明書に記述がなく、また第二次以降に補足説明の紙が加えられたわけでもないため、今後も破損が続出するんじゃないかな〜? という懸念があります。

既に紹介済みの光輪ですが、本来はこういうディスプレイをするための物のようで、本体とは別に支柱に固定することが出来ます。
六本腕の専用アームで内側から挟み込みますが、案外固定力は低く、また緩めになりがちなので脱落には注意です。
光輪自体は結構頑丈そうなんですが、傷は付けたくないものです。

ここにゴッドガンダム本体を追加することで、爆熱ゴッドフィンガー発動状態を再現出来ます。
浮かせてる状態をキープ出来るので、よりポージングの自由度が高まりますね。
……ただし背面側のスペースはきっつきつになりがちですが。

以上、METALBUILDゴッドガンダム&弐でした。
長い間お付き合いありがとうございました。
【総括】

初めてのMETALBUILDですが、まず大前提として“非常に完成度の高い優れた製品”であるということを挙げといた上で、シリーズ初心者が弄ってみた感想をまとめてみたいと思います。
- 手応えはまさに超合金(表面にダイキャストパーツがないにも関わらず)。
- とにかく関節が固い(※それ自体は悪くない)為、ポージングに非常に苦労する。
- 上同、可動限界なのか固くて動かし切れないのか判断が難しい部位があり、非常に気を遣う。
- ここはさすがに曲がらないだろうと思っていた所が可動したりして、驚かされる。
- 弄り慣れて行くことで、ポージングの自由度が高まっていくような感覚を覚える。
- ダイキャストの重さを活かした圧倒的な安定感に感動する。
- パーツ交換が困難な場所が散見される。
- 転倒が凄く怖い。
- 本体が重い為、専用のディスプレイ台座でも何か安心出来ない。
- やっぱり高くて安易に手が出しにくい。
とりあえず、こんなものでしょうか。
総合評価としては「良い出来だけど扱い辛い」という感じで、正直、気軽にひょいと弄るようなものではないと思います。
高額商品ということもありますが、ガシガシ遊びまくるというよりは、とにかく大事に大事に取っておきたいものという印象を覚えました。
ただこの感覚、METALBUILDを何個も購入していくことでどんどん麻痺して行くのかなとも、そしてその後どんな感覚に目覚めて行くのか、等とど〜でもいいことか気になって来たりします。

まあ、とはいえ、個人的に本商品はゴッドガンダムの決定版アイテムと考えて支障はないのかなと感じております。
ゴッドガンダムに対して求められている要素は全て順当にクリア、その上で(追加された要因についてはともかく)これまでなかった新たなプレイバリューの追加などもあり、遊び甲斐・飾り甲斐がありまくるのは素晴らしい魅力だと思います。
その上、造形自体もとんでもなくシャープでカッコイイ! と。
購入動機は非常にしょ〜〜もないものではありましたが、今となっては「買って良かった」と心底思える商品でした。
ただ「右肩のエラー」「ディスプレイのジョイント破損」など、無視し難い問題があったのも事実で、METALBUILDが(恐らく)抱えているだろう慢性的な特徴を度外視したとしても、何もかも手放しで褒められないものであったのも事実です。
特にディスプレイの方は、今後初めて開封する人が知識のない状態でやらかしかねない問題なわけで、ここはより確実に周知できる方法があるべきなんじゃないかなあと思ったりするわけです。
せっかくの素晴らしい、そして高い商品なんですから、安心して取り扱えるようにして戴きたいと思う次第です。

以下は完全な雑談ですが。
第一次受注分が瞬殺、第二次もあっという間になくなった、という話でピンと来た人も多いかと思われますが、案の定本商品はメルカリやヤフオク、ヤフーフリマ等で大量の出品がありました。
しかもエラー対応で送られて来た正規の右肩パーツ自体の出品もあったりで(それを取り付ける対象を既に出品しちゃったんでしょうね)、もうとんでもなくカオスな状況になっていました。
それも、出品価格が定価より一万円以上値引きされているものも多く、いったい何の為にこんなに出品しちゃったの? と問い質したくなるような修羅場が広がっていました。
しかもね、これ、第三次抽選分が到着するより前(※2025年末頃)の話なんですよ。
これを書いている2026年2月中旬現在、平均的な出品価格は3万数千円程度で、若干年末より高くなった感もありはしますが、新品未開封品ですらそんな価格なので、どのみち相当オトクに買えそうにも 一 見 思えます。
尤も、それを購入してもメーカー補償は受けられませんけどね……

