第167回 ■ グッドスマイルカンパニー「THE合体 グランバード」02

2025年8月17日 更新

 

 このページでは、ジェット合体グランバードからグレートファイバードまでをレビュ―して行きます。
 ファイヤーシャトルからブレスタージェットとの合体までは、こちらをご参照ください。

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■ジェット合体グランバード:

 

 ジェット合体グランバード。
 ブレスタージェットとの合体により、グランスライサー、グランロケッター、グランアタッカー等の新たな武器が使用可能になった強化形態。
 グランロケッターは普段は背面に折り畳んでいるが、使用時に両肩部分にせり上がる。
 また両脚側面に収納しているグランキャノンも使用出来、これを必殺技に使う。

 

 グランロケッター収納形態。
 根本のアームが結構自由度が高いので、かなり大きく動かせます。

  

 こんな感じで、後方からグイッと持ち上げられます。

 

 当時品はグランロケッターを移動させる事が出来ず、常に両肩配置だったのが少々残念でしたが、ようやく作中のスタイル再現が可能になったのはありがたいものです。

 

 ジェット合体グランバード・フロントビュ―。

 

 サイドビュー。

 

 バックビュー。

 

 グランキャノン。
 さすがに収納は出来ませんが、大振りで迫力のある出来です。
 大型重火器という雰囲気充分で、いい感じです。

 

 グランキャノン二体はそれぞれ簡易な構造で色分けもオミットされています。
 少々残念ですが、その分ボリュームで補っているイメージ。

 

 もう一方のグランキャノン。
 こちらは、照準を目線に合わせる必要がないので、割とフリーに構えられます。

 

 そういえば両手持ちの銃がメイン武器の2号ロボって、グランバードとガ・オーンくらいですかね。

 

 グランキャノンは設定通り合体させることが出来ます。

 

 銃口が長い方のグランキャノンのグリップを90度左に回します。

 

 そこにもう一方のグランキャノンの銃口を差し込むようにして合体させます。
 これで必殺技形態に。

 

 実は武器持ち手は全部で3つあり、左手だけ少し捻った状態のものがあったりします。
 これをグランキャノン装備時に使用します。

 

 ちょっと難しいですが、これでグランキャノンの両手持ちが可能になります。

  

 グランキャノン、右腕用アップ。
 全長約10.3センチ、最大全高約6.2センチ。
 最大幅約3.7センチ。

  

 もう一方の左腕用。
 全長約12.5センチ、最大全高約5.6センチ。
 最大幅約3.3センチ。
 グリップの穴はデフォルト手首にある凸ジョイントを嵌め込む部分ですが、正直この穴は左手には嵌りません。
 右手には持たせられるんですが。
 成形不良か?

 

 そして合体形態。
 全長約19.4センチ、最大全高約6.2センチ。
 最大幅約5.8センチ。
 元々大きめではありましたが、合体することで相当なサイズになります。

 

 正直な話、この構えだと照準を覗き込むような構えは取れません。

  

 それでも、必殺技射出状態はそれなりに再現可能なようです。
 ただ実際は、脚部(特に膝関節)の都合で色々厳しいですけど。

 

 以上、グランバードでした。
 この後は、いよいよファイバードとの合体についてです。

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■最強合体:

 

 いよいよ最後にして最大のギミック「最強合体」です。
 ここからはファイバードも引っ張り出して来ます。

 

 まず前提として、前回紹介した「取扱説明書に表記がない変型」を行い、ファイバードをこの形状にしておきます。
 厳密には、爪先を下向きにして、股間の赤いジョイントを(引き起こした後に)押し込んでおく必要があります。
 詳しい変型行程は、リンク先をご参照。

 

 グランバードの手首を反転させ、胸のプレートを起こします。
 背中のウィングも一杯まで折り畳んでおきます。

 

 グランバードの尻部分の黒いパーツを上方に引き上げ、太腿の裏側にあるハッチを開きます。
 これで、後ろにスライドさせるようにして脚を取り外します。

 

 太腿を押し縮めます。

 

 脚の内側にある、縦長のハッチを開きます。
 ここはロックになっていて、左右共に行います。

  

 黒いブロックを後方に倒し、かかと部分に固定します。

 

 膝の金色パーツを引き上げます。

 

 金色パーツの裏側に収納されている部分を引き起こします。

 

 引き起こした部分の裏側にジョイントが収納されているので、これも引き起こしておきます。

 

 ここでファイバードを合体させます。
 上からファイバードを差し込み、靴を履かせるように踵部分でジョイントします。

 

 ファイバードの脚を、合体させたまま前方にスライドさせます。
 その後、先程解放した縦長のハッチを閉じ、ロックをかけます。

 

 ファイバードの膝パーツを若干前方にスライドさせ、グランバードのパーツと接続します。
 これで、二体の膝パーツが一体化します。

 

 グランバードの上半身に戻り、胸の白いパーツを引き上げます。

 

 グランバードへの変型の時と同様、全体を斜めに傾けます。

 

 本体を左右に開きます。
 グレートファイバードの頭部を収納している場合、ここで取り出しておきます。

 

 胴体上部の内側のパーツを二段階に折り畳みます。
 「1.」で端部分を内側に90度折り曲げ、「2.」で上に畳みます。

 

 グランバードの胸パーツ(ファイヤーシャトルの尾翼)を内側に折り畳みます。

 

 グランバードの頭部を180度回転させ、背中側を向くようにします。

 

 先程一旦上げた白い胸パーツを、二段階折り曲げます。
 更に隠されている凸ジョイントを引き起こしておきます。
 また、尻パーツのサイド部分も大きく開いておきます。

 ここからが、ちょっと神経を遣う部分となります。

 

 合体前の事前確認ですが、ここは物凄く重要になるので、絶対に理解しておく必要があります。

 この後、グランバードのボディをファイバードに接続するのですが、非常にシビアな嵌め込みが求められます。
 上の画像は、それぞれのジョイント部が何処に接続するかを表したものです。
 具体的には、ファイバードの金色の胸飾りをグランバード側の凹ジョイントに、グランバードの凸ジョイント(先で引き起こしたもの)をファイバードの凹ジョイントに同時に差し込みます
 つまり、四か所同時接続な上、そのうち二つは塗装済みの薄いパーツを挟み込むという高難度となります。
 慣れると意外とスッと行けるのですが、初めは非常に苦労させられます。

 尚、この時嵌め込むファイバード側の凹ジョイントが、凸ジョイントに対して大きさが違うのが気になります。
 これ、もしかして接続時の遊び幅確保用かな?

  

 合体前に、もうひと手間。
 グランバード肩の根本にある直方体の黒いパーツを、90度回転させます。
 するとロックが外れてグランバードの肩を引き上げることが出来るようになるので、左右共に引っ張り上げます。
 回転させたパーツはそのままでOKです。

 

 先の接続位置を慎重に確認しながら、ファイバードとグランバードを合体させます。
 くれぐれも、ファイバードの胸飾りを折らないように要注意です。

 

 グランバードのボディを閉じ、ファイバードを挟み込むように接続します。

 ……が、ここが最難関!
 この部分、なかなかスムーズに処理が行えません。
 ファイバード側・グランバード側それぞれの変型箇所がきっちり処理されていないと(微妙にずれていたりすると)それだけで合体が出来なくなってしまいます。
 最初の時、ここだけで一時間もかかり大変イライラさせられました。

 まず、ファイバードの腕変型(※例の回転する前腕部含む)がきっちり説明書通りに処理されているか、接続前に位置がずれていないかを入念にチェックします。
 またグランバードも、背面ウィングの根本が充分に折り曲げられているか、ボディがしっかり開かれているかが肝要です。
 全ての条件が揃ったら、まず画像の黄色い四角枠内の片方を軽く嵌め、それからもう一方を嵌め込み、最後に両方を押し込みます。

 また、この時点で(後述する)腰パーツを接続するよりも前にやった方が良いようです。

 尚、ここで苦労してジョイントを嵌めても、ポージングの際にあっさり外れてしまいます。

 

 グランバードの尻部分の黒いパーツを、ファイバードの赤い股間パーツに押し付けて接続します。

 

 ここまでの状態。
 手首の向きも調整しておきます。

 

 グランバードの頭部に後ろからグレートファイバードのヘルメットを接続し、マスクを閉じます。
 また、耳のツノを開いて調整しておきます。

 

 胸の黒いプレートを手前に引き開きます。

 ちなみにこの部分、個体差かもしれませんが異常な程固く、爪が割れるくらいの力を加えても外れないことはざらです。
 しかし、これは基準内とのことで、交換依頼を出してもそのまま突っ返されます(体験済)。

 ここは左右端のツメで黒いプレート側面にある凹ジョイントを押さえる形となりますが、ここが異常に固くなっているせいで開かないというのが実態のようです。
 対策としては、ひとまず先端を削った竹串やアイスの木のさじ等を利用して一旦なんとか開き、その後に端のジョイント部に多めにシリコンスプレーを吹いてこれを馴染ませるというものがあります。
 筆者のものは、当社竹串が折れるほど強固でしたが、この方法で処理した結果、今では爪で引っ掛けて展開出来るようになりました。

 ふざけんなグッスマ。

 

 展開した胸プレートを180度ひっくり返し、元に戻します。
 先のプレート引き出しが困難な個体の場合、浅く嵌め込んでおくという対処法もありはしますが、弄ってるうちに結局押し込んでしまう事になります。

 ホント腹立つ。

 

 完成・グレートファイバード!!
 (火鳥はおいといて)コアロボ同士が二体合体することで誕生するという、勇者シリーズ唯一の稀有なグレート合体ロボ。

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■グレートファイバード:

 

 全高30.5メートル、重量105.5トン、走速度250.6km/h、跳躍力590.2メートル。
 バーンスライサー、グレートアックス、グレートボンバー、グレートクラッパー、グレートキャノン等の固定装備を持ち、更にフレイムブレスターと合体して巨大化したフレイムソード。

 

 ようやくグレートファイバードです。
 当時品の時から思っていましたが、二体合体したとは思えない程整ったプロポーションが素晴らしく、また各部のバランス、可動部位も秀逸というちょっと信じ難い完成度を誇っています。
 ファイバードがそのまま巨大化したようにも見えるデザインが堪りませんね。

 

 頭部アップ。
 中に頭が入ってるとは思えないフィット感とサイズが素晴らしいです。
 先の通り、首の伸縮と可動範囲の影響で可動自由度が高く、表情付けも充分です。
 デザインの都合、干渉する部位もないのが大きいですね。

 

 先の通り、グレートファイバードは腕を大きく動かすと苦労して接続したこの部分があっさり外れてしまいます。
 それだと見栄えも悪いので困ったもんなんですが、実はちょっとだけ対策があります。

 

 グレートファイバードの首後ろの空間を埋めるための補助パーツ(グレートファイバード用固定パーツ、という名称)があるので、これを接続することで外れたジョイントも誤魔化せるという嬉しい仕様です。

 ……それ以前の問題な気もするけど。

 

 グレートファイバード・フロントビュ―。
 全高約33.7センチ(砲塔まで)、最大幅約26.7センチ、最大奥行約21.3センチ、重量約1,090グラム(デフォルト手首時)。
 結構重いと思ってたんですが、大きさの割には意外に軽い方?

 

 サイドビュー。
 ファイバードの圧縮変型が秀逸なせいか、こうして見てもさほど厚みを感じないバランスはさすがです。

 

 バックビュー。

 

 腕の可動ですが、実は少々癖があります。
 真横に伸ばした状態なら、腕は90度上げることが出来るのですが、上腕を回してしまうと45度も上げることが出来なくなってしまいます。
 なんでこんなに大きな差が生じるのかというと。

 

 このように、上腕の一部が肩パーツに干渉してしまうのです。
 なので、所謂「力こぶポーズ」は取ることが出来ません。
 この辺、ちょっと残念ですね。

 

 でもガオーポーズは取れますw

 

 腕をまっすぐ前に伸ばした状態。
 なんと、胸飾りとほぼ同じ長さ!
 これじゃあ敵にパンチを当てられない!w

 

 グランキャノンと頭部は大きく上に向けることが出来ます。
 この辺はグランバードでも触れた部分と同じですが、これをやると高さは約41.5センチにまで達します。

 

 グレートファイバード、というよりファイバードの性質なんですが、股関節のクリックの問題で素立ちさせるとやや前屈みになってしまいます。
 また足の裏にはゴムの滑り止めがあるのですが、足を開き過ぎると滑ってしまってあまり役に立ちません。

 

 片膝立ちは、一応可能ではあるのですが、かなり不自然に傾いてしまいます。
 脛が長いからしょうがない気もしますが。

 

 交換用手首は、握り拳と開き手、そして武器持ち手の三種類が各二個付属。
 デフォルトの手首の取り外し方はグランバード他と同じですが、交換手首を差し込む際は最後にグッと押し込む必要があります。
 それをやらないと、スポッと抜け落ちてしまいます。

 

 次に武器です。
 まずフレイムブレスターとブレスタージェットを、それぞれ前後に二分割します。

 

 フレイムブレスターの本体裏に、「フレイムブレスター装着用ソードパーツ」を接続します。

 

 刀身とグリップパーツを用意します。
 構成はこんな感じで、これを合体させます。

 

 パーツを全て合体させた状態。
 これで全長約43.3センチ、重量約60グラムに達します。 

 

 なんとグレートファイバードの全長より長くなります。
 これは実物の短刀並の大きさに相当しまして、人の手で持っても違和感がないサイズになります。
 でか過ぎにも程がある!

 

 交換用の武器持ち手で装備すると、こんな感じになります。
 でっかい武器は正義!!

 

 フレイムソードのはスタイル重視用の小型版もあります。
 大きさの違いはこのくらい。
 ちなみに表も裏も同じ形状です。

 

 小型版のフレイムソード、全長は約38.6センチ、重量約22グラム。
 これでも結構なサイズで、グレートファイバードより大きいのも変わりません。

 

 後述しますが、交換用武器持ち手は少々角度がついているので、普通に持たせると少々斜めになります。
 その為まっすぐに持たせる場合はデフォルト手首を使用する必要があります。
 こんな状態でもしっかり固定可能で、脱落の心配はありません。

 

 これらを併用することで、所謂「勇者パース」っぽいポーズを取らせることも可能にはなります。
 ただ、実際はこれでも関節可動範囲やグリップの長さの関係でしっかりポージングさせるのは不可能です(そもそも両手持ちさせることが出来ません)。
 あくまでそれっぽいところまでが限界です。

 

 次にブレスタージェットです。
 裏側に「フレイムシールド用グリップパーツ」を接続します。

 

 これを武器持ち手に持たせると、こんな感じでやや下向きになってしまいます。

 

 一方、デフォ手首に持たせるとこんな感じで真っ直ぐ構えられます。

 

 両方を装備するとこんな豪華仕様に!
 ……まあ、フレイムシールドは劇中未使用なんで、実質的に当時品から続く玩具オリジナルギミックのようなものなんですけどね。

 

 ……何か、忘れてないかい?

 

 さて、合体に関しては一切の余剰が出なかった本商品ですが、ここに至ってとうとう余剰が出てしまいました。
 しかし、この余ったパーツも一応ですが余剰を回避する処理が可能です。

 まず、フレイムブレスターのフレイムキャノンを左右に開きます。

 

 ブレスタージェットからグランバードのヘルメットを取り外します。

 

 グランロケッターを後方に傾けます。

 

 全体を裏返します。

 

 ブレスタージェットにフレイムブレスターを合体させます。

 

 接続ジョイントはここ。
 黄色い四角枠の部分に、フレイムブレスターの凸ジョイントを差し込みます。

 

 フレイムブレスター側の凸ジョイントはここ。

 

 先程一旦取り外したグランバードのヘルメットを、この位置に再接続します。

 

 合体した状態を横から。
 この凸部分が、グレートファイバードへの接続ジョイントとなります。

 

 グレートファイバード側の接続位置は、ここです。

 ――えっ、ここジョイントじゃなくね?
 ここ、ファイヤージェットの機首を折り曲げる時の関節部分じゃん。

 

 合体した余剰パーツを、本体に接続した状態。
 とはいえ、これは「引っ掛けてる」だけの状態で全然固定は出来ません。
 また、先で開くように指示されたフレイムキャノンですが、実は閉じていても全く問題はありません。
 むしろ閉じていた方がまとまりがいいように思えるんだけど。

 

 正面から見るとこんな感じ。
 正直な話、これで余剰なしになった! というのはかなり無理があると思われます。
 なんでも背中に回せばOK&かろうじてくっついているから(固定されてなくても)セーフというのは、あまりにも安直だと言わざるを得ません。

 ここだけ異様に手抜き感がハンパなく、もうちょっとなんとかならなかったのかな? としか思えないですね。

 

 以上、グレートファイバードでした。

 長くなりましたが、お付き合い本当にありがとうございました!

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【総括】

 相変わらず手堅い出来で、非常に良く出来た商品です。
 当時品のイメージやギミックをしっかり残しながらも新しい解釈が豊富に組み込まれていて、弄り甲斐のある面白い玩具です。
 ファイバードのような驚くギミックこそないものの(そこは人による?)、ここがこうだったら嬉しいなと思う部分が実際その通りに処理されているという喜びポイントが高まっている気がします。
 まあ、中にはグランバード頭部収納のために、劇中の変型シチュエーションを大きく損なう行程を入れざるを得ないなど、少々意見が割れそうな部分もありはしますが、個人的には手堅い手法だったのかなとも感じます。

 

 ただ一方で、今後の商品にも見えて来そうな問題点が露呈したのもまた事実です。

 冒頭の辺りでも触れましたが、本商品は取扱いが本当にシビアで、正にミリ単位の精密な動かし方が求められる箇所が多数あります。
 またそれらは本商品で初めて組み込まれた変型行程に集中しており、よくある「高額玩具ならではの超取扱い注意ポイント」の集合体となっています。
 特にグランバードやグレートファイバードの頭部収納、またグランバードボディのファイバードへの合体部分が顕著で、少しでもずれが生じていると全体のバランスが崩れて合体が不可能になる(余裕がなさすぎる)という展開になりがちです。

 二次元の嘘を立体化するために様々なアイデアを盛り込む姿勢は確かに素晴らしく感動的なのですが、今回は「体裁を整える為の無茶が過ぎる点」が目立ち過ぎな気がします。
 もしTHE合体シリーズがこのような進歩を今後も続けて行くとなると、これまでのような気軽に弄って楽しむという要素はどんどん薄まってしまうのかなあ、なんて懸念を抱かずにはいられません。
 加えて、今回は材質の弾性に頼っている接続箇所がかなり多く、どれだけ長持ちするのか不安が拭えない感じる部分が見て取れます(特にブレスタージェットの合体ジョイント等)。

 最後に、品質もあまり良いとは言えないのが残念な点でした。
 可動の影響から外れた部位の白化・固すぎる接合部、また完全に嵌め込まれず隙間が生じているパーツがあり、またSNSではグランバードの耳や胸飾りの根本などの関節部の破損報告などもあり、ここに来て急に品質が悪化したような印象を受けてしまいます。
 前回のファイバードの時もそうでしたが、高額商品でもあるので、この辺りは早急な対策をお願いしたいところです。

 そんな訳で、今回のグランバードは出来の良さに感心しつつも、商品としてはあまり手放しで褒められないというのが筆者の最終的な評価となります。
 願わくば、今後の商品はもうちょっと手軽に弄りやすい方向に舵を切って欲しいかなと思わずにはいられません。

 

   

 「ペガサスセイバー」は、果たして大丈夫かな?

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