第126回 ■ バンダイ 超合金魂「GX-68 勇者王ガオガイガー」03

2015年2月21日 更新

■ ガオガイガー:

 いきなりこのページを開かれた方へ。
 商品規模が大きいので、今回は全3P構成となっています。
 ギャレオン/ガイガーやガオーマシンの紹介はこちら
 ファイナルフュージョン(合体ギミック)についてはこちらをご覧ください。

 

 というわけで、やり過ぎなくらいやり過ぎな合体プロセスを経て、ようやくガオガイガー完成です。
 全長約25センチ(頭頂部から)、総重量約1.12キログラム(拳交換後)という、ちょっとした鈍器
 手応えはズッシリで、縦にも横にもデカイので、最近の「ダイキャスト使用率が少ない」とお嘆きの貴兄にはうってつけではないかと思われます。

 

 合体後の前後比較。
 白くてスマートだったガイガーが、黒くてごっつい巨体に変化するというのが本当に絶妙です。
 背面は殆どステルスガオーな気もしますが、細かいことは気にしない方向で。

 

 ガオガイガー頭部アップ。
 先の通り、ガオガイガーの目はガイガーと同じなので、周囲に白い部分が残ります。
 また、鼻口を覆うマスク部が白一色となっているため、劇中のようなメリハリがなくなっている点も否めません。
 ここの処置については人の好き好きが出ると思いますが、個人的には目の露出もマスクもすぐ慣れてしまった感じですね。

 

 ガオガイガーのマスクは、設定通り赤いアームでステルスガオーと繋がっています。
 それでも首を左右に振れるようになってはいるのですが、どうしても限界があります。
 可動範囲を拡張するには、アーム根元のボールジョイントを外すと良いです。
 ちなみに、これは取扱説明書上でも薦められています。

 

 アームが付いたままでも、このくらい横可動が可能です。

 

 様々なパーツが重なって、適度にマッシブになった上半身のバランスが素敵です。
 ギャレオンヘッドのたてがみを支えるアームが、何故か白から黒に変更されている点が気にかかりますが、それ以外は非常に良い出来です。
 塗装もはみ出しなどはなく、丁寧な処置が施されています。

 

 ガオガイガーの両肩・両腕は、保持力も強くかなり丈夫な設計となっています。
 特に上腕部のロール軸は、回すのが困難なくらい固く、肘関節も相当ガッシリしています。
 これは、オレンジ色したデカイ奴と力みなぎるハンマーを支え切るためでしょうか?

 

 今回の目玉の一つ・全指可動式手首。
 上がデフォルト手首、下が全指可動手首です。
 これまでも、様々な商品で存在した可動指手首ではありますが、今回のものは突出した完成度で、とても驚かされます。
 構造上、どうしても大型化はしてしまいましたが、非常に自然な動きが可能になっているので、弄っていてとても楽しいものとなっています。

 

 比較。
 左が全指可動手首で、右がステルスガオーに収納可能なデフォルト手首です。
 同じロボ玩具の付属手首なのに、こんなにも大きさが異なります。

 

 今回は、親指の付け根や、四指の付け根部分まで可動します。
 後者は、手を開いた時に人差し指から小指にかけての根元部分の段差を隠すためのもので、自然なライン形成に役立ちます。

 

 こういう構造の手首が付属するため、これまでのガガガ商品でよくあった「プロテクトシェード用手首」は存在しません。
 この可動指手首で、形作れば良いわけです。

「プロテクトシェ――ド!!」

 ちょっと指の隙間目立つけど。

 

 プロテクトシェードが出来るなら、当然ブロウクンマグナムも……と言いたいところなんですが、正直なところそれに類するギミックやエフェクトの類はありません。
 魂ガオガイガーは、このサイズの合体ロボ玩具としては割と動く方ではあるのですが、腰が回転しない(ガイガーの股間部が腕と干渉してブレーキになる)のと、股関節や膝の屈伸具合の関係で、射出時の踏み込み姿勢が取れないのです。
 あえて再現可能とするなら、ジャイロ回転直前の、腕を上げる動作くらいでしょうか。
 まあ、超合金魂に緻密な可動を求めるのも変な話なので、その辺はスーパーロボット超合金版に任せておけば良いのではないかと思いますが。

 

 足首の可動はかなり優秀で、最大でこれくらい接地可能です。
 足首はダイキャスト製で、関節保持力も高いので、安定性はかなりのレベルです。

 

 ガオガイガーの左前腕を、一旦取り外します。
 90度向きを変え、ステルスガオーとの接続口(ガイド)が外側を向くように調整して、挿し直します。
 左手首を、可動指手首からデフォルトの手首に戻しておきます。

 

 左前腕のガイドに、ディバイディングドライバーの内側にあるジョイントをスライドさせます。

 

「ディバイディング! ドライ、バァーッ!!」

 ディバイディングドライバー装着。
 拳を外さなくても付けられるのがいいですね。

 

 ディバイディングドライバーは、本商品中唯一の外部装備です。
 もっとも、ガオガイガーの場合外部装備はそんなに種類は多くないので、これで充分なんですが。
 マーグハンド&ゴルディオンハンマーは、あったとしても別売になるでしょうからね。

 

 ディバイディングドライバー。
 全長約29センチ。
 側面のエネルギーゲージは、クリアパーツになっています。
 いかにもな質感が良好です。

 

 ドライバーヘッド部は、メッキ処理されています。
 向きも問題なし。
 メッキは、やや黒みがかったものが使用されています。

 

 シャフト部分は、劇中同様伸縮可能です。

 

 普通、主人公ロボの手持ち装備といえば、闘いの決め手になりそうな武器というのが定番イメージですが、このディバイディングドライバーは「空間を湾曲させて周囲に影響が及び難い戦闘用舞台を作り出す」ための「道具」という、とても変わったものでした。
 しかも、一回使うだけでエネルギーを出し切るため、使用後は放棄されるという無常感も良いものでした。

 

 いよいよ最後のギミックです。
 これがなきゃ、ガオガイガー玩具として締まらないというアレ。

 「ヘルっ!」

 

 「アンド……」

 

 「ヘブンッ!!!」

 

「ゲムギルガンゴーグフォ……むぅんっ!!

 

 「ヘルアンドヘブン」のポーズの作り方。
 ギャレオンヘッド横のたてがみパーツは、左右共に折り畳めるようになっています。
 この時点ではライナーガオーに干渉するため、上の画像以上たてがみを折り畳むことが出来ませんが、要はこれで腕の逃がし所を作れるという理屈です。

 

 両手首を外し、肩を回して腕を前方に向けます。
 肘は、無理に内側に向ける必要はありません。
 上の画像のポーズで、肘の曲がる部分が真上を向いていてもOK。
 たてがみは、この時点で折り畳んでおくと良いかと。

 

 両前腕を寄せます。
 肩の付け根や、上腕根元の位置などの微調整が必要です。

 

 ヘルアンドヘブン用の、両手を組んだ状態の手首が付属します。
 上の画像は、全指可動手首との比較。
 かなり大きいパーツになります。

 

 ヘルアンドヘブン用手首を装着。
 肩の位置調整と腕の曲げ方、たてがみの折り畳みが全てうまく行っていれば、特に問題なく嵌めることが出来ます。

 

 ちなみに、肘を内側に90度回してもポージングは可能です。
 手首を装着したら、両肩を上げて所謂怒り肩状態に整えます。

 

 ステルスガオーのスラスターを後方に曲げ、バーニアを展開します。

  

 両脚を踏ん張らせれば、ヘルアンドヘブン完成。

 

「おおぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

「ぬぅんっ!!」

 ずぽ。

 

 ?「それを壊しちゃ、らめぇぇぇぇぇ!」

 ゾンダーコアも付いてて欲しかったなぁ……と思ったら、7月に発売が決定した「超合金魂ゴルディーマーグ」に付属するみたいですね。

 

 「スーパーロボット超合金ガオガイガー」(全高約14.8センチ)と比較。
 本当なら、「DX超人合体」版と比較したかったのですが、焼失したためあえなく断念。
 商品規格が異なるため当然なんですが、こんなにもサイズが違います。
 合体ギミックを堪能するなら超合金魂、ポージングや多種装備とのコラボを楽しむのならスパ金と、住み分けは出来ていると思います。
 片方があれば、もう片方は要らないということにはならないでしょう。

 

 以上、超合金魂ガオガイガーでした。
 長いレビューに最後までお付き合いありがとうございました。

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【買ってみて一言】

 デカイ! 重い! 高い!
 とにかく、この三つが購入直後の素直な感想です。
 ついに三万円台に達してしまった超合金魂シリーズですが、その価格に見合うだけのボリュームと充実感があり、現状究極のガオガイガー玩具と評しても決して過言ではないと思います。
 加えて、メーカーの垣根を乗り越えて(これは今回が初ではないですが)超合金化したという現実も、なんとなく不思議な感じがあっていいものです。
 少なくとも、本放送当時には希望こそすれど、まずありえないだろうと思われていたことですからね。
 ましてそれが、劇中のシチュエーションをこれでもかと再現可能ならしめ、さらに「ここまでするか!」というギミックを盛り込んだというのも、恐るべきことです。
 ある意味では、これは合金玩具全般の中でも最高峰に位置する商品なのではないか、とすら感じさせます。
 それくらいの、分厚い魅力が詰まった商品です。

 ただし、当然ながらユーザーの不満が全くなかったわけではありません。
 やはり、マスクが白一色ということに不満を覚えたファンは結構いたようで、本当かどうかはともかく購入意欲が減退したという意見もありました。
 また、かなりタイトな合体を求められる部分も多く、あまり気軽に合体分離を楽しめないという声もあり、ある程度筆者も同意します。
 もっとも、これは部品精度を高めた結果生まれた結果なので、どうしようもない事だとも思うのですが。
 しかし、最大の難点はやはり「価格」だったようです。
 こればかりは、もはやなんとも……ですね。

 尚、このガオガイガーは三万円台という定価にも関わらず(割引でもだいたい27,000円くらい?)、相当な売れ行きだったようで、WEB通販は予約開始からしばらく後、どこも完売状態となっていました。
 過去、他メーカーから発売されたハイエイジトイのガガガ商品は、いずれも数万単位の定価でしたから、今までそれらを追いかけていた勇気あるファン達にとっては、今回の価格など些細な問題に過ぎないのかもしれませんね。

 

 超合金魂ガオガイガーの関連商品展開についてですが、2015年2月21日現在、「超合金魂ゴルディーマーグ」発売確定の情報が出回っています(ソースはフィギュア王の早売り情報から)。
 まさかの一般販売で、2015年7月発売・価格は19,440円と、これまた結構なお値段になっています。
 こちらも、入手出来たらまた扱ってみたいですね。

 果たしてステルスガオーIIは、他の勇者ロボ軍団は発売されるのか?
 個人的には、超竜神と撃龍神は何としても出して欲しいのですが……
 とりあえず、今後の展開に期待しましょう。

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