■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「仮面ライダーブレイド・キングフォーム」
2014年2月8日 追加
このページは、様々な事情から本格的なレビューページを作成するほどではないかなー……と個人的に判断した商品を紹介しています。
2013年7月12日〜10月1日まで、「魂ウェブ」上にて受注受付。
その後、第二次配送分として受付期間を10月8日まで延長。
2013年12月21日、第一次配送開始(22日頃到着)。
2014年1月30日、第二次配送開始(31日頃到着)。
12月分の同時配送物は、下記参照。
2013年12月のラインナップは、以下の通り。
- 12/14 「セーラーマーズ(美少女仮面セーラームーン)」「仮面ライダーデルタ(仮面ライダー555)」
- 12/21(配送開始日)「仮面ライダー旧2号」「ゴウライジャーセット(忍風戦隊ハリケンジャー)」(すべて魂ウェブ限定)
- 12/28 「仮面ライダーアギト バーニングフォーム」
全高は約14.2センチ(頭頂部まで。ツノ除く)。
合計5種9個の手首付き。
重醒剣キングラウザー付属。
ラウズアブゾーバー(未展開)付属。
ラウズアブゾーバー(展開)付属。
ラウズアブゾーバー用シール1枚付属。
ギルドラウズカード13枚付属。
台座などのオプションはなし。
価格は税込4,725円。
仮面ライダーブレイドの最終進化形態・キングフォーム。
平成ライダー屈指の大人気フォームでもあるため、てっきり一般販売と思いきや、WEB限定品となりました。
しかも、予想以上の受注依頼が来たとのことで、受注受付期間が延長され、注文時期によって配送も二回に分けられました。
覚えている限りでは、このような対応を行ったプレミアムバンダイのWEB受注商品は初めてで、受注といえど注文受付数には一応の限界値があることを思い知らせた、稀有な例といえます。
また、もしこれが一般販売だったかと思うと……仮面ライダーギャレン並の阿鼻叫喚状態が発生していたかもしれない? ですね。
ノーマルのブレイドよりはいくらかましとはいえ、今回もやはり全く顔が似ていません。
というか、もはや雰囲気すら似せる気もないというくらい別物です。
単に目が小さいだけではなく、目周辺の模様やモールドとの対比も滅茶苦茶。
目の形そのものは、ブレイドよりは良い感じなんで、せめてそのまま大型化すればまだ良かったんですが……
なんかもう、意地でも目を小さくアレンジしたいんだなぁと思えてなりません。
劇中マスクと完全同一のものを、とは言いませんが、せめてもう少し似せる努力をして頂きたかったものです。
それはそれとして、胸をはじめとする各部のモニュメントの造形は、細かく造形され、丁寧に塗り分けられた立派なもの。
こういうところは、素直に褒めてあげたいです。
肩アーマーの接続は、上腕部から可動アームで固定されているという、大変変わったもの。
この構造のおかげで、大きさの割には自由度が高く、しかもラインを崩すこともありません(正確には、崩れても補正が利きます)。
もっとも、このアーム自体なんとなく耐久性が不安なんで、扱いには特に気をつけたいところです。
胴体側に接続されているかのような、肩アーマーの浮き方が素敵。
ただし、基部はあくまで上腕ですので、腕を回せば肩アーマーもそっちに動きます。
要は、これくらい派手に動かせますよ、ということ。
ラウズアブゾーバーは、未展開と展開状態を差し替えで再現可能。
といっても、キングフォームで展開させることはないので、必要なギミックなのかはちょっと疑問。
ラウズカードは、ブレイド同様シールを貼る形式で、画像は未貼り付け状態です。
付属のラウズカードシール。
ジャックが二枚ありますが、これは間違いではなく仕様です(公式ページに説明あり)。
ラウズアブゾーバーにはクィーンが内蔵されている前提ですから、サブトレイの中にQがあったらおかしいことになります。
また、カットが異なる二種類のJシールを貼り分け、カードの絵がトレイを透過している状態を表現しているんだそうです。
まあ、キングのカードが見えるのは何か違わない? という気もしますが、面白い解釈じゃないかとも思えます。
そういうことらしいので、この仕様を問題視する場合は、展開状態のラウズアブゾーバー自体を使わないようにすればいいんじゃないかなと思います。
ラウズカードは、キング用のギルド仕様になっています。
スペードのスート全13枚が付属。
カード持ち手は右手首のみで、正直5枚持たせるのは至難の業です。
勿論、持たせる必要性自体ないんですけど、せっかくだから。
重醒剣キングラウザーは、左腰側面にマウント可能です。
保持力は、取り外す時にちょっと力が要るくらい、しっかり。
ラウズカードは、キングラウザーに挿入が可能です。
劇中ではカードが勝手に入って行くんですが、まぁそこはそれ。
装着変身版の時は、カードがラウザー本体を通り抜けるだけでしたが、今回は内部に貯めることが出来ます。
中に納まったカードは、ホルダーパーツの中に貯まるので、これを取り外して解放します。
しかし、実際に5枚挿れると3枚くらいはホルダーまで落ちず、キングラウザー本体内に留まってしまいます。
静電気のせいで吸着してしまい、なかなか出て来なくなるので、こうなったら先の細い何かで押し出すかエアダスターの空気圧で押し出すしかない感じです。
多分、強く息を吹く方法でもいいかとは思いますけど。
最強必殺技・ロイヤルストレートフラッシュ。
角度の異なる武器持ち手が左右付属するので、両手での構えも可能です。
ちょっぴりコツが必要ではありますが。
剣アーツ系アーツの広い可動範囲のおかげで、重心を低く落とした姿勢も、ばっちり決まります。
キングラウザーのグリップは結構太いので、手首に握らせる時はちょっと怖い感じです。
可能なら、手首パーツを温めて指が開きやすくなるようにしてから、持たせるといいかもしれません。
ノーマルブレイドからブレイラウザーを拝借して、二刀流。
残念ながら、キングフォームにはブレイラウザーは付属していませんので、これをやるためにはブレイドを別途購入する必要があります。
ノーマルのブレイドとの比較。
それにしても、キングフォームはノーマルブレイドを上手く昇華させたデザインなんだなぁと、改めて感心させられます。
以上、仮面ライダーブレイド・キングフォームでした。
総合的には、出来は非常に良く満足度も高めではあるんですが、とにかくイメージからかけ離れた顔の出来が飛び抜けて悪目立ちしている印象です。
ただ、オリジナルのデザインをあえて頭から飛ばし、これはこういうものなんだと考えを改めた上で弄る分には、充分過ぎるほどの完成度ではないかと推察します。
装着変身のように、ダイキャストや金メッキは使用されていないため、豪華さに関してはイマイチですが、むしろ劇中の色合いを程よく高めた配色という感じに落ち着いていて、単純比較は出来ない造りであるといえるでしょう。
加えて、極端なボディラインの途切れもなく大胆なポージングを(こんなに干渉が多発しそうな見た目にも関わらず)行えてしまうというのは、素直に驚くしかありません。
要は、100点では決してないけれど、これはこれで決して悪くない、むしろかなり良い商品ということです。
キングフォームは、「仮面ライダー剣」系も結構な人気を誇ることを証明する大事な要素の一つとなったわけですが、これを機に、カリスやレンゲル、出来れば劇場版ライダーやワイルドカリスなども積極的に出して欲しいものですね。
ああ、勿論ジャックフォームも!