■ バンダイ S.H.フィギュアーツ「セーラーマーキュリー」

2013年11月24日 追加

 このページは、様々な事情から本格的なレビューページを作成するほどではないかなー……と個人的に判断した商品を紹介しています。

 

 2013年10月26日発売。
 同時販売物は、「仮面ライダーBLACK(リニューアルVer.)」「バトルホッパー(リニューアルVer.)」。
 2013年10月のラインナップは、以下の通り。

  • 10/12 「キョウリュウレッド(獣電戦隊キョウリュウジャー)」
  • 10/27(配送開始日)「宇宙刑事シャリバン」「金色の闇 トランスホワイトver.(ToLOVEるダークネス)」「超アキバレッド・スーパー(非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛)」「クリリン(DRAGONBALL)」「白い魔法使い(仮面ライダーウィザード)」「プテラレンジャー(恐竜戦隊ジュウレンジャー)」(すべて魂ウェブ限定)

 全高は約14センチ。
 合計7種11個の手首付き。
 表情パーツ計4個付属
 ポケットコンピューター(閉じ状態)付属。
 ポケットコンピューター(展開状態)付属。
 HMDゴーグル(が付いた前髪パーツ)付属。
 専用台座付属。
 価格は税込4,410円。

 

 フィギュアーツ・セーラームーンシリーズ第二弾が、ついに登場です。
 言ってしまえば、殆どセラムンのリデコなんでそれなりの完成度は期待出来たんですが、今回も「発売されて初めてわかった問題点」があり、それが大きく評価に響きます。

 

 この画像、妙に首が短いように感じますが、気のせいではありません。
 今回、何故か極端に首が短くされています。

 

 試作品公開時は首が長すぎに見えたんですが、何故か実売品はこんな有様に。
 なんだか肩をすぼめてるみたいに見えますが、これ、わざとそういう風にポージングしてるんじゃないんです。
 デフォでこうなんです。

 

 表情パーツを外してみると、首の長さや構造は、ムーンとあまり変わらないことがわかります。
 ただ、接続位置が高すぎるようです。
 このため、首が短くなってしまうわけですね。
 なんでまた、こんなしょうもないことをしたのか……

 

 ちなみに、これは首ジョイントを浅く差し込むとか、中にティッシュを詰めるとかの策では対応できません。
 仮にやっても、(首ジョイントに返しがある構造のため)すぐに外れてしまいます。
 仕方ないので、0.8mm真鍮棒を軸に通して、つっかい棒を追加しました(本体受け側にもピンバイスで穴開け)。
 ……というか、この改造やっちゃったんで、メインのレビューに使えなくなったという顛末なんですが。

 

 これにより、なんとか普通の首の長さになりました。
 以降、しばらくはこの改造したもので撮影を行っていますので、ご注意ください。
 ちなみに、パッケージ画像は試作品が使われてるせいか、首が長い状態で詐欺もいいとこです。

 

 交換表情パーツその1。
 口を開いた笑顔。

 

 交換表情パーツその2
 気合い顔、あるいは怒り顔。
 どうやら、これだけデフォでアイプリが若干ずれているようです。

 

 交換表情パーツその3.
 叫び顔、もしくは口開け怒り顔。
 「今よ! セーラームーン!!」顔とも。

 

 HMD(ヘッドマウントディスプレイ)ゴーグルは、前髪パーツと一体化しています。
 そのため、どの表情にもゴーグルを組み合わせられます。

 

 妖魔の分析などに使用していた、ポケットコンピューターが付属します。

 

 閉じたバージョンと、展開したバージョン両方付属。
 また、ポケコンを持つ用の左手首と、それを操作する右手首もそれぞれ付属します。

 

 各部可動範囲や可動の癖などは、セーラームーンと完全に同じです。
 セーラームーンと手首を交換すれば、もっとポージングの表情付けに幅が生まれそう……とはなりません。
 今回、早速手首の取り付け方が、旧来のものに戻されました。
 キュアピース→キュアハッピーでも同様のパターンがあったので、恐らく新接続法には問題が見出されたのかも?
 もっとも、旧来の方法でも、交換はスムーズに行えて全く支障はありません。

 

 マーキュリーの後ろ姿には独特のエロスがあるんですが、その辺りの再現性は見事です。

 

 セーラームーンと並べて。
 比較なんで、首の長さは元に戻してあります。
 蛇足ですが、身長はマーキュリーの方がムーンより若干高いのですが、このままだと身長差が逆転しています。
 首を伸ばしてやっと同じくらい?

 

 今となっては懐かしい話ですが、当時はあまりに大人気過ぎて、色々と凄いことになっていたマーキュリー。
 他の四人にはない、独特の魅力は充分に発揮されているのではないかと思います。
 問題は、とにかく首の長さ……

 

 以上、セーラーマーキュリーでした。
 物としてはかなり良い出来の筈なのに、首のせいでバランスが悪くなってしまっているという、改修版を切望したい悲しい完成度です。
 せめて、この後に続くラインナップではこんなことが起きないように願いたいものです。
 一応、試作品ではメインの五人全員立体化されていて、いずれも特に目立った問題はありませんでしたが。

 尚、首の延長をすると側面から見た際、頭の付け根辺りに若干の隙間が生じますのでご注意を。
 それと、あくまで自己責任で行ってください。
 かなり簡単な処置なんで、道具さえあれば恐らく問題はないとは思いますが。

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