週刊北條『仮面ホウジョーV-1』第40話
(今回はムチャクチャ書きやすかったなあ編)

 司「…最後だ」


 北條「!」

 V-1を襲う激しい衝撃!
 V-2の右腕から、凄まじいレベルの『ホウジョー』パワーがV-1に注ぎ込まれる!
 北條もホウジョー化して幽鬼体に操られる!

 …かと思いきや、V-1の機体に別の異変が…!!

 『ホウジョー』パワーを注ぎ込まれたV-1の装甲の形状が、みるみる変化していく。
 全身のカラーリングがからへ。
 焼肉のシミがついている部分の装甲から、鋭いツノが何本も生えていく…。

 異形の『アジテートV-1』に姿を変えるV-1システム…!



【オープニング『仮面ホウジョーFIGHT! 〜24.7Version』】
(でぃでんどんどどん♪)


 第40話「暴走戦線!」


 アジテートV-1「…!!!」
 癇癪持ちのようにそこら中を暴れ回るアジテートV-1!!
 近くにあった乗用車に手をかけ、V-2に向かって放り投げる!!

 GM-01で乗用車を破壊するV-2。
 爆発する乗用車。

 爆発の炎に乗じて、いつの間にかV-2の背後に回っている(卑怯な)アジテートV-1!!
 木野(ホ)「!」
 気配を感じて振り向いたV-2の手からGM-01を叩き落とし、ひるんだV-2に情け容赦なく殴る蹴るの暴行を加えるアジテートV-1!!
 悲鳴を上げて地面を転げまわるV-2。

 アジテートV-1「…!!!」

 V-1装甲各部の情報伝達用コードを背中から伸ばし、V-2をがんじがらめにするアジテートV-1!!


 そのとき、聞こえてくるバイクの音。
 氷川に反則キップを切られたために、遅れに遅れてようやく現場に到着した翔一。

 翔一「…北條さん!」
 バイクを降り、幽鬼体を身にまとってアギトに変身する翔一。
 翔一「(二人をキョロキョロ見比べながら)…北條さんは…どっち?」

 ほぼ同型のデザインであるV-1とV-2の、どちらに北條が入っているのか分からず、どちらに味方したらいいか迷うアギト。

 翔一「……」

 かつて北條とのギャグ勝負のときに美杉邸にやってきたV-1の機体を思い浮かべながら、2体のVシリーズを改めて見比べるアギト。
 V-2…以前見たV-1とほぼ同じ形。
 V-1…機体のあちこちから凶悪なツノケーブルの生えた異形の姿(どこからどう見ても悪者)。

 ポン、と手を叩くアギト。
 おもむろに、アジテートV-1に向かってケリを喰らわせるアギト!!

 アジテートV-1「!!?」

 アギトがアジテートV-1に思いっきり殴る蹴るの暴行を加えている間に、がんじがらめの状態から脱出するV-2。
 木野(ホ)「…ご苦労なことだ。
  わざわざ敵であるこの俺を助けてくれるとはな」
 翔一「!?
  じゃあ…北條さんは…」

 拳を振り上げたまま、アジテートV-1を見て固まるアギト。
 頭を抱え、「もう許して」ポーズを取っているアジテートV-1。

 木野(ホ)「ふん!」
 その隙をつき、アギトを吹き飛ばすV-2。

 焼肉の匂いで金縛り状態のまま立ち尽くしているG3-Xの所まで飛ばされてくるアギト。

 木野(ホ)「『ホウジョー』の持ち主が、ご丁寧にそちらからやって来てくれるとはな。
  こちらから出向く手間がはぶけたというものだ。
  ちょうどいい。お前の『ホウジョー』もこの場で奪ってやる」

 アギトに向けて、手をかざす木野(ホ)。

 翔一「ぐ……!!」

 木野(ホ)の力で、『ホウジョー』を分離させられそうになるアギト。
 変身が解け、翔一の姿に戻る。
 翔一の身体から引きずり出されて姿を現す幽鬼体。

 氷川「(翔一を見て)…アギト! それに『ホウジョー』!
  そんな…なんで…なんで、津上さんが…!?」
 翔一(=アギト)が『ホウジョー』の持ち主であることを知り、ショックを受ける氷川。

 アジテートV-1「……」
 木野(ホ)が翔一を襲っている間に、密かにケーブルを伸ばしていくアジテートV-1。
 木野(ホ)の背中を、伸ばしたケーブルの先で後ろからトントンと叩く。

 木野(ホ)「…ん?」
 思わず後ろを振り向く木野(ホ)。
 その隙をつき、木野(ホ)に襲いかかる(とことん卑怯な)アジテートV-1!!

 ケーブルで足を引っ張って転ばせ、再びV-2をがんじがらめにするアジテートV-1。
 木野(ホ)「……!!(恐怖)」

 腕に生えたツノで、V-2にとどめを刺そうとするアジテートV-1!

 真島「やめて! 北條さん! 殺さないで!!」
 ようやく気絶から覚めた真島が背後から必死に叫ぶ!

 北條「……」
 真島の呼びかけで、正気を取り戻す北條…!
 がんじがらめにしたケーブルを解く。

 ゴロゴロと必死に転がりながら逃げ、海に落ちるV-2。

 北條「!」
 V-1の装甲を強制排除し、木野(司)を追って海に飛び込む北條。

 真島「北條さん! 木野さん!」


 Gトレーラー内。
 小沢に詰め寄る氷川。

 氷川「…どういうことなんですか小沢さん!!」
 小沢「な…何よ!?」
 氷川「何で言ってくれなかったんです?! 津上さんが『ホウジョー』だって!!
  どうしてっっ!?」
 小沢「そんなこと言っても…」
 尾室「やめてください氷川さん! 殴るなら僕を殴ってください!」

 全体重を乗せたG3-Xの必殺ライダーパンチが尾室の顔にクリーンヒットする。
 周囲に涙と汗をキラキラ飛び散らせながら飛んでいく尾室(ストップモーション)。

 氷川「…小沢さん!!!」
 小沢「落ち着きなさいよ!
  …大体、津上翔一が『ホウジョー』だからって、私のせいじゃないんだから…」
 氷川「それは!! ……そうですが…」
 ふてくされる氷川。


 高村教授の研究室。

 北條と高村が、V-1システムの異変について話している。

 北條「V-1システムに『ホウジョー』の一部が?」
 高村「うむ。入り込んでしまったらしい」
 北條「…やはり、V-2システムから『ホウジョー』の力を送り込まれたことが原因ですか」
 高村「自分の『ホウジョー』が異常に暴走し、身体を乗っ取られてしまった司君は、最後の手段として、自分の意志の力を振り絞って君に『ホウジョー』の力の大部分を注ぎ込んだ。
  暴走した『ホウジョー』を君にコントロールしてもらうのと同時に、自分の『ホウジョー』のパワーを減少させて、身体のコントロールを取り戻すことを狙ったと思われる」
 北條「…では、あれは暴走した『ホウジョー』による攻撃ではなかった、ということですか?」
 高村「彼が『右腕』を使っていたことがなによりの証拠だ」
 北條「……」


 北條の回想。

 震える右腕を伸ばし、隙をついてV-1の首をガキッと掴むV-2。

 北條「!!」

 一瞬、V-2のヘルメットのバイザーの奥に木野(司)の目が映る。

 司「…最後だ」

 北條「!」


 北條「……。
  もし私が、逆に暴走した『ホウジョー』に操られたり、司さんに襲いかかっていたとしたら…?」
 高村「…その時は、彼は自分の弟子の手にかかって倒されることを受け入れたに違いない。
  見たまえ。このV-1を」

 モニターに映る、緑色のアジテートV-1。
 高村「ボディの色が司君のV-2と同じ緑色になったのは、彼の想いが『ホウジョー』に反映されたためだろう。
  『自分の遺志を君に引き継いで欲しい』という想いが」
 北條「(緑色のアジテートV-1を見ながら)…司さん…」
 高村「…いい部下を持ったな、司君も」

 北條「……ところで高村教授、何故V-1にツノが生えたのですか?」
 高村「うーむ…これは君の潜在意識に『ホウジョー』が反応したためだと思うが
…。
  君は何か心当たりはないかね?」
 北條「…」


 再び北條の回想。

 北條「それはそうと小沢さん、臭いますよ。
  また焼肉を食べましたね。
  知りませんよ。そのうちにツノが生えてきても


 北條「…………」


 相良のマンション。
 ベッドに寝かされている木野(司)が目を覚ます。
 それを見ている北條と真島。

 北條「目が覚めましたか」
 木野(司)「北條…!
  何故だ…何故俺を助けた!?」
 北條「分かりません…私にも。
  しかし、一度はあなたと共に戦おうと決心しました。
  あなたは、この私に刑事としての心構えを教えてくれた人です」
 木野(司)「甘いな…俺はお前を『ホウジョー』にしようとしたんだぞ」
 北條「知っていますよ、あなたの考えていたことは。
  しかし…あなたは二度も、自分で自分を裏切った」
 木野(司)「だまれ!お前に…お前に何が分かる…」
 北條「ええ、分かりませんよ…人の心というものは…」
 木野(司)「……」
 北條「これからあなたがどう生きていこうがあなたの自由だ。
  …覚えていますか? あなたは以前私に言いましたね。
  『恐らく敵は、『ホウジョー』を持つ可能性のある人間を狙っている。
  ならば私は、私と同じ性格の人々を助けたい』と。
  あなたの意思は、この私が引き継ぎます」
 木野(司)「俺は…俺はもっと強い心を持ちたかっただけだ…
  もっと…もっと…」


 屋台でラーメンを食べているG3チーム。
 ハンカチで鼻を覆い、気持ち悪そうにラーメンを眺める氷川。

 氷川「昨日は…すいませんでした。つい…取り乱してしまって」
 小沢「いいのよ気にしなくて。隠していた私も悪かったんだし」
 尾室「……」

 顔面包帯でグルグル巻きの尾室。

 尾室「でも驚きましたね…津上翔一って確か前にG3-Xを装着した人ですよね。
  『ホウジョー』な上にアギトにまで変身したりして…
  何かずるいっていうかうらやましいっていうか…」
 小沢「あなたは黙って食べてなさい! ほら、これあげるから」

 自分のラーメンのナルトを尾室のドンブリに入れる小沢。
 尾室「あ、すいません」

 氷川「でもまさかあの津上さんが『ホウジョー』を持っていたなんて、いまだに信じられません」
 小沢「まあ、そうでしょうね」
 氷川「僕が想像していた『ホウジョー』像と、あまりにもかけ離れていたので…。
  もちろん、津上さんは悪い人ではないんですが…。
  何ていうか…少しお調子者で、いい加減な感じがして…」
 小沢「そんなことないわよ!
  ああいうタイプだから理解するのが難しいかもしれないけど、『ホウジョー』に左右されない、器が大きな人間だわ」
 氷川「そうでしょうか…?
  いずれにせよ、僕には分からないんです。これから『ホウジョー』にどう関わっていけばいいのか…」

 親父「…どうしました? また何かあったんですか?」
 3人の話に首を突っ込む屋台の親父。

 小沢「ちょっとね…」
 親父「どれどれ」

 3人のドンブリをのぞき込む親父。
 小沢「何よ? またナルト占い?」
 親父「ええ。私に言わせりゃね、ナルトは曼陀羅とおんなじなんです。
  渦巻きの中に、その人の運勢が織り込まれてる」

 氷川のナルトを見る親父。
 親父「あ、こりゃダメだ。
  あんた、尊敬してない人間に丸め込まれる
  間違いなし」
 氷川「やっぱり……(うなだれる)」
 小沢「そんなことないわよ! こんな占い信じてどうするのよ!」
 氷川「いや…ここの占いは当たるような気が…」
 小沢「(ひたすらラーメンを食べる尾室に)ほら、あんたもなんか言いなさい!
  (氷川のナルトを尾室のドンブリに移し)ほら、あんたが食べなさい! ほら!」

 尾室「……」


(CM)
 炎の中、歩いてくるバーニングV-1(装着変心)。

 ナレーション「チェインジ!ランニングモード!」

 いきなりガシャンガシャン走り始めるV-1(装着変心)。

 ナレーション「駆け抜けろ、ホウジョー!」

 ひたすらガシャンガシャン走りまくるV-1(装着変心)。

 ナレーション「DX仮面ホウジョーV-1! 装着変心で、走れ!」

 死にものぐるいでガシャンガシャン走っていくV-1(装着変心)。


 転ぶV-1。

(CM終わり)


 超高級料理店で食事をしている北條&氷川。

 北條「…そうですか…
  ついにあなたも津上さんが『ホウジョー』であることを知りましたか…」
 氷川「(うなだれながら)…ええ」
 北條「私も最初は驚きましたよ。まさかあの津上翔一が…」
 氷川「そうそう…まったくです。まさかあの津上さんが…」
 氷川「…で、何です? 相談事とは」
 氷川「え…ええ…
  何故、津上さんが『ホウジョー』なのかと…
  『ホウジョー』とは、一体何なのかと…」
 北條「それは…私にも分かりません。
  『ホウジョーの持ち主はやがて(私のような)素晴らしい人間に成長するらしい』ということ以外、何も分かっていない。
  だが、その謎も近い将来解かれることになるでしょう。
  この私の手でね」
 氷川「……」
 北條「…氷川さん。別に『ホウジョー』が津上翔一でも良いではありませんか。
  彼は悪い性格ではありません。
  第一、今は、個人的な性格をうんぬんしている場合ではない。
  津上翔一以外にも『ホウジョー』が存在する以上、人間の性格そのものに、とてつもない大進化が起こっているのかもしれない」
 氷川「性格に…進化が…」

 目を輝かせる氷川。
 北條「その可能性があるということですよ…」
 まっすぐに氷川を見つめる北條。

 北條「それに、私に言わせれば、あなたもまた『ホウジョー』
 氷川「僕が…『ホウジョー』…」
 さらに目を輝かせる氷川。
 北條「(うなずいて)ええ。
  小沢さんに反抗を始めた最近のあなたは、『ホウジョー』に匹敵する性格を持っているはずだ。
  同じ『ホウジョーを守る者』として、あなたと、この私、力を合わせてアンノウンと戦っていくべきだと思いますが」
 氷川「僕が…『ホウジョー』…。
  (ニヤケながら)そんな風に、考えたことありませんでした。
  ありがとうございます!何か…ちょっとふっきれた気がします」

 北條「(ニヤケながら)物事は大きな目で見なければいけないということですよ。
  …それから、小沢さんに会ったら伝えておいてください。
  あなたに蹴られた箇所が、いまだに痛むとね」
 氷川「(ニヤケながら)…はい!」
 完全に北條に丸め込まれ、『ホウジョー』シンパと化してしまった氷川。


 木野(司)の自宅を訪れる北條。
 中に入ってみるが、木野(司)の姿はない。

 リビングのクローゼットが少し開いている。
 その中に手紙が入っているのを発見する北條。

 手紙には、乱暴に殴り書きされていて判別できない文章が延々と記されている。
 文章の最後に、かろうじて判別できる
 「よろしくお願いします。津上翔一様。 雪菜」の文字が。

 北條「津上…翔一…」

 そのとき、北條の携帯が鳴る。
 『警視庁より各局。アンノウン出現』


 ターゲットに襲いかかるアンノウン(スケロス・グラウクス)。
 それを必死に防ごうとする刑事たち。

 そこへ到着するG3-X。
 ガードチェイサーからGX-05を取り出そうとするが、スケロスに邪魔される。

 向こうから猛スピードでやってくる北條のパトカー。
 戦いを繰り広げる二人の手前で急停車する。
 車を降りる北條。

 氷川「北條さん!」
 スケロスに向かってポーズを取る北條。


 北條「…『変心』!!!」


 そのまま車に乗って走り去る北條。
 氷川「……」
 スケロスにドツかれながら、北條を見送るG3-X。


 数時間後。
 地平線の彼方から聞こえてくる「ガシャン ガシャン」という足音。
 ようやく現場へ到着する赤いバーニングV-1。

 北條「お待たせしました氷川さん!
  この私が来たからにはもう安心ですよ!」

 それどころではないG3-X。
 しつこく邪魔するスケロスをやっとの思いで振り切り、GX-05を取り出す。
 が、焦って解除キーを押し間違えるG3-X。

 合成音「バンゴウガ チガイマス
 合成音「バンゴウガ チガイマス

 北條「氷川さん、何を慌てているんです!
  この私に貸しなさい!」
 キーを押すV-1。

 合成音「バンゴウガ チガイマス
 合成音「バンゴウガ チガイマス

 氷川「余計なおせっかいはやめてください!」
 スケロスそっちのけでGX-05を取り合うV-1&G3-X。

 スケロス「……」

 北條「いいから貸しなさい!」
 氷川「いいですよもう!」

 合成音「カイジョシマス
 ようやくロックを解除するG3-X。

 待ちくたびれたような表情で、戦闘を再開するスケロス。

 スケロスと取っ組み合うV-1。
 スケロスを狙い、GX-05を発射するG3-X。

 が、スケロスが避けたため、銃弾はV-1を直撃!
 GX-05の連射を浴び、ボロボロになるV-1!

 北條「…何をするんです! 私に貸しなさい!」

 G3-XからGX-05をひったくるV-1。
 スケロスを狙って発射!

 が、狙いがそれて、G3-Xを直撃!
 GX-05の連射を浴び、ボロボロになるG3-X!

 氷川「…北條さん、ワザとやりましたね…」
 北條「な、何を言うんですか氷川さん!」

 低次元の言い争いを続ける二人を尻目に、呆れたような表情で現場を走り去るスケロス。
 あっという間に見えなくなる。

 北條&氷川「………」
 GX-05の乱射によって廃墟と化した現場に取り残されたV-1&G3-X。

 北條「(気を取り直して)氷川さん、私に考えがあります。
  一緒に戦いましょう!」


 猛スピードで走るスケロスを、ガードチェイサーで追いかけるG3-X。
 同じく、ガシャンガシャンと全力疾走で追いかけるV-1。

 G3-Xにスケロスを先回りさせて、挟み撃ちにするV-1。
 二人に挟まれて立ち往生しているスケロス目がけて突進するV-1!

 全速力で走っているバーニングV-1の全身から、炎が上がり始める!
 あまりにも素早いスピードで走り続けたために、空気との摩擦熱で装甲表面の赤い塗料が燃え出したのだ!
 炎の塊と化したV-1が、スケロスにタックル!
 炎に包まれ、苦しむスケロス!
 V-1の装甲を強制排除し、炎の中から転げ出る北條!
 そこを狙って、火ダルマのスケロスにGX-05を発射するG3-X!

 V-1パーツの燃えカスを残し、大爆発を起こすスケロス!!


 超高級料理店で祝杯を上げる(黒コゲの)北條&氷川。

 北條「ここにはよく来るのですか? 美味しいですねえ」
 氷川「いえ…。
  そんなことより、さっきの連携プレイは実に見事に決まりましたね」

 北條&氷川「これというのも、私がいたおかげです

 二人の声がハモった。


 数日後。
 手紙の件で、美杉邸を訪れる北條。

 真魚「すいません。翔一君ちょっと出かけてるみたいで…」
 北條「そうですか…残念です。
  是非彼に見てもらいたいものがあるのですが…」

 木野(司)邸で発見した手紙を取り出す北條。

 真魚「…何ですか、これ?」
 北條「分かりません。
  ここに書かれている雪菜なる人物が、津上翔一さんに宛てて出したものであると思われますが」

 手紙を持つ真魚。

 真魚「!」

 その脳裏に、夕闇のどしゃ降りの中に浮かぶ黒梵字こぞう(幼児)と、快晴の空に浮かぶ白梵字こぞう(同じく幼児)のビジョンが浮かぶ…。


(つづく)


【次回予告】(ちゃらっちゃらっ♪)

 梵字こぞう「(苦しみながら)うう…!」
 北條「…妹さんに重ね合わせているのでしょう」
 翔一「木野さんも入りませんか?」
 氷川「『ホウジョー』になりたいのかもしれません」
 木野(司)「相変わらずの性格だな」

 木野(司)「…『変心』!!」
 翔一「…『変心』!!」
 涼「…『変心』!!」

 GXランチャーを発射するG3-X。
 アンノウンの攻撃を喰らうギルス。
 V-2のキックで吹き飛ばされるアギト。

     『目覚めろ! その魂!!』



 字幕「いよいよ戦闘開始!」

 真魚「北條さんが負けちゃう!」
 小沢「北條透として戦いなさい!」
 北條「『ホウジョー』を持つ人を助けるために戦うなら、それが私のするべき義務なんです!」

 「劇場版『仮面ホウジョーV-1 PROJECT V-4』
  スーパーバッド上映中!!」

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