勝手に週刊北條
『仮面ホウジョースーパー王(ワン)』第32話
(ごうらむさんリクエストありがとう後編)


 「仮面ホウジョースーパー王(ワン)北條透は悪態人間である!
  謎の女榊亜紀に重傷を負わされたが、小沢管理官の師である高村教授にプロジェクトを持ちかけ、仮面ホウジョーV−1としてよみがえったが、高村教授がプロジェクトを放棄したため、口八丁手八丁を駆使して仮面ホウジョーG3−Xとしてよみがえったが、手品にうつつを抜かしている間に氷川誠に手柄をさらわれ、仮面ホウジョーヒラ主任に格下げされたが、G3チームが単なる駒に過ぎないことを悟り、彼らを将棋の歩としてこき使うために、仮面ホウジョースーパー王(ワン)としてよみがえった!!」



 第32話「北條復活」


 前回ラストで気絶した北條を眺めている真魚。
 そこに現れる(喪服姿の)沢木。

沢木「ムカつきはこれからも続く。
  それを終わらせるには、お前の力が必要だ」
真魚「誰?」
沢木「お前たちを、救う者だ」


 沢木邸地下の安置所。
 ベッドの上に(暴れないように)縛りつけられている北條。
 それを見つめている沢木と真魚。

 やがて、ゆっくりと目を覚ます北條。
 自分の置かれている状況を見て驚く。

北條「な、何ですかこれは!?」

真魚「…この人は」
沢木「そう。今は死んでいる

北條「な、何を言っているんですか! 私は死んでなどいませんよ!

沢木「(聞いてない)
   だが、この者の『ある部分』は滅んではいない。
  お前の力で、そこを変えてやってほしい」
真魚「そんな…誰なんですかあなたは?
  私にそんなことできるはずないじゃないですか」
沢木「いや、お前は自分の力に気づいていないだけだ。
  そして彼は、関谷と同じ力を持つ者。
  お前も関谷のことは知っているはずだ」
真魚「関谷…真澄さんと同じ…」
沢木「こいつには『イヤミな部分』は不要なのだ。
  それはお前にもわかるだろう」

 うんうんと何度も大きくうなずく真魚。

北條「………」

沢木「…手を、かざせ」

 北條に近づく真魚。

北條「な、何をするんですか真魚さん! やめてください!」
真魚「(聞いてない)
   ………」

 北條に向かって手をかざし、全力で念を込める真魚。
 が、やがて力尽き、倒れる。


 ふと気づくと、いつの間にか沢木が消えている。
 思わず逃げ出す真魚。


北條「ちょ、ちょっと真魚さん! 私はどうなるんです!?」


 沢木邸。

沢木「…彼女の力を持ってしても、この男の性格は変わらないのか…」

 ベッドに縛りつけられたままギャーギャーわめく北條を、冷ややかな眼で眺めている沢木。

北條「一体あなたは誰なんです!?
  この私を警視庁きっての名刑事と知っての犯行ですか! 早く私を解放しなさい!」

沢木「(聞いてない)
  …あのまま、死の眠りについていた方が幸せだったろう…
  …われわれは」

北條「………」

 そこまでつぶやいて、ハッとする沢木。

沢木「…そうか」
 ポン、と手を叩く沢木。

沢木「このままこいつを封印してしまえば、こいつに関しての問題は解決する
北條「な、何ですって!?

 北條の寝台を全速力でガラガラ押しながら地下の安置所に向かっていく沢木。

北條「ちょ、ちょっと待ちなさい!
  この私がいなくなったら、一体誰がアンノウンから人類を守るんです!?」

 などと必死にわめく北條を、安置所の引き出しの中に力いっぱい押し込む沢木。

 ガッシャーン!!

北條「何をするんです! 早くここから出しなさい!!

 引き出しの壁を内側からドンドン叩く北條。

沢木「(聞いてない)
  …終わった…とりあえず…
  これで人類は救われた……」


 こうして、北條一人の小さい犠牲によって、全宇宙の平和は守られた!
 人類の危機を救った彼の永遠の眠りを妨げようとする者は誰もいない!
 北條よ、安らかに眠れ!
 ありがとう、ぼくらのヒーロー北條透!!
 われわれは、きみの勇姿をけっして覚えはしない!
 さらば北條! さらば仮面ホウジョースーパー王(ワン)!!

(青空をバックに「みんなの笑顔に(サムズアップ!)」のテロップ)


【次回予告】(ちゃっちゃらら〜〜♪)

 真澄「私が、あいつと同じ!?」
 氷川「ちょっと待ってください!!」
 真澄「(顔を押さえて苦しみながら)あ、ああっ!!」
 真島「(北條を指さして)あいつが葦原さんを襲ったんだ!!」

 (おびえながら後ずさりする北條)

 真魚「北條さん!!」

          『目覚めろ! その魂!!』



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