勝手に週刊北條
『仮面ホウジョースーパー王(ワン)』第31話
(ごうらむさんリクエストありがとう編)
(※)


 さて、最近はぼくらのヒーロー北條透の出番もめっきり減ってしまい、始めから終わりまで全く出てこない回もチラホラ。
 やはりあのような憎まれ役でも全然画面に出てこないとなると、さすがに一抹の嬉しさを感じてしまいます
 ここまでお休みが続くと「ひょっとして、もう登場しないのか?」という漠然とした安心感に包まれてしまう今日この頃。
 一日も早くこのようなコーナーを書かなくて済むような平和な世の中になることを願いながら、今週も『仮面ホウジョー』をお送りします。


>元締

>  首藤さん、私はわからなくなってきました。
>  貴方は、北條をあんなに愛していた筈なのに(「仮面ホウジョーV1」参照)…☆
>  それともこれは、愛情の裏返し?! 
> (ネタデスカラキニシナイデクダサイネ…(^^; )


 いえ。
 イヤミを聞くと、妙にあの男が小さく見える。
 悟ったんですよ、私は。
 北條を嫌いだの愛してないだの、そんなことはもうどうでもいい。
 可哀想な人物だ。あの男は何も知らずに自画自賛をほざいているキャラ。
 ドラえもんで言えばスネ夫に過ぎない。
 いい加減に目を覚ましたらどうです。北條の一連の出番で一番大事なことはその根幹にギャグがあるか、それを探ることです。

 それはそうとシュウさん、笑いますよ。
 またパロディを書きましたね。
 知りませんよ。そのうちにギャグが染みついても


 「仮面ホウジョースーパー王(ワン)北條透は悪態人間である!
  謎の女榊亜紀に重傷を負わされたが、小沢管理官の師である高村教授にプロジェクトを持ちかけ、仮面ホウジョーV-1としてよみがえったが、高村教授がプロジェクトを放棄したため、口八丁手八丁を駆使して仮面ホウジョーG3−Xとしてよみがえったが、手品にうつつを抜かしている間に氷川誠に手柄をさらわれ、仮面ホウジョーヒラ主任に格下げされたが、G3チームが単なる駒に過ぎないことを悟り、彼らを将棋の歩としてこき使うために、仮面ホウジョースーパー王(ワン)としてよみがえった!!」



 第31話「愛される者」


 沢木と話している相良。

沢木「おまえにはしてもらいたいことがある。
  それが上手くいけば性格に大きな変化があるだろう。
  完全にあの男を生まれ変わらせることだ」
相良「本当にそんなことが必要なのか?
   あいつのあの性格は直るもんじゃない。
  何やってもムダだぞ」
沢木「(苦々しげな表情で北條を思い浮かべて)あの男の性格に良さがあるかどうか、
  ああなった時のことを考えてみろ!」


 街中を歩きながら、先日の美杉邸での真魚との会話を回想している北條。

(北條「ある説によりますと、超能力者は知らず知らずのうちにその力を発揮することがあるといいます。
  もしかしたら犯人に殺意はなく、無意識のうちに風谷氏を死に到らしめたのかもしれませんが。
  どうです?
  何か心当たりはありませんか?」)
 (真魚「…いいえ、分かりません、私には」)
 (北條「本当に?」)
 (真魚「……」)

北條「…恐らく、何かを知っているに違いない。もしかしたら彼女自身が…」

 歩きながら物思いにふける北條。

 その背後に現れるアンノウン(クルスタータ・パレオ)。

パレオ「……」

 こっそり襲いかかろうとするが、背後から何者かに腕を掴まれる。

パレオ「…?」

 後ろを振り向くと、なんと今まで登場したアンノウン約30体が一人残らず勢揃いしている(←倒されたヤツは体色が前回と変わってハデなカラーリングになっている)。

 腕を掴んだケトス・オルキヌスが首を振る。
 背後のアンノウンも全員首を振る

 パレオ「……」

 パレオ、みんなの気持ちを悟ったかのような表情でうなずく。

 歩いていく北條の背中を全員で見つめるアンノウン一同。
 みんな揃って超能力のポーズを取りながら、お互いの顔を見合わせて同時にうなずく。
 北條を見つめながら、右手を挙げてスタンバイするパレオ。

 北條「…?」

 何かの気配を感じて、ふと後ろを振り向く北條。

 パレオ、右手を振り下ろす。
 それを合図に、全員で北條に襲いかかってくるアンノウン集団

 北條「!!」

 アンノウン集団に追いかけられ、悲鳴を上げながら全力疾走で逃げ出す北條。


 そこへ通りかかる真魚。
 異様な集団(北條含む)を目の当たりにして驚く。

 真魚「北條さん!?」
 北條「真魚さん! 逃げなさい!!」

 自分は関係ないのに、北條の一言のせいで一緒に逃げ回るハメになる真魚。
 だが二人とも、路地の行き止まりに追いつめられる。
 一歩一歩二人に迫るアンノウン集団。

 せめて真魚だけでも守ろうと、アンノウンと真魚との間に盾となって立ちふさがる…なんて様子は微塵も見せず、真魚の背後に隠れながら必死に叫ぶ北條。

北條「真魚さん! 超能力を使いなさい!」
真魚「え!?」
北條「恐らくあなたは超能力が使えるはずだ!
  その力でアンノウンたちを追い払いなさい!」
真魚「そ、そんな…」
北條「私の目に狂いはありません!
  あなたになら出来るはずです!」
真魚「で…でも…そんな力…どうやったら使えるのか…」
北條「頭の中でやりたいことを思い浮かべればいいんです!
  『かっこいい北條さんを救いたい』と思いながら念じてみなさい!
  そうすれば力が使えるはずです!」
真魚「それでいいんですか!?」
北條「大丈夫です! この私を信じてやってみなさい!」
真魚「…わかりました。やってみます」

 意識を集中させる真魚。

真魚(北條さんを救いたい…)

北條「真魚さん!」
真魚「はい?」

北條「『かっこいい』を付け加えるのを忘れないように!」

真魚「………」

 かなり気を悪くしながら、ムッとした表情で目を閉じる真魚。
 念を込める。

 …すると、いきなりテニスボールが猛スピードで飛んで来て…

 北條の頭に当たる。

 北條「!!?」

 目を閉じたまま再び念を込める真魚。

 そばに停めてあった自動車のバンパーが、ベキベキベキッと外れて…北條に襲いかかる。

 さらに、近くの公園にあったスケボーとブランコが飛んで来て…北條の顔面にクリーンヒット!(スケボーは衝撃でまっぷたつ)

 北條「○×▲※☆!?!」

 サイコキネシスのフルコース攻撃を食らい、KOされる北條。


 北條がKOされたのを見て、アンノウン集団は満足げな表情を浮かべて全員立ち去っていく(結果的に真魚を危機から助ける形になった北條)。


 呆然として物陰に立っている相良。

相良「お、俺はまだ何もしてないのに…」


 真魚、目を開けてみると、いつの間にかアンノウンが全員いなくなっている。
 喜ぶ真魚。

真魚「北條さん! やりました!
  北條さんの言う通り、アンノウンを追い払いました!!」


 ぐったりした北條を揺さぶって微笑む真魚。

北條「(焦点の合わない目でひきつり笑いをしながら)と…当然です。
  私の言うことに間違いはありませんよ…」

 そう言って笑いながら、白目をむいて完全に気絶する北條。

真魚「北條さん、大丈夫ですか!?」

 気絶した北條を見つめている真魚。
 すると、次第にその体から光が発せられ、北條の周囲に変化が現れる。

真魚「…!?」

 北條の周囲に光とともに現れる、たくさんのきれいな花輪。


 何故か花輪の下には「親戚一同」とか書いてある。


 そこへ、腕章付きの黒い背広を着て数珠を持った用意のいい)沢木が現れる…。


(つづく)


【次回予告】(ちゃっちゃら〜ちゃっちゃら〜♪)

 沢木「おまえも小沢のことは知っているはずだ」
 高村「彼女をまつりあげてどうするつもりだ!?」
 氷川「彼女は、強化ガラスのように扱わないと」
 沢木「この世には『小沢なる者』が必要なのだ」

          『目覚めろ! その魂!!』



※作者注:
 当時、この回の書き込みが遅れに遅れたため、掲示板のアギトツリーにごうらむさんの「今週はまだ『仮面ホウジョー』がない!」という書き込みが載りました。



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