『仮面ライダーアギト』
第3話 俺の変身
2001/2/11 放送
(Story)
2体のヒョウ顔のアンノウンを倒した4号に似たアンノウンは、更にG3に襲い掛かった。
激しいダメージにより防御機能を失い、バッテリーも切れかかったG3に、アンノウンは必殺のキックの体勢に入るが、何故かその体勢を解いて去っていった。
バッテリーが完全に切れて作動不能に陥ったG3は、Gトレーラーに回収された。
そして、我に返ってバイクのところで変身を解いた翔一は、自分がしていたことに怯え、追いかけてきた真魚に「助けて…」とすがりつく。
翌朝、氷川と北條は、警視庁上層部の聴聞会に呼び出された。
北條はその席で、幹部達に未確認生命体を超えるアンノウンの脅威に対向するため、未確認生命体対策班の充実・強化とG3システムの量産・組織化が必要だと進言する。
聴聞会からの帰り、礼を言う氷川に、北條はG3システムが対アンノウンの核となる存在だと答えた。
対策班に戻った氷川がそのことを小沢に言うと、小沢は北條がG3ユニットの装着者に真っ先に志願して選考に漏れた人間だと教えた。
「結局、4号に似たアンノウンも敵だった」と言う尾室に、氷川はそれでも「アギト」と呼ばれた4号似がその2体を倒してくれたのは間違いないと、釈然としない思いを持っていた。
その頃、遺跡発掘現場の縄文時代の地層から、真新しい人間の死体が発見された。
掘り返した後もなく、やはりアンノウンの仕業としか考えられないやり方だったが、今度の被害者は天涯孤独だった。
氷川は、被害者の住んでいたアパートを調べ、妙な物を見つけた。
100円玉が入ったビンだが、ビンの口が小さく、どうやっても100円玉を入れることができないのだ、
佐伯信彦の写真に写っていた謎の手首といい、どうやらアンノウンの標的は、超常現象を起こす能力を持った人間であるらしいと氷川は推理した。
一方、自分の力と暴走に怯えた翔一を見て、教授は家事ノイローゼと診断、当分の間、家事を3人で分担することにしたが、何をやっても上手くいかない。
それを見た翔一は、自分の居場所がそこにあることを見付け、「みんなの居場所を守ろう」と決意して立ち直った。
そして、病院を抜け出した涼は、水泳部に退部届を出して姿を消した…。
再びアンノウンが現れて人を襲っているとの通報を受けて、G3が使えないまま、氷川は現場に向かう。
そして、翔一もまたそれを感じ取ってバイクで向かい、そこで銀色のカメ型のアンノウンに襲われた。
自転車で追いついた真魚は、変身して応戦する翔一の姿を見る。
もう1体、金のカメ型のアンノウンも現れて2対1の戦いになったアギトは、銀のカメ型めがけてキックを放つが、甲羅で防がれてしまう。
果たしてアギトに勝機はあるのか!?
そしてその頃、オーパーツのダイヤルが全て開放され、中から遺伝子モデルに似た物体が出現していた。
(傾向と対策)
前回触れた時代設定の矛盾について、東映の公式サイトで事情説明がなされていた。
それによると、『クウガ』スタッフから、あの世界で再び事件を起こして雄介の戦いを無駄にするのはやめてほしい旨の強い要望があったため、“同じような事件が起こった違う世界”という形で作ることになったとのこと。
よって、今後この『今週の見所』のコーナーでのスタンスは
『アギト』の世界は、1998.1.30〜1999.1.30を舞台に、基本的に『クウガ』と同様の事件が起こった別世界
ということで扱います。
たびたび変更して申し訳ないが、こうしないと世界観がまるで崩れてしまうので、了承願います。
さて、えらくあっさりと北條の設定が出揃ってしまった。
聴聞会で自分の信念に基づいて、見たことをありのままに報告する漢だと思ったら、要するにG3を量産すれば自分も装着できるというわけね。
格好良く己の非を認めたのかと思いきや、G3になりたいだけだったという…。
もうちょい後で明かせば、とりあえず北條の株も上がったのに。
今回、アギトは大地に紋章を描いていない。
角はちゃんと展開しているにもかかわらず、だ。
銀のカメ(テストゥード・オケアヌス)は、金のカメ(テストゥード・テレストリス)を踏み台にしてのキックだったから仕方ないとしても、どうしてG3の時に紋章を描かなかったのか?
もしかすると、1回の変身で1度しか使えない大技なのかもしれない。
テストゥード達も、天使の輪を使っていなかったようだ。
今回、翔一は自分なりの戦う理由:“みんなの居場所を守りたい”を見付けたわけだが、どうにも薄っぺらい。
というのは、翔一が自分の変身能力を把握しているかどうか、冒頭でアギトが暴走した理由などが描写されないうちに結論を出しているからなのだ。
例えば、5分以上変身していると凶暴化するのを抑えられなくなるとか、自分の身体が異常であることに恐怖しているとかの、翔一側の事情というものが描かれていれば、この問題は解決する。
翔一が変身できる理由を謎としたままで翔一に出させてしまったが故に、こんな中途半端なことになってしまったのだ。
とは言え、家事がまるで駄目な美杉家の人々を見て、“自分の必要とされる場所”を見付けてしまう翔一というのは、なかなか楽しいものだった。
ところで、前回のヒョウ顔(パンテラス)は死体を木の中に入れ、今回のテストゥードは土の中に入れている。
ヒョウは獲物を木の上で保管する習性があるし、カメは土の中に卵を生む。
もしかしたら、彼らのこの行動には、そういったことも関係しているのかもしれない。
ところで、オーパーツの中から出てきた松ぼっくりのような遺伝子モデルは何なんだろう?
3話にして開いてしまったオーパーツの中身、そしてパンテラスが触れた時に飛び散った火花…これからどう関わっていくのか。
OPの最初に出てくる天界図のような絵には、人と共にいる赤と青の戦士らしき者が描かれ、中央には光り輝く天使のようなものも描かれている。
アンノウンが狙う相手が、超常能力を使える遺伝子の持ち主らしいこともあって、どんな意味を持っているのか楽しみだ。
…てことは、真魚もいずれ狙われるんだよね。
まさか、真魚の父が死んだ理由って…。
ところで、前回パンテラスに狙われていた関口美奈子の双子の姉はその後どうなったんだろう。
理由があって狙われたからには、どこまでも狙われないとおかしいのだが。
パンテラスが狙う相手とテストゥードが狙う相手は、持っている力の質が違うわけ?
そうでなかったら、今回まず彼女から襲われなければ筋が通らない。
まさか、1週間経ったから忘れたってわけじゃないよね?
今回の見所は、自転車でバイクに追いついた真魚だろう。
前回、『自転車でバイクを追いつけるわけがない』と書いたのだが、きっちり追いつかれてしまった。
しかも、今回は、バイクで飛び出した翔一を2階から見ていたにもかかわらず、翔一が到着した数分後には駆け付けている。
もしかして真魚ってもの凄い能力の持ち主なんじゃ…。
ちなみに、翔一の正体を知ってしまった真魚が何かのノリで「仮面ライダー」とか名付けたら、アギトは自分から名乗るかもしれないという可能性があるのだけど…。
翔一が毎回野菜をネタにしたくだらないシャレを言うと思ってたのに、裏切られた〜。
PS 今回もEDがなかった。もしかして、ずっとこのままか?