という具合になっている。
ゴオマがいよいよ胸元に隠した何かを披露し始めたわけだが、それでもまだ圧倒的なガドルの威圧感を見せてくれた。
ここでもポイントは、ガドルが言っている「
だから整理を始めるんだ」という言葉だ。
バルバが長野でグロンギの出てきた林らしきところを歩いていた事といい、次回予告の「34体を殺した」という言葉といい、桜子が向かっている長野の惨殺事件が関係していることは間違いあるまい。
特に、『34人』でなく『34体』というところに、“
バルバがグロンギ怪人を殺している”という感じがする。
ファイナル・ゲームに向けて余剰人員の整理が始まったと考えると、鷹羽のファイナル・ゲーム論(
研究室第8回参照)の裏付けにもなるかも…。
そして、殺したのが0号かもしれないということ…。
バルバは本当に0号なのか、だとしたらEPISODE5で出てきた謎の男は何者なのか、いよいよ謎は核心に迫ってきた。
今回の見所は、なんと言ってもこれ。
ホントにやりやがった、
金箔入りカレー!
ネーミングセンスもイカす。
まさか
ケロンパカレーとは…。
“キンキンカレーじゃ芸がないから、一ひねりしてケロンパ”というセンスが素晴らしい。
そこに「
ケロンパって、みどり…ですよね」と突っ込む雄介もナイス。
一応説明しておくと、『キンキン』というのは
愛川欣也、『ケロンパ』が
うつみ宮土理(みどり)のことで、この2人はかつて『
キンキン・ケロンパのシャボン玉こんにちは』という番組を一緒にやっていたのだ。
で、雄介の突っ込みは、この『みどり』という名前が“緑のクウガ”に引っかかるのではないかと言っているのだ。
しかし『シャボン玉こんにちは』なんて、親の世代にしか判るまい。
もう1つは、さっそくビートチェイサーにクウガマークが入っていたことか。
やるなぁ、雄介。
それにしても、今回も雄介の誠実さが表れていた。
まず、奈々に向かって言っていた「
遠くても、歩き続ければ何か見えてくるよ、絶対」という言葉。
『夢は叶うよ』ではなく、『何か見えてくるよ』というところが雄介らしい。
“夢が叶うかどうか”ではなく“努力したことが自分に何かを与えてくれる”ことの方が大事だという雄介は、本当に正直に生きていると思う。
また、保育園で「しゅうと」君と話している最中、一条から呼出音が鳴ったにもかかわらず、「しゅうと」との会話が終わるまで
通信に出ようとはしなかった。
このことも、たとえ子供相手でも相手を尊重して話す雄介らしい行動だったと思う。
たわいない子供同士の喧嘩も、『クウガ』においては、必ず何かの伏線になっているはず。
果たして、これが次回どう繋がるのか…?
PS:今回入った着るチャイルドシート『あんぜんくん』のCMを見てて思ったんだけど、あれのデザインをクウガのアーマーみたいに出来ないかな?
そうすれば、子供も喜んで着るだろうし、売上にプラスになりそうな気もするけど…。