『仮面ライダークウガ』
EPISODE30.5
仮面ライダークウガ
VS
剛力怪人ゴ・ジイノ・ダ


(Story)
 ある朝、目覚めてポレポレ店内に下りてきた雄介は、おやっさんが出しっ放しにしていたスクラップブックを見ながら、クウガになってからのことを考えていた。
 そこに一条から未確認生命体出現の電話が入り、雄介は現場に急行する。
 怪しい光が見えた倉庫の中に入った雄介は、未確認生命体(イノシシ種怪人:ゴ・ジイノ・ダ)に襲われ、赤いクウガでこれを撃破した。
 
 
(傾向と対策)
 正味10分。
 うち回想シーン3分。以上。
 
 ってわけにもいかないので、一応内容を。
 とりあえず最弱怪人のジイノは、40号に当たる。
 というのは、“ゴ”になってから欠番になった怪人がそこしかないからだ。
 とは言え、倉庫の中で戦い、2階からの飛び降り回転キックで普通に爆死してしまったジイノは、やはり33号辺りの“メ”にしておくべきだったのではないだろうか。
 ま、この時期の全プレだから、既に滅びた“メ”というわけにもいかなかったんだろうけど。
 「俺は当たって砕くゴ・ジイノ・ダだ」とか言って、蹴られて砕けちゃったり、武器の槍を投げる時に「刺せ!」と言っていたりと、ギャグだと思えば結構いける。
 
 麗々しく「ライジングマイティ見参!! 最強怪人と対決だ!!」とか謳われているけれど、戦いが終わった後、OPが流れる直前に姿がちょっと見えるだけなので、看板に偽りありまくりだ。
 戦っている時間が普段よりちょっと長いし、アクションもなかなかだけど、今の本編の状況からすると、どうも緊迫感に欠ける。
 
 見所を強いて挙げれば、目が光っているクウガだろうか。
 本編じゃないだけあってライティングとかも凝っていて、ライブステージショーを見ている気分だった。
 ショーだと割り切れば、そんなに悪くない。
 
 それに物の性質上、画面に字幕で「ドラゴンフォーム」とか「スプラッシュドラゴン」とか出ていたにもかかわらず、雄介自身は「青いクウガ」「武器と必殺技」としか言わなかったのも好感が持てる。
 「仮面ライダー」の「か」の字も出なかったもんね。
 
 なお、ビデオの最後の協賛各社の列記された画面に出ていたリント文字は、恐らく
  「ここに並んでいるのは、小学館と共にあるものなり
つまり、「小学館の雑誌はこちら」であろう。


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