『仮面ライダークウガ』
EPISODE20 笑顔
(Story)
未確認生命体第26号を倒した雄介の身体は、すっかり元通りになった。
椿は、雄介の心臓が停止した理由は「第26号の毒が人間の体温では活発に作用する事を体内の霊石アマダムが判断し、仮死状態にして体温を下げたのではないか」と推理する。
石片に戻ったゴウラムも、雄介が触れたことで再び活性化し始めた。
そんな時、第26号の手首から復活したクローン体が暴れ始めたが、駆けつけたクウガがいつものようにキックを決めると、クローン体は爆発せずに溶けてしまった。
なぜ、爆発しなかったのか…。
(傾向と対策)
ついさっきまで死んでたくせに、のほほんと「『超変身!』でいいですかね?」などと言う雄介に、半ば呆れた笑顔で「いいんじゃないか?」と返す一条を見ていると、一条が雄介の人となりを理解した上で、その本質を認めていることがよく判る。
また、生還した雄介を出迎える桜子の嬉しそうな表情も、雄介に寄せる(友人としての)愛情の深さを感じさせてくれた。
一度死んだことで(まあ、仮死状態らしいけど)アマダムがパワーアップしたのか、最後のキックで両足の赤い玉がスパークしていたが、キックを受けた第26号が爆発しないで溶けてしまったのは何故だろう?
@ クウガのキックがレベルアップしたから
A ベルトのないクローン体だったから
イマイチ判らなかったけど、キックの後、クローン体の胸に浮き出た模様がいつもと違うみたいだし、思わせ振りにラストの「つづく」にもノイズが走っていたりするから、どちらかというと@の方なんだろう。
アマダムについても、碑文にはストレートに書かれていないと言っていることなど、今後徐々に明かされていくことが示唆されている。
一方、グロンギ側も「“メ”から“ゴ”になれるのは…」などと、上の階級が控えているらしい様相を見せている。
まだ170体以上残っているグロンギの怪人達が、この先どう動くのか楽しみだ。