『仮面ライダークウガ』
EPISODE15
装甲
(Story)
捜査本部では、九郎ケ岳遺跡の出土品の消滅と共に飛び去った、謎の飛行体についての緊急会議を開いた。
謎の飛行体は、行く先々で金属を吸収しながら東京を目指している。
目的が何なのか、未確認生命体と関連があるのかなど謎が多く、捜査本部は警戒を強める。
折しも一条の誕生日。
望見は、一条に誕生日プレゼントを渡そうとするが、にべもなく断られる。
そんな時、第24号(ヤドカリ種怪人)が現れ、落ち込む望見を置いて一条は現場に急行する。
第24号出現の連絡は、桜子の元で「馬の鎧となる僕」について調べていた雄介にも入った。
そして、同じく現場に急行する雄介の前に謎の飛行体が現れ、しばらく周りを飛んだ後どこかへと飛び去った。
プレゼントを受け取って貰えず落ち込む望見に、榎田は、一条にとって今日は誕生日であると同時に父の命日でもあること、一条は市民を守るという仕事に命を懸けた父を尊敬して、警察官になったことを語る。
毎年この日は母親と過ごすが、今年は行かないだろう、とも。
一方第24号の手口は、車で何度も相手を轢くというものだった。
再び現れた第24号の元へ急行するクウガのトライチェイサーに、再び現れた飛行物体が合体した。
「これが馬の鎧か!」
第24号に追いついたクウガに、バックで迫るトラック。
(傾向と対策)
プレゼント攻勢を見事にかわされた望見は、ちょっと可哀想。
すかさずフォローに入る榎田が、いい味を出している。
今回はゴウラムの登場編なので、一条の父親の話が出てくる他は、特に重要な部分はなくて残念。
今回の見所は、幕間での第24号とゴオマ(ズ・ゴオマ・グ:コウモリ種怪人)の口ゲンカだろう。
グロンギが最も嫌う大型車に乗ってゲームに参加する第24号。
それが面白くないゴオマから「こんなもの使うなんて本気か?(グロンギ語)」と言われ、「ゴオマさん、調子はどう?」と(リントの言葉でしゃべって見ろと言わんばかりに)からかい、ゴオマが「恥ずかしいぞ。リントの作った物に入って」と日本語で返すとクラクション攻撃するという、なんとも大人げないやりとりがある。
第24号は、ドカヘル、「安全第一」の腕章と、ほとんど土木作業員である。
どうもトラックに乗っていた人の服装を真似たのではないかと思われる。
言葉系の見所をもう1つ。
「馬の鎧」の方がかっこいいという雄介に対し、「虫がどうやって馬の鎧になるのよ」と言った桜子。
雄介は間髪入れずに「気合いで」と返した。
雄介は絶対本気だ。