元締、ハバネロを育てる 第二回 |
後藤夕貴 |
更新日:2007年7月22日
料理をしていて、常々思う。
自家製の唐辛子オイルが、全然辛くない!
あまりに辛味が足りなくて、調味料として全然役に立たない!
市販の乾燥唐辛子を放り込んだオリーブオイルでは、ぜいぜい香りつけ程度にしかならないのだ。
これでは、全然おいしくない!
辛い物が大嫌いという事で通っている筆者・元締にとって、これは由々しき問題でR。
そんな現実に憤慨した元締、ふと、ネット上で「ハバネロ栽培日記」なるものを発見。
あの、世界一辛いと言われる唐辛子を自宅で育てようというものだ。
1〜2年前くらいから、一部で流行しているらしい。
なんでも、実物のハバネロは結構育てやすい上に、うまくすればかなりの数の収穫が見込めるらしい。
おお、それならば、もっともっと辛くてうまい唐辛子オイルが作れるのでは?!
泡盛買ってきて、コーレグスにするのもいいね♪
…などと事を考え、辛い物が大の苦手の元締、ついにハバネロ育成を決意。 以下は、その涙と笑いとペーソス溢れる育成記録の第二回目である。
日記内容は、後でまとめ書きしたものではなく、すべて当時から書きためていたものなので、その点ご了承を。
ここしばらくの気温の変化で、また成長に加速がついたようだ。
どの株も30センチを超え始め、特に2.シロの成長が活発だ。
なので、旅の最中に枯れさせてしまっては、今までの苦労が水の泡だ。
「自動水やりストロー」というものを用意。
ビールの500ml缶にたっぷり水を入れ、そこからストローを伸ばして片側を土の中に埋める。
もちろん、ストローが吸い上げる水は微々たるものなので、出がけにハイポニカ肥料を、いつもよりちょっと少なめに与えておく。
さて…無事でいてくれればいいが。
というわけで、30日深夜バスで関西方面へ出発。
翌日バスが到着した頃には、もうすっかりハバネロの事なんか忘れていた筆者(笑)。
さすがにこの頃には心配になっていたので、帰宅後すぐに状態確認。 幸い、いずれの株も枯れてはおらず、まだまだ元気だった。
葉が内側に丸まっていたが、これは水分不足時に起こる症状だそうな。
もちろん、すぐに水を与えてやる。
缶が随分軽くなっているようだけど、意外に多く吸水したのかな。
自然蒸発しないようにしていたのに、1.クロの缶は半分ほどにまで減っていた。
で、なんかまたさらに大きくなったようなので、サイズ確認。
1.クロと4.はちみつは35センチ前後の高さにまで成長したが、2.シロだけは40センチを超えていた!
他の二つより、頭一つ分(?!)くらい大きいのだ。
しかも、葉の大きさや幅は、比較にならない。
前は一番背が低くて、心配していたんだけどね。
健康なのはいいけれど、これは益々、なんか奇妙な感じに……って。
よく見ると、葉の根本にいくつかポツポツと…
これは、2.シロだけでなく、他の株にも確認できた。
しかし、四日間放置はそこそこダメージになっていたようで、少しばかり元気がなくなっている様子でもある。
これは、そろそろ追肥を考えないといけないかな。
とにかく今は水だけど。
あと、そろそろ支柱を用意してやらないとなあ。
根本周辺を支えている割り箸だと、もう全然ダメ(笑)。
ちなみに、この数日後例の水やりストローはすべて他界。
土に埋める部分が腐り落ちてしまい、もはや何の役にも立たなくなってしまったわけ。
やっぱ、安物はそれなりなのね。
でもまあ、一時的にでも役だってくれたみたいだから、良しとしときますか。
それって、ハバネロ育成環境ギリギリのラインでは?
やべーな。ちょっと早く冷えすぎです。
てなわけで、この一週間で追肥(発酵堆肥の残りを根の周りに薄く撒く)と、45センチの支柱を設置。
あとは、毎朝以前より少し多めに水をやるようにする。
九月頭の旅行帰宅時から、葉が内側に丸く反るようになっていたが、これは水分が足りないからだそうで。
おや、ある程度育ったら、ハバネロは水の量を控えるんじゃなかったの?
と思ったら、どうもこれ論争になっている様子。
ハバネロには水をあまり与えない派と、たっぷり与え続けろ派が居るみたいで、双方の意見はまるで正反対。
どっちがホントなのかかえって信憑性を薄めている模様。
とりあえず、中間をとって「前よりちょっと多めに」を心掛けたわけだ。
で、本日夜確認してみたところ、葉の状態はOK。
背も、1.クロが約50センチ弱、2.シロが50センチオーバー、4.はちみつが約45センチくらいに伸びていた。
9/4に確認した蕾らしきものも、少しずつ大きくなっているが、まだまだ咲きそうにない。
ああ、せめてもう少し暖かくなってくれればなあ。
この週、ほとんどが雨で、晴れる日がないという悲惨な時期。
ほとんど梅雨再来。
なんだか心配になってきたぞ?
なんと、風に煽られた洗濯物の一部が、4.はちみつの上1/3程をポッキリ折ってしまった!
仕事から帰ってきて、何故か背が縮んでいるからおかしいなと思ったらこれかよ!
うわああああ!!! やっぱりベランダで3株ってのは、無理がありすぎたか! なんとかしようと試みるが、すでに皮一枚で繋がっている状態なのでどうしようもなく、諦めて折れた部分を切除。
すでに全体の葉がしなび始めている。
未練がましく、折れた先端部を土に差し込むが…これはもうダメかな…
一番大きく成長している2.シロは無事、1.クロも、シロに及ばないまでも徐々に成長しているのがせめてもの救いか。
これは、クロとシロが最後まで残るかな…って、別にサバイバルレースじゃないんだけど。
とにかく、ショックデカすぎ。
かなりくじけたっす。
とにかく脅威なのが、2.シロ。
当初は一番小さくて先が心配だったのに、今では一番背が高い。
また、葉や蕾や茎を見る限り、一番成長が良いようだ。
8月頭に比較対象として撮影したジャマンガ戦闘員(高さ10センチ)が、今ではこうだもんねえ…
このままだと、実が完熟するのは12月になっちゃうかもよ?!
というか、実際は数日前から咲き始めてはいたんだけど、本格的に花開き始めたのは週末付近から。 この日確認したところ、1.クロに8つ、2.シロに5つ咲いていた。
この他、いくつか膨らんでいる蕾が確認できるので、最終的にはもっと増える見込み。 花は思ってたよりも小さい感じなのね。
ちなみに折れてしまった4.はちみつは、その後そこら中から新芽を生やしまくり、こんな状態。 さすがに、蕾のあった部分すべてが根こそぎ折れてしまったので、このシーズンの開花&結実はムリかも…。
そろそろ、越冬を前提に考え始めないとなぁ。
いくつか花が落ちてしまっている。
先にネットで情報を調べていたからショックは少なかったが、「花のいくつかは成長過程で落ちることがある」という事を知らないで見ると、結構衝撃かもしれない。
この日確認した範囲では、三つほど落ちたらしい。
しかし、花そのものはどんどん開いているし、まだ咲いてない蕾も沢山あるから、今のところはまだいいかな。
念の為、ネットで仕入れた知識「耳掻きの凡天で花を突っつく」をやっておく。
こうすると受粉が進み、結実しやすくなるのだという。
ホントかな?
最後に、苗の高さを測ってみる。
なんか、2.シロが益々巨大化しているようだが…
苗の高さは、1.クロがすでに65センチオーバー、2.シロに至っては80センチを超えている。
そして2.シロの苗幅は、すでにベランダの幅のほとんどを占有するほどになっていた。
なんだなんだ、異常に成長が良いな!
どうやら、支柱をもっと大型のものに替えないとならないようだ。
45センチの支柱ではもう限界です!(笑)
ただし、相変わらず花の数では1.クロに劣る2.シロ。
これは、クロ対シロの結実数バトルになるかな?
4.はちみつは相変わらずマイペース成長。
どんどん葉が増えている。
多分気のせいだろう。
さらに4.はちみつを除き、支柱を90センチのものと交換(ただし重すぎてナナメになってしまっている)。
全体像を撮ると、もはや比較用のジャマンガ兵(全高10センチ)がほとんどわからないくらいのサイズになった。
8月頃の写真と比較してみると、確かにえらい違いだ。 4.はちみつも、二週間で随分と育った。
これは、後々越冬用に刈り込みする際の参考になるかも。
花は完全に開いたものも増えてきて、ひとまず順調。
あまり花の落下もしなくなり、一見平和な環境。
――しかし。
他の育成掲示板やブログを参照させていただくと、なんかうちより遅く種を植えたのにもう実が成ったとかいう人が続出してる様子。
中には、2.シロの半分程度の苗の大きさで結実したという人まで居る!
なんか成長…というか育成が遅いなあと思ってはいたが、やっぱりなあ。
そろそろ疑心暗鬼な気持ちが芽生えてくる。
で、色々調べてみた。
どうもうちのは「葉を主体に成長している個体」のようだ。
今ひとつよくわからないが、どうも「日照不足のため個体維持に力を使ってしまっている」「窒素が多いために葉が育つ方向に向かってしまったらしい」とのこと。
確かに、うちの株はいずれも葉の成長がめざましい。
対策は「窒素肥料」を抑える事らしいが、そんなもの使ってないよぉ。
発酵堆肥とハイポニカ肥料しか使ってないんだけど。
って、この発酵堆肥がまずいのか?
確か、植え替えの時に腐葉土の中に混ぜ込んだんだが。
もう一つ気になるのは、鉢のサイズ。
なんでも聞くところによると、小さすぎる鉢を使用すると成長が抑えられてしまうそうだ。
うちの鉢は、直径20センチ強。
多分8号鉢くらい。
一応、これでも問題ないサイズのようだが、もっと大きい物の方がいいのかも。
しかし…さすがにこんだけ大きくなってしまった奴を今から植え替えるのは、ほとんど無理。
それに、これ以上大きい鉢はうちの狭いベランダには置けないんだよね。
それ以外に思い当たる事は、やはり「夏場に充分な水をやらなかった(?)」「日照問題」かなと。
太陽の角度が変わったせいか、最近はよく日が当たるようになったので、今はいいのだけど。
一応順調に成長はしている様子なので、しばらくはこのままで様子を見てみたい。
果たして、寒くなるまでに結実できるのか…? 最近は、会社の外温計の数値をやたらと気にするようになってしまった。
今のところは、まだ気温は大丈夫…さて。
ついに、ついに! 1.クロと2.シロに実が付き始めた!
朝、出社前に水をやろうとしてコンディションを確かめていたら…ちっこいのがぽつんと。
開花から二週間強、短い様で長い日々でありました。 この日の夜に再確認してみると、さらに一個ずつ、あらたに結実しているのを発見。
一時はどうなる事かと心配したけど、ようやくゴールが見え始めて来た気分。
しかし。
結実したとはいえ、まだそれぞれの大きさは1センチあるかないかという小さな物。
これから大きくなり、さらに成熟するまでに時間が必要。
結局、寒くなるまでになんとかなるかという不安はぬぐえないのだ。
なお、折れた4.はちみつを確認したところ、すでに20センチ以上もの成長を見せており、しかも蕾の数も増えてきた。
なんか、かえって折れる前より良くなっているような? 気のせいかな?
やっぱり実が成ってくると、思わず嬉しくなって何度も観てしまうダメダメさ加減が発揮されてくる。 ただ、眺めていると成長度合いにそれぞれ特徴が出て来ているのに気付かされる。
現状の様子は、
ポロポロ落ちる花もいまだ見受けられる。
といっても、これはまだ当分続きそうなんだけど。
とりあえず、14日の晩に再びハイポニカ投入。
株の茎や幹は、元気そのもの。
花や実も気にはなるけど、同時に株そのものをしっかり育てないと。
とにかく、今しっかりさせとかないと、冬越えが恐いからね。
落ちてしまった花に、結構形がしっかりしているものがあったので、参考に撮影。 ちょっと花びらが黄ばんでしまっているが(実際はもっと白く綺麗)、形状はだいたいこんなもの。
おお、これでようやく、約一ヶ月の遅れを取り戻した事になった。
一時はどうなることかと心配したけど、とにかく咲いてくれて良かった良かった。
ただ、この日の夜から雨が降り始め、気温もだんだん低くなり始めたため、全体の育成に少々不安が見られ始める。
まあ、まだ決定的に寒くなったわけじゃないから大丈夫だとは思うけど。
ちなみに1.クロと2.シロの実は順調に成長し、いずれも約2.5〜3センチほどになった最大の実を筆頭に、二個目、三個目と結実している状態。
しかし、結実数は1.クロがパッと見7個とダントツに多く、2.シロははっきり確認できるものはせいぜい3〜4個と大変少ない。
やはり季節が関係しているのか?
もしこれが夏場だったら、もっとドカンと増えたかな? なんて思ったり。
このままだと、一番最初に実が完熟するのは11月中旬頃の見込みになる。
この辺りに、最初の収穫ができるのがベストなんだけど…
今はとにかく、少しでも暖かく良い日差しのさす日が増えてくれるのを祈るのみ。
4.はちみつの葉は、まだ黄緑色なんだもの…
雨が降った聖ももちろんあるのだろうが、帰宅後に株の様子を確認していたら、息が白い! 事に気付く。
まずい、これではハバネロは成長が停止してしまう。
慌てて全ての株を室内に移動。
まだちょっと早い気がするが、暖房をつけて20度まで室温を高めておく。
とりあえず、今日のところはこれで様子見。
翌日は天気が回復するようなので、朝になったら外に出す予定。
それにしても、縦も横もかなり成長した株を三つも収納すると、部屋の一角がそれだけで占有されてしまってえらい事になる。
もし、柏木に里子に出した3.ザラメまで残っていたら、とんでもなかっただろう。
これは、12月まで育成が長引いてしまったら、とんでもない事になりそうだ。
室内でじっくり確認してみると、花の花弁だけが落ちて、その下から実と思われる緑の膨らみが覗いているものがかなり多く見られるようになってきた。
これらも、どんどん大きくなって欲しいものだ。
自家製の唐辛子オイルが、全然辛くない!
あまりに辛味が足りなくて、調味料として全然役に立たない!
市販の乾燥唐辛子を放り込んだオリーブオイルでは、ぜいぜい香りつけ程度にしかならないのだ。
これでは、全然おいしくない!
辛い物が大嫌いという事で通っている筆者・元締にとって、これは由々しき問題でR。
そんな現実に憤慨した元締、ふと、ネット上で「ハバネロ栽培日記」なるものを発見。
あの、世界一辛いと言われる唐辛子を自宅で育てようというものだ。
1〜2年前くらいから、一部で流行しているらしい。
なんでも、実物のハバネロは結構育てやすい上に、うまくすればかなりの数の収穫が見込めるらしい。
おお、それならば、もっともっと辛くてうまい唐辛子オイルが作れるのでは?!
泡盛買ってきて、コーレグスにするのもいいね♪
…などと事を考え、辛い物が大の苦手の元締、ついにハバネロ育成を決意。 以下は、その涙と笑いとペーソス溢れる育成記録の第二回目である。
日記内容は、後でまとめ書きしたものではなく、すべて当時から書きためていたものなので、その点ご了承を。
●2006年8月30日
以前にも書いたが、この日の晩から、丸四日間旅に出る事になっている。ここしばらくの気温の変化で、また成長に加速がついたようだ。
どの株も30センチを超え始め、特に2.シロの成長が活発だ。
なので、旅の最中に枯れさせてしまっては、今までの苦労が水の泡だ。
「自動水やりストロー」というものを用意。
ビールの500ml缶にたっぷり水を入れ、そこからストローを伸ばして片側を土の中に埋める。
もちろん、ストローが吸い上げる水は微々たるものなので、出がけにハイポニカ肥料を、いつもよりちょっと少なめに与えておく。
さて…無事でいてくれればいいが。
というわけで、30日深夜バスで関西方面へ出発。
翌日バスが到着した頃には、もうすっかりハバネロの事なんか忘れていた筆者(笑)。
●2006年9月4日
朝方に無事帰還。さすがにこの頃には心配になっていたので、帰宅後すぐに状態確認。 幸い、いずれの株も枯れてはおらず、まだまだ元気だった。
葉が内側に丸まっていたが、これは水分不足時に起こる症状だそうな。
もちろん、すぐに水を与えてやる。
缶が随分軽くなっているようだけど、意外に多く吸水したのかな。
自然蒸発しないようにしていたのに、1.クロの缶は半分ほどにまで減っていた。
で、なんかまたさらに大きくなったようなので、サイズ確認。
1.クロと4.はちみつは35センチ前後の高さにまで成長したが、2.シロだけは40センチを超えていた!
他の二つより、頭一つ分(?!)くらい大きいのだ。
しかも、葉の大きさや幅は、比較にならない。
前は一番背が低くて、心配していたんだけどね。
健康なのはいいけれど、これは益々、なんか奇妙な感じに……って。
よく見ると、葉の根本にいくつかポツポツと…
これは、2.シロだけでなく、他の株にも確認できた。
ということは、こりゃついに来た、かな?!
しかし、四日間放置はそこそこダメージになっていたようで、少しばかり元気がなくなっている様子でもある。
これは、そろそろ追肥を考えないといけないかな。
とにかく今は水だけど。
あと、そろそろ支柱を用意してやらないとなあ。
根本周辺を支えている割り箸だと、もう全然ダメ(笑)。
ちなみに、この数日後例の水やりストローはすべて他界。
土に埋める部分が腐り落ちてしまい、もはや何の役にも立たなくなってしまったわけ。
やっぱ、安物はそれなりなのね。
でもまあ、一時的にでも役だってくれたみたいだから、良しとしときますか。
●2006年9月14日
おとといあたりから急に気温が下がり始め、日中も最高18度程度にしかならなくなった。それって、ハバネロ育成環境ギリギリのラインでは?
やべーな。ちょっと早く冷えすぎです。
てなわけで、この一週間で追肥(発酵堆肥の残りを根の周りに薄く撒く)と、45センチの支柱を設置。
あとは、毎朝以前より少し多めに水をやるようにする。
九月頭の旅行帰宅時から、葉が内側に丸く反るようになっていたが、これは水分が足りないからだそうで。
おや、ある程度育ったら、ハバネロは水の量を控えるんじゃなかったの?
と思ったら、どうもこれ論争になっている様子。
ハバネロには水をあまり与えない派と、たっぷり与え続けろ派が居るみたいで、双方の意見はまるで正反対。
どっちがホントなのかかえって信憑性を薄めている模様。
とりあえず、中間をとって「前よりちょっと多めに」を心掛けたわけだ。
で、本日夜確認してみたところ、葉の状態はOK。
背も、1.クロが約50センチ弱、2.シロが50センチオーバー、4.はちみつが約45センチくらいに伸びていた。
9/4に確認した蕾らしきものも、少しずつ大きくなっているが、まだまだ咲きそうにない。
ああ、せめてもう少し暖かくなってくれればなあ。
この週、ほとんどが雨で、晴れる日がないという悲惨な時期。
ほとんど梅雨再来。
なんだか心配になってきたぞ?
●2006年9月16日
最大のピンチ到来。なんと、風に煽られた洗濯物の一部が、4.はちみつの上1/3程をポッキリ折ってしまった!
仕事から帰ってきて、何故か背が縮んでいるからおかしいなと思ったらこれかよ!
うわああああ!!! やっぱりベランダで3株ってのは、無理がありすぎたか! なんとかしようと試みるが、すでに皮一枚で繋がっている状態なのでどうしようもなく、諦めて折れた部分を切除。
すでに全体の葉がしなび始めている。
未練がましく、折れた先端部を土に差し込むが…これはもうダメかな…
一番大きく成長している2.シロは無事、1.クロも、シロに及ばないまでも徐々に成長しているのがせめてもの救いか。
これは、クロとシロが最後まで残るかな…って、別にサバイバルレースじゃないんだけど。
とにかく、ショックデカすぎ。
かなりくじけたっす。
●2006年9月24日
あらためて、成長度合いを確認。 1.クロ…約55センチ、2.シロ…約60センチ超、4.はちみつ…折れたため約40センチ前後に。 しかし4.はちみつは、その後新しい芽が沢山吹き出てきて、復活の兆候が出始めた。とにかく脅威なのが、2.シロ。
当初は一番小さくて先が心配だったのに、今では一番背が高い。
また、葉や蕾や茎を見る限り、一番成長が良いようだ。
8月頭に比較対象として撮影したジャマンガ戦闘員(高さ10センチ)が、今ではこうだもんねえ…
どーでもいいけど、もうすぐ10月なのに、花も咲かないって…大丈夫なのか?
このままだと、実が完熟するのは12月になっちゃうかもよ?!
●2006年9月30日
ようやく、花が咲き始めた。というか、実際は数日前から咲き始めてはいたんだけど、本格的に花開き始めたのは週末付近から。 この日確認したところ、1.クロに8つ、2.シロに5つ咲いていた。
この他、いくつか膨らんでいる蕾が確認できるので、最終的にはもっと増える見込み。 花は思ってたよりも小さい感じなのね。
ちなみに折れてしまった4.はちみつは、その後そこら中から新芽を生やしまくり、こんな状態。 さすがに、蕾のあった部分すべてが根こそぎ折れてしまったので、このシーズンの開花&結実はムリかも…。
そろそろ、越冬を前提に考え始めないとなぁ。
●2006年10月4日
仕事から帰り、ハバネロの状態を確認。いくつか花が落ちてしまっている。
先にネットで情報を調べていたからショックは少なかったが、「花のいくつかは成長過程で落ちることがある」という事を知らないで見ると、結構衝撃かもしれない。
この日確認した範囲では、三つほど落ちたらしい。
しかし、花そのものはどんどん開いているし、まだ咲いてない蕾も沢山あるから、今のところはまだいいかな。
念の為、ネットで仕入れた知識「耳掻きの凡天で花を突っつく」をやっておく。
こうすると受粉が進み、結実しやすくなるのだという。
ホントかな?
最後に、苗の高さを測ってみる。
なんか、2.シロが益々巨大化しているようだが…
苗の高さは、1.クロがすでに65センチオーバー、2.シロに至っては80センチを超えている。
そして2.シロの苗幅は、すでにベランダの幅のほとんどを占有するほどになっていた。
なんだなんだ、異常に成長が良いな!
どうやら、支柱をもっと大型のものに替えないとならないようだ。
45センチの支柱ではもう限界です!(笑)
ただし、相変わらず花の数では1.クロに劣る2.シロ。
これは、クロ対シロの結実数バトルになるかな?
4.はちみつは相変わらずマイペース成長。
どんどん葉が増えている。
多分気のせいだろう。
●2006年10月9日
久しぶりに撮影。 1.クロと2.シロの下の方の葉(端が傷んでいるもの)を伐採した状態。さらに4.はちみつを除き、支柱を90センチのものと交換(ただし重すぎてナナメになってしまっている)。
全体像を撮ると、もはや比較用のジャマンガ兵(全高10センチ)がほとんどわからないくらいのサイズになった。
8月頃の写真と比較してみると、確かにえらい違いだ。 4.はちみつも、二週間で随分と育った。
これは、後々越冬用に刈り込みする際の参考になるかも。
花は完全に開いたものも増えてきて、ひとまず順調。
あまり花の落下もしなくなり、一見平和な環境。
――しかし。
他の育成掲示板やブログを参照させていただくと、なんかうちより遅く種を植えたのにもう実が成ったとかいう人が続出してる様子。
中には、2.シロの半分程度の苗の大きさで結実したという人まで居る!
なんか成長…というか育成が遅いなあと思ってはいたが、やっぱりなあ。
そろそろ疑心暗鬼な気持ちが芽生えてくる。
で、色々調べてみた。
どうもうちのは「葉を主体に成長している個体」のようだ。
今ひとつよくわからないが、どうも「日照不足のため個体維持に力を使ってしまっている」「窒素が多いために葉が育つ方向に向かってしまったらしい」とのこと。
確かに、うちの株はいずれも葉の成長がめざましい。
対策は「窒素肥料」を抑える事らしいが、そんなもの使ってないよぉ。
発酵堆肥とハイポニカ肥料しか使ってないんだけど。
って、この発酵堆肥がまずいのか?
確か、植え替えの時に腐葉土の中に混ぜ込んだんだが。
もう一つ気になるのは、鉢のサイズ。
なんでも聞くところによると、小さすぎる鉢を使用すると成長が抑えられてしまうそうだ。
うちの鉢は、直径20センチ強。
多分8号鉢くらい。
一応、これでも問題ないサイズのようだが、もっと大きい物の方がいいのかも。
しかし…さすがにこんだけ大きくなってしまった奴を今から植え替えるのは、ほとんど無理。
それに、これ以上大きい鉢はうちの狭いベランダには置けないんだよね。
それ以外に思い当たる事は、やはり「夏場に充分な水をやらなかった(?)」「日照問題」かなと。
太陽の角度が変わったせいか、最近はよく日が当たるようになったので、今はいいのだけど。
一応順調に成長はしている様子なので、しばらくはこのままで様子を見てみたい。
果たして、寒くなるまでに結実できるのか…? 最近は、会社の外温計の数値をやたらと気にするようになってしまった。
今のところは、まだ気温は大丈夫…さて。
●2006年10月11日
結 実 確 認 !ついに、ついに! 1.クロと2.シロに実が付き始めた!
朝、出社前に水をやろうとしてコンディションを確かめていたら…ちっこいのがぽつんと。
開花から二週間強、短い様で長い日々でありました。 この日の夜に再確認してみると、さらに一個ずつ、あらたに結実しているのを発見。
一時はどうなる事かと心配したけど、ようやくゴールが見え始めて来た気分。
しかし。
結実したとはいえ、まだそれぞれの大きさは1センチあるかないかという小さな物。
これから大きくなり、さらに成熟するまでに時間が必要。
結局、寒くなるまでになんとかなるかという不安はぬぐえないのだ。
なお、折れた4.はちみつを確認したところ、すでに20センチ以上もの成長を見せており、しかも蕾の数も増えてきた。
なんか、かえって折れる前より良くなっているような? 気のせいかな?
●2006年10月15日
実はどんどん大きくなる。やっぱり実が成ってくると、思わず嬉しくなって何度も観てしまうダメダメさ加減が発揮されてくる。 ただ、眺めていると成長度合いにそれぞれ特徴が出て来ているのに気付かされる。
現状の様子は、
- クロ…一つひとつは小さいが、一度に沢山結実(15日現在確認出来る実の数は4個、実になりかけを含めると5個)
- シロ…実は少ないが順調に大きくなっている(15日現在確認出来る実の数は3個)
ポロポロ落ちる花もいまだ見受けられる。
といっても、これはまだ当分続きそうなんだけど。
とりあえず、14日の晩に再びハイポニカ投入。
株の茎や幹は、元気そのもの。
花や実も気にはなるけど、同時に株そのものをしっかり育てないと。
とにかく、今しっかりさせとかないと、冬越えが恐いからね。
落ちてしまった花に、結構形がしっかりしているものがあったので、参考に撮影。 ちょっと花びらが黄ばんでしまっているが(実際はもっと白く綺麗)、形状はだいたいこんなもの。
●2006年10月22日
週末知人宅に泊まりがけで出かけて帰ってきてみると、4.はちみつに二輪の花が咲いていた!おお、これでようやく、約一ヶ月の遅れを取り戻した事になった。
一時はどうなることかと心配したけど、とにかく咲いてくれて良かった良かった。
ただ、この日の夜から雨が降り始め、気温もだんだん低くなり始めたため、全体の育成に少々不安が見られ始める。
まあ、まだ決定的に寒くなったわけじゃないから大丈夫だとは思うけど。
ちなみに1.クロと2.シロの実は順調に成長し、いずれも約2.5〜3センチほどになった最大の実を筆頭に、二個目、三個目と結実している状態。
しかし、結実数は1.クロがパッと見7個とダントツに多く、2.シロははっきり確認できるものはせいぜい3〜4個と大変少ない。
やはり季節が関係しているのか?
もしこれが夏場だったら、もっとドカンと増えたかな? なんて思ったり。
このままだと、一番最初に実が完熟するのは11月中旬頃の見込みになる。
この辺りに、最初の収穫ができるのがベストなんだけど…
今はとにかく、少しでも暖かく良い日差しのさす日が増えてくれるのを祈るのみ。
4.はちみつの葉は、まだ黄緑色なんだもの…
●2006年10月24日
この日の夜は、異常に寒かった。雨が降った聖ももちろんあるのだろうが、帰宅後に株の様子を確認していたら、息が白い! 事に気付く。
まずい、これではハバネロは成長が停止してしまう。
慌てて全ての株を室内に移動。
まだちょっと早い気がするが、暖房をつけて20度まで室温を高めておく。
とりあえず、今日のところはこれで様子見。
翌日は天気が回復するようなので、朝になったら外に出す予定。
それにしても、縦も横もかなり成長した株を三つも収納すると、部屋の一角がそれだけで占有されてしまってえらい事になる。
もし、柏木に里子に出した3.ザラメまで残っていたら、とんでもなかっただろう。
これは、12月まで育成が長引いてしまったら、とんでもない事になりそうだ。
室内でじっくり確認してみると、花の花弁だけが落ちて、その下から実と思われる緑の膨らみが覗いているものがかなり多く見られるようになってきた。
これらも、どんどん大きくなって欲しいものだ。