2004年 真夏・灼熱の関東オフ会! レポート その3
後藤夕貴
更新日:2004年10月27日
 2004年7月 素敵な運営相談役


 この時期になると、だいたいオフ会の全貌が見えてきます。

 漠然と「関東開催」となっていたイベントでしたが、すでに宿泊先・本オフ会場・カラオケも決まり、各開催時間のタイムスケジュールも決まり始めてきました。
 本オフ会というのは、二日目夜からに行われる「飲み会」の事で、ここでもっとも多くのお客様が集まります。
 合宿に参加されるお客様に加え、本オフのみのお客様も合流するわけですから、大変賑やかになります。
 ただし、そのために色々プランを練らなければなりません。
 しかも、今回は諸事情あり、三時間という変則的な予約を、居酒屋に入れなくてはならなくなってしまいました。


 一応、ご説明しますと。
 居酒屋では、主に「席のみ予約」「コースメニュー予約」などがありまして、大勢で予約を入れる場合は後者の方がお得なのですが、その代わり「時間制限」が付いて来る事が多いのです。
 だいたい、二時間というタイムリミットが決められており、飲み放題などのサービスメニューも、その時間枠で区切られるようになっているのがほとんどです。

 今回は、そこに三時間割り込ませようという考えだったのです。

 これは、いつもなら本オフ会の後に行う予定のカラオケを、本オフ前の昼間にやってしまおうという計画を立てたためでした。
 タイムサービスの都合でカラオケを先にやる以上、本オフではじっくり時間をかけて皆さんとおしゃべりしたいところ。
 そのための三時間枠。

 ただし、オフ会二日目は21日土曜日でして、いわゆる「週末」って奴です。
 そんな稼ぎ時に都合の良い予約が入れられるものか?! という疑問から、今回は対策検討のため、お客様の一人・秋月星夜さんのお力を借りて、様々な検討を重ねました。

 秋月さんは、かつて50人規模の飲み会を単身取り仕切った事がある程の実力者で、元締にとっては「光速の動きを持つ方々」に等しいくらいのレベルの違いを痛感させられます。
 三時間のコース予約がダメだった場合の対策として、他の選択で似たような予約を入れる方法を検討し、様々な意見を伺い、それぞれ一つずつ見直していく…
 結果的に、予約はまったく問題なく一発OKだったのですが、この時の色々な発案は大変参考になりました。
 この手法を次回以降に役立てるため、少ないキャパシティに知識を詰め込む筆者でありました。


 さて、カラオケですが…今回は、前回同様二部屋確保し、二手に分かれて三時間楽しもうという計画を立てました。
 以前から「オフ会でのカラオケ二時間は、あまりに少なすぎる!」という意見を聞いていたもので、今回は出来る限り拡張してみた次第。

 しかし、ここで前回の「アレ」を思い出してしまいます。
 そう、前回の関西オフでは、カラオケの二部屋予約を断られ、たとえ何人になろうとも一部屋で我慢してくれ、という店側の要求を曲げる事が出来ず、結局二組分の予約を別々に入れ、中で合流するという変化技を取るハメになりました。
 今回も、時間が違うとはいえ週末でほぼ同条件。
 最初の伺いの時点で問題が出たら、再び同様の手段を取る腹積もりで、いざ予約!


 そしたら…

「あ、大丈夫ですよ。全然問題ありませーん♪」

 あららっ。
 あっさり、受け入れていただきました(笑)。
 しかも、人数増加もまったく問題なしとの事。

 う〜ん、いくら時間が違うとはいえ、大阪では「稼ぎ時だから二部屋は無理」、東京では「全然問題なし」…これはお土地柄の問題なのでしょうか。
 ちなみに今回は、都内では有名な大型カラオケチェーンの一店舗を利用させていただきました。
 大阪では、何処に行っても同じように断られたわけです。
 しかも、問い合わせなのに「忙しいから」と一方的に電話を切られた事すらありました。
 なるほど…二年かけて、東西の反応の違いを勉強させられてしまいました。


 実はこの時も、昨年同様、お客様である本部長のご意見とご協力を賜っています。

 また、各会場決定前には、関東方面のお客様の一部にご参加いただき、会場の下見会を開催させていただきました。
 この日は、皆さんと一同に会し、オフ会三日間をどのように立ち回るかという相談を行いました。
 ほとんど、会議のノリ(笑)。
 そう、今回の「関東オフ会」は、スタッフ同士ではなく、お客様との相談によってプロセスを決めていくという、本格的な「参加型イベント」のスタイルを取ったわけです。

 朝倉だんさん、深黄泉さん、首藤真司さん、そしてあらためて秋月星夜さん、その節は本当にありがとうございました!

 かくして、皆さんの厚いご協力を得て、オフ会は本格始動に至ります。
 今年はコミケに参加しないという事もあったので、オフ会運営に全力投球です。


 …で、あとは開催まで待つばかりとなり、すっかり安心しきっている所に、思わぬ事態が発生しました…。 
 


 2004年8月 予想外の展開☆


 オフ会開催まで、カウントダウン状態になった頃、突然、おかしなメールが届きました。

 それは、もう二ヶ月も前にキャンセルを入れたはずのH館からのもの。
 内容は…「予約のご確認」?!?!

 はあ? なんで?
 あたしゃ、当日のうちに宿の人達にキャンセルの方向で考える旨を直接伝え、日を置かずに電話でキャンセルを行い、さらにネット上からもキャンセルの入力をした上、H館担当者から「キャンセル受付」の返信メールまでもらったのに。
 しかも、この確認メールの差出人は、キャンセル受理メールを担当した人と同一人物。

 うわ〜、なんつーずさんな管理…こりゃあ、キャンセルして正解だったかも。

 もちろん、この件は簡単な返信で決着が着いたので、さほどこじれたわけではなかったのですが、あらためて、宿泊施設に対する下調べの必要性を実感させられました。
 うーむ、これじゃあ、また遠い所でオフ会開催しようって時に、苦労させられてしまいそう。
 2005年度開催予定「鬼怒川温泉オフ会」では、より入念な調査を行おうと、固く心に誓う元締でありました。


 えっ、やだなあ。
 冗談ですってばぁ<鬼怒川


 なーんて事をやっていたある日、突然、私・元締がダウンしてしまいました。

 どうも風邪だったようなのですが、「夏風邪はナントヤラ…」などという冗談事ではすまないくらいの状態に陥ってしまいました。
 なんと、一週間も高熱が続き、その間、通常の仕事だけでなく一切の趣味・サイトの更新などの作業も滞り、当然オフ会の準備にも手が回りませんでした。
 その後の病院検査の結果、ウイルス性の風邪にやられたらしいという見込みでしたが、実はこれ、一ヶ月以上経ってもまだ検査を繰り返すほどの後遺症に発展してしまいました。
 もっとも、体調そのものは二週間目にはほぼ完璧に回復していたわけですが…ドえらいスリルを味わわされました。

 いやあ、風邪引くのがあと一週間遅れていたら、とんでもない事になっていた訳ですよ。
 こんなひどい風邪、20年ぶりくらいだったかも…体調管理は大切ですね〜ホント。


 さて、その他いくつかの細々とした問題点も解決し、参加者様各位の確認も済み、連絡も行き届き、あとは開催日を待つばかりとなりました。
 で、この頃になると、オフ会当日にどういう動きを取るか、という話が色々と出てくるものでして。

 「秋葉原に行ってみたい」

 そんな意見がお客様から出ました。
 そこで、こんなプランを立てました。
 一日目・20日(金)の午後から、秋葉原に行って色々見て回りたいという人達と、そうでない人達をグループ分けし、都内二箇所に待ち合わせ場所を設定、それぞれ行きたい方を選んで合流するというもの。
 同時に、それぞれの待ち合わせ場所がランチの場にもなります。
 秋葉原方面には、コアなものを求めるツワモノ達が向かいます(笑)。
 もう一方は、参加者の秋月星夜さんと首藤真司さんにご相談して、グループのまとめ役をお願いしました。

 一方は、炎天下の中をひたすら歩き回り、もう一方はのんびりまったり…
 なんかこう書くと、究極の選択みたいに感じられます。
 8月初頭は比較的涼しい感じだったのですが、半ば近くになると、またまた本領発揮!
 どんどん日中の気温が高まり始めます。
 このまま行くと、20日頃はかなりの気温になるのではないかという推測が…


 そんなわけで、いよいよオフ会開催日前日になりました!

 今回は荷物を極力少なくして、すぐに使わない物は、後で自宅に取りに戻ればいいと、スクーターまで駆り出す事にします。
 これで随分軽くなるはず! …だった荷物は、大型ボストンバッグ2つ、リュック1つが満杯になるほどの体積になってしまいました。

 な、なぜ?!


 → 続く
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