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更新日:2003年11月20日 | |||
前回、針がないからデジタルは便利な面があると書きましたが、針やある程度の面積の文字盤があるからこそできることもあります。 第1回で扱ったバイオリン針のように針自体の形で遊ぶとか、文字盤の材質に凝る、1〜12の文字(インデックス)を別な物にして見栄えを良くするなど、変化が付けやすい面があります。 インデックスとして宝石がはまった貴金属系の時計なども、アナログならではと言えるでしょう。 インデックスの数字がローマ数字のものは多いですが、以前、数字の代わりに星座の絵が付いているものを見たことがあります。 変わった形の針といえば、ゲームの『Air』の時計で、秒針がロゴマークになっているのがありましたっけ。 また、逆にアナログ時計なのに針がないという変わり種もあります。 サザンオールスターズがデビュー25周年記念で、デビュー 曲の「勝手にシンドバッド」の歌詞に因んで、分針と秒針がない、その名も「そうねだいたいね時計」というのを出したそうです。 時針しかないから、本当に大体の時間しか分からないという…。 ネタとしてでも、ここまでやる人ってあまりいませんよねぇ。 ちなみに、鷹羽が第1回で予告した時計が、ようやく届きまして、それがこれです。 ご覧のとおり、文字盤に絵が描かれているだけで針がありません。 これも種を明かせば簡単な話で、針は、文字盤上にあるテントウムシと四つ葉のクローバーです。 針全体が透明な板になっていて、そこにそれぞれの絵が描かれているから、時間と共に動くわけです。 テントウムシが反時計回り方向を向いているのと、秒針がないのがポイントで、動いていることを感じさせないわけです。 更に、中心部の白い円が針の中心部の回転軸を隠していることも、動いているのが分からないことに一役買っています。 実際、鷹羽がこれを買ったとき、店員さんは「あれ、止まってますね。電池交換しておきましょう」と言って電池を新品に替えてくれました。ラッキー! そう、この時計の商品名は「Lucky You」といいます。 テントウムシも四つ葉のクローバーも幸運の象徴ってわけです。 そういや、『仮面ライダー555』にもラッキークローバーって4人組がいますが、この時計はスイス製ですから、テントウムシやクローバーは、スイスでも幸運の象徴にされているってことでしょうか。 とりあえず、電池が新品に代わるくらいの幸運はもたらしてくれたようです。 → NEXT COLUM |
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