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更新日:2003年11月2日 | |||
最近ではあまり流行っていないようですが、一時期スケルトンが流行りましたね。 そりゃあもう何でもかんでも半透明になっちゃって、手提げ袋やカバンまで半透明になっていたこともありました。 鷹羽の職場には、スケルトンの電卓や小さな置き時計を机に載せている人がいます。 でも、ああいう電子部品系って、見えたからって特に面白いとは思えないんですよね。 ガンダムのプラモなんかにも一部スケルトンになってるのがありますけど、内部機構が再現されていて、可動に伴ってちょこちょこ動くのが見えるのは、意味がある気がします。 この前、テープライターのスケルトンってのを見付けましたが、印字ヘッドが動いているのが見えて面白かったです。 どこかのメーカーのプリンタにも、ヘッドカバーの部分が半透明のやつがありましたっけ。 時計にもスケルトンモデルというのが多いですね。 というより、元々スケルトン人気というのは時計から出たような気もします。 時計でも、スウォッチによくあるクオーツ時計のスケルトンは面白くなくて、やはり手巻きや自動巻の時計でこそ意味があるというものでしょう。 手巻きの時計って高そうな気がするし、実際十万円以上するのが相場みたいですけど、第1回で書いたアトムの時計を見付けたとき、同じ売場に『J-AXIS』の手巻き両面スケルトンの時計が3、800円で売られていました。 さすがに安すぎるのが怪しくて買いませんでしたが。 ところで、数年前に究極のスケルトン時計の写真を見ました。 と言っても腕時計ではなく、どこぞの公園に建っているでっかいやつです。 支柱の上に直径50センチくらいの円盤形の時計がくっついているという、ごく普通の形状ですが、これが枠と1〜12までの文字と分針・時針以外は全て透明で、向こうの景色が透けて見えます。 機械は、歯車一つ見えません。 もちろん、きちんと針は動きます。 この時計、機械がどこにあるかというと、実は枠の中にあります。 一見一枚板のように見える文字盤は、透明なアクリル板の5枚重ねで、前後をカバー用の透明な板に挟まれて、分針が書いてある板、時針が書いてある板、1〜12が書いてある板、という風に並んでいるのです。 そして、針の書いてある2枚の板は、枠の中に入っている部分が歯車状になっており、枠の中に隠されているモーターにより、板ごと針が動いています。 一種のコロンブス的発想というやつで、種を明かすとどうってことないんですけど、パッと見たときの衝撃はかなりのものでした。 こんなシステムのスケルトン腕時計だったら、クオーツ式でも買っちゃうんですけどねぇ。 え? 出た? 特殊加工したガラスの歯車でホントに針が回る? そりゃ是非欲しい… ひゃ、ひゃくななじゅうごまんえん!? すいません、ごめんなさい、手が出ません。しくしく… → NEXT COLUM |
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