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更新日:2003年10月29日 | ||||||||||||||||||||||||
昔はプラスチック製のチープトイとか木製の玩具などで、それはそれで大変味のあるものでしたが、今のはガレージキットメーカー海洋堂と提携した物で、一般の方のみならず相当コアなファンも惹き付け、また「鉄人28号」や「ウルトラマン」などのミニジオラマなんかも混入されているという事で、そういった作品のファンの注目も集めています。 もちろん、それ以外のノスタルジー溢れるアイテムもおいしいんですけどね。 …自動車のフェンダーミラーの作りが、もうちょっと精工だったら文句なしだったんですが(笑)。 で、このシリーズで最近まったく異質なものが発売されました。 最近…と言っても、こちら関東では完全にブーム終焉という感もありますが、オマケが「シングルCD」なんです。 しかも、60〜80年代にヒットした邦楽名曲集。 ザ・タイガースやキャンディーズ、フィンガー5などのレコードを縮小再現したもので、ジャケットのみならず、CDの盤面までも当時のレコードと同じにしたという大変凝った物です。 ちなみに内訳はこんな感じ。
・木綿のハンカチーフ/太田裕美 ・銀河のロマンス(花の首飾り)/ザ・タイガース ・セクシャルバイオレットNo.1/桑名正博 ・恋のフーガ/ザ・ピーナッツ ・ひなげしの花/アグネス・チャン ・六本木心中/アン・ルイス ・学園天国/フィンガー5 ・まちぶせ/石川ひとみ ・君は薔薇より美しい/布施明 ・私のハートはストップモーション/桑江知子 ・学生街の喫茶店/ガロ ・ライディーン/イエロー・マジック・オーケストラ ・赤道小町ドキッ/山下久美子 ・ Good bye Day/来生たかお ・傷だらけの天使/井上堯之バンド ・Mr.サマータイム/サーカス ・愛のメモリー/松崎しげる ▼シークレット ・花の首飾り(別バージョン)/ザ・タイガース ・まちぶせ/三木聖子 ・危い土曜日/キャンディーズ ・恋のブギ・ウギ・トレイン/アン・ルイス 一番最初の3種は、シークレットよりも混入数が少ないらしく、定価の5〜6倍平均くらいの価格で取引されています。 私も、あと1枚という所で挫折してしまいました。 もっとも、ここまで来られたのも、お客様の本部長をはじめとする色々な方のご協力があったからなんですが(ありがとうございます!)。 ここに加え、さらに雑誌「ラピタ」に付録として付いてくる同一企画CD「青春のうた/よしだたくろう」が加わって、全23種類でコンプリートになります。 で、これは完全ブラインドボックス状態で発売されており、一つ300円。 開けてみるまで何が入っているかわからないのは当然として、いずれも一枚のシングルCDなわけですから、食玩フィギュアのように重さを比べることもできません。 完全に手探りで買わなくてはならないのです。 これがどうも大成功だったらしくて、一部の噂では、これ単体で昨年度のシングルCD販売実績に負いつく勢いだとか(裏付けはありませんが)。 いずれにしてもバカ受けしたというのは間違いないようです。 収録曲の時代が時代ですから、ツボにハマる世代にはあまりにダイレクトすぎるものがありまして…ある意味で邦楽がもっとも活気のあった時代ですからね。 みんな自分の好きな曲目指して買いあさりました。 世代的には20代後半から30代、40代の人達向けですから。 しかも、この辺りの世代の人達は結構自分の自由にお金を使える訳ですから、ある程度「なんちゃって大人買い」みたいな事もできるわけです。 私の勤める会社内でも、闇取引(笑)が各所で行われていました。 トレードしたり、実費で買ったり…それでも、ダブりは溜まっていく。 布施や山下、ピーナッツの顔なんか見飽きたって人もさぞ多い事でしょう(笑)。 ときに、このタイムスリップグリコCD、なぜかとても面白いダブり方をするんです。 全員がまったく同じパターンにハマるという事はもちろんないのですが、最初の5〜10枚くらいは、ほとんどダブる事なく比較的ストレートに揃っていくようです。 ダブったとしても、せいぜい2〜3枚程度とか。 これくらいなら、まだ我慢ができるかな〜と思い、フルコンプを目標に据えてさらに集めようとすると……いきなり噛みついてくるんですよね! 「赤道地獄」とか「君は薔薇より地獄」とか「学生街の地獄」とか「私のハートは地獄」とか「恋は地獄」とか… 私も、4連発「恋のフーガ(個人的に一番いらない)」を出してしまって、激しくへこんだものですが、世の中にはもっとツワモノがいて、“10個中6枚同一、しかも全部すでに持っているものばかり”とか“箱買いしたらすべてダブり”とか、そういった苦しみを体験している様子です。 しかも、一部の噂では「木綿のハンカチーフ」や「銀河のロマンス」などは1カートン(小箱を全部ひっくるめて収納している納品用大箱1つの意)の中に、たった2枚しか入っていないらしいのです。 こうなってくると、これらをダブらせるどころか入手する事すら激しく困難…とんでもないことです。 以前もタイムスリップグリコは、「ケムール人彩色版フィギュアの混入率が激しく低い」という事で叩かれまくったようですが、今回もそんな感じみたいです。 はあ…こりゃ売れるわけだわ。 知り合いの協力もなく、ネットオークションやショップ等も利用せず、完全独自でコンプさせるとなると、並大抵の事ではないようです。 なんでも、80個買ってやっと1セット揃ったという人が現実にいるとか…これじゃ、フルコンプセット1万数千円で取引されるのも納得ですよねー(-_-) それでも、やっぱり新しいCDが手に入った瞬間の感激ってのは、なかなかミリキ的でありますから。 一度ハマると、どーしても集めてしまうんですよね♪ こんな大人気のタイムスリップグリコ、実は日本各地で販売時期が相当ズレているようです。 すでに過度期を過ぎた東京方面に大して、大阪では10月下旬までは発売されていませんでしたし、九州方面ではまったく売られる様子もないといった雰囲気らしいです。 先に紹介した「ラピタ」なんかは、早めに手に入れていなければフルコンプは難しくなっていた事でしょう。 ウルトラセブンのフィギュアジオラマ等が入る「第4弾」も、北海道や東北ではとっくに発売されているのに、東京は2003年10月になってやっと発売開始だったり…なんかおかしい気がしてなりません。 少なくとも、ラピタの「青春のうた」が、後から最重要アイテムになってくるだろう事は確実なのかもしれません。 ちなみに私は、まだフルコンプを目指していなかった頃、キャンディーズの「ハートのエースが出てこない」をひいてしまい、いらないから…と職場のキャンディーズファンの人にあげてしまいました。 で、後からその混入率の低さを知って大後悔!! …だってぇ、あたしゃ“ピンクレディー”派なんですもの〜!! って、なんで「ピンクレディー」がまったく入ってなかったんだろう? 「すみれSeptemberLove」や「春先小紅」も欲しかったぞ。 しかも「君は薔薇より〜」と「赤道小町」があって、なんでこれがないのだ!!(爆) ゴダイゴとかも入ればもっと受けるだろうし(除、999)、ちょっと新し過ぎるかもしれないけど、超個人的には河合奈保子辺りの82〜83年あたりのアイドル系も入れてほしいぞーっ♪ 私、実は往年のファンなもので<河合 これだけ大人気だったんだから、きっと第二弾はいつか出てくれるでしょう。 …そしてまた、地獄の散財が…あ゛い゛い゛い゛い゛い゛ で、誰ですか? サーカスの「風のメルヘン」入れろとか言ってるめちゃくちゃ濃い人は?(@o@) …と、これを更新する直前に、面白いものを見つけてしまいました。 ブルボンの「J'sポップスの巨人たち」というシリーズで、定価330円のオープンボックス(中身を選択できる)。 タイムスリップグリコCD同様、昔の邦楽のミニCDがオマケでついておりますが、こちらはなんと2曲入り! ついでに言うと、お菓子のチョコクッキーはかなりおいしいです。さすがブルボン♪ ラインナップは以下の通り。
元々ブルボンの方が、グリコより先にこういう商品を展開していたようですね。 最初からオープンボックスだったせいか、地味な展開のまま終息したと聞きますが。 まさか次のシリーズが出るとは思っておりませんでした。 というわけで、早速「異邦人」と「かもめが翔んだ日」をゲットして、CDも割れんばかりに聴き倒している筆者でありました♪ →「タイムスリップグリコCD 第二弾」はこちらへ☆ → NEXT COLUM |
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