SECRET 第40回 ■ コトブキヤ To Heart2 Another Days「まーりゃん先輩〜どりるまーりゃんきっくVer.〜」
2007年3月4日 更新
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
今回は、個人的にはシークレットよりも男玩として扱いたい気持ち満載の“漢気溢るるギャルフィギュア”「まーりゃん先輩」をご紹介。
PS2ソフト「To Heart2」のPC移植版「〜Another Days(XRATED)」より永遠の14歳、ゲーム中ではハチャメチャな性格の前生徒会長、本名は「朝霧麻亜子」。
なんでも大元ではお邪魔キャラだったらしいですが、後に攻略対象になったとか?!
いや筆者はまだやってないものでしてね、1はやりこんだんだけど…
というわけで、まーりゃん先輩。
今までコトブキヤが出してきたTo Heart2シリーズは一部例外がありはしたものの、全体的に無難でスタンダードなポージングでしたが、今回は……これかよ! と。
エフェクト付きの跳び蹴り姿勢。
実にお見事な造型。
かわいらしさやお色気よりも先に「かっこよさ」と「とんでもなさ」が先に感じられるという、ナイスなスタイル。
発売は2007年2月10日、定価は\4,410円(税込)。
予約受付期間はかなり長く品薄感はなかったのですが、いざ発売された途端人気爆発!
あっという間に店頭やネット通販から姿を消してしまいました。
現在は、(前回ご紹介した堀内さなと共に)再販が確定し、6月以降の出荷になるそうです。
サイズは、高さ約13センチ(台座含む)、横幅最大約16センチ、台座直径10センチ。
飾るには台座必須で、しかも上半身がほぼすべて台座枠内からはみ出します。
台座は、まーりゃん先輩本体を支えている白い半楕円型の台座と、円形の透明ピンクの台座の組み合わせ。
まーりゃん先輩自体は半楕円台座にネジで固定されているので、これを取り外して工夫すれば別な所から離陸している状態にも出来ます。
ただし、エフェクトパーツと本体は完全に接合されているので取り外しは不可能。
どうしても取り外したい方は、ベキバキミシメキっとどうぞ。
顔アップ。
怒り顔? というか気合い入りまくりの表情です。
風にたなびいている髪やおさげ、スカーフや制服の裾、スカートやリボンが秀逸。
スピード感が感じられて実に決まっています。
いったいどれだけの速度で飛翔しているのか知りたいものです。
今回は旋回撮影ではなく、様々な角度から適当に。
裏側? から見るとこんな感じ。
伸ばした右腕と指先に注目。
美しいジャンプキックのスタイルは、腕の位置と伸ばし方、あと指の形が意外に重要なのです。
そうでないと、見せ技としては格好がつかない。
単に飛び上がって蹴り足を伸ばしただけでは、かっこよく決まらないのですよ。
背中側から。
足の裏から吹き上がっているエフェクトの正体は何でしょう?
- 気! 気! オーラパワー
- 身体にほとばしる激気
- 仙道波紋疾走!
- ルシファーズハンマー
- 大気摩擦で燃え上がる炎
もし5番目だったら、青と白の炎だから赤い火より遙かに温度が高いですな。
こりゃBLACKのライダーキックより強力だわさ。
ちょっとマヌケに見える角度。
ネジの位置がわかりますな。
俯瞰撮影。
ポーズがポーズなんで、今回はその気がなくてもお約束ばっかり。
しかしマイクロミニスカートを履いてのジャンプキックな訳ですから、むしろ不自然に隠す方が格好悪いでしょう。
ここはむしろ、この堂々とした所を賞賛せねばなりませぬ。
エフェクトパーツは、クリア素材に吹き付け塗装を行ったもの。
先端部は意外にエッジが立っているので、チクチク痛いです。
お子様には触らせないように注意を。
え、それ以前に見せない?
そうですかそりゃどうも。
スカートはやはり着脱可能。
本当は、上腹部に見えているキャミソールも取り外し可能ですが、これは下半身と上半身接続部の段差を埋めるスペーサーの役割を果たしているので、このままにした方が無難かと。
小さめのショーツに引き締まった小柄な下半身が云々……と言いたいところですが、ポージングのせいか、ここはエロさよりも「筋肉の伸び具合」とか「筋の張り方」とか、蹴り姿勢を意地している体つきとして注目してしまうのは、筆者が特撮ファンであり、身体を直接動かすアクションを実践研究していた経験があるせいでしょうか。
正直、全然エロさを感じないのよねん。
スカートなし裏側。
まーりゃん先輩はやや上体を倒しすぎではありますが、きっちり伸ばした蹴り足と、それを維持するための右腕伸ばしが決まっていて、また腰の捻りが利いていて全身に流れが生まれています。
多少「ハッタリ姿勢」ではありますが、これはかなり綺麗な体勢。
空調で蹴り足を伸ばす際、同じ側の腕を伸ばすか力ませたりしないと足を伸ばし続けているのが辛くなるんですよね。
たとえほんの僅かの滞空時間だとしても(例えば腕組みした状態で跳び蹴りしようとすると、足を綺麗に伸ばすのに大変な困難が伴う)。
原型師さんは、その辺実によくわかってらっしゃる。
さらにアップ。
永遠の14歳に相応しい、見事な幼児体以下略
よく見たら、ちょっと胴長?!
手首が半分以上袖に潜っているところが、妙に可愛らしいですな。
こういうポージングなんですから、ネタ撮影がやりたくなるのはもはや必定。
だいたいサイズが同じくらいの「蟹さん」に登場していただきました。
足首に付けられた微妙なひねり角度が絶妙。
しかしどういう飛び方したら、こんな低い打点でこんな姿勢を取れるんだろう?!
……なんてヤボなコメント書いたりして。
比較画像。
比較対照は合成ではなく、本当にこの位置に並べて撮影しています。
後ろの方々の大まかなサイズは約13センチくらいです。
突入角度変更。
天道さんの足首、下がっちゃったよ。
外箱。
サイズは、縦16センチ×横19センチ×奥行12センチ。
コンパクトなのはいいんですが、ポージングの関係で内部ブリスターの分割がすごいことに。
パッケージ正面なのにブリスターの分割線が見える!
箱側面。
実はこっちからじゃないと顔が見えないという。
うーむ、だとするとこっち側が本当の正面なのかなあ?
ちなみにこの反対側は、ウインドウにはなっていません。
【買ってみて一言】
ここしばらくの中では最高のアタリでした。
特にギミックはなく、キャストオフによる楽しみなどもほぼ皆無なのですが、何よりこの秀逸なポージングが色々と遊び心をくすぐってくれます。
既に持っている別な玩具と組み合わせてバカなディスプレイで飾ったり、このページのようにおかしな写真撮影してみたりと、プレイバリューの応用が利き過ぎです。
写真で見る印象より実物はコンパクトなんですが、その分粗も目立たず完成度はかなり高いかと。
これは、普段ギャルフィギュアを買わない人でもシャレとして持っていてもいいかも?!
ちなみにこの商品、発売直後に某画像掲示板で人気がブレイクし、多くの人がネタ画像を見せ合って楽しんでいました(筆者も参加してました☆)。
その影響か知りませんが、予約時は興味なかったのに後から購入意欲を書き立てられた人達も出て来たようで、当初はゆとりが見られたのにつのまにか売り切れ続出、難民が多少発生するという事態になってしまいました。
もっとも、そんなに深刻な事態ではなかったようですが。
何はともあれ、この「どりるまーりゃんきっくVer.」は、キャストオフとも単純な造型の良さとも違う、まったく異質な魅力を示して成功させた希有な商品だと言えるでしょう。
「お、これなかなか面白いじゃん」と思った人は、今からでも再販を予約する事をオススメしますよ。
でもこのまーりゃん先輩、ゲーム内でズバッ○アタックかましたって……マジ?!?!
ちなみにこの「どりるまーりゃんきっくVer.」は、当サイトのお客様の一人・ファインさんとお話している際に話題に上り、ファインさんより「購入命令」を賜ったため入手した次第であります。
ファインさん、その節はどうもでした。
(※一部事実と異なる発言がありますが、賢明な読者諸兄にはご理解頂けるかと存じます)