SECRET 第39回 ■ コトブキヤ Piaキャロットへようこそ!!G.O.「堀内さな デビルタイプ」
2007年2月18日 更新
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
2007年一発目(と言っても、もう2月半ばだけどナー)は、コトブキヤ発「Piaキャロットへようこそ!!G.O.」の堀内さな。
デビルタイプコスチュームです。
「Piaキャロ」かあ…思えば、DOS時代の一作目、うちは同人誌版でゲームレビューしてたんだよなぁ(遠い目)。
あの頃は、どうせ一発きりで終わるだろうって高をくくってたもんだけど。
エロゲレビュー止めて早や4年目、気付かないうちにPiaキャロはこんなにシリーズとバリエーションが進化していましたとさ。
とまあ、懐古に走る前にとっとと進めてしまいましょう。
堀内さな・デビルタイプ。
ファミレス経営&恋愛シミュレーションADV「Piaキャロットへようこそ!!」シリーズ最新作に登場するヒロインの一人と、コスチュームバリエーションのひとつ。
メイド服というより、ゴスロリ&ビスチェという感じで、これだけだとあまりPiaキャロっぽくないデザインに思えますが…そこはそれ。
「Piaキャロットへようこそ!!G.O.」の完成品フィギュアでは、これ以前に木ノ下留美が話題になりかなりの人気を集めましたが、今回は留美にはなかった「エロ要素」が加わり、更なる需要を確立してしまいました。
発売は2007年1月15日、定価は\4,410円(税込)と大変お手頃(三月現在、再販が決定しました!)。
しかし、筆者の許に届いたのは月末だったので、その影響で発表が遅れまくりました。
サイズは、高さ15センチ(最頂部・台座含まず)、台座直径11センチ。
机の片隅にちょんと飾れる手ごろな大きさ。
顔アップ。
塗り、造り共にほとんど問題なし。
最近、コトブキヤ製品はやや肌の黄ばみが強すぎる感がありますが、これは許容範囲かなという気がします。
元絵より可愛らしくなっているように感じるのは、筆者だけでしょうか?
プラチナブロンドのツインテールがイカします。
頭頂部から首元にかけて、かなり凝った装飾が施されている所も注目ポイント。
斜め俯瞰。
右腕で胸を押し上げている形になっているので、必然的に谷間が強調されます。
思わずそこにばかり目が行きそうですが、ここは肩口から背中にかけての自然なラインも注目したいところ。
ちなみに、この胸部分には仕掛けがあるのですが、詳しくは後述。
以下は、恒例の旋回撮影で。
後ろ姿も、結構見所がある事がわかります。
どーでもいいけど、この羽はどこから?!
どう見ても服の一部には見えないんですけど?!
ってか、背中から直接生えてるようにしか…
…ゲームやってないからわかんないけど、劇中で説明あるのかしらん?
スカートのフリルがちょっと厚ぼったい感じがありますが、すぐ慣れます。
さて、ここからがさなの真骨頂?!
胸元、さらに強調!
ビスチェの位置がずり下がります。
え、角度の問題でそう見えるだけじゃないかって?
念の為別角度から。
三枚目の画像より胸の谷間の露出が大きいことがわかります。
実はこれ、ビスチェの胸部分が別パーツ構成になっていて「完全着衣」パーツとの差し替えになっているんです。
本当は、この画像に使用されている「ずり下げ」パーツの方がデフォルト。
一枚目の写真の方が「換装後の姿」なわけです。
構成はこんな感じ。
パッと見はわかりませんが、実は右腕が着脱可能になっています。
乳房の下にビスチェ用のダボ穴があり、ここに各パーツをはめ込む理屈です。
ビスチェパーツは小さくてなくなりやすいので、管理には注意を。
感心すべきは、このパーツの組み合わせ方。
ちょっとみっともない胸下の凹ジョイントとその段差は、右腕を着ける事で巧く隠され目立たなくなるように処置されています。
こうなると、当然ビスチェなしで飾ってみたいと思うのが人情というもの。
早速やってみました。
……突然エロ度が50%ほど上昇しやがりましたよ!
さらにアップ。
先の通り、ビスチェパーツがハマるダボ穴の段差が、ほとんど目立ちません。
写真の角度から覗き込んで、ようやくわかる程度。
この辺りの工夫には本当に驚かされます。
なお、乳房にかかっているチョーカーのリボンは一体成形なので、ずらしたりキャストオフしたりはできません。
リボン状のもので胸の先端を隠すというのは、古来より幾度となく使われてきた手法ですが。
いつの時代でも良いものですねぇ。
だが、しかし。
堀内さなのエロ度が、この程度だと思ってもらっては困りますな。
本来なら恒例&想定内のスカート着脱。
しかし、コトブキヤきここに更なる罠を仕掛けていました。
――なんだよ、この左手は?!
特別大サービス。
よりによってこの小娘、下着までずり下げよりまする!
しかも、よく見ると下げられていない側もえらく際どい露出ではないですか。
ごく一部の限られた嗜好をお持ちの方も、大ハッスル(死語)に違いありますまい。
まさに小悪魔、おのれけしからん!
この、大変に風紀を乱す破廉恥極まりない格好が、許されていいものでしょうか。
ここで筆者は、声を大にして言いたい。
「もっとやれ!」
…などと言いたくてドアップにしたわけじゃないんだけどね、実は。
注目するべき場所は、実は画面右辺り。
足パーツの接合部が、摘み上げられた下着の奥に位置するようになっていて、これまた極力目立たなくなるように工夫が施されています。
こういう所は、実に親切でいいなあ。
けしからん下半身を、横から。
ガーターフェチの人も大満足。
肌と下着の塗り分け部分も、さほど問題は見当たりません。
じっくり凝視すれば多少粗が見えるかもしれないけど、というレベル。
ガーター部分って製品グレードの良し悪しを明確に示す、さりげに怖い部分ですからね。
え、後ろも見たいって?
もう、仕方ないなぁ。
って、こちらもかなりヤバイぞ。
スカートを取ると、あれほど気になった上半身の事すら頭から吹っ飛んでしまうという凶悪さ。
もはや心境は、秋山醤の作る鳩の血のデザートに魅了される審査員。
せっかくのアピールポイントですから。
ここは両方一度に愛でるべきではないかと提案。
やばすぎだぞデルタゾーン…
ほーれほーれ。
あ、ちなみに下着内側の段差はさすがに埋まっているので、某ノワやユーミルのような期待はしないこと。
同シリーズ・木ノ下留美との比較。
姿勢や髪型?の問題もありますが、ボリュームに随分差があるように見えます。
大人と子供だな、まるで。
いや、実際は同スケールなんだけどね。
外箱。
サイズは、縦22センチ×横14センチ×奥行12センチ。
このシリーズ全般に言えることですが、かなりコンパクト。
個人的には、ここしばらくボリューム過剰のパッケージばっかりお目にかかっていた事もあって、大変新鮮な印象。
パッケージデザインは、いつものコトブキヤ風味ですね。
【買ってみて一言】
華奢な体躯、ひょっとしたら好き嫌いが大きく分かれるかもしれない顔つきと、マイナス要素もあるにはあるのですが、それをぶっちぎるギミックとエロさ、雰囲気を持っている堀内さな。
買うからには、何か強烈なアピールポイントが欲しいと思う筆者のようなタイプのユーザーには、文句なしでお奨めの逸品です。
個人的には、白フリルやカチューシャのグラデーション塗装がややくどい事、部位によって色合いが違う事が若干気にはなりましたが、それもあえて問題点を見出せばという程度のもので、極端に価値を下げるものとは思っていません。
というより、人によっては全然問題とも思えない程度でしょうね。
当初、この商品はあまり注目を集めてはいませんでした。
ところが、ネット上で下半身のアレと胸元の換装ギミックが露見した途端、超加速予約殺到状況に陥り、あっという間に完売というプロセスを踏んでしまいました。
…ま、実際は年明けからでも充分予約できたので、瞬殺といえるほどではなかったようですが。
わかりやすいといいますか、なんといいますか…ま、アレですなアレ。
計6種類の組み合わせで飾れ、しかもそれぞれに魅力がある。
さらに、単なるキャストオフではなく、半脱ぎという「ありがちなんだけど余り狙わない」ポイントを盛り込んだという点は、大変高く評価できると思います。
その他、撮影していて気付いた点として「もしこれ以上大きかったら、?こんなに魅力的にはならなかったかも?」というものがあります。
初めて商品画像を見た時はもっと大きい物を想像していたのですが、これ以上大きいと各部の情報量(ディテールやデザイン、造形の意)がボケてしまい、密度が薄まるかもしれません。
特に、先述の胸下ダボ穴隠しや脚部の接合部の粗隠しなどは「このサイズだからこそ成功しているのでは?」というものなので、この辺も成功要素なのではないかと筆者は分析します。
それらが当初から全て計算ずくだったかどうかまでは知りませんが、いずれにせよ、完成度を高めるための補助になっているのは間違いないのではないでしょうか。
筆者はそう思わされました。
で、背中の羽はどうやって固定し以下略