SECRET 第31回 ■ マックスファクトリー(グッドスマイルカンパニー) おねがい☆ティーチャー「風見みずほ ワイシャツver.」
2006年6月5日 更新
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
今回は、うちでは何故か今まで一度も扱わなかった「おねがい☆」シリーズからセレクト。
あ、一瞬たりとも「〜マイメロディ」とか繋げようと考えた人は即座に切腹ね。
こちらは、発売元・マックスファクトリー、販売元・グッドスマイルカンパニーと連名になっている商品で、以前コールドキャスト完成品としてマックスファクトリーから発売されたもののPVC化です。
だから、新発売だけどどこかで見た事があるという人は多いはず。
その他、「おねがい☆たらくコレクション」というブラインドボックスフィギュアの中にも、これの縮小版がアソートされていましたね。
残念ながら、前者は未所有、後者は気まぐれで手放してしまったので、比較ができません。
というわけで、あまり役に立たないレビューですけど、ドーゾ。
風見みずほ・ワイシャツVer.。
いわゆる「裸ワイシャツ」という、そのテが好きな人にはたまらないものです。
ええもう、筆者も裸ワイシャツ愛好家なんで、迷わず注文しましたともさ!
おくつろぎ中の一場面再現、という感じでしょうか、妙に無防備。
見方変えるとものすごくだらしなく思えてしまうんですが、細かい事は忘れましょう。
スタイルの良い女性が、下に何も着けず、素肌の上にワイシャツだけを羽織っているという、最初に考え出した人にノーベル平和賞でもあげたくなるような素晴らしすぎるシチュエーション。
いや、これはちゃんと下は履いてますけどね。
発売は2006年6月2日、定価は6,800円(税込)。
本体サイズは、高さ約11センチ強×奥行約12センチ×幅約8センチ強(台座含まず)。
台座の直径は17.5センチ。
台座の表面はカーペット状というか、フサフサの敷物があてがわれてます。
ヘタに指でなでると毛並が変わる上、すぐに汚れてしまいそうなんで、使用するならショーケースなどに入れる事を推奨します。
ちなみにコールドキャスト版では、台座の形は同じですがカーペットはありませんでした。
本体は、胴体とワイシャツが別パーツ構成。
ワイシャツは透明PVCに吹き付け塗装で半透明状態を再現しています。
ところが、残念なことに脱衣は不可。
というか、無理矢理外す事は可能ですが、ワイシャツの下に腕がない上、どうやら戻せなくなるようなので、そこまでやるリスクはないかと。
ま、細かい事は後回しにして、いつもの旋回撮影行きましょう。
撮影中に、左手に持たせていたポッチーの袋が離れてしまってた…撮り終わってから気づいたよ。orz
備品一覧。
取り外したブラとポッチー2種、ポッチーの内袋、メガネ2種。
ポッチーは、箱の裏側まで丁寧に印刷されています。
ブラは、右手に持たせて「抜き取った」ような姿勢にする事も可能ですが、形状的にムリがありすぎなので、やはり「脱ぎ散らかした」感じで放置しておくのがいいでしょう。
メガネは、アーム付きのものは放置用で、ない方は鼻にかける装着用。
ここに加えて、みずほが食べているポッチー本体が二本付属。
ちょっと変だけど、メガネを手に持たせた状態。
顔アップ。
商品写真公開時に懸念されていた「ほっぺの赤み」は、実際にはほとんど気にならないものでした。
ちょっと火照っている程度の効果なので、さほど心配する必要はないかと。
つか、ネット上の商品写真だと、なんであんなにリンゴ病状態だったんだろう?
で、このページの写真、メガネをかけている状態のものが一つもありませんが、これには理由が。
なんと装着用のメガネは、顔(鼻)に固定する方法が一切ありません!
だから、どうしてもかけさせたい時は両面テープか接着剤を使用しなくてはなりません。
で、筆者はそのどちらもイヤなので、あえてかけている状態を撮影しませんでした。
ちょっとそれはいくらなんでも酷いんじゃないかと。
もちろん、装着の仕方などの説明は一切無し。
ついでに、アーム付きのメガネも装着不可。
つか、もみあげ下にアームを通せる隙間がありません。
どないせーっちゅうねん。
「で、そんな事よりワイシャツの下の肝心な部分はどーなってるんだ?!」という方のために。
ちなみに未塗装。
チラリズム堪能専用ですな。
ワイシャツ自体は、腹部辺りで閉じられていますが固定はされていないので、引っ張ればここまで露出させる事が可能。
ただし、胸が見たいからって、これ以上開こうとするのはオススメできません。
多分破損します。
左胸側。
角度やパーツ配置の問題で、どうしてもこれ以上の接写は不可能でした。
まーとにかく、一応こっち側にもあるものはあるという事でひとつ。
チラリズムは、チラッと見えるからいいわけで。
大公開しちゃったらありがたみもへったくれもありませんがな。
それはそれとして、ポッチーですがこれの固定は最悪です。
口にほんのわずかな隙間があり、ここにポッチーの先端を差し込むのですが、奥行きがほとんどないので、ほとんど「当てているだけ」という感じで、こんなの固定ではありません。
まして、一見末端を持っているようにみえる指も、実際はポッチー固定用の穴などがまったく存在しないため、ただ当てているだけだったりします。
つまり、口で軽〜〜〜く挟んでいるだけなので、ヘタに動かしたらすぐに外れて転がっていってしまう事必至。
いくら予備が付いているとはいえ、これはいくらなんでもあんまりです。
それに、どう頑張ってもパッケージ写真と同じように持たせられないし。
形状を変化させる事なく、口の中をもっと深くする事も出来たはずなのに。
なんでこんなにしちめんどくさい仕様にするかなあ。
この指自体、ほとんど何も持たせられない形状なので、期待はしないようにしましょう。
せいぜい、何かをひっかける程度。
あ〜、せっかくの備品がもったいない。
こちらパッケージ。
サイズは、縦20.5センチ×横20.5センチ×奥行18センチ。
ほとんど立方体。
だから、横から見てもボリュームに変わりなし。
さりげに持ち帰るのが大変だぞっと。
【買ってみて一言】
造型については、過去の商品でよく判っていたので大して心配していませんでしたし、実際期待通りだったのでその辺は満足度高しでした。
しかし、いかんせん備品の固定が甘すぎる&工夫がなさすぎで、安心して飾る事が困難だというのは痛い。
要接着或いは保持力強化なんて、そんなのPVC完成品でやることじゃないでしょ。
まして、この老眼鏡にしか見えないメガネは……
メガネに関しては、別メーカーから出てる同スケールのドール用アイテムなどを流用するといいかもしれません。
とにかく、造型自体はいいけれど、大変不満度が高い商品でした。
つか、ストレスがたまるというか。
備品がないと飾るのにも支障が出かねない商品で、これはないでしょ。
この商品、発売が遅延しまくるという大問題を起こしました。
当初の予定は2006年3月末、それから2回に渡る発売延期告知に加え、最後の最後に6月に食い込むというアナウンスが。
肝心のマックスファクトリーのオフィシャルサイトが、ろくすっぽ更新作業をしないという難点も加わり、発売時期が見定められず、しまいには呆れてしまった人達も多かった様子。
キャンセルしちゃった人も多かったみたいですね。
まあ、遅延したのはこの商品に限った話ではなく、他にも無数にあるので、決してこれだけの問題ではないんですが。
まして、遅延の理由は、どうも中国の工場に関係するものらしいので、こちらがどうこう言っても仕方のない事ですし。
ただ、散々待たせてこのグレードは勘弁してよ、という気が抜けないわけです。
せっかく本体がいいのに…本来なら、備品の不備くらい無視できそうなものなのに…あ〜あ。
この商品、すでに既知の立体物である上、やはりコールドキャスト版の出来の方が(当然ながら)高かった事もあり、それほど大きな注目を集めませんでした。
ま、スムーズに予定通りの発売が成されていたら、どうだったかわかりませんが。
とにかく、品薄による難民続出という事にはならないと、早くから見込まれていたようです。
実際に発売されてみたら、そこそこいい感じで売れていて、手に入れ損ねた人もちょっとだけ出てきたようではありますが。
筆者は2月中には代金を振り込んでいたので、その後3ヶ月半以上まーったり待たされるハメになりました。
また、通販先に「これが発売されたら同梱して欲しい」と頼んでいた商品がいくつかあったため、それらは発売日からズレた時期に送られてきてしまいました。
ええ、今回同時更新した「RAH.DXミーア・キャンベルVer.2」と、この後更新予定の「やまと アニエス・ベル」がそれです。
でも、これが届いた事で、ようやく肩の荷が下りたような気がします。
別に「荷」と言えるようなものではないんですが、なんとなくそんな心境。
ところでコレ、コールドキャスト版みたいに色替バージョンとか出るのかなあ…?