SECRET 第30回 ■ メガハウス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY「Robot Animation Hero&Heroines.DX ミーア・キャンベル Ver.2」
2006年6月5日 更新
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。…なんだけど、このページはちょっと例外。
今回は、以前にも紹介した、メガハウスのRAH.DXシリーズのミーア・キャンベルの水着バージョン。
前回の超絶大人気という展開にはなりませんでしたし、思わず驚く仕掛けもありませんが、地味に良い出来です。
ただ、確かこのカッコはほとんど死亡確定した頃にビクついていた頃のものだったと…
いやいや、細かい事は気にしちゃいけませんな。
発売は2006年5月30日、定価は3,990円(税込)。
「ルナマリア・パイロットスーツVer.」と同時発売。
本体サイズは、高さ約19.5センチ(台座含まず)、付属のハロは直径約9ミリ。
台座の直径は11センチ。
台座には、ガンダムSEEDのロゴが刻まれてます。
さらに、ハロ用の丸いくぼみが設定されていて、コロコロ転がらないようになっています。
もっとも、そんなに深くないから、傾けるとやっぱり転がるんだけど。
脚部はABS製なので、へたれる心配は一応なさそうです。
今回は、Ver.1に比べて控えめな作りですが、そつない出来で相変わらず大きな不満点はなさそうです。
でもよく考えたら、こっちの方が圧倒的に肌の露出が多いんだけどなあ。
やっぱりあのコスチュームがヤバかったという事なんでしょうか。
というわけで、旋回撮影行ってみましょう。
今回も、脚とウエストのラインが綺麗。
原型師のこだわりを感じますな。
原型師といえば、これの一つ前に出た同シリーズのラクス・クライン(未レビュー)は、原型師自ら「好きなキャラじゃない」発言をされた上、その作りもベシャベシャという酷いものになってしまいました。
やっぱり、原型師の込める愛ってのは、絶対必要なものなんですね。
今回(あまりの造りの差に)、それを深く理解しました。
ちょっとだけきつめの表情が、相変わらず良い味出してます。
こういう、つり上がった眉毛大好き。
ただ…頭の★、どんどん巨大化しているような錯覚が……
ちなみにハロは本来手にきっちり乗らないのですが、アホ毛に引っかけることで位置固定が可能になります。
上半身、角度を変えて。
…最初、なんか取って付けた感満載だなと思われたバストも、この位置から見ると、これはこれでアリかなという気がしてきました。
よく胸を大きく見せるため、水着の下でテープなどを使って固定して寄せて上げる技法が用いられますが、元々大きい人がこれをやると、ものすごい事になるんです。
今回のは、まるでそんな感じ…だからある意味、これもマニアックかも。
下方向から見ると、こんな感じ。
なんか口元がいいなあ。
え、せっかくのお約束なんだから、もっとアップで大きく見せろと?
しょうがないなあ。
はい、オマケ。
で、当然パレオは取れるわけです。
もう一回旋回撮影。
腰から伸びる見事な脚線美をどうぞ。
Tバックでないのが残念ではありますが、これはこれで。
本物であるラクスを遙かに凌駕する魅力満載のミーア。
すっかりメインヒロインですな。
今回もお見事でした。
ただ、一部形状が形状なせいで「実は男か?!」などという言いがかりも。
…こ、これはこの際、個人差という事で、ハイ(苦笑)。
こちらパッケージ。
サイズは、縦25センチ×横16センチ×奥行16センチ。
いつもと同じようなサイズですね。
Ver.1の時は白系のカラーリングでしたが、前回販売分(ラクス・イザーク・ステラVer.2)から黒系に変わりました。
個人的には白系のが好きかな。
【買ってみて一言】
個人的には、満足度の高い商品でした。
流通上特に大きな問題もなく、造型も良いし不満点も少ない。
唯一、台座に固定しようとするとどうしても片足が浮いてしまうという難点があったのですが(このページの写真もその状態で撮影してます)、これは個体差の範囲かもしれませんので、商品全体の問題とは言い切れないかも。
…もし個体差じゃなかったら、ちょっと困りますね。
ただ、不満点が少ない反面、立体物としての面白みに大きく欠けるのも事実です。
平均点過ぎて、突出したものがないというか、華がない気がするのです。
Ver.1の時は、Tバックの破壊力を別にしても派手なポージングや明朗な表情がとても良くまとまっていて、ハッタリ効果が良く出ていました。
まさに飾り映えする造型だったわけですが、今回はそういう「(良い意味での)やりすぎ感」が少ない。
水着の形状はこれ以上色っぽくしなくてもいいけれど、思わず「おっ」と思わせる躍動感か、魅力的な表情が欲しかったかと。
筆者は、商品写真段階からそういった難点を感じてはいましたが、実物を見たら印象変わるかな、と期待して購入しました。
その結果、驚くほど印象変化がありませんでした。
そうなると、なんというか、あともうちょっと…何かが欲しかった気がしてしまいますね。
ちなみに、今回はさすがにVer.1の時のような争奪戦は起こりませんでした。
RAHシリーズは、再出荷或いは再販が頻繁にかかる事がすでに広く知られているため、焦って入手する必要性が薄まったという背景があるのでしょう。
あとは、単純に注目度かと。
商品発表段階でも、一部で「なぜ水着?」という疑問は囁かれていましたからね。
Ver.1と同じコスチュームのポージング違いの方が受けたんじゃないかな、なんて言われてたり。
というわけで、話題性は意外に乏しいアイテムですが、見た目で気に入ったなら、手を出してみる価値は高いと思われます。
画像や雑誌写真との印象差も少ないですからね。
最近値段が高くなり始めたPVC完成品ですが、こんな時期に、4000円以下でこのサイズというのもさりげに嬉しい話。
今回はゆっくり動くゆとりがありますね。
本来はこうであって欲しいものです。