SECRET第19回 ■ メガハウス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY「Robot Animation Hero&Heroines.DX ミーア・キャンベル」
2005年11月3日 更新
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
2005年10月28日発売の、RAH.DXシリーズ「ミーア・キャンベル」です。
歴代ガンダムの登場ヒロインの中で、おそらくもっとも「揺らした」キャラクターではなかったかと。
前回のルナマリアですらスルーした筆者が、珍しく今回手を出した理由は…まあ色々あるんですが。
今回のはキましたね、ええもう。
元々ミーアはデザインが好きだったもので。
というわけで、10月末に各所で大規模な争奪戦を繰り広げたミーア。
いやあ、実に凄まじいものがありました。
発売日前日の秋葉原などは、もはや各所殺気立つほどで。
ヘタしたら、マックスファクトリーの霞の時より酷い状況だったかも。
てなわけで、いつもの旋回撮影。
もう、四の五の述べません。
まずはごゆるりと堪能ください。
今までずっと謎だった、浮遊スカートの内部。
どうやら単純に、腰の張りで内側から突っ張っていただけみたいですね。
必殺技・翔穹操弾を撃ち出すポーズ。
なんかこの角度で見ると、可愛らしいな。
額の金色のアクセサリーは、引き抜くと機械獣ドナウα1と合体します。
さすがはガンダムのヒロインです。
なんと、AパーツとBパーツに分離可能!!
…って、実はこれ、スカートをはずすために利用するもので、あらかじめ仕込まれているものです。
接着されているのを剥がしたりしたわけではありません。
商品は、塗装皮膜の癒着防止のため、下半身とスカートの間にビニールを挟んでいるのですが、このギミックを利用しないとそのビニールが取り外せないわけです。
結果的に、胴体に醜い分割線が入ってしまうわけですが、そんなのを気にするより、本体の 最 重 要 部 分 に塗料が付着する恐怖の方が問題です。
ですから、ここは大人になって、分割線は 見 な か っ た 事にするべきでしょう。
浮遊スカートを外した状態。
あの奇妙なスカートは、これまではミーアの腰つきのエロさを引き立たせる重要な役目がありましたが、反面下半身のラインを殺すという欠点がありました。
いよいよ、ミーアの真価発揮の瞬間です。
このギミックのせいで、あの争奪戦が勃発したと言っても過言じゃないのです!
言っておきますが、無改造。
なんともはや、けしからん格好であります。
冬場は腰を冷やしそうで大変心配です。
というわけで、誰もが想像しなかった「トンでもないカットライン」のせいで、皆様一気にこのフィギュアにご注目の模様。
さすが…わかってるなあ、メガハウス。
ブースターパーツパージ後のミーアをややローアングルで。
実に良い表情をしています。
個人的に、この手のポーズがすごく好き。
試しに可動フィギュアで真似させてみたら、なんだかすごい関節の曲げ方している事に気づかされました。
真・背面写真。
画像ではちょっと色が飛んでしまってますが、お尻の割れ目部分はパーツ分割線でもあり、そこで両足が分かれるのですが、それぞれのパーツは隙間なくピッタリ閉じているので、ラインが気になりません。
また、谷間の深みも巧く出ていて、小振りながらも形の良いヒップになっています。
これで何人堕ちたんだろうな。
ホント、けしからんヒロインだこと。
個人的には、この角度から見るウエストからのラインが好き。
お約束。
もう容赦ないですな。
ちなみに、実物はこの写真以上に大迫力なことになってますよ。
わざとスカートの位置を下げて、ウエスト周辺を際立たせてみたり。
なんとなく、フェチな世界。
「爆れつハンター」のショコラでも思ったものですが、筆者はこういう実用性度外視の半脱ぎ衣装がツボのようです。
たまたま近くにあった、「装着変身・仮面ライダータイガ」と比較。
本体は、台座抜きでだいたい20センチくらい。
ただし、髪の毛やスカートのせいで、全体のボリュームはかなりのもの。
ピンクの台座は、良く見ると彼女のザクの形に浮き彫りが施されています。
【買ってみて一言】
【買ってみて一言】
完成度は、充分すぎるものがあります。
やや一部、塗装皮膜が厚ぼったく感じられる部分もありますが、許容範囲かと。
表情もいいし、何より全体のバランスがいい。
すごく細身で、胸の大きさなどはかなりバランスが悪い筈なのに、躍動感のあるポージングのせいでそれも気になりません。
そして、何よりあの謎スカートの分離ギミックを組み込み、凄すぎる下半身をこれ以上ないほど見せつける始末。
これは、健全な男児の劣情を催すなどというレベルではないでしょう。
とにかく、あらゆる意味で大迫力!
筆者が見た限りで、と断りが入りますが、現状手に入るミーアの完成品フィギュアとしては、おそらくこれが最高峰の出来なのではないかと考えます。
女性フィギュア好きなら、とりあえず見かけたら即ゲット。
絶対に後悔はしないと思います。
「ガンダムSEED DESTINY」を毛嫌いしているから、関連商品には絶対に手を出さない! などという方もおられるようですが、そんな甘っちょろい寝言をほざいていたら、絶対に後悔しそうな雰囲気がある、そんな逸品であります。
先に述べた「マックスファクトリー・霞」並の争奪戦という話ですが、これは決して誇張ではありません。
今回はとてつもない状況でした。
この商品、正式な発売日は10月28日だったのですが、秋葉原でフライング発売を敢行した所は、27日のうちにほとんどすべての在庫を枯らしてしまい、その販売時間も、わずか数分単位という、まさに瞬殺状態。
これが、フィギュアを扱う店のほとんどすべてで例外なく発生したようです。
正式発売日の28日はもっと凄く、開店前の朝から待機している人、もはや品物の数が足りなくなると分かり切っている行列に並ぶ人、新宿と秋葉原を日に何度も往復する人、まだ店頭出しされていない店舗をずっと見張る人、複数グループで携帯を利用して情報交換をしつつ、担当の店舗の様子をチェックする人達…
そんな執念を燃やす人達が、大勢集まっていました。
秋葉原ヨドバシでは、開店時から最後までずっと待機していた人が居るそうですが…本当?!
今は亡き新宿さくらやホビー館では、28日当日開店前から長蛇の列が出来ていましたが、開店後10分もしないうちに完売。
そのまま失意のドン底状態で移動してしまった人達は、その後ビックカメラ等で並べられていたという情報を知り、さらに落ち込まされたり。
とにかく、そんな波乱に満ちあふれすぎた状況だったんです。
筆者も、27日夜と28日に秋葉原の様子を見に行きましたが、本当に殺気を感じましたもの。
そのうち、なんだか感化されて自分も欲しくなり…気が付いたら争奪戦に参加してました。
結局、筆者は28日夜の帰り道、たまたま寄った新宿の某店でアッサリと買えてしまったのですが。
セット買いだけどね。
セット…この「ミーア・キャンベル」の他に、「アスラン・ザラ」と「ルナマリア(Ver.2)」も同シリーズで発売されました。
無論、この二体はミーアほどの評価を得られなかったのですが、それでも結構さばけていたようで、売れ残りもアスランがせいぜい数体、ルナマリアもやっぱり完売、という状態になる店舗も多かったようです。
さすがに、男キャラのアスラン人気は比べるべくもないですが…需要はそれなりにあったみたいで、発売日当日は、女性の争奪戦参加者もいたそうです。
で、中にはこの三体をセット(抱き合わせ)にして売っている店舗もあって、ずいぶんあこぎな事してるなと思ったのですが、それでもやっぱり完売してしまうほどで、もはや「ミーアに賭ける執念は、常軌を逸している」レベルだと判断。
筆者は、是が非でもこの商品をレビューしたくなり、覚悟を決めてセット買いに走ったわけです。
…まあ、残りはヤフオクで放流したわけですが。
何はともあれ、あればある分だけ売れてしまうという、すごい場面を多発させたお化けフィギュア商品「ミーア・キャンベル」。
恐るべしは、整形美人の魔力といったところでしょうか。
ところがこのミーア、実は地方ではそんなに苦もなく手に入れる事ができたそうで、地域によって温度差がかなりあったみたいです。
でも、もし見かけた人がいたら、話題のタネに確保しておくのもいいかもしれませんよ。
税込3,990円が高いと感じなければ、ですが。
ちなみにこの商品、同年12月と2006年1月、および3月に再販されました。
でも、ネット通販の店舗では、すでに12月分の予約はほぼ満了状態。
このレビュー執筆時点では、3月出荷分の予約受付ばかりになっているようです。
霞争奪戦に並ぶ大規模祭を経験・参加出来た上、無事購入も果たせたので、大変良い経験をさせてもらえたと思っています。
いい買い物でした。
――けど、これ、夏には絶対飾れないよな〜。
なんか、左足の材質はABSっぽいから、ある程度姿勢保持力は高そうだけど…なんか心配。
スカートを長時間装着していると、色移りも怖いわけで。
下半身とスカート部分、これ以上ないってくらい密着するからなあ。
そんな訳で、筆者は、長期間飾る事はあまりおすすめできませんな。
スカートなしで飾る、というなら止めませんけど。