SECRET第28回 ■ コトブキヤ&マックスファクトリー 舞-HiME「鴇羽舞衣」
2006年5月14日 更新
- | コトブキヤ版 |
- マックスファクトリー版 |
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
今回は、いつもと違うパターンのレビューを。
同時に二体取り扱ってみますが、いずれも同じキャラクター・「舞-HiME」の鴇羽舞衣。
片やコトブキヤ、片やマックスファクトリー版。
近々、ここに加えてグッドスマイルカンパニー版も発売されますが、いずれも個性が強くて、まったくの別物に仕上がっています。
残念ながらグッドスマイルカンパニー版は購入予定がないので、今回はこの二体を比較ということで。
ちなみに、鴇羽舞衣は以前にも一度別な商品を扱いました。
ぬう、自覚ないけれど舞衣好きなのかな自分?!
というわけで、あらためて鴇羽舞衣。
コトブキヤ版は、2006年2月11日発売で、定価\3,990(税込)。
原型師はティーゲル氏。
一方、マックスファクトリー版は、2006年3月中旬頃発売で、定価\6,500(税込)。
こちらの原型師は智恵理氏。
マックスファクトリー版の方は、同年5月に再出荷がかかっています。
■□ コトブキヤ版 □■
ではまず、コトブキヤ版から。
高さ約20センチ、そしてマフラーの最大幅も、同じく約20センチ。
台座の直径は11.5センチ。
色が濃いめというよりは、暗めですな。
以下は、旋回撮影。
頭身が5弱で、やや頭でっかち。
また身体も小さすぎる感じで、ボリューム感に乏しいのが難点。
情報密集度自体は高い上、塗り自体も丁寧です。
後ろ髪のグラデーションがいい感じ。
顔のアップ。
発売前の商品写真とは若干印象が違いますが、これはこれで大変良い表情。
ただし、あくまで映像との類似を求める人には、あまり売りにならないかも。
原作関係なく、出来が気に入ったかどうかで購入を考える、筆者みたいなタイプの人にとっては、売りになるかな?
舞衣といえば巨乳、巨乳といえば舞衣最大の武器であります。
見ての通り、なかなかの張り具合なのですが、身体自体が比率的に小さめなため、あまり大きく見えないのが残念。
胸を引っ張ってる皺の伸びが、いいですな。
お約束。
後でもう一度、別方向からかまします。
これについては、この角度が一番いいかな?
お約束・前面。
足が細く、ちょっとくせのある形を取っているせいか、がに股っぽく見えてしまうのが、この商品最大の難点かと。
左脚がやせすぎで、せっかくのミニが映えません、残念。
本レビューページの新しい物差し・ジャマンガ兵(身長約10センチ)との比較。
色々見所あるフィギュアではありますが、やっぱり真正面から飾るのが一番いいかなっと。
■□ マックスファクトリー版 □■
高さ約26センチ、そしてマフラーの最大幅(というか奥行)は約19センチ。
変形台座は、手前辺から時計回りに、16.5センチ×3.9センチ×12.2センチ×7.3センチ。
安定性は問題なし。
一見やわやわなマフラーですが、さすがサティポ(中略)ビートルの腸から作っただけあって、波紋がほとばしっております。
小さな可動フィギュアだったら、乗せてもビクともしません。
では、こちらも旋回撮影。
頭身が高いせいか、美脚映えまくり!
スカートもいい感じに風をはらんでいて、おいしい部分がよく見えます。
特に、右斜め後ろと左斜め後ろがベストポイントかと。
ふふふ、焦るでない焦るでない。
後でまとめてお約束するから。
正面からもかっこよく決まる、サムズアップのポージング。
ややあおる角度も、良い感じ。
ちなみに、脚はABS製なので、湾曲・転倒防止対策はバッチリ。
残念ながら、台座はビス止めでなく接着のようなので、取り外し不可能。
もっとも、つま先立ちだから外しても意味ないんだけど。
では、ここからお約束シリーズ。
こちらは見所多過ぎなので、まずは順番に、前面から。
乳房の脇のたるみ方と皺がリアルですな。
どういう立体裁断で作った服なんだよ、と突っ込みたくはなりますが。
美脚を後ろから。
脚が長いだけでなく、肉付きもいい感じになっているので、大変見栄えがします。
いやらしさがなく、健康的なお色気だというのも素晴らしい。
脚が長く見える角度。
ちょっと上半身全体の厚みが足りない感がありますが、後ろからでも見えるほどのカップサイズで、補っています。
反対側から。
もう趣味のアングル。
膝の裏側がいい感じにリアル。
大お約束。
下着の皺など、この辺の凝り方も尋常ではありません。
このアングルからでは見えませんが、お尻の辺りの皺モールドも、やりすぎといいたくなるくらいすごい。
まあその…下半身にかける情熱は、とにかくすんばらすいですな。
言い方下品だけどさ、事実なんだからしょうがないじゃん☆
胸のアップ。
本当に良い形の巨乳とは、カップの高さだけでなく、横幅との両立が成されているものなのです。
自重でやや形が歪んでいるのがいいものです。
バスト中央下の皺や、腋付近が特にエッチぃ。
実は、この写真ではわかりにくいんですが、トップ部分のポイントもハッキリわかるようになってます。
脚フェチだけではなく、胸フェチにまでしっかり対応。
さすが智恵理氏、よくわかってますな。
アップです。
似 て な い のが残念ですが、単体のフィギュアとしての表情としては最高かも。
ただし、彫りが浅い上、智恵理氏独特のクセが大きく出てしまっているので、その辺が気に入らないという人には、ちょっと向かないかもしれません。
よく見ると、髪右側には、ちゃんと髪留めまで作り込まれています。
写真耳の上に見える、黒っぽい部分がそれね。
当ページの物差(以下略)。
いやあ、デケぇのなんのって。
では、次にパッケージの比較を。
こちら、コトブキヤ版のパッケージ。
サイズは、縦26センチ強×横23センチ×奥行10センチ強。
横幅の割に、奥行があんまりなかったり。
こっちはマックスファクトリー版。
縦約32センチ×横24.6センチ×奥行約18センチ。
まあ、なんて大きいのかしら。
コトブキヤ版パッケージがすっぽり入ってしまいます。
26センチと20センチの比較。
これだけでもかなりの違いですが、実際のボリューム感の差はこんなものではありません。
【買ってみて一言】
さて、比較レビューいかがでしょう。
妙に商品化の機会が多い(Fateのセイバーなどとは比較になんないけど)舞衣ですが、実はここまでに、決定版というべきものがまだ出ていません。
否、筆者としてはこのマックスファクトリー版がベストなのですが、そりゃあくまで「単体のフィギュアとして」気に入っているポイントが多いというだけで、アニメ「舞-HiME」の鴇羽舞衣の立体化商品としてはどうなのか。
これについては、価値基準の違いもあるので、何とも言い切れません。
とりあえず、コトブキヤ版は「情報密集度」と「表情のりりしさ」、「(角度限定ですが)ポージングのハッタリ具合」が売りの反面、色味が暗すぎる&濁っている感じ。
また、プロポーションは決して良いとは言えません。
しかし、価格もリーズナブルで、サイズも適度。
マックスファクトリー版は、とにかく「プロポーションの良さ」と「美脚・巨乳」
が売り。
そして、顔ののっぺりさと、独特のクセが問題。
あと、サイズと価格の釣り合いでしょうか。
何より、26センチもの巨大さと6,500円の価格をどう見るか、ですね。
筆者としては、コトブキヤ版の方が今ひとつだと思いますが、価格差を考えると、これでも充分なのかなと思います。
特にプレミアが付いているという事はないのですが、現状、コトブキヤ版は場所によって在庫薄だったりするようなので。
ところが、実はマックスファクトリー版、場によっては妙に安く手に入る事もあります。
パッケージがデカいせいか、早く売りさばくために安くされているのかな? なんて邪推しちゃったりして。
実際のところはよくわかりませんが…
オークションでも、だいたい四千円ちょいくらいで落札されるのが相場っぽい雰囲気ですね。
どれを選ぶかは人それぞれですが、どれを選ぶにしても、妥協するべき部分がありそうな「鴇羽舞衣」。
はてさて、どれが良いものでしょうかね?
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