SECRET 第5回 ■ マックスファクトリー DEAD OR ALIVE「霞」
2005年2月20日 更新
ここでは、タイトル画像に利用したフィギュアをご紹介。
2004年12月に発売されて以来、各所に大旋風を巻き起こした超人気アイテムをご紹介。
…ええもう、この時期に紹介しているから、もうおわかりでしょ?
やっと、再販を手に入れたんですよ。
※6/18 「画像が暗い」とご指摘を受けましたので、再調整してみました。
つー訳で、今回は物がデカいので、可能な限り画像サイズも大型化してお送りしております。
しかし、どんなに画像を大きくしてみても、この圧倒的な存在感を再現しきれているように思えない…ううむ、フィギュア撮影は難しい!
前回同様、ここから以下は、ぐる〜りと周囲を回転しながら撮影。
左斜め前方から、右側へと回り込みます。
…どっから見ても、ヤバイ気がするゾ。
左上→右下という順番で見てください。
はだけた胸元以外にも、大きく開いた腰のスリットから覗く脚線美が魅力。
…って、ちと待てよ、こういうのはスリットとは言わないな!
前垂れと後ろ垂れを同色のリボンで結んでいるというデザインが秀逸。
つーか、妙にエロいんだよなぁこれが。
ぐるっと、正位置に。
とにかく、どこから見ても目を引きます。
このフィギュアについては、もうそれしか言いようがないと!
あ、写真によって短刀の紐の位置が違うのにも注目。
これは本物の紐なんです。
顔をアップで。…いや、顔だって。
なんかこのフィギュアは、どういう撮影の仕方をしても「エロく撮る気はなかった」などという言い訳がまーったく通用しないような気がするぞ、ウン。
オーバーニーを引き上げる指の動作も、リアルに再現されちょります。
その道のフェチな方には、たまらないことでしょう。
…って、なぜ、貴方は私に問いかけたそうな顔をしていますか!
身体ばっかじゃなくて、小物にも注目してみましょう。
短刀(…という表現でいいよな、多分)や背中のマークも、いい感じで再現されています。
この背中のマークがないと、やっぱ霞って気がしませんからな。
服の青い部分に出来ているシワのリアルさにも驚かされます。
服の構造がよーくわかる。
たまには、直球でエロ方面へのコメントでも書いてみようか。
胸元ですが、服によって中央に押し寄せられているのが、よくわかります。
なんといいますか、肉や皮膚の流れまでしっかり再現されてるわけですね。
この自然なラインは、かなり驚き。
ちなみに、このフィギュアは肌部分にグラデーション塗装がまったくありません。
完全に、素材の色に依存しているのですが、それでも質感はしっかりしていますし、何よりパーティングライン(素材表面に出る金型の合せ目)が全然気になりません。
見えないわけじゃないんだけど、目立たなくなるように工夫されています。
ハイハイ、お約束ですよ〜。
たまたま傍にあった、S-RHF「仮面ライダーファイズ・ブラスターフォーム」との比較。
霞の全高は、台座含めて約22センチ、台座直径は約13.5センチで、霞の頭部と腰の後ろ垂れが台座直径からはみ出していて、約16センチ強の奥行き。
パッケージは、25×18.5×14.5センチと、なかなかの大きさ。
スケールは、パッケージだと1/6になってるんだけど、なぜかネット上の通販情報では、1/5.5になっています。
【買ってみて一言】
2005年2月現在、各所で大きな波紋を生んでいる話題アイテム・「マックスファクトリーの霞」です。
この商品、筆者が知る限りでは近年最大級の注目株フィギュアとなりましたので、まずはその辺からお話を。
これは、他の商品同様「元々はキャスト製ガレージキット」として販売されていたもので、20004年12月に完成品版が発売されました。
ところが、発売された途端に商品は売れまくり、店頭から一気に姿を消してしまいました。
と行っても、この時点ではまだ多少の出遅れが許容される部分があり、発売日に動かなければアウト、というほどではありませんでした。
ただ、発売されてから時間が経つにつれ。このフィギュアへの注目度が高まり、後から存在を知った人達も欲しがるようになり、ネット上では「購入情報」を求めて様々な議論が交わされていました。
で、同時期に多数出現し始めた「転売屋さん」のおかげで、定価8,190円(税込)ではとても手に入らない事態に。
オークションでは、12,000円で買えればまだ良いほうで、15,000円やそれ以上というとんでもない値段でも充分売れるようになってきました。
それどころか、一部とはいえ正規販売ショップまでもが値段を釣り上げるようになる始末。
普段安売りしているところが、この商品に限り定価売り…なんてのもよくありましたが、こんなのは全然マシな方です。
筆者は、18,000円以上で販売している一般店舗を見た事があります。
その後、2005年2月に再販されるという情報が流れ、これでようやく落ち着く…と思ったら、事態はその反対になってしまいました。
なんと、某所を中心に再販の予約注文バトルが勃発し、有名なネットショップの予約受付がわずか数分で終了してしまうという事態が連発しました。
もちろん、メジャーでないネットショップも軒並みあさられ、とにかくインターネット注文は絶望的に不可能な状態に。
なんせ、膨大なアクセスが集中するわけですから、回線が遅いと表示されません。
それだけでも難儀なのに、通販ページにアクセス出来ても、ちょっと反応が遅れただけでカートに入れた筈の商品が消えてしまったりと、すさまじい状態になったそうです。
どこかのショップが注文を開始したという情報が流れた途端、一瞬のうちに予約満了になってしまうという流れが出来上がってしまい、購入希望者の間には、再販されると行っても全然手に入れられそうにないという焦燥感が漂い始めました。
やがて、有名店舗の入荷情報のタレコミも信憑性を失い、結局「正しい情報と行動力を持ち、かつ時間が自由になる人間のみが買い抜ける事が出来る」という現実が見えてきます。
結局、再販はワンダーフェスティバル前日の2/19(正確にはその前日から)に行われ、ようやく店頭に並んでいる姿を見る事が出来るようになりましたが、それも一部の都市のみで、地方では全然入荷される様子はなさそう。
そして、今度は「入荷した店舗の情報」がネット上に広まるようになり、リアルで瞬間完売する店まで続出する事に。
こんな状況ですから、地方の人達は確実性の薄いネット販売に今後も頼り続けなければならなくなり、事態はほとんど好転しませんでした。
まあ、少しでも「買えなかった人」が減っただけでも、良かった訳なんですけど。
ええ、筆者は途中仕事を抜けさせてもらって、ちゃっかり18日に購入してきましたとも。
そりゃもう、その後は怒濤の残業ですよ(泣笑)。
でも、この再販が行われた事で一応の争奪戦終了…とは、ならないようです。
2/20開催のワンダーフェスティバルでは、なんとこの商品の「色替え版(通称C2版)」が参考展示されていました。
今後は、こちらのバージョンで販売されるという事です(6月頃に発売予定らしいけど)。
ただし、この色替え・リペイント版、ただのリペではなかったんです。
今回ここで紹介したものよりもさらに露出度が上がり、今度は「肩と胸の脇部分が完全露出」…つまり、KOFの不知火舞の上着みたいなデザインのものになるようなのです。
また、色は2Pカラー?の白と赤ラインのものになるそうです。
そのインパクトもなかなかのもので、胸周辺のエロチックさは、今回の青霞では勝負にならないほどです。
これはどうやら、青霞とは別に争奪戦が巻き起こりそうな予感です。
まして、青霞を手に入れられなかった人達が「今度こそ!」と意気込んでいますから、益々ネット上の活気が高まりそうです。
…などと書いていたら、早速各ネットショップで白霞の予約が始まりました。
当然、それぞれに凄まじい注文が殺到しているようで、一部の店舗のサイトはアクセス不可能になるほどの負荷がかかっているとか。
しかも、再販青霞の注文と並行している所も多いので、益々大変な事になっています。
中には、何時間もかけて不安定なサイトにアクセスし続けている人までいるとか。
とんでもない話ではありますが、今回の入手困難ぶりを考えてみると、今から動いても全然遅くないでしょうね。
かくいう筆者も、早速予約しましたが…実は前回、一度予約を蹴られているんですよね〜。
だから、いまだに不安タラタラだったりして。
てなわけで、遅ればせながら、今回のこの商品の雑感などを。
結論として「買って大満足」のアイテムでした。
一部汚れの付着や、瞬間接着剤の白い染みが出ていたりもするのですが、充分我慢できる範囲ですし、何より「あれだけ入手困難だったものが、手元にある」という満足感がすべてを覆い隠します。
とにかく、これについては「造形の高さを堪能するべき」アイテムと言えるでしょう。
原作ゲームと顔が違う、コスチュームが違う、不必要にエロすぎる、など色々言われそうですが、元々これは「原作準拠のフィギュア」ではない訳ですから、これで正解なのであります。
要は、見て気に入ったら四の五の言わずに買えばいい! …という程度のものなのです。
この完成度の高さは、今更ここで述べるほどのものではありませんし、また商品への注目度も大きく認められ、なんと「ランク王国」でも、萌えフィギュア部門No.1に選ばれていたとか!
いやいや、ホントにすごい商品でした。
この商品、材質はいつものPVC製ですが、へたり防止のために脚部にはABSを用いて硬度を稼いでいるとか。
また、台座はビス固定なので重さで外れてひっくり返る事もなし。
大変気配りの行き届いた構成であります。