第18回 ■ ユタカ 「磁鋼合体 ゲッターロボ號」02

2026年5月20日 更新

 

 このページは「磁鋼合体 ゲッターロボ號」レビューの2ページ目です。
 ここでは「ゲッター翔」「ゲッター剴」について触れて参ります。

 「ゲッターマシン」および「ゲッター號」については、こちらをご参照ください。

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■ ゲッター翔:

 

 全長19メートル、重量21.5トン。
 ゲッター2を中心に合体し、橘翔が操縦する空中戦・高速戦用ロボ。
 女性的なフォルムを持つ当時唯一のゲッターロボで、宇宙での活動も可能。
 右腕がドリル(トルネード)になっているという特徴もあり、これを用いた「トルネードアタック」「トルネードランチャー」という技を持ち、また胸から発射するミサイル「ブレストボンバー」や、ビームリボンを用いた「ストリングアタック(またはゲッターストリング)」を使う。

 

 フォーメーションは、

・ゲッター2:上半身
・ゲッター3:バックパック
・ゲッター1:下半身

 という編成になります。
 ゲッター號の時、あれだけがっしりした上半身を構成していたゲッター1が下半身になる妙が堪りません。

 

 まずはゲッター1からです。
 今回、こちらが一番大きな変型を行います。

 

 ゲッター號の時と同じように、機首と主翼、本体を分離します。

 

 主翼を真横に動かし、180度回転させます。

 

 ここで早速ゲッター3登場。

 

 コクピットが前後になるように、ゲッター3をゲッター1機首に合体させます。
 反対向きにスライドさせる感じです。

 

 ゲッター1の主翼を折り曲げ、ゲッター3を横から抱きかかえるようにします。

 

 ゲッター3の赤いジョイントに、ゲッター1のコクピットを接続します。
 これでバックパック部が完成。

 

 次にゲッター1本体の変型に移ります。
 ゲッター號の手首にあった金メッキパーツを起こし、側面のアーム部分を押し込んで足首を構成します。

 

 本体を横一直線に伸ばします。

 

 肩パーツから先を下側に回します。

 

 球状の部分から下を180度回転させて向きを変えます。

 

 これで下半身が完成です。

 

 ここからようやくメインのゲッター2です。

 

 ゲッター2と、ゲッター1が変型した下半身を合体させます。

 

 ゲッター2の機首を取り外し、中からゲッター翔の頭部を露出させます。

 

 手首パーツを両腕に取りつけます。
 ゲッター翔は右腕がドリルなんですが、これは必要な行程となります。

 

 右拳にドリル(トルネード)を嵌め込みます。
 一見これは左腕にも行えそうに思えますが、実際は左拳に嵌めることは出来ません。
 内側にある突起が干渉して、左拳に着けられないようになっているからです。

 

 先に完成させたバックパックを、背中に接続します。
 合体ジョイントは黄色い丸部分。
 なおゲッター3のブースター部には、先のレッグウイングのようにミサイルパーツを差し込んでおく必要があります。

 

 完成、ゲッター翔。
 ゲッターロボ初の女性型ロボット。
 組み換え合体が無理なく行えるだけでも凄いのに、ロボットの特徴も大きく変化するというのは本当に素晴らしいものがあります。

 

 全高約15.8センチ(ゲッター3機首先端まで)、奥行最大約10センチ、最大全幅約11.2センチ(ゲッター3主翼部)。
 重量約138グラム(ミサイル含む)。

 

 ゲッター翔・フロントビュ―。
 背負い物が滅茶苦茶ゴツイ代わりに、ロボット本体はかなり細身にすることに成功しています。
 ゲッター3が大型バックパックと化しているので、空中戦用というのも頷けますね。

 

 サイドビュー。
 もはやもう一つの本体といわんがばかりのバックパック。
 そのボリュームに圧倒されます。

 

 バックビュー。
 ゲッター號時のゲッター2を越える占有率を誇るゲッター3の迫力。
 そしてちらりと見える號の顔w

 

 ゲッター翔は、あまり可動範囲が広くありません。
 形状の都合で、肩の展開はこれが限度。
 上腕ロールがあり、肘・前腕を回すことが可能ですが、肘そのものはあまり曲がりません。
 脚の開きも、これが精一杯です。

 

 肩がバックパックに干渉するため、腕はここまでしか前に出せません。
 股関節は前後には可動不可で、代わりに膝は比較的大きく曲げられます。
 実際は90度くらい曲げられますが、またもバックパックにぶつかってここまでしか行けません。
 なお足首は、変型の過程で前方向に大きく倒せる筈なのですが、変型後は動かせません。

 

 しかし、一旦バックパックを外してから動かせば、腕はもっと上げることが可能です。

 

 頭部アップ。
 顔の形状と塗装の都合で痩せ細った女性のような顔になってしまったのが少々残念。
 またゲッター翔の頭部は唯一全く動かす事が出来ず、この位置で固定になります。

 そしてツノはゲッター號と同じく軟質樹脂製。
 しかしトルネードパーツを被せた場合、これが内部で大きく歪んでしまうため、そのまま長時間放置するとツノの形状が歪に変化してしまう難点があります。
 今回の撮影でも、そこは最重要注意ポイントでした。

 

 ゲッター翔にも玩具オリジナルの武器が付属しています。
 左拳に接続するこの銃型の武器は特に名称が記述されておらず、取扱説明書上では単に「銃」とだけ書かれています。
 もうちょっとなんとかならんかったんかいと。

 

 この当時の玩具に関節可動を求める事自体ナンセンスなんですけど、それでも腕がほぼ動かせないというポージングの制約が厳しすぎて、当時基準でもあまり楽しめない感があります。
 結果ほぼ棒立ち状態になるわけですが、これはもう仕方ないと諦めるしかないでしょうね。

 

 なおゲッター3の関節を動かすことで、バックパックのブースターに角度をつける事が出来ます。
 その為、噴射角度を調整するような動かし方が楽しめるという面白い一面があります。

 この支柱代わりのミサイルは、後述するゲッター剴でも利用しますが、そちらでは外観の一部を構成する最重要パーツとなります。

 

 超合金魂版のゲッター翔との比較。
 魂版はさすがのプロポーションで、より女性らしいスタイルとなっていますが、下半身の隙間が異様に目立っていて難が大きいです。
 またこちらの肩や腕も磁鋼合体版の諸問題がそのまま継承されているので、やはりポージングには大きな制約が生じてしまいます。

 あと左腕のトルネードは「機首内部にある物凄く小さなジョイント受けに、手首部分にある極小のボールジョイントを直接差し込む」という高難易度な接続を強要されます。
 更にその手首側ボールジョイントも、根本に収納用の回転軸がある為しょっちゅう傾いて嵌らないという、正気を疑うような設計になっています。

 以上、ゲッター翔でした。

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■ ゲッター剴:

 

 全長16.5メートル、重量21.5トン。
 ゲッター3を中心に合体し、大道剴が操縦する海中戦・地中戦用ロボ。
 旧作「ゲッターロボ」のゲッター3を踏襲したようなフォルムで、下半身が戦車型で脚がない。
 パワータイプで、胸から放つ「ブレストビーム」、腹部からミサイルを発射する「インパクトキャノン」、アンカー付きミサイルを放ちウィンチで牽引する「ハープンキャノン」などの武器を持ち、下半身のドリルを使って突進する「Gトルネードアタック」という技も使う。
 また一度限りで「トマホークブーメラン」を使ったこともある(これはゲッター號も別途使用)。

 なお各所でよく「ゲッター“”」と記述されてるがこれは誤りで、正しくは「」。

 

 ゲッターマシンのフォーメーションは、これまでと違って上から積み重なるような従来の方式になります。
 上から3、1、2の順番です。

  

 ゲッター2と1から変型させて行きます。

 

 ゲッター1を、これまで通り二つに分離させます。
 ゲッター2は何もせずそのままです。

 

 ゲッター1とゲッター2を合体させます。
 ゲッター2の上部に、ゲッター1の末端部を挟むように差し込みます。
 具体的な接続位置は四角で囲った部分です。

  

 合体させる前に、ゲッター2後部にある板状のパーツを倒します。

 

 二体を合体させます。

 

 ローターを反転させます。

 

 ローターを後方に動かし、先程倒した板状のパーツを、ゲッター1のコクピット後ろにあるジョイントに接続します。

 

 ゲッター1本体の腕を前に向けます。

  

 ゲッター1本体の腕を左右にスライドさせ、ゲッター1&2の上部にあるジョイントに接続させます。
 ジョイント位置は、黄色い丸で示した部分です。

 

 ゲッター1本体を上に乗せ、ゲッター2上部のカギ型ジョイントと、ゲッター1の下部(ゲッター號の首元にあたる位置)にあるジョイントをかみ合わせます。

 

 ゲッター1本体の腕を戻してジョイントを挟み込み、固定させます。

 

 ゲッター1の腕に、ミサイルを差し込みます。

 

 ようやくゲッター3の変型に移ります。

  

 ゲッター3の各翼を収納して、双胴部分を開きます。

  

 ゲッター3の機首を倒し、その下にあるゲッター剴の顔を露出させます。
 折り畳まれたコクピットの裏側に、胸部が出現。

 

 ブースターに手首パーツを取りつけ、双胴部の中間部分を折り曲げて腕を再現。
 これでゲッター3の変型は完了です。

 

 剴の頭を指で押さえながら、ゲッター3をゲッター1に乗せるように合体します。
 ただし、この時に要注意のポイントがあります。

 

 ゲッター1本体の裏側には、ゲッター號の頭部があるのですが、そのツノがゲッター3に干渉します。
 軟質樹脂なので干渉そのものは問題ないのですが、合体時にこれを挟み込んでしまうと破損に繋がります。
 軟質樹脂のため修理も困難になってしまうので、全ての合体プロセス中で最も気を遣う必要があります。
 なお、取扱説明書ではこの点について特に触れられていません。

 

 ゲッター剴、完成。

 

 下半身がタンク型マシンという、旧作のゲッター3に並ぶ独特のスタイル。
 更に、初代「ゲッターロボ」等で主人公・流竜馬を演じられた神谷明氏が声を担当する(正しくはパイロット)という点が重要です。

 

 ゲッター號の脚が流用される都合上、どうしても腕が長くなってしまうのはご愛敬。
 また劇中ではゲッター2がもっと大型でバランスが取れているのですが、同じくらいのメカ同士の合体だとさすがにそこまでは……。

 でも、これはこれで意外と慣れるものですw

 

 こんくらいあったら文句なしだったかもしれないですけどね。
 (魂版ゲッター2に乗せただけです)

 

 ゲッター剴・フロントビュ―。
 全長約15.8センチ(ミサイル含む)、全高約9.4センチ(とさか頂部まで)、最大全幅約18.8センチ。
 重量約138グラム(ミサイル含む)。

 

 サイドビュー。
 腕の長さとミサイル、後方に飛び出したローターのせいで、物凄い全長。
 ちなみにゲッター2の四つのキャタピラは、簡単に位置ずれしてしまうので綺麗に接地させるのは意外に面倒&忘れがちです。

 

 バックビュー。
 ゲッター號の頭部が全部持って行っちゃう。

 

 頭部アップ。
 劇中のデザインとは最もかけ離れていて、縦に押し潰したような印象です。
 しかしこれはこれで愛嬌があって、可愛らしくもあります。
 マジンガーにも通じる格子状のマスクが個性的。

 

 ゲッター3のブースターフード(ゲッター號の爪先)は、回転させて拳カバーのように配置することが可能です。
 これは劇中準拠のスタイルなのですが、説明書通りだとおかしな向きになってしまいます。

 なおこのスタイル、なんと意外なことに超合金魂版では再現不可能です。

 

 ゲッターロボ號は1/12フィギュアとだいたい同じくらいのサイズですが、参考に“当サイト内の一部で活躍中の”figma駄女神アクアとの比較など。
 かなりコンパクトなサイズだとおわかりになるかと思います。

 

 ゲッター剴は、何故か他のゲッターロボより武器が豊富です。
 まずは「ガイ・ハンマー」。
 グリップ、チェーン、鉄球の構成で、玩具オリジナルです。
 でも何故かこの武器は「スーパー合体」や「超合金魂」でも付属しています。
 ただし「スーパー合体」版の方は、チェーン部分が鎖ではなく軟質樹脂製の“棒”にされちゃいました。

 

 鉄球からグリップ末端まで、長さは約19センチ、重さは約5.4グラム。
 ガイ・ハンマーの名称は、取扱説明書の表記に準拠します。
 先の通りチェーンはアクセサリー用の軽金属製なので、フレキシブルに動かせます。
 その気になれば、真骨彫「仮面ライダーストロンガー」にも持たせて遊べますw
 言うまでもなく左手でも持たせられます。

 

 本商品最大の付属品「パワーシャベル」。
 ゲッター2の機首上部に被せて装備します。
 かなりインパクトがあり、ゲッター剴のスタイルを一変させる素敵アイテムです。
 ちなみにこれは「スーパー合体」にも付属し、Gアームライザーのコンテナ車にも接続可能でした。

 

 パワーシャベル・ゲッター剴(仮称)・フロントビュ―。
 シャベル部分の全長約8.9センチ、高さ約5.8センチ、最大全幅約7センチ。
 重量は約29グラム。

 

 サイドビュー。
 装着することで、全長が約18センチまで長くなります。
 なおパワーシャベルは2パーツ構成で、特に開閉や上下可動ギミックはありません。

 

 ゲッタートマホーク(仮称)。
 劇中でも登場した武器で、その際は「エネルギー不足のため完全に生成されていないソードトマホーク」という前提になっていました。
 46話ではこれを用いて、ゲッター剴が「トマホーク・ブーメラン」を使ってくれました。
 その際、パイロット・大道剴役の神谷明氏が思い切り気合のこもった声で叫んでくれるというファンサービスもありました。

 

 全長約4.4センチ、重量約1.5グラム。
 先述のソードトマホークの柄部分をそのままくり抜いたような大きさと形状です。

 ちなみにこの武器、何故か取扱説明書では 全 く 触 れ ら れ て い ま せ ん 。
 説明書には付属品一覧もないので、本当に完全無視されている状態です。
 なんで?!

 

 ゲッタートマホーク、パワーシャベル、ガイ・ハンマーのフル装備状態。
 なんだか物凄く強そうになりました!

 

 先述のレッグウイングは、実は手に持たせることが出来ます。
 それでオリジナル武器っぽく扱う事が出来ます。
 意味があるかどうかはともかく。

 

 超合金魂版ゲッター剴との比較。
 劇中スタイルと磁鋼合体の中間のようなスタイルです。
 しかし手首の巨大過ぎるパーツの違和感や、小さすぎるミサイル、そしてあまりにも小さすぎる頭部が気になります。
 ちなみにこの頭部、実は見栄え重視用の大きなもので、ゲッター3に元々付いている頭はもっと小さいです。

 なおこれの合体難易度はとんでもなく高く、特にゲッター1機首部とゲッター2の合体は、ジョイントの小ささと不安定さもあってかなりストレスが溜まります。

 

 ここまでで紹介してきた全装備を展開。
 上の二つは、パワーシャベルを構成するパーツです(はめ込み式)。
 ミサイルとパンチは実際は四つずつ入っていて、いずれもプラモデルのようにランナーに繋がっています。
 そのため、これらはランナーから切り離してやる必要があります。

 

 超合金魂版「Gアームライザー」と並べてみたり。
 意外とサイズ的には違和感はなかったりします。

 磁鋼合体版のGアームライザーは商品化されておらず、また磁鋼合体の構造・構成的にも検討すらされていなかった感がつよつよです(特にソードトマホークだけが付属した点など)。

 

 せっかくなので、オマケとして超合金魂ゲッター號とGアームライザーを合体させた「スーパーゲッター號」を。
 なお、申し訳ありませんがこちらのレビューは現状行う予定はありません。

 というか、やったらやったで酷評の嵐になりそうなんで……。

  

 磁鋼合体パッケージ表。
 箱サイズは高さ約34センチ、横約25センチ、奥行約6センチ。
 片手で持てるくらいコンパクトなサイズです。
 パッケージにはPPコーティングが施されてないので、結構傷みやすいです。
※画像をクリックすると拡大します。

 

 今回のレビューでは一切使用していませんが、シールが付属しています。
 筆者手持ちのものは5番のシールが欠損していますが、概ねこんな感じです。
 艶あり銀の結構丈夫なシールで、貼ると金属感が出てかなりしっくりします。
 それぞれの番号は、後述の取扱説明書を参照して戴ければと思います。

    

 取扱説明書はフルカラーです。
 A3サイズの二つ折り4ページ構成です。
※画像をクリックすると拡大します。

   

 以上、「磁鋼合体ゲッターロボ號」でした。

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【総括】

 発売から35年以上経過しても色褪せることが全くない、とんでもない完成度と耐久性を誇る名玩具です。
 難しい変型合体行程もなく手軽に遊べ、それでいて各形態のプロポーション維持も完璧、その上頑丈で滅多なことでは壊れないという、いいとこずくめの商品。
 発売当時は「本当に組み換え合体が出来るゲッターロボ玩具」という点で大きな注目を集めましたが、後続の商品が(皮肉にも)目立つ難が多くイマイチ満足感に欠けるものばかりだったこともあり、相対的に現在に於いても最高傑作の評価を得ているという、ちょっと信じられないくらい凄いアイテムです。

 確かにスタイルや各部造形、そして可動範囲など今の目で見ると難を感じるポイントも多々ありはしますが、それを踏まえても「安心して弄れる絶対的信頼感」があることはとても大きいです。
 昨今のハイエイジトイにありがちな“下手に扱うと壊れたりバランスが取れなくなる”といった不安定さは微塵もなく、尚且つこれだけのハイギミックをこんなにコンパクトにまとめ上げた設計は脅威のレベルです。
 その上で、軟質樹脂を用いたり内箱に発泡スチロールを使用したりしているにも関わらず、経年劣化や癒着、加水分解などが全く起きていないという点も驚くべきことです。

 対象年齢の違いや解釈の違い、時代の違いによる様々な制約の変化など、現代のハイエイジトイとは大きな差異もありますが。
 それらと比較しても尚、これはもう「オーパーツ」と呼んでも支障がないのでは、と思える程の優れた完成度で、ゲッターロボ號好きなら何としても押さえておきたい名作だと断言しておきます。

 

 以降は少々愚痴めいた内容になりますが。
 番組後期に発売された「スーパー合体 ゲッターロボ號」及びその復刻版、そして2021年9月18日に発売された「超合金魂 ゲッターロボ號」は、どちらも磁鋼合体に通じる合体システムを採用した上で、更なるバージョンアップを図った商品だったのですが、どうしたことかいずれも合体システムや合体後のプロポーションに問題があり、それぞれに独自の不満点が囁かれていました。

 ダイキャストをふんだんに使用したのは良いが、各ゲッターマシンのフォルムがおかしく、合体後の各パーツの処理もどこか奇異になっていて今ひとつ収まりが悪い「スーパー合体」版。

 劇中フォルムに近づけたのは良いものの、一部フォルムに独自解釈が加わった結果不格好になったり、また異常な程ストレスが溜る“無駄に難易度が高い”変型合体システム、更に無理矢理収納させようとしたため、異常な程小さくなってしまった手首(1/12の可動フィギュアよりも小さい!)や、原典無視の不格好なランディングギアの追加、はたまたツメ掛けがあるにも関わらず固すぎて引き起こせない・引き出せない内部収納ジョイントやパーツ各部、更には余計な可動を加えた為に下半身が不格好になってしまった號や翔のフォルムなど、問題点を挙げたらきりがない「超合金魂」版。
(まあ個人的には、その後出た「Gアームライザー」の高い完成度でようやく中和された感もありましたが)

 35年も経っているのに、いまだに磁鋼合体を越える商品が出ていないという恐ろしい現実。
 少々持ち上げ過ぎな気もするのですが、後続の製品をそのような厳しい目で見てしまいガチになるほど“相対的に優れている”本商品。
 出来る事なら、何かの機会に復刻とかして欲しいものですが……

 つうか「スーパー合体」は復刻した上にブラックバージョンまで出したのに、あの時ど〜して磁鋼合体も復刻しなかったの?! と、いまだに納得が行ってない筆者でした。

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