第21回補足 ■ 「装着変身・仮面ライダーリュウガ破損問題について」

2006年5月31日 更新

 2006年5月現在、装着変身リュウガの左脚が突然破損するという事故が多数発生しているという情報が、各所で報告されています。
 筆者の手持ちのものではまだ確認されていませんが、ある日突然、太股の回転軸からポッキリ折れてしまうそうです。
 これは、特に何の前触れもなく、本当にいきなり起こるそうなので、「特にそんな感じはしないけどなあ」と思っていたものが、翌日いきなりポロッとイッちゃう可能性もあるとか。
  時には、未開封新品状態ですでに脚が折れている場合もあるようです。
 そのような噂が、大変多く流れています。

 残念ながら、こちらではそのような状況はまったく確認できていないため、正直なところ半信半疑(ユーザーの扱い方の差で起こる負荷問題のせいではと疑っています)なのですが、もし、本当にそのような事態が起こってしまった場合は、すぐに「バンダイお客様相談センター」に連絡して、商品交換を申し出るべきでしょう。
 話によりますと、バンダイ側もこの問題を認識しているらしくて、すぐに交換に応じてくれるそうです。
 一応、覚えておく必要があるかと思います。

 ただし、交換用商品は、確か記憶によると二年毎くらいでなくなってしまう筈なので、あまり呑気に構えていると、いつのまにか交換に応じてもらえなくなる事もあるかも?!  なお、装着変身オルタナティブにも深刻な破損問題が発生しています。
 詳しくはリンク先をご確認ください。

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第一破損確認:装着リュウガ・右肩が破損!!

 2006年5月28日。
 第一の破損報告です。
 といっても、先の実験体ではなく、スタッフの本部長所有の装着リュウガに発生した破損です。
 まずは、写真をご覧下さい。

 

 携帯の写真なのでちょっと小さいですが、右肩基部の破損がよくわかると思われます

 以下、持ち主の本部長ご自身による報告です(赤城山掲示板・5/28投稿の本文より引用)。

 本部長も噂を耳にして、もう片付けていた「装着変身仮面ライダーリュウガ」を
久しぶり(約3ヶ月ぶり)に引っ張り出して確認しました。

 で、その結果。
 下半身(股関節)は全く問題なかったのですが(もちろん、適当に稼動させた上での結果です)、二の腕の腕輪状のアーマーを取り付けようとした際に、なんと肩関節の回転軸がもげてしまいました。
 そう、「折れた」手応えは全くなく、何の抵抗力も感じさせずにポロッと破損したのです。

 各所で出ている被害報告の箇所とは違いますが、巷で囁かれている破損の原因「間接部のパーツが極端に脆いのではないか」という面から考えると、同じ素材を使用しているはずの肩関節の破損も、決して別ケースと割り切れないと思います。

という事でした。
 これで、自然にポロッといく破損は、現実にありうるという事が判明したわけです。

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第二破損確認:脚部破損!!

 2006年5月30日追記。

 その後、再び本部長から報告が上がりました。

 追加報告です。
 レビューページの追記を再確認した所、リュウガの下半身破損は「股関節」でなく、「股回転軸」で多発すると記されていたので、改めて当該箇所をチェックしてみました。

 …はい。
 期待通り、こちらもポロッといってしまいました。
  
 どうやら、素体の関節部に使用されているパーツに極端に耐久性の低いものが含まれているようで、それが破損の原因と思われます。
 特に、装着変身の太股の回転可動はやや固めに設定されてますので、この軸部分の強度に問題があれば、いとも簡単に破損してしまうのでしょう。
 なお、同包のファムについては、今現在全く問題ありません。
 この先はともかく、現時点ではリュウガにだけ発生しうる問題のようです。

 もちろん、現在流通している全ての商品が破損する、というわけではないでしょうが、いずれにせよ同商品をお持ちの方には、今一度各関節部のチェックを行うことをお勧めします。

 ついに出ました、問題の左脚破損です。

 上記は掲示板に書かれた投稿の引用ですが、この直後、常連さんからのさらなる投稿で「自分の所のも破損した」という報告がありました!
 そちらは右肘が破損したという事で、しかも未開封だったそうです。
 本部長の投稿を読み、念のため開封したら破損を確認したというお話でした。

 相変わらず、筆者の実験用リュウガはビクともしませんが、さすがにここまで来ると確定事項であるといわざるをえません。

 装着変身リュウガは、不良品ないしはその混入率が著しく高い粗悪品である。

 残念ですが、これはもう断言しても間違いありませんね。

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最終まとめ

 こちらは、2006年10月15日追記です。
 装着変身リュウガの破損問題は、大変深刻な問題となりました。
 その後発生した「装着変身オルタナティブ破損問題」も加わり、この頃生産された装着変身シリーズは大きく信用を失ったと言えましょう。
 この深刻さは、バンダイ側の交換素体が在庫切れになるという程ですから、相当なものです。
 この辺についてはその後も色々な話が浮上し、また筆者自身バンダイ側と色々なやりとりを致しました。
 詳しくは「装着変身オルタナティブ破損問題報告ページ」にまとめていますので、是非ご一読下さい。 

 結果的に、筆者の行ったリュウガは最後まで破損しませんでした。
 どうやら、健常体だったと結論付けて良かったようです。

 しかしこの後、筆者はこのリュウガを新品と交換する事になってしまいました。
 健常体なのになぜ交換? と思われた方も多いでしょうが、これもまたちょっと変わった事情でして。
 上のリンク先でも説明してますが、破損交換申告をしていないにも関わらず、なぜか交換品が届いてしまったのです。
 もっとも、筆者の手持ちのリュウガは元々胸アーマーに大きな塗装ミスがありましたので、どっちみち大助かりだったのですが(胸板上部に金色の塗料がはみ出していた)。

 ただ、筆者の交換パターンはかなり特殊な例だったようで、本来はユーザー側からの再申告がないと、バンダイは交換は行ってくれません。
 「再申告」とは、つまり「以前一度交換を申し出たのに返金処理扱いにされた人」も、もう一度申告し直さなければならないという事です。
 これは、バンダイ側から明確な返答を得ている事実です。
 すでに返金処理を済ませてしまった方はご愁傷様ですが、もし返金処理に不満でまだ手元に物を残しているという方は、なるべく早めに再申告をするべきでしょう。

 10月現在、バンダイはリュウガの交換を再開させています。
 今回の再入荷品については、筆者の手元にある物を確認した限りでは、そこそこ信用に足るものであると考えられます。
 通常可動、脚部分解、パーツ強度確認など、普通にやれそうな事は一通り試しましたが、こちらに届いたものは特に問題が見られませんでした
 少なくとも、オルタナティブの時の様な「届いた物まで壊れていた」という事はなかったです。
 もちろん完全な保証はできませんが、再交換する価値はあるように思えます。

 もし、まだ交換をされていない、ないしは返金処理を行っていないという方は、この機会に再度申請をしてみてはいかがでしょう。

 装着変身リュウガやオルタナティブをお持ちで、このページ等で挙げられたものと同様の破損が起こった方は。
 自分で直そうとはせず、すぐに「「バンダイお客様相談センター」」に連絡し、交換してもらいましょう。
 その際、必ず初期不良であることを強調しましょう。
 装着変身リュウガ破損問題発生の時、初期不良にもかかわらず有料修理にされた方が居たそうですが、どうもこれは、伝え方が悪かったために起こった不幸な事故のようです。
 この破損は、明らかにメーカー側の失態ですので、そこを強調して伝えましょう。
 相談センターの電話はとてもつながりにくいですが、リダイヤルしまくるか、或いはメールフォームで申し込むのがいいでしょう。

 連絡が付くと、無償交換という形になります。
 バンダイ側から素体をゆうパックまたは宅配便で郵送してきますので、それを受け取り、代わりに自分の持つ破損した素体を備え付けの封筒に入れて、配達員に手渡せばOKです。
 素体以外の部品や箱、ブリスターまで丸ごと渡す必要はありませんが、くれぐれも素体を捨てたりはしないでください。
 ゆうパック配送の場合、事前に到着時間の確認を行う場合があります。
 これだけ知っていれば、何の心配もなく交換に応じられる筈です。

 ですが、もし、「有料修理対象」とか「こっちに送ってこい」と言われた場合は、要注意。
 たまに、担当受付によって処理方法が変えられるケースが確認されています。
 先に説明した交換プロセスは、バンダイの正当なやり方ですので、これとは異なる方法を指示された場合は、従わないようにするべきでしょう。
 その場合は、担当を変わってもらうか、日を改めて再度連絡をするのも手段です。

 長くなってしまいましたが、以上で「装着変身リュウガ破損問題レポート」を正式に締めさせていただきたいと思います。
 長い期間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 このページが、皆さんのお役に立てれば幸いです。

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