第161回 ■ グッドスマイルカンパニー
「THE合体 マイトガンナー+パーフェクトオプションセット」01
2024年8月25日 更新
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THE合体シリーズのレビュー三回目。
(一応)マイトガインシリーズの締めを飾るのは、正義の早撃ちガンファイター「マイトガンナー」と各種オプションセットです。
んで、今回の商品はメインとされるマイトガンナーよりも箱内占有スペースがめっちゃ多いオプションセットも魅力豊富で、当初思っていたよりも語るべき部分が多くなってしまいました。
というわけで、今回は意外に長くなりましたがマイトガンナー+αのレビューとなります。
●THE合体 マイトガンナー+パーフェクトオプションセット
メーカー:グッドスマイルカンパニー
発売日:2024年5月31日(出荷日:5月30日)
受注期間:2023年7月11日〜9月27日【第一次】
2023年10月3日〜10月11日【第二次】
価格:19,000円 (税込)
※グッドスマイルカンパニーオンラインショップ限定販売
「決して悪を許さない! 正義の早撃ちガンファイター、マイトガンナーとは俺のことだ!」
32話より登場した勇者特急隊最後のロボット。
ただし原型の超電導砲としての初出は27話。
「弾丸特急」形態からロボット形態、更にはパーフェクトキャノンというグレートマイトガイン専用装備に変型可能。
初登場時はAIが搭載されていなかったが、後にAIが搭載されたことで自意識を持ち活動が可能となる。
500km離れた標的を誤差1センチで撃ち抜くことが出来るという、とんでもない精密射撃が可能。
トレインモードの最大走行速度が362,000kmという、なんとロコモライザーの鬼速度を2,000kmも上回るとんでもないスピードを誇る。
さて、まずはマイトガンナーです。
マイトガイン、マイトカイザーと来てその完成度の高さに感心させられていた事もあり、今回は特に不安を感じる事もなく、また購入ルートもメーカー直営の通販ショップということもあり、ただ到着を待つのみという今までで一番ストレスのない購入となりました。
しかし、実際に弄ってみると非常に癖が強いというか、変型に慣れを要する一面があり、個人的には三体中一番評価が低いです(あくまで相対論ですが)。
その理由は後述していくとして、まずは弾丸特急形態から触れて行きたいと思います。
■弾丸特急モード:
マイトガンナー弾丸特急モード。
全長24.9メートル、重量46.7トン。
最高速度362,000km/h。
ロコモライザーより古い時代の機関車をモチーフに、先頭部分をそのまま大砲にしてしまうという大胆なデザインが魅力の弾丸特急。
この直球ストレートな形が、個人的にとっても大好きです。
やか〇ずる……
当時品の「弾丸特急」版は電飾ギミックが搭載されており、銃口が光りましたが今回はさすがにそれはありません。
製品版の全長は約29.8センチ、最大幅約5.9センチ(後部末端)全高約6.5センチ、重量約254グラム。
思ったよりも大きめサイズです。
本体は一応コロ走行可能ですが、膝パーツなどの金塗装部分がかなりぎりぎりの低さなので、個人的にはあまりオススメできません。
側面部のシリンダーは手動で回転可能。
各砲門も、変型の都合上可動します。
ただし赤い砲門は細かな干渉が多く、動かすにはかなりの制約が生じます。
「THE合体マイトガイン」付属のガイン(ビークルモード)と、同じく「THE合体」シリーズ「ダ・ガーンX」付属のダ・ガーン(ビークルモード)との比較。
割と大きめなのが伝わるでしょうか。
ロコモライザーと比較。
なんと、全長だけならだいたい同じくらい!
さすがにボリュームはロコモライザーの方が上ですが、マイトガンナーイコール小型というイメージがある分、これはかなり意外な気がします。
弾丸特急フロントビュ―。
じっと見てると不思議な気分になる……
バックビュー。
画像だとスラスター部がずれていますが、調整できますのでご安心ください。
サイドビュー。
かなりギリギリの接地性。
続けてロボットモードへの変型です。
まずカウキャッチャー部を前輪ごと取り外します。
先端の金色部分のすぐ後、突起のある部分だけを180度回転させます。
具体的には、突起が真下に来るようにします。
次に、本体中央部を左右に開きます。
開いた部分は、前方にスライドさせておきます(軸部分に注目)。
これをやらないと、後の変型で本体にダメージを与えてしまうので、絶対にやらなければなりません。
本体後部の赤い部分のハッチを開きます。
本体を引き伸ばし、先程開いたハッチを閉じ直します。
これで脚部にロックがかかります。
次に足首を引き出します。
引き出した足首を180度回転させ、最後に押し戻します。
上体を引き伸ばします。
少々分かりにくいですが、白い腹部より上の部分がせり上がるようになっています。
黄色い線を基準に左右の画像を比べると、違いがわかると思います。
砲塔全体を前に倒します。
完全に前に倒し切った後、更に後ろ斜め下方向にスライドします。
更に砲塔全体を後方に若干スライドさせて、ボディに固定します。
袖部分を展開し、手首を反転させます。
珍しい位置が展開します。
両肩の赤い砲門を、斜めに傾けます。
頭部を引き起こします。
ただそのまま引き上げる訳ではなく、頭を上げながら底部を少し前にスライドさせる感じで動かします。
頭部を引き上げた後、両耳のアンテナを後方に倒します。
カウキャッチャー部の前輪を前方に折り畳みます。
尚、「弾丸特急」版ではこのパーツはシールド(玩具オリジナル)になりましたが、今回それはありません。
後部の黒いパーツの上側を引き上げます。
変型させたカウキャッチャーは、背面に接続します。
具体的には、先で引き上げた黒いパーツ先端の凸部に、カウキャッチャー内側にある凹部を引っ掛けるようにします。
「引っ掛ける」という表現は実際そのまんまの意味で、ぶっちゃけ殆ど固定らしい固定は出来ません。
その為、安定性はかなり悪くすぐにポロリしてしまいます。
マイトガンナー、変型完了。
■マイトガンナー:
全高18.5メートル、重量46.7トン、最高速度280.6km。
製品サイズは、全高約19.5センチ(頭頂部)/約22センチ(背面部)、最大幅約10.3センチ。
奥行最大約17.5センチ。
マイトガンナーは、当時品同様これ専用のオプションは殆どありません。
あるのはせいぜい交換用手首のみです。
まあ、本人? 自体が武器そのものですから、当然といえば当然なんですが。
当時品からの課題? ではありますが、その形状の都合で前後の長さがかなりのものになります。
さすがに作中のようなぺったんこ胸にはなりません。
こればかりはどうしようもないですね。
でもまあ、このハッタリ利いた形状、個人的に大好きです。
マイトガンナー、フロントビュ―。
ボディ自体は、意外に細身です。
バックビュー。
カウキャッチャーパーツを取り外した状態。
サイドビュー。
こうして見ると、拳銃モチーフでもあることが良くわかります。
次は可動について。
腕は横方向にはここまで上げられます。
肩アーマーの側面が跳ね上がる構造です。
次に頭部ですが、実はマイトガンナーにはデフォルトの問題点があります。
頭部内側のジョイントが傾いているようで、そのためこのように右側に傾いてしまいます。
ある程度誤魔化すことは可能ですが、ちょっと動かすとすぐ傾いてしまいますので、かなり厄介です。
尚、これはメーカーに交換を依頼しても治らないので、仕様と判断されているようです。
改めて頭部アップ。
勇者ロボとしては結構特徴的なフェイスはしっかり再現されています。
交換用手首は、まず平手。
こちらは左右付属します。
交換は結構楽ちんに行えます。
次に指差し手首。
こちらは右手のみとなります。
続いて脚部可動。
前後の開きはこんなものです。
リアスカート部が固定のため、脚は後方へは殆ど動かせません。
横方向へは180度開脚可能。
変型には全く関係ない可動なんですが、なんだか凄いです。
さすがに足首の接地性が追い付きませんが……
片足立ちでハイキックポーズも取れたりします。
足首ですが、裾の内側装甲が折れる構造になっているため、こんな形状でもそこそこの接地性を確保可能です。
変型システムを活かし、足首を引き出せば更に接地性は向上可能。
やたらスマート感出ます。
マイトカイザーに続き、なんとマイトガンナーも正座が出来てしまいます。
マイトガインとの比較。
大きすぎず小さすぎず、丁度いい対比ですね。
マイトカイザーとの比較。
マイトカイザーのウィングのボリュームのせいで、相対的にマイトガンナーが小さく見えるような……?
以上、マイトガンナーでした。
続いては、超電動砲モードについてです。
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