DOS版DALK超攻略 〜目指せ! 地下1000階編〜
 
 
 ……さてと。俺っちだよ。梨瀬成だよ。
 もう、さんざん書いてるけど、俺っちは「DALK」が好きだ。いまだにハマっとる。
 ところが巷では「DALK」を解き終ったはいいが、地下に潜った途端に敵が超強くって諦めたっていう話をよく聞く。
 これは非常にもったいない!
 少しでも地下を楽にクリア出来る様に、俺なりに考えたデータというか、何というか、アドバイスをしてみようというのが、このコーナーである!
 さあ、今一度、ディスクケースに眠っている「DALK」を呼び起こすのだ!
 なお、ここの記事は「DALK」本編を解き終っている事が前提になっているので注意。
 
 
@『神官戦士か? 大神官か?』
 このゲームを解き終ると、主人公のセイルは神官というクラスにチェンジし、Hしても女の子から経験値を吸えなくなってしまうかわりにモンスターを攻撃して経験値を稼ぐ事が可能となる。
 更にレベルが41を過ぎると神官戦士大神官のどちらかに、クラスチェンジ出来る。
 正直、これは結構悩む。
 前半部分にのみスポットを当てるならば神官戦士でもいいだろう。攻撃力はかなりあるし、移動力もなかなか良い。
 しかし、このゲームの大前提として「セイルが死んだらゲームオーバーである」というのがあって、地下 200階を越えると出てくるモンスターに、神官戦士のセイルが叩かれると、非常に痛いダメージを被る。
 そのうえ、魔法に対する防御力も皆無に等しく、結論として、セイルは前衛で戦ってはいけないキャラクターといえる。
 そう考えると、二倍の回復量を持つ大神官の方が有利に思えるが、大神官はいかんせん攻撃力がなく、経験値が稼ぎにくい。魔法防御力もたかがしれているし、防御力は神官戦士の方が高いのだから、大神官も結構、シャレにはならんわな。
 まあ、結局のところは好みだと思う。個人的には先の事を考えるなら、大神官の方が良いのでは? と思う。
 
A『DALKは最強か?』
 経験値を稼ぐのが死ぬ程難しい吟遊詩人が、苦労の末レベル31に達すると、DALKにクラスチェンジ出来る。
 さて、このクラス、実際に転職してみれば分かるが、剣・魔法両方の攻撃手段を持ち、移動力は闘気士並み、更に魔法及び物理の防御力・HPも高い、というまさにバケモノの様な強さである。このクラス抜きで地下迷宮を探索するのは、確かに難しい。
 しかし、そのDALKにも弱点はある。
 特に地下 200階からモンスターの強さが変わると、DALKも無敵でなくなる
 魔法を使う敵からの魔法攻撃にはかなりのダメージを受けるし、物理ダメージを50〜100 ぐらい与えてくる敵も出現するからだ。
 例えば、同じレベルでの下記のクラスのキャラクターがいるなら、それぞれの数値の違い、特に防御系列の値に注目して欲しい。
 地下のモンスターはHPが高い。つまり、どんな攻撃力があるキャラでも、敵を一撃で葬るのは、かなり難しい。故に、前衛に出て戦うキャラは高い防御力を以て間接攻撃主体のキャラの盾となる必要がある。
 もうおわかりだろうが、DALKはパラディンより防御力の優れたキャラでもないし、ミネルバ程の魔法防御を持っている訳でもない。
 つまりは、中途半端なのである。
 ただし、DALKはそれでも、高いパラメーターを持った最強クラスには違いない。
 それに地下 400階から、ブッチデーモンという魔法と物理の2パターンを使う敵が出現するので、このモンスターの対策にも必要だ。
 1パーティーに一人は欲しい。だが、二人はいらない。いてもセイルの回復が追っつかなくなるのがオチだろう。
 キャラは魔法防御と知性が高い娘を。エリスンミコが良いと思われる。
 
B『気になるパーティー構成は?』
 地下迷宮をクリアする上で、絶対必要なのはDALKパラディンミネルバ、そして吟遊詩人の計4クラス。
 迷宮に入れるのはセイルを除けば7人。極論を言えば、DALKと吟遊詩人は一人ずつでいいから、パラディンが二人にミネルバが三人でもいれば、迷宮の各フロアをクリアするだけなら楽だろう。
 しかし、他のクラスだって、一長一短がありこれらを使いこなしてみるのも面白い。
 シーフの上級職にあたるアサシンは、最大の移動距離を誇り、敵を倒した時の宝箱の発見確率が他のクラスの5倍というスゴいクラスだ。射程が1あるを使用可能なので、間接攻撃をするといいだろう。
 アーチャーの上級職スナイパーも、最大の射程を誇るクラスで魔法防御も高い。一人入れておくといいぞ。
 拳法家は、途中拳闘士を経てレベル51闘気士になる。闘気士は回避率が高いが、地下のモンスターはバチバチ攻撃を当ててくれるので、防御には不安が残る。しかし、射程が一つ伸びる上にクリティカルヒットがあるので、(隠しパラメーター。後述)が高いアルピナがベストキャラだと言える。
 一番悩むのがファイターの上級職の、バルキリートーロード
 バルキリーはHPが高いが(目安としてレベル×10HPだと考えればいい)防御力がないに等しく、移動力が1上がるだけである。正し、攻撃力は全クラス中最強ルーの天職と言える。
 トーロードは魔法が使える戦士だが、防御力・移動力・知性などがDALKに劣るため、使い物にならん。こいつを使うぐらいなら、DALKを素直に使っていた方がマシだ。ただし、DALKよりも使える武具の制限が少ない、というメリットがあるにはある。
 両方のクラスとも、地下迷宮ではツラいという点で共通している。だが、侮り難い攻撃力を持つバルキリーなら、機動力を生かした遊撃手的な使い方をすれば、何とかなるだろう。
 こうして考えてみると、俺っちの理想の編成はDALKパラディン×2ミネルバスナイパー闘気士吟遊詩人となる。
 キャラ育てをしたいなら、闘気士の代わりにバルキリートーロード、もう一人ミネルバなどもいいだろう。宝箱回収重視なら闘気士のトコロにアサシンだ。
 なおパラディンは必ず二人入れておいた方がいい。その方が防御しやすい。うち一人は他キャラよりも、移動力が2高いティロルがベストだ。
 複歌を使える吟遊詩人も、パーティーに絶対入れておいた方がいい。手ごわい敵にはミネルバに、通常時には移動力の少ないパラディンの補助に、各々に複歌を歌ってやるといい。吟遊詩人の経験値稼ぎは、フロア攻略したで「ポリマー」というミミックを相手にすれば、効率がよい。
 
C『フロアとモンスター数を選べ!』
 このゲームの地下迷宮にはフロアのマップパターンが十数種しかなく、これを延々と繰り返すのみである。
 全体的に言えるコトは、一本通路が多く計8人のキャラを生かしにくい地形のフロアは選択しない方が無難。地下に下りると、最初に「地下××階を攻略しますか?」と聞いてくるので、地形が狭ければ「いいえ」を選択すればいい。先の地形が見えず、隊列を組んでしまったら、すぐに撤退すればいいし。
 基本的に広いフロアの方が、攻略しやすいのだ。
 次に、気づいている人もいると思うけど、フロアがランダムならモンスターの配置と数も完全なランダム。
 このモンスターの数があまりに多くて閉口した人もいると思うが、これには実は法則がある。
 エレベーターに乗っている時に表示される「エレベーターの移動中です」というメッセージ。実は、あれがたくさん表示されればされる程、モンスターの数が多いのだ。だから、逆を返せば、これの表示が短ければ、モンスターの数はグッと減ることになる。
 この二つを知っていると、かなり地下を楽にクリア出来る様になるだろう。
 
D『特務部隊、出動!』
 先にも書いたが、地下のモンスターはHPが高い。
 これをいつまでものさばらせれば、やがて敵にじわじわと囲まれてしまい、苦しい戦いを強いられる可能性が出てくる。
 しかし、キャラ一人あたりに、一体のモンスターを当たらせていたら、相当の時間を費やす事になる。そこで
吟遊詩人−スナイパー−ミネルバ−射程+1のクラス−ACの高いクラス→進軍方向
 の様な、一体のモンスターに集中砲火を浴びせる様な陣形をとろう。
 この一直線の陣形を、俺っちは「特務部隊」と呼んでいる。
 最後列の吟遊詩人は、列3番目のミネルバに複歌を歌ってやるといい。
 敵を一体づつ確実に葬り去ることが、地下迷宮での鉄則だ。
 
E『一番重要なステータスとは』
 このゲームで、店に売っている薬を使うことによって、ステータスのパラメーターを上げる事ができるのは「HP」「攻撃力」「知性」「命中率」「回避率」の五つ。
 逆から言えば、この五つのステータスは上げようと思えば上げられる(もちろん時間と金はかかるが)訳だが防御力系を上げる薬が買えないのがミソだ。
 「シーカの薬」は防御力を1上昇させるので、迷宮で見つけたらよく考えて使おう。
 移動力の上がる「ハースルの薬」は出たら超ラッキー! 迷わずパラディンに使おう。
 実は、このゲームには隠しパラメーターが二つもある。一つは「才能」、もう一つは「」である。「才能」はレベルアップの時に必要な経験値に影響する。しかし、これはどのキャラクター及びクラスでも、後半には積まなければいけない経験値が大きいので、このステータスはさして気にしなくても構わない。ちなみに死んでしまうと、この数値が上がってしまい、レベルアップ必要経験値が増えてしまう。
 問題は「」。このステータスが何に影響するかというと、クリティカル確率。地下迷宮では、非常に重要な能力である。
 これが高いのはティロルアルピナ。低いのがルーチョルラルーの会心の一撃を見た人はあまりいないと思う。これを上げるのが「カイトの薬」だ。
 しかし、この薬もとんでもなく発見確率が低い。出たら慎重に使うキャラを選ぶべきだろう。
 あと「カイトの鉢巻き」というアイテムは運を2上昇させる。出やすい割には非常に使えるアイテムなので、活用するといいだろう。
 
F『迷宮に落ちてる便利なアイテム群』
 このゲームでは、モンスターの宝箱からアイテムをふんだくるのが鉄則。しかし、トラム山の迷宮を含めて、いいアイテムがころりと落ちていることがある。これらは、逆から言えば、確実に手に入るアイテムだといえる。武具ボックスに入れておけるアイテムは8個までなので、これらを慎重に選んでとっておく必要がある。例えば
妖精の短剣:運の+1はおいしい。ディップで能力を上げると良い。
ドワーフの短剣:シーフ用。シーフが二人いるならおいしい。HP+500は魅力
ミスリルソード:ファイターよりナイト系にオススメ。
アリスソード:実はスナイパーでも持てる。射程の長いキャラに。
:シーフはドワーフの短剣よりこちらの方がいいと思う。射程は大切だ。
ミスリルロッド:魔法系キャラの移動力を上げるいいアイテムだ。
ホーリープレート:セイルが神官戦士なら申し分ないアイテム。
ハニーの鎧:超後半で出てくるので、利用価値は少ないか?
 初期の攻撃力などが低くても、ディップさえ使えば高性能に早変わりするアイテムもあるので注意!
 
 他にも貴様のDALK論は間違っておる! 俺の歌をキケ〜という方、どしどしメールを下さいプリーズ!
 最後まで読んでくれた人、こんな駄文につきあってくれてアリガトー。
 
 以上、紙面の無駄使いコーナーでしたっ!


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