◆読者からのレス PART-3(LAST)
TITLE:格さん、たすきーっ!
投稿者/ サンドラ・ジュリアン萌え〜元締 -(2001/10/16(Tue)
03:19:57)
役職拝名ありがとうございました。
これについて、やはりどーしても突っ込んでおかねばならないと思ったもので、イカせていただきます!
(というか、待ってたでしょ? ね?)
ところで役職ですが
「サンドラ・ジュリアン萌え〜元締」
一瞬何のことだかわかりませんでしたが…
……
…
…まさか「現代ポルノ伝・先天性淫婦」とはね(--;
ボクチン、まだ生まれてなかったでしゅ〜☆ <まて
いえ、未成年ですのでまだ観ていないんですよ。ノホホホ♪
>> これはまったく私個人の見解ですが、「時代劇」の楽しみというのは、チャンバラや最後に胸のスカッとする明朗な結末ではなく、“視聴者の意表を突く”要素の内包の大小だと思っています。
>
> う〜む…この要素を集団チャンバラ劇である黄門に求めるのは
> ちと難しいでしょうね。とりあえずキャラの得意技を区別させる事
> だけで精一杯でしょう。
ああ、例が悪かったかもしれませんが、つまり「おおっ、すげぇ!」と思わせる部分が多少なりとも含まれているかどうかで、全体の殺陣の引き締まり方が変わってきますからね。
チラリと光らせる部分があるだけでもいいんですよ。
ホラ、いつぞやのシリーズでは助さんも必殺技「流星十文字切り」なんて繰り出してましたからね。 <ツッコミ待ち
> え〜ッと…確か
> 「前後編で黄門様がピンチになると次の回で黄門様の無事を確認する前に
> 自分にお迎えがくるかもしれない。
> 心残りなく毎週見れるようにしてくれ」
> といった内容でしたっけ…?
さいでございやす<(_ _)
> 実は私、元締と反対に現在初期の「東野黄門」を鑑賞してるんですが、一番驚いたのが八兵衛のうっかりぶりがものすんごくポジティブなんです!
> …ってなんか言ってる意味わからんような気がしますが、とにかく高橋さんの演技がアドリブじゃないかと見まがうほど目立ちまくってて。
> 晩年の八兵衛に魅力がなくなったのはやはり高橋さんが、「八兵衛を演じ尽くした」にもかかわらずお約束キャラとして
> いつまでも存在させなければならなかった当然の代償だったのでしょう。
ううむ、なるほど…
我々にとって「演じ尽くされたキャラ」というとやはり“中村主水”がありますが、確かにそれだと理解は容易ですね。
非常に納得できる御意見である上に、今回八兵衛がいない理由も理解できるというものです。
確かに、思い起こせばかつてはもっと表面に出ていて、かつ邪魔に感じない存在だった筈だものなぁ…
TITLE:格さん、ダスキンー!
投稿者/ 本部長 -(2001/10/17(Wed)
01:24:05)
>> ううむ、なるほど…
>> 我々にとって「演じ尽くされたキャラ」というとやはり“中村主水”がありますが、確かにそれだと理解は容易ですね。
>> 非常に納得できる御意見である上に、今回八兵衛がいない理由も理解できるというものです。
>> 確かに、思い起こせばかつてはもっと表面に出ていて、かつ邪魔に感じない存在だった筈だものなぁ…
「中村主水・藤田まこと」以上にキャラクターと実年齢のギャップが離れてしまった事も大きいでしょうね。
50歳過ぎという円熟期にうっかり〜なんて呼ばれている人間が実際にいたらとても笑える存在では無いと思うし。
この辺が長期シリーズならではの問題点ですね。
いなくなって寂しい気もしますがこれ以上醜態をさらすようならこの機会に勇退してもらって正解だったです。
TITLE:悪に染まりし者共よ 今こそその眼でしかと見よ
投稿者/ サンドラ・ジュリアン萌え〜元締 -(2001/10/18(Thu)
04:28:32)
水戸黄門シリーズには、ちょいと特殊なのがありまして。
まあ、ウルトラマンでいう所の「ザ・〜」みたいなものでしょうか。
ちなみに、この時の専用主題歌がありまして…
♪茜の空に 君は何を見るのか
旅立つ風に 君は何を聞くのか
少年のままで 生きて行くなら
その手で明日を つかめるはずさ
ちゃんばら ちゃんばら
魂よ 魂よ 今燃えろよ
ちゃんばら ちゃんばら
そいつが 男達の生き様♪
…誰ですか、合体ロボット編まであっただろって人は?!
で、ネタばかりなのもアレなんで…
> 他に黄門様を付けねらう刺客として「次郎坊」
> (演じるは物真似タレントのコロッケ)。
実は本作で一番好きだったのが彼でしたね。
いやあ、美味しすぎです次郎坊!
使命の上ではお絹達と対立する位置付けにありながら、自身の意識は必ずしもそうとは限らず、かつ馴れ合いには至らないというストイックな姿勢…
久しぶりに、旨味のある良いキャラを時代劇で見ました!
あのコロッケが演じている、という事で、二重の驚きがあったというのも事実ですね。
> これらのキャラがいわゆる「史実に忠実な」作品の中で活躍する事となった訳です。
> その作品ですがこれもまた当然今までとは違った作りになってます。
> ワンパターンの排除というよりも…
> お約束のない作品といった感じでそれまでの視聴者はもちろん新規で番組を見始めた方たちの度肝を抜く程イメージを一新しておりました。
確かに、「水戸黄門」というタイトルから連想されるものを、意識的に改革したという部分は強かったですからね。石坂黄門は。
最初の頃は、印籠がどういう風に使われるかを楽しみに見ていたものです。
結構意外な使い方をしていた事も、見逃せませんでした。
> またファミリー以外のサブキャラで老中・柳沢吉保を悪役に設定。
> これは実際には稀代の悪将軍である徳川綱吉を作品上悪役にする事が無理であるためのいわば
> 悪役代行であり、この辺りの史実上の問題点も今までのシリーズよりも上手にクリアーしております。
この辺も実に独特かつ、見逃せないポイントでしたね。
綱吉に至っては、どうしても“悪人”というイメージしかなかったためか、最終回の演出などは結構面食らったものです(^^;
★本人注:先の元ネタは『まんが水戸黄門』と『最強ロボ・ダイオージャ』です。念のため…(^-^;
TITLE:Re:悪に染まりし者共よ 今こそその眼でしかと見よ
投稿者/ 本部長 -(2001/10/19(Fri)
00:14:21)
> 他に黄門様を付けねらう刺客として「次郎坊」
> (演じるは物真似タレントのコロッケ)。
>
> 実は本作で一番好きだったのが彼でしたね。
> いやあ、美味しすぎです次郎坊!
私の意見も大体元締と同じです。
個人的には好きなキャラですが…
おそらく、彼については厳しい書き方になるでしょう。
> 確かに、「水戸黄門」というタイトルから連想されるものを、意識的に改革したという部分は強かったですからね。石坂黄門は。
> 最初の頃は、印籠がどういう風に使われるかを楽しみに見ていたものです。
> 結構意外な使い方をしていた事も、見逃せませんでした。
ボロクソいう人もいましたが(あれ、俺も結構言ってたっけ?)、強引とも思える改革を行い次シリーズまで決定したわけですからとりあえず成功した、といって良いでしょう。
ただ少なからず問題点も含んでいるんですよね〜。
さ〜あ、この問題点がこれから噴出しますから…オホホ。
> またファミリー以外のサブキャラで老中・柳沢吉保を悪役に設定。
> これは実際には稀代の悪将軍である徳川綱吉を作品上悪役にする事が無理であるためのいわば悪役代行であり、この辺りの史実上の問題点も今までのシリーズよりも上手にクリアーしております。
>
> この辺も実に独特かつ、見逃せないポイントでしたね。
これまでのシリーズだと綱吉って全然悪人じゃないんですよね。
どっちかって言うと黄門様の理解者みたいな感じ。
まあ、黄門様より明らかにえらい方を史実通り悪役にしちゃうと勧善懲悪ストーリーは成り立ちませんから…。
石坂黄門は柳沢吉保を綱吉への憎悪の避雷針として登場させていますが実際、綱吉の扱い方はこの程度が精一杯でしょう。
TITLE:お疲れさまでした。
投稿者/ 柏木参謀長 -(2001/10/31(Wed) 03:27:37)
おはようございます(早すぎるわ)、変な時間に目の覚めた柏木です。
> 今回って最初のスタイルが受けなかったお陰で約半年という期間中
> 色々試行錯誤が繰り返されたんですよね。
とはいえ、役者の中に「ど」がつく程の素人が居なかったのは助かりました。
格さんの演技の堅さは「時代劇慣れ」していなかったからだと思うし、あの「少々情けない雰囲気」、後半はキャラクターとして確立した感がありますし。
> 良質の作品を作りつつも(しかし、実はキャラ以外での「致命的欠陥」があるのですが)
> 最初から最後まで色々アプローチを変えながらも常に黄門ブランドのイメージとの比較を余儀なくされてきた・・・
> (ま、実際私も先シリーズと比較してみていたクチですが)
> いわば「先代の亡霊と戦いつづけた」作品だったんです。
長いシリーズはそうしてもそうなりますよね。
毎年カラーが違うと言っても過言ではない「戦隊シリーズ」ですら、「これは戦隊らしくない」等と思ってしまう事もしばしばあります。
特にこの『水戸黄門』みたいに、役者の変化の無い1シリーズが何年もやっており、「この役者とこのパターンでなければ!」みたいな物が出来上がってしまっていてる分、大変だったと思います。
> 大きく違うのが一発勝負の映画と違いTVシリーズは放送期間中でも視聴者の反響次第でその作風を変えることが出来る(まあ、てこ入れというと聞こえが悪いですが)事で、様々な試行錯誤の結果最終的にはラストの2時間SPを見る限り「今後の方向性」というものをつかむ事が出来たように感じます。
そうですね。あのまま上手く舵を取れる事を期待しております。
> 石坂黄門は次回作では今回の経験を生かした視聴者が本当に満足できる作品―それはもちろん過去シリーズの焼き直しなどではない―物を作ってくれれば現時点で不評の感が強い作品でも今後の作品いかんによってはそれが過去の作品として見た時に新たな評価を得られるのです。
個人的に一番心配しているのが、「今回、ここまでやったんだから、あとは前と同じでいいや」となってしまう事です。
> 何年かたった後に第29作が「シリーズのターニング・ポイントとなった重要な作品」と評されるか「シリーズ終了を早めた作品」と評されるか―次回作にこれまで以上の期待をこめて今後も「石坂黄門」を鑑賞し続けていきます。
何度も書いてますが、次回から旧作焼き直しパターン化だけは避けて欲しいかな、と。
そういう意味でも、次回作はどきどきです。
> 最後に、これまで一緒に水戸黄門鑑賞を続けてくれた「鑑賞推進委員会」 のメンバーの皆様、公共のBBSでこのような不定期な長文の掲載を許可していただいた管理人様、、そしてだらだらと長いだけの駄文に最後まで付き合って下さった皆様に、心からお礼申し上げます。
ここまでの総括、お疲れさまでした。
私の様な“時代劇ミーハー”ではまとめきれない内容の文章、ありがとうございました。
ところで、以前からお話しております通り、この文章、まとめてどこかに掲載させていただきたく思います。