謎の男：「皆の衆、私はドクター博士。トキの故郷・佐渡島が生んだ、新潟県一の科学者じゃ！」
　ドクター博士は謎の侵略宇宙人、ハナモゲラミミズ星人と手を組み、日本を抜本改革（本人談）すべく日夜努力しているのだ！
　日本抜本改革作戦第一弾として、博士とハナモゲラミミズ星人は、猫舌怪獣キャッタンを糸魚川に送り込んだ！
　その結果糸魚川周辺の観光客が激減し、『だるま弁当』の売れ行きが下がるという大打撃を与える事に成功した。
　この成功に気を良くした博士は、次なる邪悪な計画、新潟県庁庁舎デザイン変更計画に着手した！
　

　現在、新潟県新潟市上空３万kmに浮遊中のドクター博士の移動要塞“ゴールデン・ニッポニア”内…。


ハナモゲラミミズ星人（以下、星人）：「…何、この前フリは〜？」
ドクター博士（以下、博士）：「こらこら、次回からホスト役を務める我々を美しくも端的に紹介した文章にケチをつけるでない」
星人：「このロ〜カル侵略ぶりを見て、美しいと思ってもらえるかな〜？　それに『だるま弁当』は高崎駅名物だと思ったけどな〜??」
博士：「何を言うのじゃ。世界征服の基礎はまず田舎を攻略する所から始めるのが合理的なのだよ」

▲ハナモゲラミミズ星人

星人：「そうかな〜？　まあ、地球に来てまだ半年だからあまり強い事は言えないけど…」
博士：「日本的にとても有名な某博士も“世界征服の基礎はまず練馬から”と言っておる」
星人：「そーなんだー。“世界的に有名な博士”じゃない所が気になるけど」
博士：「いいんじゃ！　日本、特に都心部にはとんでもない数の正義のヒーローがおって、幼稚園バスジャック程度の犯罪もあっさりふせがれてしまうのだよ。だから“まず田舎から”は真理なのだ」
星人：「ええ〜っ、侵略がめんどくさい土地に来ちゃったなあ」
博士：「あと夏場の侵略行動はお休み」
星人：「何で？」
博士：「全ヒーロー共通必殺技の一つ、“たいあっぷ”によって、田舎に観光に来て、事件を解決する事があるからじゃ」
星人：「でも、必ずバレるとは限らないでしょ？」
博士：「彼らを侮ってはいかん！　侵略行動や、作戦は、ぜ・ぜぇ〜ったいに気がつかれるのじゃ！」
星人：「な、何て恐ろしい相手なの…」
博士：「わかればよろしい」
星人：「ところで、“次回からホスト役”ってなぁに？」
博士：「ん？　今更何を言っているのかね？　今までこの『柏木悠里の徒然ビュー』の司会進行を勤めていた河口君が、サイトのリニューアルにしたがって引退するから、我々がとって変わる事にしたのだよ」
星人：「それ、地球侵略の役に立つ？」
博士：「うむ。地球人を理解するのに、このコラムはきっと役に立つであろう」
星人：「そうかぁ。じゃあがんばるね」
星人：「でも、我々が進行するなら、『柏木悠里の〜』っていうの、変じゃないの？」
博士：「…まあ、進行するだけで、書くのは柏木という平民じゃから、しょうがないじゃろう」


　ピーン！←要塞内のモニターの電源が勝手に入った音。

　ドタンバタンクジャグシャ！


星人：「あっ、キャッタンが新潟県県庁舎を破壊している…」
博士：「ああっ、あれ程、“夏場の侵略行動は休み”と言ったのに!!」
星人：「さっきのが初耳だよ…。だから早い方がいいかなと思ってキャッタンを送ったの」


　キラーン☆←モニターに映る謎の光！
　

博士：「むっ！　ほら見ろ！　ヒーローが来てしまったではないか！」


　次回、『謎のヒーロー登場！』にご期待下さい（大嘘）！







河口：「…ねぇ…やっぱり、こいつらに司会進行譲るの、やめない？」
柏木：「ええっ？せっかく絵まで描いたのに！」

→本編(?!)『柏木悠里の徒然ビュー　８』に進むっ♪

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