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更新日:2005年5月8日 | ||
最近では男性の料理ってのもすっかり一般的になり、趣味のものから毎日のおかず作りまで、色々なレシピの本が出たりしています。
男ってのは、どうしても趣味の延長で料理を始めてしまうケースがあるようで、そのためやたら豪華なものを作りたがったりする傾向があるようです。 とはいえ、やっぱり料理なんかしない・出来ないという人が多いのも事実。 めんどくさいからやらないってのではなく、「自分にはできないから」とはじめからやらないってパターン。 なんとなくもったいないですよね。 「どーせうまく作れっこないんだから、作るだけ無駄」って諦めてるとか。 まあ、世の中「お米をお湯で研ぐ」とか信じられない事をする人もいますから、料理できりゃいいってもんでもないんですが。 で、ちょっと思いついたのが「しみったれた料理」。 人づてで聞いたものから、自主的に開発したものまで色々ありますが、「材料と調理具さえあれば誰でもできる」とか、「たまにはこんなおかしな物を作ってみよう」ってノリのものを考えてみました。 今回は「ドンブリ」物。 材料は
え、ダシ汁…? んなもん要りません。 つか、そんなのいちいち取ってたら簡単に作ろうって気がなくなるでしょ、どうせ?(笑)
卵とニラにゆとりがあり、すぐに鍋を洗う事ができれば、お代わりもすぐ作れますね。 七味唐辛子を振るのもいいです。 慣れてくると「ニラ大量丼」とか「ひき肉入り」とかバリエーションも可能になってきますよ。 …ただ、これって元ネタが「クッキン○パパ」なんですよね。 私は人から教えられて、後から出典を知ったのですが。 でも、上記の作り方の方が適当です(笑)。 この作り方になれると、いくらでも「てきとう丼」が作れてしまうようになります。 本格的な作り方を説明しても趣旨が違うので、以下では、このてきとう作法を応用したレシピを紹介します。 てきとうなんで、「こんなんじゃダメだ!」というクレームはご容赦を。 一応、すべて後藤夕貴オリジナルです。 【応用版1】
【応用版2】
【ちょっと特殊な応用編】
卵の上に卵…というと敬遠する人がいそうですが、これがとんでもなくうまいです! とあるお店では、立派にメニューに掲載されているやり方(の応用)です。 とまあ、こんな簡単な手間で色々作れちゃいます。 本格的な作り方は、気が向いたらまたいずれ(笑)。 追記:
今回のコラム発表後、アンケートにて「ぬるいお湯で研いでもおいしく炊ける筈だ」というご指摘をいただきました。ところが、残念ながらぬるま湯を使って研いでもダメなのです。 その理由を、ご説明しましょう。 お湯(要は冷たくない状態の水)で研いでしまうと、研いでいる最中に米の表面部分に熱が通ってしまい、また浸透圧の変化の影響で、外側と中心部とで固さが変わってしまいます。 この状態で炊いてしまうと熱の伝わり方が変化し、表面はドロつき、中は固めという状態になってしまいます。 料理をある程度作る人なら、米からおかゆを作る所を想像してもらえると、その状態がわかりやすいと思います。 もっと突き詰めると、研いでいる時の温度だけに注目するのでなく、炊く時にも出来るだけ冷たい水を用意するべきなのです。 筆者は、米を研ぐ時は季節を問わず冷水のみ、しかも米を別に用意した専用容器で研ぎ、炊飯器の釜では絶対に研ぎません(コーティングが破損しますから)。 さらに、汲み置いた水を別容器から取り、研ぎ水として注ぎ込み、水道から直接水は入れません。 また、初回の研ぎ時には素早く排水を行い、別な料理で使用しない限り、研ぎ汁は早めに捨てていきます。 米を割らないように、細心の注意で研ぎます。 水を注いだ直後でも、完全に澄んだ状態になるまでこれを続け、冷やした水を炊き用に注ぎ、一時間以上水を吸わせた上で炊きます。 冬場は時々気が遠くなったりしますが(笑)、これだけですごくおいしいお米が炊けますよ。 → NEXT COLUM |
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