レアとシークレット 後藤夕貴
更新日:2004年6月27日
 この「気分屋な記聞」でも何度か扱ってきたガシャポンや、ブラインドボックス系フィギュアには、よくシークレットと呼ばれるモノが含まれている。

 これがどういう物なのか、あまりピンと来ないという人もいると思われる。

 この場合の「シークレット」とは、商品カタログにはあえて掲載されていないラインナップの事
 つまり、あるシリーズのラインナップが全5種類とうたわれていたのに、実際に集めてみたら全6種類だったとする。

 この場合の6種類目が「シークレット」という事だ。

 なんでわざわざそんなものを入れるのか? と、コレクターでない人は疑問に思うかもしれないが、これはもう、実際に購入し始めてみないと理解できない独特の感覚に基づく物だ…としか言えない。
 まあとにかく、そういう物があると、コレクターやマニアさんに喜ばれる…そういうものだと割り切って考えていただければ幸い(笑)。


 ただこの「シークレット」という存在が、かなり大きな誤解を生んでいる。
 それは「レア」と「シークレット」の意味の混同
 シークレットであれば、それは自動的にレアでもあるという無根拠なスライド式発想が生まれている。
 実際には、この二つはまったく意味が違う。
 それなのに、なぜか混同解釈されてしまう傾向が強い。
 いったいどうして?

 今回は、この「レアとシークレット」の関係について考察してみたいと思う次第。
 では一席…


●シークレットとは:

 コレクターでない人にとっては、「レア」も「シークレット」も明確な区別がつかないのではないかと思う。
 なので、もうちょっとだけ詳しく説明してみよう。

 「シークレット」とは、前述の通り“わざと秘密にされているアソート”を指す。
 一例として、以前300円ガシャポンで販売されていた、バンダイ「カプセル超合金PART-2」を見てみよう。
カプセル超合金PART-2。真ん中にあるのが、後述するゴールドマジンガー。
 これは、昭和40年代後半から50年代にかけての超合金黄金時代の名作を、カプセルトイサイズに縮小復刻したもので、多少デザインは異なるものの箱まで再現してくれている。
 前PART-1は、マジンガーZ(第四期)・仮面ライダーアマゾン・ゴールドライタン・コンバトラーV(スタンダード)の4種類アソートだったのだが、これに対してPART-2は全5種類と宣伝。

 しかし実際に雑誌上で発表されたのは、グレートマジンガー・仮面ライダーストロンガー・バトルフィーバーロボ・DX勇者ライディーンの4種のみ
 5種類目はシークレットとして、発売後まで秘密にされていた。

 もっとも、実際は耳の早い人達によって、事前にバレバレにされていたのだが。
 結局、5つ目は「ゴールドマジンガーZ」…第四期のZに金色メッキを施した、80年頃に本当に発売された商品の復刻だった。
 で、これはアソート数が特別少なかったわけではなく、ちゃんと他の4種と同等数入っていたため、ある程度回せば難なく入手する事が出来た。
 当然、このゴールドZは「レア」にはならず、発売後はごく普通に、他の4種と同じ扱いと評価を受けて今日に至っている。

 これが、「シークレット」がどういうものであるかを説明するのに、もっとも相応しい例だと思われる。
 これを見るとわかるように、「シークレット=レア」とはストレートに繋がらないのだ

 続くPART-3でも同様の仕掛けが施され、DXグレンダイザー・マッハバロン・ブラックライディーン・ゲッター1という4種類のアソートに隠れ、シークレットとして「DXスペイザー」が混入していた。
 当然、これはグレンダイザーとの合体も可能になっていて、縮小復刻レベルも大変高く、かなりの人気アイテムとなった。
これ、カプセル超合金ですよ。現物ではないですよ。こうして見るとなかなかの再現度でしょ? ギミックも再現よ。パンチ飛ばないけど。
 これは定価より高い評価を受けた事もあったが、決して「シークレットだったから」プレミアがついたわけではなかった。
 本家超合金でも時代を超えた人気を誇り、なおかつその再現度が高いという事で“人気”を得た結果、プレミアが付いただけなのだ。
 よって、これも「シークレット=レア」ではないと言える。
 実際、アソート数は他と同じだったし。


●レアとは:

 ところが、同じPART-3とその後に続くPART-4には、シークレットとは違うとんでもないラインナップ仕掛けが施されていた。

 実は「ゲッター1」と、PART-4でラインナップされた「ゲッター2」の本家超合金は、発売時期によって一部塗装が異なっており、ゲッター1は肩の色に、ゲッター2は腹部に銀色のバリエーションが存在する。

 ご丁寧に、カプセル超合金はそれまで再現してくれたのだ。
それぞれの肩部分に注目。残念ながら、ゲッター2の方は開封済みがありませんでした。メンネ♪
 結果的に、こういう「同種類・色替アリ」の品は全体のアソート数こそ同じものの、そこからさらに1/2の数しか混入されていないという処理をされた。
 例えば納品一袋単位でカプセルが40個あったとして、全5種類だからそれぞれが8個ずつの混入数になるのに、ゲッター1(またはゲッター2)だけは、それぞれのバリエーションごとに4個ずつしかないという事になる。

 これはその後「同数アソート」と呼ばれ、バンダイガシャポン商品独特の混入パターンとなり大変な悪評を買う事となる。

 そして、その後に続くPART-5でも「大空魔竜」の角の色(白・黄色)で同じ事をやってしまうのだが、本家超合金は角だけでなくボディカラーも微妙に違った筈なのに、そちらまでは再現されていないといういい加減さで、大変な不評を買った。
 これが直接原因というわけではないだろうが、その後カプセル超合金の人気は目に見えて低迷し、PART-5で「ゲッタードラゴン」を出したものの、「ゲッターライガー」「ゲッターポセイドン」を出さないという中途半端なまま、シリーズを停止させてしまった。

 だが、この同数アソートはいまだに平然と行われており、他のシリーズでも積極的に組み込まれたため大変ややこしい事になった。

 「HG仮面ライダー その名はカイザ編」では、仮面ライダー龍騎に登場した“オルタナティブ”と“オルタナティブ・ゼロ”が同数アソートで組み込まれ(額のVの字彩色の有無しか違いがない!)、聞くところによると結構最近のガンダムシリーズにもあったそうだ(詳細不明…)。

 2004年6月に発売された「ライダーマシンクロニクルPART-4」でも、新サイクロン&仮面ライダー1号と同数アソートで、仮面ライダー2号バージョンが組み込まれる。


 さて話が逸れたが、この同数アソートによって、各ゲッターや大空魔竜の全体的入手難易度は増加し、「色違いを含めて集めないとフルコンプとはいえない気がする」という融通の利かない人達にとってはわずかながら「レア」度を高めた感がある。
 赤肩ゲッター1を求める人にとって、青肩はレアでもなんでもないが、やはり赤はレアと思いたい。
 またその逆もしかりである。

 このように、欲しいと思っているのに普通に手に入れにくいという物が、「レア」なのだ。

 もっとも、元々ガシャポンやブラインドボックストイは欲しいものを選べない商品なのだから、細かく突っ込めばすべての商品がレアという事にもなってしまう。
 だが、現在は「大人買い」という、カートン単位・ボックス単位でのまとめ購入も一般化してしまった。
 それでも入手できる数が少ないとなれば、それを指して「レア」と呼んでも、あながち間違いではないだろう。


●もう一つの「レア」の意味:

 世間的には「レア」になると、マニアショップやオークションで高値になるという図式が成り立っている。
 確かに、入手難易度が高い商品を欲しがる人が殺到すれば、価格が高くなっていくのは自然な展開だろう。
 以前このサイト内に掲載されていた「プレミアについて(現在は掲載してません)」というコーナーで記述していた概念とは、かなり変わってきてしまっている感も強い。
 現行販売商品であっても高額取引が成り立ってしまうのだから、昔の概念で考えたらとんでもない事かもしれない。

 閑話休題。
 で、一口に「レア」と言っても、定価よりちょっとだけ高いだけのものから、定価の何倍・何十倍もの価格に高騰しているものと、実に様々だ。
 だが、これらは大変流動的であり、高値になった後に価格が暴落するケースも充分ありえるわけで、「ある特定期間だけレアだった品物」というものも沢山ある。
 では、実際にそういう評価を得た商品を紹介していこう。


●途中でレア度が変わった例:

 バンダイのブラインドボックストイで、「S.I.C 匠魂」という商品がある。
 これは「Super Imaginative Chogokin」の略で、一応カテゴリ的には超合金の部類に入る。
 元々「S.I.C」とは石森章太郎原作の東映ヒーロー像に独特のアレンジを加え、緻密で精巧な作りを売りとしたディスプレイミニフィギュアであり、ブリスター風パッケージで販売されていた大型のディスプレイモデルシリーズなのだが、この「匠魂」はその別規格バージョンだ。
 本家「S.I.C」はキカイダーシリーズから始まり、イナズマンやロボット刑事、仮面ライダーへと移行し、現在では平成も含めた歴代ライダーシリーズをランダムに扱っている(2004年6月現在の最新予定は「仮面ライダー龍騎」)。
 この「S.I.C」をベースとしたオリジナルストーリーが、ホビージャパン誌上で連載されている(G3-Xが“オルフェノク”と対峙したり、中々とんでもない世界観の融合が見られたりする)。
 

 「匠魂」は各シリーズ4種類のモデルを基本として、それぞれに「フルカラー彩色版」「メタルカラー版」が存在し、さらに一種類だけ別カラーリングによる「シークレット」が混入し、実質的には全9種類でフルコンプとなる。
 2003年8月発売の「Vol.1」では「ガッタイダー」「キカイダー」「スカイゼル」「変身忍者嵐」、同年12月発売の「Vol.2」では「仮面ライダー」「グランゼル」「ザビタン」「ハカイダー」、そして2004年4月20日に発売された「Vol.3」では、「キカイダー01」「ロボコン」「イビル&ガブラ」「仮面ライダーV3」がラインナップ。
 Vol.1とVol.3のシークレットは、それぞれブラック版キカイダー(&01)で、Vol.2のみショッカーライダーになっている。
「S.I.C匠魂PART-3」ロボコン彩色版。これが欲しくて手ぇ出しましたともさ。ええ。ナンバープレートがラブよっ☆
 さて、この商品は一つの価格が504円(税込)という事で、欲しい物を狙うには大変大きなリスクを覚悟しなくてはならないのだが、実はボックス単位でそれぞれのアイテム配置が確定しており、店員やイタズラ心旺盛なお客の手によるシャッフル(配置ごちゃまぜ)が行われない限りは、かなり安全に品物を選んで買う事ができた。
 今後発売されるだろう「Vol.4」以降にもそれが適応されるかどうかはわからないが、少なくとも1〜3まではそんな配置だった。
 ボックス全12個のうち、メタルカラーが4個、カラーが7個、シークレットが1個とか、そういったノリなのだ。


 こうして書くと、一つの箱につき1個しか入っていないシークレットは貴重に思える。
 しかし、実際にはあまりそういう事にはなっていない。
 どうしてだろう?


 第一弾のシークレット「ブラックキカイダー」は、かつてホビージャパン誌上で限定販売されていた物の新造ミニチュア化(正確には“みたいな物”)で、本家の方は今なお高い評価とプレミアが付いている。
 で、「匠魂・第一弾」では、ラインナップ中のキカイダーを「成形色とカラーリングを黒基調に変更した」だけの物を「シークレット」として混入した。
 無論、ホビージャパン版との関連の有無は不明。
 1ボックス1個のみという事で、発売直後はそこそこの注目を集め、オークション上でも定価の数倍での取引が平均的に行われていた。

 …が、ある時期を境に、突然この「ブラックキカイダー」の価値は暴落した。
 正確には、現在でも定価より高い取引はされている。
 しかし、せいぜい定価の二倍超え程度…かつて四倍以上にも達した事を考えると、見る陰もない。
 逆に、ノーマルとも言える「カラー彩色版キカイダー」の方が高値になってしまった。


 なぜだろう?
 どうして、こんな事になったのか?


 理屈は簡単。
 「1ボックス中に1個しか入ってないのは、シークレットだけではなく彩色版も同様」だという事実を皆が意識し始めたからだ。
 ブラックと彩色版を比較した場合、やはりどうしても彩色版の方が良い出来に映り、また見栄えもいい。
「S.I.C匠魂PART-3」のキカイダー01の3タイプ。どれがお好み?
 全身メタリック基調で彩色され、いかにもメカという佇まいの彩色版に対して、ブラックは光沢もなく野暮ったく見え、飾った時のありがたみに乏しい(と言いつつ筆者は気に入ってたり)。
 だとすると、これをいつまでもありがたがる理由はない。
 そういう訳で、シークレットのブラックキカイダーの評価はガタ落ちしたのだ。


●結局、レアって何よ:


 ここまで読んでいて、「あれ、メタルカラーが4種類中4個という事は、これも1ボックス内に1個ずつしかないんだよね? じゃあ、こっちの方もそこそこ珍しいんじゃないの?」と思った方がおられるかもしれないが、まさにその通り
 しかし、これらの評価はおしなべて低く、ショップによっては信じられない価格で叩き売りされていたりする。
 確かに、メタルカラー版は内容的にはハズレに等しく、多くのコレクターが望まないものなのは確かだ。
 しかし1ボックス12個中に1個しかないとしたなら、この存在は充分「レア」と言えるのではないだろうか?

 ここで、「レア」という言葉の“いい加減さ”が浮き彫りになる。
 この匠魂の場合、混入比率に関係なく「メタルカラーは需要が少なく」「彩色は需要が多い」という(本来当たり前の)価値観がまかり通っている。
 カラーリングに難があるからメタルカラーはイヤだという人もいるだろうが、シークレットのブラックキカイダーにも難色を示す人はいる。
 なのにも関わらず、シークレットはメタルカラーより何倍も評価が高い。
 こうしてみると、「数が少ない=レア」とも「シークレット=レア」ともなりえない事がわかるだろう。
 無論、これは「S.I.C匠魂」の一部のシリーズのみに該当する条件で、他のシリーズ・他の商品にもそのまま当てはまるものではない。
 だが、ラインナップや入手難易度とプレミアが安易に結びつくとは限らないという事がわかっていただけると思う。


 以前どこかで書いたが、ガシャポンなどに「クリアバージョン」と呼ばれる完全無彩色・透明素材で作られた「手抜き品」が、大量に混入されていた時期があった。
「バイキン軍団」です。この画像、どっかで見た人もいるかもしれませんが、転載じゃなくてオリジナルよ。いやホントだってば(笑)。
▲ クリアバージョンの例。写っている物についてのツッコミご容赦(笑)
 またバンダイでも、わざわざ懸賞品としてクリアバージョンのフィギュアセットなどを提供しており、後にこれはかなりのプレミアになった。
 しかし、結局は何の旨味もないアイテムだという事に気付かれ、すぐに邪魔者扱いされてしまった。
 実は現在、とあるブラインドボックス商品にてこれが復活し、コレクターを大いに悩ませているのだが、物によってはいまだにレア性を唱えていたりして笑ってしまう。
 中には「ものすごく欲しいけど、クリアがあるならやっぱり買わない」と、購入を諦める人まで出てくる始末。
 会社側にとってはコストダウンにつながり大変おいしいのかもしれないが、やはりハズレとして強烈なアイテムでもあるわけで、コレクターに課す負担は物凄い。
 結局、本来のノーマル品の方が需要上昇・レア化してしまうケースも出てきた。
 クリアではなく「彫像風」という名目で、石造風の塗装を施したものが混入しているシリーズもあるが、結局は似たようなもの。


 また商品によっては、とあるノーマルの混入数よりもシークレットの方が多く入っているという物も出てきている。
 こういうのは、「レアとシークレット」の区別が付かない人の価値観を混乱させる傾向にあるようだ。

 とんでもないものになると、コトブキヤの「ワンコインフィギュア・おねがい☆ティーチャー」のように、1箱中に一切ダブりがなく、同形状の色替え版を含め12個が一通り入っており、しかしてフルコンプには全13種類を要するというものすごいものがあったりする。
 しかも、アソートも箱ごとに異なり、箱買いだけでコンプリートを目指そうとすると、膨大なダブりに見舞われる上にハイリスクな賭けを要求される。
 たった一個のフィギュアが欲しいだけなのに、最初の箱とまったく同じアソートを買ってしまう危険もあるわけだから。
 いやいや、ブラインドボックスフィギュアもなかなか恐ろしい状況になっている様子で…


●本当のレアがわかる時:

 結局、本当にレア度が高いアイテムがどれなのかがわかるのは、その商品が販売されてから時間が経ち、ある程度広まり切った後の事だ。
 欲しい人にだいたい行き渡り、それでも手に入りにくかった物が報告されてくる。
 で、こういう商品はよほどの事がないと再販はしない場合がほとんどなので、情報が伝わり切る頃には、ノーマルも含めてシリーズ全体が入手困難になっていく。
 そして、そのシリーズ自体に人気があったなら、以前はごく平凡だったノーマルも含め、全体がレア化する
 こうなる事で、「レアの中のレア」がさらに見えてきて、これらが後々オークションなどで高値になっていく。
 これが、自然な流れだろう。
 同時に、本当の「レア」とも言える。


 だが実際には、こういった手順を順当に踏まえて価値を高めていくアイテムは数少ない。
 品物によっては、業者がレア度を煽って価値を高めようとするからだ。


 まだ入手できるはずの物が、「入手困難! 非常にレアになっています」とうたわれて販売される事などしょっちゅう。
 しかし、これはこれで商売の方法の一つなので、決して間違ったやり方ではない。
 これを真に受けた人達によって、(現物の在庫事情など無視された上で)次々に情報が肥大化していき、高値になってしまう流れそのものが問題なのだ。
 中には、絶版になった物すべてがレア(高値)になるものと勘違いしている人達も多い
 しかし、もしそういった人達の意見が押し通されてしまったとしたら、それは“入手が楽だったとしても”レア品という事にされてしまう場合があるのだ。
 その証拠に、オークションなどを見ていて、近所にまだ普通に売っているものが非常識な高値で落札されている光景を見る事があるだろう。

 こういう「価値観の不安定さ」が以前にも増して強まった結果、シークレットの意味もレアの意味も、プレミアの付き方もわやくちゃになり、とんでもない流通事情が形成されてしまったりするのだ。

 まあ、見方をかえればこの混沌とした状況も、それはそれで面白い訳なんだけどね(笑)。


 とりあえず、何がレアなのかそうでないのか、はっきり見極められるようになれば、金銭的リスクは軽減していけるのではないかという「理想論」の一つと言えるだろう。

 それでも、無駄金とわかっていて買い集めてしまう人達がいるからこそ、こういった商品群は発展していくのだろう。

 …筆者もその一人な訳だが。


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