2004年 真夏・灼熱の関東オフ会! レポート その6
後藤夕貴
更新日:2004年10月30日
 2004年8月21日 オフ会二日目 後編


 ショーが終わり、後は午後三時のカラオケ大会まで解散です。
 一部の人達は、東京ドームシティLaQua名物・巨大ジェットコースター「サンダードルフィン」に挑みます。
 つか、筆者が皆さんを誘ったのですけどね。


 このサンダードルフィン、最高部は地上80メートル最高速度130キロものスピードでLaQua内を駆け巡るという、高層タイプコースター。
 乗り口(一番低い所)ですら、ビル三階分くらいの位置にあります。
 特に回転やスピンはないのですが、かなりの迫力だとか。
 参加者の中で、絶叫系に強い人・久しぶりにこういうのに乗りたい人を集め、挑みます。
 最終的に、元締(筆者)・秋月星夜さん・本部長・朝倉だんさん・ファインさん、そしてhykw氏が加わります。
 別行動を取った方もいますが、下では、首藤さんが我々を見守ってくれています。
 最初の頃は、こういうのがニガテな人も誘って無理矢理乗せちゃおう♪ なんて気軽に考えていたのですが、いざ乗車順番が近づいてくるにつれ、「これはタダモノではない」という気配がビンビン伝わってきます。
 執拗に繰り返される「持ち物はすべて預けていってください」というアナウンス、途中から列を抜けて逃げ出す女の子達、行きは喜んでいるのに、戻ってきた時には活気が完全に失せている前のお客達…そして、「約45度の角度で地上80メートル地点まで上って行きます」という、高所恐怖症の人には致命傷とも思える悪魔の囁き。


 自分達の番が回ってきました。
 言われた通り、ポケットの中身も含めて、素直に全部ロッカーに預けます。
 って、あたしと朝倉さん……最前列なんですけど!
 目の前には、ただレールが伸びているだけですけど!!


 それ以外のすべての視界が、空なんですけど…


 45度の角度で登るといっても、実際乗っている我々としては、ほとんど垂直に近い感覚です。
 だんだん、処刑場に近づいていくような恐怖を感じます。
 で、よせばいいのに、筆者はここで斜め後ろを見てしまいました
 そう、頂上付近で。


 そこで見た光景の恐ろしさについては、あえて触れないでおく事にします。
 絶対、真似しない方がいいです。
 恐怖度が数十倍に膨らみました。


 数秒後、頂点に上り詰めたコースターが坂を降り始めます。
 でもこれ、下り坂じゃない。

 …絶壁。
 ほとんど、垂直じゃん。

 しかも、底の方は何十メートルも下にあります。
 普通、こういうのって「墜落」って言いませんか?!
 最前列でみているもんだから、もうシャレにならない恐怖ですよもう。


 で、一息置いて…地獄開始!



「ぎょええぇぇぇぇぇっっっっ!!!」



 恐怖! 恐怖!
 凄まじいスピード! とんでもない迫力!!

 これはもう、ニガテな人をシャレで乗せるなんて言語道断です!
 絶対ショック死します!

 そう思わせるほどのとてつもないインパクトに、一同もう感激状態(?!)。
 最初の大加速を乗り越えてしまうと、意外に平気になってしまうものなのですが、とにかく上空数十メートルで展開する高速移動は、想像を遥かに絶する破壊力を持っていました。
 筆者は、思わず恥ずかしい声を上げてしまいました(笑)。
 乗る前はすごく短く感じた運転時間ですが、これ以上長かったらもう拷問です。

 そんなわけで、数分後に開放された我々は、もう脳内で変な汁出まくり状態。
 大変素敵な時間を味わいました。


「首藤さん、アレは、人を殺せるかもしれないよ…マジで」


 約十年ぶりに乗ったコースターも、スカイシアター同様とてつもない様変わりをしていたという事で。


 あっという間に時間が経ち、東京ドームシティを去る時刻になりました。

 遥か上空でこの世の地獄を体験した組と、別な場所でのんびりしていた人達とが合流します。
 筆者は、この時間中に一度自宅に戻り、朝に放送した「超星神グランセイザー」をDVD-Rに焼きこんで持って行きます。
 これは、東京ドームシティ行きで本放送が見られなかったため、後で上映会をしようという話が出ていたための対応です。
 再び東京ドームシティにたどり着く頃には、皆さんすでに待ち合わせ場所に集まっておられました。


 この後、神保町まで徒歩で移動。
 ここから三時間、ひたすらカラオケです。
 次の会場では、スタッフのきょろら氏とMr.Boo氏が合流し、さらに人数が増えます。


 今回も、二部屋確保しての大カラオケ大会です。
 去年以上の盛り上がりを見せ、どちらの部屋もすごい事になっておりました。
 毎度恒例・首藤&秋月さんコンピのネタ披露や、深黄泉さんの定番ソング(笑)も展開します。
 自然とネタが絞られていくのは気のせいでしょうか?!


 さて、またまたあっという間に時間が経ち、カラオケも終了です。
 この時点で、すでに参加人数は14人にもなっておりますが、実はまだあと一人、参加者様をお迎えする事になっておりました。

 それは、昨年も参加してくださった、オジンガーZさん!
 大阪からの参加者・二人目です!
 実に一年ぶりの再会です。
 神保町駅前の待ち合わせ場所に移動しましたが、この時、筆者は肝心な事をすっかり失念しており、後でそれを思い出して大変悔やんだのです。


 この時の待ち合わせ場所から、ほんのちょっと移動した所に、「仮面ライダー龍騎」最終回の一つ前・真司が死亡するシーンに使われたロケ地があったのです!

 ぐわーっ! 皆さんを案内しておくべきだったあぁぁぁ!!!


 というわけで、参加者の皆様には、ここで心からお詫び申し上げておきます。
 気が回らなくて、ごめんちゃい(笑)。
 せっかく話のタネになったのに、ホント申し訳なかったです…


 オジンガーZさんとも合流を果たし、午後七時、ようやく本オフ会のスタートです!

 ここまでも色々と楽しんできましたが、全員一同に介して好き勝手な話題に華を咲かせるというのは、本当に良いものです。
 総勢15人ですから、場はなかなかの盛り上がりを見せていました。
 次々に出てくるメニューも、片っ端から消滅していきます。
 そりゃまあ、この炎天下の中一日動き回っていたのですから、皆さんカロリーを求めていたのかもしれません(笑)。
 定番の特撮やドラマの話、マイナー漫画の話からゲーム、果てはやおいの話まで、本当に豊富な話題が出て、大変盛り上がりました。
 この本オフは、今年は三時間という長丁場に至りましたが、それでも参加者各位にとってはあっという間です。

 午後十時閉幕となり、ここで、hykw氏とルイルイさん、きょろら氏が帰還です。
 hykw氏、日帰りじゃないですか…(@_@;

 朝倉さんの捕獲を逃れ、逃げるように姿を消したきょろら氏の後姿が大変印象的でした(笑)。


 さて、本オフが終わったとはいえ、まだまだ夜は長いのです。
 あらたな合宿参加者・オジンガーZさんとMr.Booを迎えて、皆で再びトークに昂じます。
 帰った早々、風呂などをとっとと済ませ、少しでも時間を有効に使おうとする皆様の行動の無駄のなさに感激。
 あれだけ動き回って、相当疲れている筈なのにも関わらず、その日も、真夜中二時過ぎまで宴は続きました。

 って、なんか筆者が一人で勝手にくっちゃべっていただけのような気もしましたが(笑)。
 皆さん、ごめんなさいね。もう今回はこんなんばっかり。

 今回のお題の一つは、玩具展開を基準にした特撮番組本編の考察。
 ほとんど、口頭で「気分屋な記聞」やったみたいな感覚にとらわれました。
 それでも、参加者の皆様と色々と濃い…今回のイベントの中でも最も濃い話題が展開できて、とても楽しかったものです。
 結局、この日も最後まで特撮漬けでした☆

 ――アテネオリンピックの中継でも、相当盛り上がっていましたけどね(笑)。


 → 続く
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